SlideShare uma empresa Scribd logo
1 de 47
サイバーフィジカルシステムンと
デジタル・トランスフォーメーション
ITソリューション塾・第30期
2019年2月7日
トレンドの構造
関係
歴史的必然から
理由を知る
相互の関係から
役割を知る
トレンドとは
「関係」が変化する「歴史」
amazon go:無人のスーパー・マーケット
No lines, no checkout!
amazon echo:機械との自然な関係を実現する音声対話
音声だけでWebサービスや機械の操作が可能。
MaaS(Mobility as a Service)
Smart Construction:土木工事の自動化
土木工事の常識を覆す、新しい取り組み
ITトレンドとサイバーフィジカルシステム
IT Trend & Cyber-Physical System
コンピューターとは何か
抽象的な”数”を物理的な動きを使って演算する道具
Calculator
Computer
演算するための道具
Calculate
演算する
Compute
複数の演算を組み合わせ
何らかの結果を導く
複数演算の組み合わせを
実行する道具
複数演算の組み合わせを
実行するヒト(計算者)
蒸気機関や電気の動力 電子の動きモノの動き
量子コンピュータとは何か
抽象的な”数”を物理的な動きを使って演算する道具
蒸気機関や電気の動力 電子の動きモノの動き
量子力学によって明らかにされた
量子の動き/現象を利用して演算
コンピュータ誕生の歴史
バベッジの解析機関(未完成)
 蒸気機関で駆動
 プログラム可能な最初のコンピュータ
 パンチカードでプログラムとデータを入力
 出力装置(プロッタ・プリンタ)も設計
論文「計算可能数について」
 コンピュータの原理を数学的に定式化
 コンピュータの動作原理モデルを設計
(チューリング・マシン)
ENIAC
 エッカートともモークリーにより開発
 真空管による電子式コンピュータ
 プログラムは大変面倒なパッチパネルで設定
 弾道計算を高速で行うため
EDVAC
 エッカートともモークリーにより開発
 プログラム内蔵式の最初の機械
 現在のコンピュータの基本原理を実装した最初
の機械(ノイマン型コンピュータ)
 磁気テープ読取/書込装置を装備/1953年・パン
チカード装置、1954年・磁気ドラムメモリ、
1958年・浮動小数点演算装置を追加
ENIACの課題と改善方法を報告
 電子回路でチューリング・マシンが実現できる
ことを数学的に証明
 どのように作ればいいかの原理を設計
(ノイマン型コンピュータ)
1836年に最初の論文
1946年
1936年 1945年
1949年(〜1961年まで稼働)1822年
バベッジの階差機械
 蒸気機関で駆動
 歴史上最初の機械式用途固定計算機
(カリキュレータ)
 汎用性(多項式の数表を作成するよう設計、
対数も三角関数も多項式にて近似)
 プリンターにて数表を印字
ノイマン型コンピュータ 5大機能
制御装置
プログラムの読み込みや
データの読み書きを制御
演算装置
数値演算、論理演算
を実行
記憶装置
プログラムやデータ
を格納
入力装置
プログラムやデータ
人間からの指示を入力
出力装置
演算結果を外部へ出力
ノイマン型 (プログラム内蔵方式/ストアードプログラム方式) のデジタル・コンピュータでは
プログラムやデータを記憶装置に格納して順次読み込みながら演算処理を行う
CPU
中央演算処理装置
入力命令 出力命令
演算命令
データの流れ
制御の流れ
プログラムを入れ替えることで
任意の計算を実行できる機械
プログラム内蔵方式
補助記憶装置
(ストレージ)
近代コンピュータ発展の歴史
12
コンピュータの原理を数学的に
定式化し動作原理モデルを設計
電子回路でチューリング・マシ
ンを作るための原理を設計
ノイマン型コンピュータチューリング・マシン
量子コンピュータ
Quantum Computer
量子ゲート方式
量子アニーリング方式
メインフレーム
ミニコンピュータ
パーソナルピュータ
スマートフォン
IoT/エッジ
デバイス
ニューロ・モーフィック
コンピュータ
1950年代〜
1970年代前半〜
1970年代後半〜
2007年〜
2000年〜
2010年〜
1936年 1945年
