化粧品市場の動向と最新トレンド
•Transferir como PPTX, PDF•
2 gostaram•1,254 visualizações
化粧品市場の動向と最新トレンド
Recomendados
Mais conteúdo relacionado
Semelhante a 化粧品市場の動向と最新トレンド
Semelhante a 化粧品市場の動向と最新トレンド (20)
化粧品市場の動向と最新トレンド
- 1. 化粧品市場の動向と最新トレンド 〒550-0013 大阪市西区新町2-4-2 ℡：06-6538-5358 e-mail：r.matsumoto@tpc-osaka.com 担当：松本竜馬TPCマーケティングリサーチ株式会社
- 2. 企業紹介 TPCマーケティングリサーチ㈱ ■代 表 ：川原 喜治 ■本 社 ：大阪市西区 ■設 立 ：1991年 ■資本金 ：1,000万円 ■社員数 ：41名 2 ©TPC Marketing Research
- 3. Ⅰ. 化粧品市場の概況 3 ©TPC Marketing Research
- 4. 1. 市場環境 4 ©TPC Marketing Research 外 部 環 境 内 部 環 境 プラス要因 マイナス要因 ■高い技術力 ■世界一厳しい目を持つ消費者 ■外国人観光客の増加 ■アジアを中心に高い経済成長 ■海外での日本ブランドへの信頼性 ■少子高齢化 ■個人消費の伸び悩み ■異業種からの参入増加 ■外資系企業による日本向け製品の強化 ■グローバル化の遅れ ■若年層の美容離れ ■女性のスキンケア・メイクの簡素化 日本の化粧品市場はアメリカ、中国に次いで第3位の規模 国内市場は飽和化のため、近年は海外展開が加速
- 5. 2. 市場の変遷 5 ©TPC Marketing Research ～1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代～ 発展期 転換期 多様化期 再編期 グローバル化期 －1,000億円突破（1965） －資本自由化（1967～1973） －黒皮症が社会問題化（1977） －1兆円突破（1985） －女性の社会進出が加速（1985） －訪販チャネルの衰退 ⇔ 通販チャネルの整備 －百貨店チャネルの成長 －ドラッグストアの台頭 －コンビニチャネルの確立 －ブランドの選別と集中 －薬事法の改正（2001・2005） －インターネットの発達 －市場の飽和化 －外国人観光客の増加 －海外進出・M&A加速 異業種企業の参入 外資系企業の参入
- 6. 3. キープレーヤー 6 ©TPC Marketing Research 化粧品企業（売上TOP10） 異業種企業 大手化粧品企業はM&Aを積極的に行い、グローバル化に対応 一方、異業種からの参入も相次ぎ、存在感が高まる 独自技術・成分や顧客基盤を活用し 売上を順調に拡大 “メイド・イン・ジャパン”を強みに、 グローバルブランドの育成に注力
- 7. 21,840 21,833 21,918 22,321 22,540 22,912 23,388 23,820 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 （億円） 4-1. 化粧品の市場規模：全体 7 ©TPC Marketing Research 日本の化粧品市場は2兆3,388億円 近年はインバウンドの影響で拡大するも、国内需要は横ばい～微増 （見込） 年平均 ＋1.1％
- 8. 4-2. 化粧品の市場規模：チャネル別 8 ©TPC Marketing Research 薬局・薬店が最大ボリュームを形成するも市場は伸び悩み 通販は2009年に量販店を抜いて第2位となり、最成長チャネル －インバウンド需要が寄与 －店舗数は頭打ちで、国内需要は伸び悩み 薬局・薬店（前年度比102.0％） 通販（前年度比104.8％） 訪販（前年度比100.0％） 百貨店（前年度比103.8％） －利便性向上による利用者の増加 －店販メーカーによる通販の強化が寄与 －在宅率の低下による営業効率の悪化 －販売員の高齢化による顧客数の減少 －インバウンド需要が好調 －中・高価格帯ブランドに客足が戻る 通販 16％ 量販店 13％ 訪販 9％ 百貨店 9％ サロン 7％ その他 17％ 2016年度 2兆3,388億円 薬局・薬店 28％ 化粧品市場のチャネル別構成 化粧品市場のチャネル別動向
