1. デザイン思考
ワークショップ
2012年6月23日
田辺 大
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2. ワークショップの目標
•クリエイティビティ（独創性）を高める。
•リーダーシップを高める。
•「起業案の見つけ方」を習得する。
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3. クリエイティビティ（独創性）
•Creativity: relating to or involving
the use of the imagination or original
ideas to create something (Oxford
dictionary)
•「独創性とは、 何か新しいものを創り
出す為に、 想像力や独特のアイデアを
用いる事」（オックスフォード辞典）
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4. モチベーション（動機）の変化
• ゲーム・チェンジングが起こったのは、動機
が変化した為。
モチベーション モチベーション モチベーション
1.0 2.0 3.0
「食べる為に働く」 「成功報酬」 「内発的動機」
（例） 戦後の （例）実力主義、 （例）他から言われるのでなく、
焼け野原の日本 年俸制、ノルマ未達は 働きたいから働く、楽しいから、
解雇、 他者が動機づけ 社会貢献、社会を変えたい
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5. モチベーション3.0 > 「フロー状態」
• （作家やアーティストで）「降りてくる」と言
われる。心理学者のチクセントミハイが提唱。
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6. うっとり
ハーバード社会起業大会2012
IDEO デザイン思考ワークショップより 6

7. かけ算
１０ ４ ？
7

8. かけ算
？ ？ ４０
8

9. デザイン思考
• デザインで社会課題を解決する。
• 人間が中心にある (Human-Centered)
• 協働する (Collaborative)
• 実践的である (Experimental)
( Design Thinking for
• 楽観的である (Optimistic) Educators , IDEO より)
発展途上国の女性や子供のから
だへの負担を軽減する水運び器
「Q DRUM」
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10. 「デザイン思考」のプロセス
PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
METHODS
社会課題の
解釈 創造 実験 構築
発見
ブレーン プロトタイプ 自らの学びに
社会の課題に 自らの解釈
ストーミング （お試し版）を ついて評価し、
自ら触れたり、 （ストーリー）を
を行い、 制作し、 新しいアイデアの
他者から学び、 メンバーに
アイデアを メンバーから 創造を体験した事を
気づく 話し、かつ傾聴
生み出す フィードバックを メンバーに共有
得る
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(出典: Design Thinking for Educators, IDEO)

11. 「デザイン思考」のプロセス
社会課題の発見 解釈 創造 実験 構築
PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
I have a challenge. I learned something. I see an opportunity. I have an idea. I tried something new.
How do I approach it? How do I interpret it? What do I create? How do I build it? How do I evolve it?
STEPS
1. Define the Challenge 4. Tell Stories 7. Generate Ideas 9. Make Prototypes 11. Evaluate Learnings
課題を定義する
解釈を語る アイデアを創造する お試し版を制作する 学びを評価する
2. Prepare Research 5. Search for Meaning 8. Refine Ideas 10. Get Feedback 12. Build the Experience
調査準備をする 意味を探る フィードバックを
アイデアを確認する 体験を語る
3. Gather Inspiration 6. Frame Opportunities 聴く
より多くの
インスピレーションに
図式化を試みる
触れる
METHODS
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(出典: Design Thinking for Educators, IDEO)

12. 「デザイン思考」のプロセス
抽 ABSTRACT
象
度
具
CONCRETE
体
度 DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
社会課題の発見 解釈 創造 実験 構築
(出典: Design Thinking for Educators, IDEO) 12

13. ワークショップのテーマ
誰にとっても便利に投票が出来るように
するには、どんなデザインがよいです
か？
How might we design an accessible
election experience for everyone?
(出典: OpenIEDO http://www.openideo.com/open/voting/brief.html)
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14. ソーシャルビジネスの
起業案を考えるコツ
• 取り組みたい社会課題に突き動かされるほど共感し、「ないない尽く
しでも、自分がやるしかない」と覚悟を決める。
• 外見にとらわれず、解決したい社会課題の本質は何かを探求する。
• 事業化の課題を認識する（実現するまでのハードルは何か、どうハー
ドルを少なくできるか）。
• 大きく考える (Think Big)。
• プロセス（手順）で考える（社会課題の原因を解くプロセス創り）。
• フレーム（考えの枠組み）をできるだけ広げて、共感を集めやすくす
る。狭すぎる／細かすぎる課題設定は共感が広がりにくい。
• 「事業をする必然性」「支援を仰ぐ必然性」を明確にし、支援者が支
援の手応えを得やすくなる仕組みを考案・実行する。
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15. ソーシャルビジネスの
事業モデルの視点（A）
• 顧客に経済力があり、対価を支払えるケース。
• 受益者（支援が必要な社会的弱者）が事業で就労し、対価を得る。
商品・
サービス
事業
顧客
（受益者が就労）
対価
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16. ソーシャルビジネスの
事業モデルの視点（B）
• 受益者が対価を支払えず、資金提供者を別に立てるケース。
• 受益者に経済力がなくとも、フリーで提供する事が可能になる。寄付
収入モデルでビジネス性を高め、事業拡大していく事も可能である。
商品・
サービス
受益者 事業
対価
顧客= 報告
資金提供者
個人寄付者、財団、
民間企業、行政等 16