スーパー・コンピュータ
1976年〜
コンピュータ利用の歴史
1960年代
メインフレームの登場
1970年代
事務処理・工場生産の自動化
1980年代
小型コンピュータ・PCの登場
1990年代
クライアント・サーバの普及
2000年代
ソーシャル、モバイルの登場
201X年〜
IoT・アナリティクスの進化
カリキュレーション
大規模計算
ルーチンワーク
大量・繰り返しの自動化
ワークフロー
業務の流れを電子化
コラボレーション
協働作業
アクティビティ
日常生活や社会活動
エンゲージメント
ヒトとヒトのつながり
インターネットに接続されるデバイス数の推移
億人
億台
台/人
2003年 2010年 2015年 2020年
世界人口
インターネット
接続デバイス数
一人当りの
デバイス数
63 68 72 76
5 125 250 500
0.08 1.84 3.47 6.50
コレ1枚でわかる最新のITトレンド
データ収集
モニタリング
データ解析
原因解明・発見/洞察
計画の最適化
データ活用
業務処理・情報提供
機器制御
ヒト・モノ
クラウド・コンピューティング
日常生活・社会活動 環境変化・産業活動
現実世界/Physical World
サイバー世界/Cyber World
Cyber Physical System/現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム
ビジネスの在り方を根本的に変える
デジタル・トランスフォーメーション
デジタルとフィジカル (1)
スピード
複 製
組合せ・変更
遅い
劣化する
困難
早い
劣化しない
容易
フィジカル
Physical
デジタル
Digital
 規模の拡大が容易で早い
 利益逓増/複製にコスト
がかからない
 変化を即座に把握できる
 変化への即応力がある
 エコシステムが容易に形
成できる
 イノベーションが誘発、
加速する
IoT
IoT
デジタルとフィジカル(2)
フィジカル
Physical
デジタル
Digital
賢くなる
Intelligent
つながる
Connected
変化し続ける
Dynamic
IoT
CPSとデジタル・トランスフォーメーション
データ収集
IoT/Mobile/Web
データ解析 データ活用
Webサービス
ヒト・モノ
日常生活・社会活動 環境変化・産業活動
現実世界/Physical World
サイバー世界/Cyber World
Cyber Physical System/現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム
デジタル
トランスフォーメーション
デジタル・トランスフォーメーションの3つのフェーズ
第1
フェーズ
第2
フェーズ
第3
フェーズ
われわれ人間の生活に、何らかの影響を与え、
進化し続けるテクノロジーであり、その結果、
人々の生活をより良い方向に変化させる
生産性向上
コスト削減
納期の短縮
スピードの加速
価値基準の転換
新ビジネス創出
2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱
IT利用による業務プロセスの強化
ITによる業務の置き換え
業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態
支援
支援
人間による業務プロセス
人間による業務プロセス+機械による自動化
情報システム
情報システム
アマゾンのデジタル・トランスフォーメーション
広範な顧客接点
ビッグデータ
最高の顧客体験
機械学習による最適解
経営戦略・製品/サービス戦略 & 0.1 to One マーケティング
テクノロジーを駆使して徹底した利便性を追求
顧客理解のための情報を徹底して収集する
業務(デジタル) 業務(アナログ)
IT
40機の航空機 数千台のトラック
業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態
IT
デジタル
業務
フィジカル
配送・リアル店舗・接客
カスタマー・サービスなど
受発注・配送手配・商品管理
レコメンデーションなと
業務にITは埋没し、渾然一体となってビジネスの成果を達成する
デジタル・トランスフォーメーションとの関係