- 9. ボディケア 8％ 4-3. 化粧品の市場規模：分野別 9 ©TPC Marketing Research 日本の化粧品市場での成功は、スキンケアが鍵を握る （ブランドスイッチが比較的少ない） 2016年度 2兆3,388億円 －アンチエイジングが市場を牽引 －オーガニック・ナチュラルコスメの台頭 スキンケア（前年度比102.4％） ヘアケア（前年度比101.3％） メイクアップ（前年度比102.6％） ボディケア（前年度比101.7％） － 『ボタニカル』ブームが市場を拡大 －女性用育毛剤、白髪市場が堅調に推移 －リップメイクが好調 －CCクリームやクッションFが市場を活性化 －日焼け止め市場は順調に拡大 －ニオイケアが伸長 スキンケア 46％ ヘアケア 25％ メイクアップ 21％ 化粧品市場の分野別構成 化粧品市場の分野別動向
- 10. 4-4. 化粧品の市場規模：カテゴリー別 10 ©TPC Marketing Research アンチエイジングと美白が二大ニーズで牽引するも、 近年は自然派コスメと敏感肌コスメが急成長 ヘアケア 25％ 100 110 120 130 140 0 1,000 2,000 3,000 4,000 美白 2,383億円 （112.4%） 敏感肌コスメ 498億円 （122.2%） ニキビケア （2016年度売上高：億円） （2012年度比伸長率：％） アンチエイジング 3,367億円 （115.3％） 自然派コスメ 781億円 （128.5%） メンズコスメ ※スキンケアのみ 機能性コスメ 安心・安全性コスメ
- 11. Ⅱ. 市場を読み解くキーワード 11 ©TPC Marketing Research
- 12. 1. 消費者の5大ニーズ 12 ©TPC Marketing Research 天然・自然成分の配合、化学成分の排除 安心・安全性 機 能 性 特定の肌悩みに対する高い効果 コ ス パ 性 時短・簡便性 感性・情緒性 心地よさや幸福感、リラックス感、楽しさ等 価格に対する相対的な満足度 時間と手間がかからないケア 安心・ 安全性 機能性 コスパ性 時短・ 簡便性 感性・ 情緒性 消費者 ニーズ
- 13. 2-1. 《安心・安全性》 13 ©TPC Marketing Research 「安心・安全性」に対する意識 全成分表示化 × ネット時代 ＝ 安心・安全性意識の向上 ただし、「安心・安全性」のイメージは時代により変化 65％ （とても／どちらかというと意識） 0 10 20 30 40 50 メ ー カ ー ・ ブ ラ ン ド 名 ク チ コ ミ サ イ ト 無 添 加 （ 鉱 物 油 ） 無 添 加 （ ア ル コ ー ル ） 無 添 加 （ 香 料 ） サ ン プ ル 使 用 成 分 表 無 添 加 （ 防 腐 剤 ） 無 添 加 （ 着 色 料 ） 天 然 成 分 「安心・安全性」の判断基準（％） 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 2005 2010201120122013201420152016 約2.1倍 ・・・・・ 「安心・安全性」という枠組みにおいて、 「自然派コスメ」は「無添加コスメ」と競合し、 脅かす存在にまで成長 （億円） 自然派コスメ市場の拡大 「入っていない」成分だけでなく「入っている」成分への関心 ※2017年弊社調査
