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Semelhante a 2017年12月 日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会研修会 (15)
2017年12月 日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会研修会
- 15. 結果的に、出口の「遂行」にも問題が生じる。
■例えば、「注意/記憶」が80%程度に落ちたと仮定した場合
注意80% × 記憶80% × 遂行100%=最終的な適切な情報処理は64%に。
■実際に自分に起きていること
• 指示されたことと、違うことをやっている。
• そもそも指示を、間違って認識している。
• 場に合った発言、行動ができない。
• 間違ったことを言う(本人嘘はついてません)。
• 突拍子もないことを言う・行う。
• 優先順位がつけられない・・・などなど。
人間の認知行動機能は各機能の連携(掛け算)で構成されており、各機能が少しでも
障害を受けると、その先のアウトプット、出口機能に大きな影響が出ます。
そこが、高次脳機能障がいの難しい部分であると感じます。
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- 21. ①認識:能動的に高次脳機能障がいを知る。
• 医療書籍
• 柴本さんの漫画
• インターネット
• 患者ネットワーク
就
労
苦
戦
の
経
験
受け身で説明を受けている
(受動的)
自分で情報を取りにいく
(能動的)
スタイル
記憶障害もある中、残された機能で、自分の障がいについて学ぶ。自分で調べ
る意識の芽生えを主眼に、様々な情報先にアプローチするよう心掛けた。
収集先
• 医療従事者からの説明
• 病院リハビリ
• 講演会など
21
ステージ 最初のころ 数年後
- 27. ➂適応:代替手段の習得
• メモ帳・ノート必須(ポイントのみ)
• 保存先はシンプルに(多く深く複雑にしない)
• 保存方法の工夫(色、マーカーで視覚化)
• 振り返りの機会を作る(記憶化の促進)
症状 代替手段
書ききれないほど、工夫していると思います!!!!!!!!
• 静かな環境にする(イヤホン・パーテッション・角席など)
• 複数同時進行を避ける
• 定規やポストイットで、注意を制御
• 作業済は取り消し線でマーキング
• 不意打ち・突発事象を避けるよう周知
• スマホ×カレンダーまたは手帳必須
• タイマー・アラートを使用(googleカレンダー)
• TODOを使用(googleカレンダー)
• やるべきリストの活用(優先順位付け)
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• 休憩を多めに(1時間に1回強制)
- 37. さいごに。
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脳障がい者が就労現場で工夫している、
「マニュアル術」は、本人のみならず万
人にわかりやすい。
「視覚・整理術」は、万人が使うデー
タベースとしてわかりやすい。
「みやすい資料」は、難しい仕事をとっ
つきやすくさせる力がある。
「コミュニケーション術」は、ギスギスセ
カセカを、なぜか穏やかなものにする。
目が見えない人は、目が見える人よりも記憶力が良かったり、空気を読むのがうまかったり
します。例えば、もともと相手の顔が見えない電話対応では、普通の人よりも目の見えな
い人のほうが優れた対応ができる可能性が高い。目が見えないことが、仕事の上でのアド
バンテージになることもあるのです。
目は見えないけれど人の話を聴くのが得意という人であれば、心理カウンセリングを行い
ながら社員の相談に乗るヘルスキーパーにも向いています。人と話すのが苦手な社員で
も、目の見えない人が相手なら安心して話せるというケースもあるからです。
障害があっても活躍できる場所を見つけてあげれば、「バリア」が「バリュー」に変わります。
※coFFee doctors 産業医 三宅 琢 氏インタビュー記事より抜粋
一次元一軸の世界で生きている私たちは、ギスギスセカセカした今の世の中を、
柔らかく包容力のある社会にする、むしろ貴重な存在であると思ってます。
⇒周囲の視点次第で、障がいのあることがアドバンテージになる。