23
企業
顧客
IT
デジタル
業務
フィジカル
従来型
アプローチ
デジタルな
アプローチ
デジタル
トランスフォーメーション
課題/ニーズ
コア・コンピタンス/ケイパビリティ
デジタル・トランスフォーメーションを加速するサイクル
サービス
を利用する
データ
を収集する
機械学習
で分析する
戦術的施策(短期)
 魅力的で便利な顧客体験
を提供
 買いたくなる品揃えや
サービスを充実
 個々人の趣味嗜好や購買
動向に基づき推奨
戦略的施策(長期)
 顧客の期待に応える事業
施策
 サービスの質や効率を高
める仕組み作り
 新たな市場や顧客を開拓
するための施策
デジタル・トランスフォーメーションの実現とは
25
自分たちのビジネス・プロセスにデータの収集・分析・活用のサイクルを埋め込む
ビジネス・スピードを加速
ジャストインタイムでビジネスの現場にサービスを提供
現場のリアルタイム把握・徹底した権限委譲・開発や運用のスピードアップで対処する
デジタル・トランスフォーメーションとは
 ビジネス・プロセスに関わる
人間の制約を排除し
 品質・コスト・期間などの
限界をブレークスルーして
 ビジネスに新しい価値基準
をもたらす取り組み
人間を前提に最適化された
ビジネスの仕組み
から
機械と人間が一体化された
ビジネスの仕組み
への転換
ビジネス環境への対応 競争優位の確立
不確実性の増大・スピードの加速
製品やサービスをジャストインタイム
で提供できる即応力
常識や価値基準の転換
生産性・価格・期間における
これまでの常識を覆す破壊力
デジタル
トランス
フォーメーション
デジタル・トランスフォーメーションとは
 ビジネス・プロセスに関わる
人間の制約を排除し
 品質・コスト・期間などの
限界をブレークスルーして
 ビジネスに新しい価値基準
をもたらす取り組み
人間を前提に最適化された
ビジネスの仕組み
から
機械と人間が一体化された
ビジネスの仕組み
への転換
意志決定や業績評価
働き方や組織・体制など
デジタル
トランス
フォーメーション 製品やサービス
事業目的や顧客価値など
経営の変革 事業の変革
デジタライゼーションとデジタル・トランスフォーメーション
デジタル・テクノロジーを使って
既存製品の付加価値を高める
業務の効率化を図る
デジタル・テクノロジーを使って
経営や事業の在り方を変革する
生活や働き方を変革する
デジタライゼーション
Digitalization
デジタル・トランスフォーメーション
Digital Transformation
UBERとTaxi
Taxi
 タクシー資産
 コールセンター運営経費
 施設維持管理
 事務・管理経費 など
ドライバー収入
運賃
UBER
 アプリ開発・保守費
 クラウド利用量など
ドライバー収入
機械を前提とした
ビジネスプロセス
の最適化
人間を前提とした
ビジネスプロセス
の最適化
デジタル・トランスフォーメーションの実際
UBER
airbnb
NETFLIX
Spotify
PayPal
タクシー・レンタカー業界
レンタル・ビデオ業界
ホテル・旅館業界
レコード・CD業界
銀行業界(決済・為替)
デジタル・トランスフォーメーションの実際
World’s largest taxi
company,
Owns no vehicles.
World’s most popular
media owner,
Creates no content.
World’s most valuable
retailer,
Has no inventory.
World’s largest
accommodation provider,
Own no real estate.
世界最大のタクシー会社ですが、
車両は一台も所有していません。
世界一有名なメディアですが、
コンテンツは作りません。
世界で最も種類が豊富な商店ですが、
在庫は一切ありません。
世界最大の旅行代理店ですが、
不動産は一切所有していません。
自前の資産を
持たない/小さい
対象とする市場は
最初からグローバル
サービスが
プラットフォーム
デジタル・ディスラプター(デジタル・テクノロジーを駆使した破壊者)
デジタル・ディスラプターの創出する新しい価値
コスト・バリュー
 無料/超低価格
 購入者集約
 価格透明性
