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Section1 現況
- 1. © UETOMAE 2019 -
株式会社ウエトマエ
― ウエを向いてマエへ進もう―
ベトナムオフショア開発における
プロジェクトマネジメントの現況
2019年4月22日
代表取締役 山口 亮太
- 2. © UETOMAE 2019 -
エンジニアがエンジニアとして生きるためには、
与えられたルーチンワークを毎日こなすのではな
く、革新的な意識と明確な目標を持ち『上』を向
いて『前』に進むことが必要である。
そのための踏み台となるような会社を目指したい。
代表取締役 山口亮太
全てのエンジニアが上を向いて前に進めるように
- 3. © UETOMAE 2019 -
ウエトマエとは
• PM/PL向け教育講座
実践的なプロジェクトマネジメントを行うための講座(2019年度開講予定)
• PM/PL養成OJT(提携先向け)
実プロジェクトにおいて当社PM経験者と一緒にOJTとしてプロジェクト管理
を行う教育プログラム
• オフショア開発支援
ベトナムを中心としたオフショア案件の管理支援を行う
• 製造・テスト
関連会社 BEETECH Co., Ltd. においてシステムの開発お
よびテストを行う
• プロジェクトマネジメント
案件のPM/PL/PMOを担当する
• 要件定義
システムを実際に開発するための最上流となる工程
• 基本設計
オフショア開発を行うための指示文書作成支援
• 品質管理
オフショア開発における品質維持のための支援業務
• 在宅ワーク雇用モデル
様々な事情で在宅ワークをするしか無い人の雇用の場を提供するビジネス
モデルの創出
• ウエトマエモデルの創出
「集まらないプロジェクト」をコンセプトに多拠点開発の
プロセスおよびメソッドの研究開発を行う
- 4. © UETOMAE 2019 -
マネージメント(シニアエンジニア/エンジニア)
プロジェクト管理、上流工程(要件定義、基本設計)を担う
当社中核組織。業務経験が豊富なシニアと、これから次代を担う
リーダで構成される
コンサルタント
業務を含めたプロフェッショナル
顧客の要求をシステム化に向けた具体的なプロジェクト
化に向けて推進する
システム開発(BEETECH Co.,LTD)
20代を中心とした若いエンジニア集団
ウエトマエが担当するプロジェクトの実装部隊
ウエトマエとBEETECHは1つのチームとして行動
全エンジニアが活躍する組織設計
ウエトマエとは
consultant
EngineeringManagement
Development
エンジニアリング(技術研究室)
プロジェクトの起ち上げに必要な基礎技術の提供
ウエトマエモデルの構築
- 5. © UETOMAE 2019 -
ウエトマエとは
会社概要
商号 株式会社ウエトマエ ( UETOMAE Co., Ltd. )
代表者 代表取締役 山口 亮太
取締役 金本 融治
所在地 東京都新宿区四谷4丁目28-20 パレ・エテルネル205 (移転手続き中)
設立 2018年2月26日
資本金 1,000万円 (増資手続き中)
社員数 17名 (入社予定含む)
主な業務 プロジェクト管理業務
コンサルティング業務
人材教育
取引銀行 三菱UFJ銀行
売上高 約1.2億円(2018年度)
関連会社 BEETECH COMPANY LIMITED ( ベトナム・ハノイ)
- 6. © UETOMAE 2019 -
About BEETECH
2019年1月 資本提携
※ BEETECH社の株式19%、
オフショアビジネスの
35.1%の権益を取得。
Beetech Co., Ltd.
住所:ベトナム国 ハノイ市 Nam Tu Liem区 To Huu通り 58号
Ecolife Capitol TowerタワーA1ビル3階
企業登録証明書番号:0107658088
発給機関:ハノイ市計画投資局
発給日:2016年12月07日
代表者(CEO): VUONG KHANH BANG
役員(COO): 金本 融治 (株式会社ウエトマエ 取締役)
顧問: 山口 亮太 ( 株式会社ウエトマエ 代表取締役)
従業員数 30名
公式サイト http://jp.beetechsoft.com/service/
- 7. © UETOMAE 2019 -
ウエトマエの開発チーム構成
Product Agent
(PM/SE)
1~2名
Architect
1名
コンサルタント
1名
※最初の要求一覧を作る工程を支援
Team Member
1名~7名
Team Leader
品質管理
1名
コミュニケーター(通訳)
1名
BEETEC Co., Ltd.
Product Owner
お客様
- 8. © UETOMAE 2019 -
ベトナムオフショアの状況
Ø ベトナムはどんな国?
