Nagaoka(20150119)

現在の図書館と未来の図書館
－長岡市から考える
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
岡本真
アカデミック・リソース・ガイド株式会社
代表取締役／プロデューサー
長岡市立中央図書館職員研修／中央図書館職員スキルアップ講座
「今後の図書館のあり方について」
日時：2015年1月19日（月）
会場：長岡市立中央図書館
1
Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp

御礼
 2014年5月の長岡訪問
 長岡市立中央図書館
 長岡市立中央図書館文書資料室
 長岡市立図書館互尊文庫
 弊社刊行雑誌LRGへのご対応
 第6号（図書館と災害）、第9号（図書館100連発）
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
2

自己紹介
－岡本真とアカデミック・リソース・ガイド株式会社
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
3

自己紹介（現在）
1. アカデミック・リソース・ガイド株式会社（2009年～）
 代表取締役／プロデューサー（2009年～）
 ACADEMIC RESOURCE GUIDE編集長（1998年～）
2. オーマ株式会社（2008年～）
 代表取締役（2011年～）
3. saveMLAKプロジェクト（2011年～）
 プロジェクトリーダー（2011年～）
4. NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ（2002年～）
 理事（2010年～）
5. 公益財団法人シャンティ国際ボランティア会（1981年～）
 理事（2013年～）
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
4

自己紹介（過去）
 1973年生まれ
 41歳
 国際基督教大学（ICU）卒業（1997年）
 日本政治思想史を専攻
 教育雑誌、学術書等の編集者等を経て、
 1999年～2009年、ヤフー株式会社に在籍
 Yahoo!カテゴリ、Yahoo!検索、Yahoo!知恵袋、Yahoo!検索ラ
ンキング、Yahoo!ラボ等の企画・設計・運用、また産学連携
のコーディネートに従事
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
5

自己紹介（著書）*共編著含む
 『未来の図書館、はじめませんか？』（青弓社、2014年）
 『ウェブでの＜伝わる＞文章の書き方』（講談社現代新
書、2012年）
 『ブックビジネス2.0』（実業之日本社、2010年）
 『これからホームページをつくる研究者のために』（築地
書館、2006年）
 『これからのアーキビスト』（勉誠出版、2014年）
 『アーカイブのつくりかた』（勉誠出版、2012年）
 『デジタル文化資源の活用』（勉誠出版、2011年）
 『図書館・博物館・文書館の連携』（勉誠出版、2010年）
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
6

［参考］
 創業：
 2009年9月30日
 前史：
 1998年7月11日創刊のメールマガジン“ACADEMIC RESOURCE
GUIDE (ARG)”
 ビジョン：
 「学問を生かす社会へ」
 事業：
1. 図書館の新設・リニューアル・運営等の計画策定支援
2. ウェブ技術を中心とした産官学連携のコーディネート
3. 共同オフィス・シェアハウス等のコミュニティー空間の創造
4. ウェブコンサルティングや専門的調査の実施代行
5. ワークショップ等によるアイデア発想・知識創造の支援
 体制：
 役員1名＋業務請負パートナー5名
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
7
スタッフは、
横浜、中津川、松阪に分散

［参考］
これまでに関わった主な図書館プロジェクト
1. 富山市西町南地区公益施設整備事業（2012年度～2013年度）
2. デジタルハリウッド大学メディアライブラリーリニューアル事業
（2012年）
3. 恩納村文化情報センター整備事業（2012年度～）
4. 瀬戸内市新図書館開設に向けたデジタルアーカイブ構築事業
（2013年度）
5. 宮城県立図書館による震災アーカイブ構築事業（2013年度）
6. 長崎県県立・大村市立一体型図書館及び郷土資料センター
（仮称）整備事業（2013年度）
7. 須賀川市（仮称）市民交流センター整備事業（2013年度～）
8. 名取市新図書館建設事業（2014年度～）
9. 佐賀県これからのまなびの場のビジョン検討懇話会（2013年度
～）
10. 埼玉県新県立図書館在り方検討有識者会議（2014年度）
11. 気仙沼図書館災害復旧事業及び（仮称）気仙沼児童センター整
備事業（2014年度～）
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
8

［参考］
これまでに関わった主な図書館プロジェクト
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
9

＜PR＞『ライブラリー・リソース・ガイド（LRG）』
 発行：アカデミック・リソース・ガイド株式会社
 年4回発行（季刊）
 ISSN：2187-4115
 定価：2,700円（税込）
 特別寄稿と特集
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
10

＜PR＞『未来の図書館、はじめませんか？』
 岡本真・森旭彦共著
 2014年11月刊行
 青弓社
 2000円＋税
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
11
本日、
一定部数を
持参しています

［参考］
『未来の図書館、はじめませんか？』目次
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
12
 まえがき図書館は知の番人だ。
1. 図面から生まれる図書館は正しいのか
2. 図書館の“周辺”にある、進化のチャンス
3. 図書館の原風景を見つめる
4. 「足で見る」図書館
5. 「まち」から生まれる図書館、図書館から生まれる「まち」
6. さあ、図書館をつくろう
7. 「発信型図書館」のための、アイデアのつくりかた
8. 図書館の拡張
 あとがき

本日のテーマ
－進化のチャンス、ウェブのさらなる活用、未来の図書館
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
13

ご要望いただいた3つの論点
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
14
図書館の周辺にある進化のチャンス
• これからの図書館サービスに必要なもの、長岡市立
中央図書館に足りないもの
図書館のWebサービスについて
• 特に古文書や絵図などのデジタル公開サイトの構成
について
まちから生まれる図書館
• 新しい図書館をつくるために職員が考えなければい
けないこと