 リバース・オークション
 従量課金制(サブスクリプション)
エクスペリエンス・バリュー
 カストマー・エンパワーメント
 カストマイズ
 即時的な満足感
 摩擦軽減
 自動化
プラットフォーム・バリュー
 エコシステム
 クラウド・ソーシング
 コミュニティ
 デジタル・マーケットプレイス
 データ・オーケストレーター
自前の資産を
持たない/小さい
対象とする市場は
最初からグローバル
サービスが
プラットフォーム
デジタル・ディスラプター(デジタル・テクノロジーを駆使した破壊者)
デジタル・トランスフォーメーションへの2つの対応
デジタル・トランスフォーメーション
開発すべき
プログラムが増大
あらゆる業務を
データとして把握
ビジネス・テーマが生まれる
業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態
デジタルフィジカル
人間主導で展開される
ビジネス・プロセス
人間とITが一体化した
ビジネス・プロセス
ビジネス・プロセスのデジタル化
変わるビジネスとITの関係
開発・運用 開発・運用
少ない生産量(工数)で開発・運用のサイクルを高速で回転させる
現場のニーズにジャストインタイムで成果を提供し続ける
VeriSMとは何か
35
Value-driven (価値主導)
Evolving(発展、展開する)
Responsive(敏感に反応する)
Integrated(統合、結合された)
Service(サービス)
Management(マネジメント)
デジタル・トランスフォーメーションとは、全てのビジネスをサービス化すること
ITだけでなく企業レベルでサービス管理に取り組むことが必要
全てのビジネスが
サービス化
デジタル・トランスフォーメーションを実現するには、業種や業態によ
らず、すべての企業や組織が、IoTやAI、クラウド・ネイティブなどの
最新ITを活かしたサービスを提供するプロバイダーになることが必要と
される。
ITサービス管理から
企業レベルのサービス管理
が必要
全てのビジネスをサービス化すると企業レベルでサービスを管理するこ
とが必要となる。ITサービス管理のフレームワークであるITILでは不十
分でビジネス部門も含めた企業レベルのサービス管理としてのSIAM、
アジャイル開発やDevOpsなどを組み合わせる必要がある。
全ての企業が利用可能な
テーラーメイドアプローチ
が必要
サービスの種類、ビジネスにおける優先事項、業界の制約、組織の規模、
文化、人の能力・スキルなどに相違がある前提で、オーダーメイド可能
なサービス管理のアプローチを提供する必要がある。アジャイル開発や
DevOpsなどはその実現手段となる。
企業レベルでサービス管理を行うための
運 用 モ デ ル
VeriSMモデル
36
ガバナンス
サービス
マネージメント
原則
マネージメント
メッシュ
顧客
の要望
顧客
検証・評価・改善
定義
定義:SIAMの追加
制作:アジャイル
制作、提供、反応のサイクルを回す/DevOps
企業を統治・統制するための仕組みを確立する。
COBIT5がベース。加えて、情報開示のあり方
や、監査役や社外取締役を含む取締役会など会
社の機関のあり方等を定義。
企業全体として厳守しなければならない原則を
定義。すべてのサービスはこの原則に従って提
供される。例えば、セキュリティ方針、法的な
制限、財務的なルール、知的所有権、就業規則
などITだけでなく企業全体を範囲に検討する。
どうサービスを管理していくかを検討する領
域。企業の環境、リソース、利用するテクノ
ロジー、管理手法の最適な組合せを検討
企業環境
組織文化(保守的、リスク嗜好、サービスカルチャーなど)、
競合他社(サービス比較、自社の市場ポジションなど)、法
律の制約(内部統制や金融庁ガイドライン等)、サービス提
供のプロセス、KPI、ツール(既存のサービス管理の仕組み)
その他
リソース
人(配置、採用、人材育成、スキル等)
予算、資産、納期、ナレッジ、その他
革新的テクノロジー
コンテナ、IoT、ビッグデータ、クラウド、自動化、その他
管理手法
ITIL、COBIT5、CMMI-SVC、IT4IT、ISO/IEC20000,、
ISO/IEC27001、DevOps、 Agile、 Lean、Project &