Ø 日本から5時間半~6時間半
Ø 時差はマイナス2時間
Ø 人口9554万人 平均年齢(29歳)
Ø 年末年始は1/1のみ休日。旧正月で2週間近く稼働が止まります
Ø 車とバイクの量が多く、信号が少ないので、道路を渡るには注意が必要です
Ø ハノイ市:湿気が多い、2月頃は10度以下にもなる
Ø ホーチミン市: 乾燥している。暑い(最高気温は年間を通して30度以上)
Ø ITソフトウェア輸出金額 約 2925億円(2017年)
Ø ソフトウェア輸出は5兆8,500億ドンと推定された(2016年と比較して4.4%増加)
Ø IT企業数27000社(2017年)※ 毎年10%程度ずつ増加中
Ø 年間5万人程度の人材がIT業界に流入してくると言われている
Ø IT系の大学の卒業生は約8万人とも
Ø ダナンなどの中核都市にもIT企業が増えている
- 9. © UETOMAE 2019 -
人口構成
https://www.populationpyramid.net両国の人口ピラミッド比較(2018年)
日本
ベトナム
出典元:
- 10. © UETOMAE 2019 -
ベトナム開発における課題
Ø マネジメントが弱い
Ø そもそもがベトナムのIT業界は若い人達で支えられている。
Ø 顧客との折衝経験が乏しいため、マネージャークラスでも契約を根拠とした交渉が難しい。
(契約的な問題であっても、仕方無いという言葉で片付くことが多い)
Ø ラボ契約が主体なため、契約リスクを発注側が持つことが多い
Ø 転職市場が活況なため、人が定着しない(時期によってはチームの1/3近くも退職することがある。)
転職すると、すぐ給与が上がっていくという面も大きい。
Ø オーバーヘッドが大きい
Ø ブリッジSE、コミュニケーター、テスターと分業されるチーム構成のため、開発規模に対してアサインする人数が多
くなる。この結果、開発以外のオーバーヘッドでコストが嵩み、単価が安いわりに全体的なコストメリットが出にく
い。
Ø 品質が安定しない
Ø 開発プロセスに即した開発よりも、個人能力に依存した開発となるため、品質が安定しない
Ø 急速に拡大する会社が多いため、取り扱う開発規模に比例して要員の平均年齢とスキルが下がる。結果、品質が下が
るという面もある。
- 11. © UETOMAE 2019 -
これからのベトナムオフショア
Ø 安いからオフショアに出すという時代は終わりつつあることへの認識
Ø ベトナムを始め近隣諸国の人件費は対円で急速に高騰している。
Ø 一方、国内IT業界においては破壊的な勢いで人手不足が進行している。
Ø システム開発を行うためにはオフショア先の人出に頼るしかないという状況。
Ø 「オフショア=安いが品質が悪い」からの脱却
Ø 若いエンジニアが仕事をしているため、「業務」への理解度は低くなる。
Ø 経験不足からくる品質の悪さは各社が苦しんでいるポイント。
Ø ベトナムエンジニアのスキル不足というより、エンジニアの質向上に追いつかない速さで人材がIT市場に供給されてい
る。
Ø その一方で、日本との協業の中、品質を出すことに成功する会社も出てきており、今後も増えて行くことが予想される。
Ø C/S型システムが走り始めてドキュメントがおざなりになった頃の日本と同じ歴史を繰り返すと思われる。
Ø 多くの優秀な人材を供出する「リソースプール」としてのベトナムオフショア
Ø 問題点のほとんどが急速に拡大する市場のニーズに人材が追いついていないことからくるもの。
Ø 今後は経験豊富で優秀なリソースプールとなる可能性を多く秘めており、ベトナムオフショアはこれからが本番である。
- 12. © UETOMAE 2019 -
ウエトマエの取り組み
Ø ベトナムオフショアを始めてとする多拠点での開発ニーズに備えるために『ウエトマエモデル』を研究中
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UETOMAE
UETOMAE Model
Education
Offshore
BEETECH
Consulting
Human
Resource
Network
<UETOMAE MODEL>とは
開発プロセスやTOOL CHAINを
ベースとした技術でもあり、
agile宣言をベースとした
思想でもある。
Manifest
『すべてのエンジニアがウエを向いてマエへ進む』ための宣言。
UETOMAE MODELが目指す所、原則論を定義する。
Process
マニフェストを実現するためのシステム開発プロセスの定義。
ディシプリンド アジャイル (DA)をベースとしオフショア開発にも展開できる多拠点開発を適切に進行するための工法論。
Methodically
開発プロセスを適切なコストで円滑に進行するための、ツールの連なりを定義する。
デファクトスタンダードになりうるオープンでメジャーな製品群を利用し、どのような状況下でも簡単に開発プロセスを
維持するためのツールセットを準備可能にすることで、プロジェクトの立ち上がりや要員アサインコストを極小化する。
- 13. © UETOMAE 2019 -
ウエトマエの取り組み
Ø UETOMAE MODEL研究の背景
Ø 受託開発においては自社サービスと比較し、開発着手までの手順(プロジェクト計画から共
通部の設計、実装まで)のコストが多くかかる。
Ø オフショア開発においても同様の状況があり、また、ウエトマエが目指す多拠点の在宅ワー
クでも、今後、同じような問題にぶつかる可能性が高い。
Ø 文化や言葉の違いから、共通言語としてのプロセスやツールの策定が急務である。
Ø 大規模開発になりがちなウォーターフォールのモデルでは、人材の流動が激しいベトナムオ
フショアにおいてのリスクが高くなる。
(完成しない状態で担当者がいなくなる可能性がある)
これらの問題点を解決するために、DA(ディシプリンド アジャイル)をベースとした開発プロセスと、ク
ラウド上で利用が可能な多種多様なサービスを組み合わせたツールチェインをベースに、『UETOMAE MODEL』
の開発研究に、当社は着手している。
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- 14. © UETOMAE 2019 -
ウエトマエモデル イメージ
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Process Lane
Tools Chain
Development Process