図書館の周辺にある
進化のチャンス
－図書館の2階建て論を前提に
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
15

図書館の周辺にある変化のチャンスとその前提
－2階建ての図書館論#1
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
16
図書館
2階の要素
1階の要素

図書館の周辺にある変化のチャンスとその前提
－2階建ての図書館論#2
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
17
図書館
2階：発展機能
1階：根本機能

多様化する市民－その活動の広がりと深まり
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
18
 象徴の一つとしてのアオーレ長岡

図書館の周辺にある変化のチャンス
－多様化する市民、その活動の広がりと深まり
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
19
パフォーミングスペース
コワーキングスペース
ラーニングコモンズ
コミュニティカフェ
ファブラボ
メイカーズスペース

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
20
 コワーキングスペース
 事例：さくらWORKS＜関内＞（横浜市）
 岡本の共同プロデュース
http://sakuraworks.org/

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
21
 ファブラボ
 事例：FabLab Kannai（横浜市）
 岡本が理事を務めるNPOで設置・運営
http://fablab-kannai.org/

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
22
 コミュニティカフェ
 事例：さくら茶屋／さくらカフェ（横浜市）
 岡本の母のプロデュース
http://sakurachaya.moo.jp/

－2階に架すもの
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
23
図書館
2階：
地域性を考慮したうえでの
新たな市民ニーズへの（先取り的）対応
1階：
根本機能の確実な維持・強化
禁句としての
「地方」カード

図書館のWEBサービス
－オープンデータ時代に対応するOpenGLAM
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
24

これからの図書館WEBサービス
－オープンデータ時代に対応するOPENGLAM
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
25
オープンデータ
• 自由な二次利用の促進
OpenGLAM
• 上記の文化面での取り組み

 The Commons（2008年～）
 約100の図書館、博物館、美術館、文書館×Flickr
 米国議会図書館の発表（2010-01）
 過去2年間：約2300万回以上閲覧
 約28000人のFlickr利用者からコンタクト
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
http://www.flickr.com/commons
26

 Europeana（ヨーロピアーナ）（2008年～）
 EU欧州委員会
 2005年：プロジェクト発足
 2007年：プロトタイプ版公開
 3000万点以上のデジタル文化資源を保有
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
27
http://www.europeana.eu/

 東寺百合文書WEB（2014年～）
 京都府立総合資料館
 「東寺百合文書」：
 8世紀から18世紀までのおよそ1000年間の文書群（国宝）
 CCライセンスで公開（CC-BY）
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
28
http://hyakugo.kyoto.jp/

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
29
 ウェブへの参画
 Wikipedia Town（2012年～）
 イギリスのウェールズにある「マンモス」が初例
 日本では横浜、二子玉川、京都での取り組み（2013年～）
 まち歩きとGLAM機関での調査・研究に基づくWikipedia記事の充
実化
 横浜市中央図書館、京都府立図書館での実践

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
30
 専門的知見に基づくデータ創出
 saveMLAK（2011年～）
 http://savemlak.jp/
 東日本大震災をきっかけとした取り組み
 saveMLAKデータセット（2万5000件の施設情報）の公開
 ししょまろはんラボ（2014年～）
 http://libmaro.kyoto.jp/
 司書の知見に基づくオープンデータの作成

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
31
 富士見市立図書館（埼玉県）の取り組み
 http://www.lib.fujimi.saitama.jp/
 富士見市広報誌「広報ふじみ」創刊号からのバックナン
バーを掲載
 地域資料、行政資料の収集は図書館の基本的役割（図書
館法第3条）
 オープンデータの受け皿への不安
 行政の永続性の担保
 その保障装置としての図書館
 従来業務の範疇にある役割

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
32
1. GLAMが保有するデータの
オープンデータ化
2. GLAMを拠点にした
オープンコンテンツの創造
3. GLAM、特にLAによる
オープンデータのリポジトリ化

－未来の図書館に向けて
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
33

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
34
ニーズへの
対応
シーズの
先取り

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
35
図書館職員の要件
行政
の
知識
地域
の
理解
手法
の
習得
深く考えて軽く動く

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
36
• 総合計画の把握
行政の
知識
• フィールドワークの蓄積
地域の
理解
• ワークショップの経験
手法の
習得

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
37
フィールドワークの実践
内・外
の
まち歩き
地域のハブ
との
出会い

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
38
 可能性の一つとしての行政・議会支援
 幾つかの先行事例
 鳥取県立図書館県庁内図書室
 日野市立図書館市政図書室
 浦安市立図書館

学
問
を
生
か
す
社
会
へ
39
 可能性の一つとしてのMOOC
 熊本市、指宿市での試行
http://gacco.org/

［参考］
これまでの図書館見学の記録写真
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
40

現在の図書館と未来の図書館
－長岡市から考える
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
岡本真
代表取締役／プロデューサー
長岡市立中央図書館職員研修／中央図書館職員スキルアップ講座
「今後の図書館のあり方について」
日時：2015年1月19日（月）
会場：長岡市立中央図書館
42

Nagaoka(20150119)

Recomendados

Recomendados

Mais conteúdo relacionado

Mais procurados

Mais procurados (20)

Destaque

Destaque (11)

Semelhante a Nagaoka(20150119)

Semelhante a Nagaoka(20150119) (20)

Mais de 真岡本

Mais de 真岡本 (14)