Portfolio Management、SIAM、その他
制作
提供
反応
ガバナンスとサービスマネージメント原則の関係
37
ガバナンス
 基本は、透明性(Transparency)
 説明責任(Accountability)
 機敏に反応(Responsiveness)
 効果的、効率的(Effectiveness and Efficiency)
 公平、非排他的(Equitable and inclusive)
 誰でも参加(Participatory)
 持続可能(Sustainability)
ビジョン 戦略 コンプライアンス
方針展開
行動指針
企業文化
サービスマネジメント原則
 サービスとは『消費者(顧客)の明らかになった要望を満たす』こと
 ITSMが開発し成熟させてきたサービスマネジメントの概念や手法の活用
 BSM(Business Service Management)
 ESM(Enterprise Service Management)
 全ての製品(プロダクト)とサービスに適用される
マネージメント・メッシュとは
38
SIAM ISO/IEC20000COBIT,CMMI,IT4IT
コンテナー
IoT
AI
ブロックチェーン
企業文化
競合状況
法規制
プロセス
ビジネスモデル
人(人工) 予算 期間 知識・経験
管理手法
革
新
的
テ
ク
ノ
ロ
ジ
ー
リソース
企
業
環
境
VeriSMのサービス・サイクル
39
定義
Define
制作
Produce
提供
Provide
反応
Responce
プロセスでの活動やプロダクトやサービスの
設計関連する結果(成果物)を明確に定義
顧客の要望:ステアリングコミッティーによるビジネス
ケースの承認&同意
要求される成果物:要求の収集整理と技術的検討
ソリューション:構成要素のパフォーマンス仕様、調達方
法、テスト仕様、計画立案
サービスブループリント:サービス・ソリューションの設
計、調達方針、制作条件、パフォーマンス
サービス・ブループリントからサー
ビスをコーディング、テスト、移行
準備までの作業の実施
ビルド:ブループリントから実装するサービスを作成
テスト:テスト仕様に基づくテストの実行
移行&検証:リリース可能なモデルに整える、移行計画の確認
プロダクトやサービスはすで
にパフォーマンスを含めて使
用可能な状態になっている
保護&保全:ポリシー、セキュ
リティー、リスク、継続性の確
保
測定と保守:日々の運用でサー
ビスパフォーマンスを継続的に
測定し、合意された品質に対す
る結果をステークホルダーに報
告
改良&カイゼン:最新のテクノ
ロジー採用、調達方法の変更、
社会秩序&世論
消費者との定常的な相互交流
記録:サービスデスク等が、
サービスに対する問い合わせ、
クレームや依頼事項(要望、課
題/問題、調達元からの変更)
等を受け付けて記録。これらは
サービス改善のインプットとし
て活用。
管理:問い合わせや依頼事項に
透明性をもって対応。顧客には
想定解決時間や現状のステータ
スなどを提示し、解決に向けて
コミュニケーション
DXを支えるテクノロジー
ビジネス環境への対応 競争優位の確立
不確実性の増大・スピードの加速
製品やサービスをジャストインタイム
で提供できる即応力
常識や価値基準の転換
生産性・価格・期間における
これまでの常識を覆す破壊力
デジタル
トランス
フォーメーション
IoT(Internet of Things)/ CPS( Cyber-physical System )
コンテナ × マイクロサービス
サイバー・セキュリティ
デジタル・ビジネス・プラットフォーム
Digital Business Platform
ビッグデータ × AI
SaaS/API PaaS/FaaSクラウド・コンピューティング
DXを支えるテクノロジー
アプリケーション
プラットフォーム
インフラストラクチャー
デバイス
AR(拡張現実) / VR(仮想現実) / MR(複合現実)
Augmented Reality / Virtual Reality / Mixed Reality
ディープラーニング(深層学習)と関連技術(深層強化学習/DQN、敵対的ネットワーク/GANなど)
Deep Learning
ブロックチェーン
Block Chain