17. ワークショップのテーマの
発表方法
• まず、チーム全員が参加する1分の寸劇にて、ア
イデアの発表を行ってください。
• 寸劇の例はこちらをご覧ください。
http://vimeo.com/39237077
(ハーバード社会起業大会2012 デザイン思考
SECON2012 Design Thinking Workshop)
• 次に、模造紙を用いて発表してください。
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18. PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
METHODS
社会課題の発見
• 今回のワークショップでは「誰にとっても投票しやすいデ
ザイン」をテーマとします。
• 「 誰にとっても投票しやすいデザイン」について、心当た
りがある事を、チームメンバーにお一人15秒で順番にお話
しください。
• スクリーンで紹介される社会課題についての映像をご覧く
ださい。
• 他者の発言中は、言葉を遮る等せず、傾聴してください。
• メモを可能の限りお取りください。
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19. PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
METHODS
社会課題の発見
• スクリーンで紹介する社会課題に関する映像
http://www.youtube.com/watch?v=hwpNQ1NWzOU
(「あなたならどうする？ ∼スーパーの障害者差別∼」, 米ABC)
http://vimeo.com/15068440
(Storytellers for Good: Bay Area Association of Disabled
Sailors)
http://youtu.be/ZzGL3x1fyds
(Voting Accessibility In Los Angeles County)
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20. PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
METHODS
解釈
• 「社会課題の発見」にて見聞きした事について、どう感じ
ましたか？
• チームメンバーに、ご自身の感想や解釈をお一人15秒で順
番にお話しください。
• もし見聞きした社会課題を図式化することができそうなら
ば、チャレンジしてみてください。
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21. PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
METHODS
創造
• 以下の3点について、ポストイットを用いて、まず各人で記
入してください。
1. 「障がい者が投票する事の本質とは何か」
2. 「今回のテーマについて、自分はどう解釈したか」
3. 「障がい者の方々がもっと投票しやすくなるにはどんな
デザインが良いか」
• チームで、上記のアイデア出しを思い切り活発に行った
後、「これはいけそうだ」というものへ絞っていってくだ
さい。
• 最終的に1つのアイデアにまとまったら、寸劇のシナリオを
簡単に打ち合わせてください。（例：障がい者役、サポー
ター役、友人役、等）
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22. PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
METHODS
創造
Defer judgement. There are no bad
ideas at this point. There will be plenty
of time to narrow them down later.
• ブレーンストーミングのルール Encourage wild ideas. Even if an idea
doesn’t seem realistic, it may spark a
storming
いきなり正否を決めない。
great idea for someone else.
Build on the ideas of others.
Think “and” rather than “but.”
ワイルドなアイデアを奨励する。
Stay focused on topic. To get more
out of your session, keep your brain-
他の人のアイデアを活かす。 storm question in sight.
One conversation at a time. All ideas
need to be heard, so that they may be
テーマに集中する。 built upon.
Be visual. Draw your ideas, as
1回の発言で1つの内容を。 opposed to just writing them down.
Stick figures and simple sketches
can say more than many words.
視覚的に訴えよう。
Go for quantity. Set an outrageous
goal—then surpass it. The best way
アイデアの量は多いほど良い。 to find one good idea is to come up
with lots of ideas.
(出典: Design Thinking for Educators, IDEO) 22

23. ここで、発表タイムです！！！
• ご準備不足でもOKですので、瞬発力も用い
て、1分間の寸劇をチームの皆様で前に出て
行ってください。
• 寸劇後、引き続き、模造紙を用いて、チーム
で議論した事を発表してください。
• 本日のワークショップの範囲はここまでで
す。
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24. PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
METHODS
実験
• プロトタイプ（お試し版）を制作します。
• プロトタイプに対するフィードバック（反応）に耳を傾け
ます。
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25. PHASES
DISCOVERY INTERPRETATION IDEATION EXPERIMENTATION EVOLUTION
METHODS
構築
• 「実験」で得たフィードバックの内容を整理します。
• いよいよ実験から本番へ実行に移す為に、必要となる人・
お金・スケジュールを見積もります。
• 短いプレゼンテーション(Pitch)で、観衆にサポートを訴え
ます。
• ストーリーを文章化し、社会に広げていきます。
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26. 実際に考案されたデザイン
• Open IDEO にて発表中。ぜひご覧ください！
http://www.openideo.com/open/voting/winning-concepts/
http://www.youtube.com/watch?v=BOIoYyRmQtY
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27. ワークショップの目標
•クリエイティビティ（独創性）を高める。
•リーダーシップを高める。
•「起業案の見つけ方」を習得する。
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28. ありがとうございました。
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