- 14. 2-2. 《機能性》 14 ©TPC Marketing Research 普段の気になる肌悩み 女性の二大ニーズは、「アンチエイジング」と「美白」 なかでも、「シワ」対策市場は今後の最有望カテゴリー 成長が期待される「シワ」対策市場 0 10 20 30 40 50 60 シ ミ （％） た る み 毛 穴 シ ワ く す み ハ リ 乾 燥 キ メ テ カ リ 肌 荒 れ アンチエイジング系 美白系 ＝新効能 （医薬部外品） 乾燥による 小ジワ 加齢による シワ 光老化による シワ 株式会社ポーラ（左） 「リンクルショット メディカルセラム」 （初年度売上130億円） 株式会社資生堂 (右) 「エンリッチド リンクルクリーム S」 （発売３ヶ月で出荷100万個突破） ※2014年弊社調査
- 15. 2-3. 《コスパ性》 15 ©TPC Marketing Research 2015年頃から「プチプラ」がトレンドワードに 発売から10年以上のロングセラー商品にも再脚光 プチプラ＝プチプライス 一般に、単価2,000円以下の商品で、 セルフで購入できる安くて良いもの 「＠cosme ビューティアワード2017」の 受賞商品のうち、過半数にあたる54％が「プチプラ」 ■「マダムジュジュ」 （ジュジュ化粧品） ■1950年発売 ■45g／700円 ■2016年の売上は前年比2倍 ■「大島椿」（大島椿） ■1927年発売 ■40ml／1,100円 ■ヘアオイル市場No.1 高コスパ 安いのに優秀 値段もかわいい 値段気にせず使える
- 16. 0 200 400 600 800 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 （億円） 2-4. 《時短・簡便性》 16 ©TPC Marketing Research 女性の美容への関心・投資が低下傾向にあるなか、 「オールインワンコスメ」が需要を獲得し市場に定着 女性の美容意識の変化 オールインワンコスメ市場の拡大 2008年のリーマン・ショックに 伴う経済不況 スキンケア・メイクの簡素化 ネット時代における情報の氾濫 （何を買っていいかわからない＝買い物ストレス） 購入点数の減少 約3倍 ドクターシーラボ 新日本製薬 キューサイ ロート製薬 化粧行為＝面倒くさいもの
- 17. 2-5. 《感性・情緒性》 17 ©TPC Marketing Research 化粧品市場が成熟化し、異業種企業との競争が激化するなか、 大手化粧品企業は感性・情緒性研究を加速し顧客満足度を追求 世界一厳しい目を持つ日本の消費者 化粧品の使用時に感じる肌の心地良さ、 化粧行為を通じた満足感・幸福感の追求 ■「エビータ ビューティホイップソープ」 （カネボウ化粧品） ■2016年9月発売 ■150g／1,400円 ■1年間で累計出荷数約137万個 “洗顔の楽しさ”という情緒的価値を提案 脳科学研究の応用 五感 視覚 嗅覚 触覚聴覚 味覚
- 18. 3. 最新の美容キーワード 18 ©TPC Marketing Research 従来：肌悩み別にアプローチ 近年：肌本来の機能にアプローチ さらに最近（今後）の傾向として、3つの美容トレンドが浸透 シミ シワ たるみ くすみ ー最先端の美容研究ー 免疫、遺伝子、幹細胞に着目 ■「美活パワームース」（花王） ■2016年発売 ■90g／5,000円 ■累計出荷本数150万本以上 底上げ（土台）美容 1 ひと手間美容 2 パーソナル美容 3 基本は時短・手軽なケア オールインワンコスメ BB/CCクリーム 等 ひと手間できれいになれるケア ■「ネイチャーコンク」 （ナリスアップコスメティックス） ■2013年発売 ■200ml／1,100円程度 ■累計出荷本数120万本以上 でも、もっと キレイになりたい！ 自分に合ったものを選びたい でも、どれがいい のか分からない・・・ パーソナルコスメ・アプリの提案 資生堂「オプチューン」 （2018年春発売予定）
- 19. TPCマーケティングリサーチ株式会社 住所：〒550-0013 大阪市西区新町2-4-2 TEL : 06-6538-5358 FAX : 06-6538-6531 URL : http://www.tpc-osaka.com/ 資料の詳細は 下記までお問い合わせください。