HTAP(OLTP/業務系・基幹系とOLAP/分析系の実行基盤を統合)
Hybrid Transaction and Analytics Processing
LPWAネットワーク
Low Power,Wide Area Network
5G通信
5th Generation
エッジ・コンピューティング(デバイス側での学習や推論/高機能演算)
Edge Computing
量子コンピュータ
Quantum Computer
〜2017 2018 2019 2020 2021〜
DXを実現する4つの手法と考え方
現場に足を運ぶ 現物を手に取る 現実を自分で確認する
デザイン思考 リーン・スタートアップ アジャイル開発 DevOps
デザイナー的なクリエイティ
ブな視点で、ビジネス上の課
題を解決する
最小限の機能に絞って短期間
で開発しフィードバックをう
けて完成度を高める
ビジネスの成果に貢献するシ
ステムを、バグフリーで変更
にも柔軟に開発する
安定稼働を維持しながら、開
発されたシステムを直ちに・
頻繁に本番環境に移行する
 共感(Emphasize)
 問題定義(Define)
 創造(Ideate)
 プロトタイプ(Prototype)
 検証(Test)
 構築(Build)
 計測(Measure)
 学習(Learn)
 開発と運用の協調
 自動化ツールの整備
 継続的デリバリー
(Continuous Delivery)
 反復/周期的(Iterative)
 漸進的(Incremental)
 適応主義(Adaptive)
 自律的(Self-Organized)
 多能工(Cell Production)
イノベーションとビジネス・スピードの融合
イノベーションの創発 ジャスト・イン・タイムで提供
+ エスノグラフィー
デジタル・トランスフォーメーションのBefore/After
ITは道具
 本業は人間
 ITは本業を支援する手段
 ITは企業のコアコンピタンスではない
ITはコストセンター
 コスト削減がミッション
 コスト削減のために外注化
 管理と統制のための自前主義
Before
ITは本業
 本業はITが前提
 人間はITで本業を革新する方法を決定
 ITは企業のコアコンピタンスを実現
ITはプロフィットセンター
 利益拡大がミッション
 戦略的価値を創出するための内製化
 スピードと俊敏性のためのクラウド化
After
ソリューション営業は通用しない
 こののまでは大変なことになる
 ITの戦略的活用を推進したい
 ビジネスのデジタル化を実現したい
変革への意欲はある どう取り組めば
いいの分からない
 課題やテーマがはっきりしない
課題やテーマを教えて頂ければ、
解決策を提供します!
あなたは何を言ってるんですか?
提言
「あるべき姿」と実現の方法
共創
技術×価値×体験の共有
クラウド・インテグレーターになるための要件
45
 MS Officeを捨ててください
 瞬時にドキュメントを共有できるGoogle AppsもしくはOffice 365 を
使ってください
 社内のファイルサーバを捨ててください
 Google Drive/BOX/Dropboxを使ってください
 メールを捨ててください
 Slackを使ってください
 Excel/MS Projectのプロジェクト管理を捨ててください
 Redmine/Atllasian Confluenceを使ってください
 社内のソースコード管理サーバを捨てて下さい
 GitHub/Bitbucketを使ってください
 社内検証サーバを捨ててください
 パブリッククラウドを使ってください
 私用のスマートフォンやパソコンで”どこでも”仕事をさせてください
 これはオフィスで、といった決まり事はなくしてください
「共創」ビジネスの実践
共創
体験の共有
技術の共有
価値の共有
圧倒的な技術力
信頼される人格
模範でリードする
「一緒に取り組みたい」
相手に惚れさせること
これからのIT文化を自らの模範を通してお客様に感染させる
ネットコマース株式会社
180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-17
エスト・グランデール・カーロ 1201
http://www.netcommerce.co.jp/

Mais conteúdo relacionado

Semelhante a LiBRA 03.2019 /ITソリューション塾・第30期・デジタル・トランスフォーメーション

【新入社員研修】最新のITトレンドとビジネス 2017年度 改訂版
【新入社員研修】最新のITトレンドとビジネス 2017年度 改訂版【新入社員研修】最新のITトレンドとビジネス 2017年度 改訂版
【新入社員研修】最新のITトレンドとビジネス 2017年度 改訂版
Masanori Saito
 

Semelhante a LiBRA 03.2019 /ITソリューション塾・第30期・デジタル・トランスフォーメーション (20)

【講演資料】変化を味方につけるこれからの現場力
【講演資料】変化を味方につけるこれからの現場力【講演資料】変化を味方につけるこれからの現場力
【講演資料】変化を味方につけるこれからの現場力
 
【新入社員研修】最新のITトレンドとビジネス 2017年度 改訂版
【新入社員研修】最新のITトレンドとビジネス 2017年度 改訂版【新入社員研修】最新のITトレンドとビジネス 2017年度 改訂版
【新入社員研修】最新のITトレンドとビジネス 2017年度 改訂版
 
【講演資料】IT企業・女性勉強会
【講演資料】IT企業・女性勉強会【講演資料】IT企業・女性勉強会
【講演資料】IT企業・女性勉強会
 
配布用資料(静岡県)国土交通省道路局説明会(20211018)
配布用資料(静岡県)国土交通省道路局説明会(20211018)配布用資料(静岡県)国土交通省道路局説明会(20211018)
配布用資料(静岡県)国土交通省道路局説明会(20211018)
 
LiBRA 01.2019 / SIerのデジタルトランスフォーメーション
LiBRA 01.2019 / SIerのデジタルトランスフォーメーションLiBRA 01.2019 / SIerのデジタルトランスフォーメーション
LiBRA 01.2019 / SIerのデジタルトランスフォーメーション
 
「マシンリーダビリティ」がユーザー体験を加速する
「マシンリーダビリティ」がユーザー体験を加速する「マシンリーダビリティ」がユーザー体験を加速する
「マシンリーダビリティ」がユーザー体験を加速する
 
OCRサービス「Tegaki」とDataSpiderで手書きデータ入力自動化の話し
OCRサービス「Tegaki」とDataSpiderで手書きデータ入力自動化の話しOCRサービス「Tegaki」とDataSpiderで手書きデータ入力自動化の話し
OCRサービス「Tegaki」とDataSpiderで手書きデータ入力自動化の話し
 
【講演資料】アテにされる / どういうこと?どすればいいの?
【講演資料】アテにされる / どういうこと?どすればいいの?【講演資料】アテにされる / どういうこと?どすればいいの?
【講演資料】アテにされる / どういうこと?どすればいいの?
 
Microsoft Power Platformで組織に力を与えよう
Microsoft Power Platformで組織に力を与えようMicrosoft Power Platformで組織に力を与えよう
Microsoft Power Platformで組織に力を与えよう
 
LiBRA 07.2020 / 総集編 2/2
LiBRA 07.2020 / 総集編 2/2LiBRA 07.2020 / 総集編 2/2
LiBRA 07.2020 / 総集編 2/2
 
ビジネス・エグゼクティブのための最新ITトレンド
ビジネス・エグゼクティブのための最新ITトレンドビジネス・エグゼクティブのための最新ITトレンド
ビジネス・エグゼクティブのための最新ITトレンド
 
世界のデジタル・トランスフォーメーション最前線
世界のデジタル・トランスフォーメーション最前線世界のデジタル・トランスフォーメーション最前線
世界のデジタル・トランスフォーメーション最前線
 
20050221.ea
20050221.ea20050221.ea
20050221.ea
 
インターネットで学習すべき事柄について
インターネットで学習すべき事柄についてインターネットで学習すべき事柄について
インターネットで学習すべき事柄について
 
デモと事例で徹底解説!40分でわかるkintone
デモと事例で徹底解説!40分でわかるkintoneデモと事例で徹底解説!40分でわかるkintone
デモと事例で徹底解説!40分でわかるkintone
 
攻めのIT活用2015 シンポジウム
攻めのIT活用2015 シンポジウム 攻めのIT活用2015 シンポジウム
攻めのIT活用2015 シンポジウム
 
LiBRA 08.2020 /総集編#2
LiBRA 08.2020 /総集編#2LiBRA 08.2020 /総集編#2
LiBRA 08.2020 /総集編#2
 
LiBRA 09.2021 / 総集編 2/2
LiBRA 09.2021 / 総集編 2/2LiBRA 09.2021 / 総集編 2/2
LiBRA 09.2021 / 総集編 2/2
 
IPSJ-ONE 2016:「第3のコンピュータ」をソフトウェア志向で使いこなすシステム設計環境SWORDSフレームワーク
IPSJ-ONE 2016:「第3のコンピュータ」をソフトウェア志向で使いこなすシステム設計環境SWORDSフレームワークIPSJ-ONE 2016:「第3のコンピュータ」をソフトウェア志向で使いこなすシステム設計環境SWORDSフレームワーク
IPSJ-ONE 2016:「第3のコンピュータ」をソフトウェア志向で使いこなすシステム設計環境SWORDSフレームワーク
 
機械学習の実践を始める
機械学習の実践を始める機械学習の実践を始める
機械学習の実践を始める
 

Mais de Masanori Saito

Mais de Masanori Saito (20)

211101_DXの基礎
211101_DXの基礎211101_DXの基礎
211101_DXの基礎
 
211101_最新トレンド_パッケージ
211101_最新トレンド_パッケージ211101_最新トレンド_パッケージ
211101_最新トレンド_パッケージ
 
211101_DevOps
211101_DevOps211101_DevOps
211101_DevOps
 
211101_LiBRA_クラウド
211101_LiBRA_クラウド211101_LiBRA_クラウド
211101_LiBRA_クラウド
 
211001_LiBRA_IoT
211001_LiBRA_IoT211001_LiBRA_IoT
211001_LiBRA_IoT
 
211101_LiBRA_DX
211101_LiBRA_DX211101_LiBRA_DX
211101_LiBRA_DX
 
211101_LiBRA_インフラ
211101_LiBRA_インフラ211101_LiBRA_インフラ
211101_LiBRA_インフラ
 
211101_LiBRA_ERP
211101_LiBRA_ERP211101_LiBRA_ERP
211101_LiBRA_ERP
 
211101_LiBRA_AI
211101_LiBRA_AI211101_LiBRA_AI
211101_LiBRA_AI
 
211101_LiBRA_DX以外
211101_LiBRA_DX以外211101_LiBRA_DX以外
211101_LiBRA_DX以外
 
LiBRA 10.2021 / ERP
LiBRA 10.2021 / ERPLiBRA 10.2021 / ERP
LiBRA 10.2021 / ERP
 
LiBRA 10.2021 / DX
LiBRA 10.2021 / DXLiBRA 10.2021 / DX
LiBRA 10.2021 / DX
 
LiBRA 10.2021 /クラウドコンピューティング
LiBRA 10.2021 /クラウドコンピューティングLiBRA 10.2021 /クラウドコンピューティング
LiBRA 10.2021 /クラウドコンピューティング
 
LiBRA 10.2021 / インフラとプラットフォーム
LiBRA 10.2021 / インフラとプラットフォームLiBRA 10.2021 / インフラとプラットフォーム
LiBRA 10.2021 / インフラとプラットフォーム
 
LiBRA 10.2021 / AI
LiBRA 10.2021 / AILiBRA 10.2021 / AI
LiBRA 10.2021 / AI
 
LiBRA 10.2021 / 開発と運用
LiBRA 10.2021 / 開発と運用LiBRA 10.2021 / 開発と運用
LiBRA 10.2021 / 開発と運用
 
LiBRA 10.2021 / DX以外
LiBRA 10.2021 / DX以外LiBRA 10.2021 / DX以外
LiBRA 10.2021 / DX以外
 
LiBRA 10.2021 / ERP
LiBRA 10.2021 / ERPLiBRA 10.2021 / ERP
LiBRA 10.2021 / ERP
 
LiBRA 10.2021 / IoT
LiBRA 10.2021 / IoTLiBRA 10.2021 / IoT
LiBRA 10.2021 / IoT
 
LiBRA 10.2021 / DXとこれからのビジネス
LiBRA 10.2021 / DXとこれからのビジネスLiBRA 10.2021 / DXとこれからのビジネス
LiBRA 10.2021 / DXとこれからのビジネス
 

LiBRA 03.2019 /ITソリューション塾・第30期・デジタル・トランスフォーメーション