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を使って
バックアップ管理を一元化
TIS 戦略技術センター
秋穂 賢
2013/8/21 Tech-Circle 1
Agenda
• はじめに
• Amandaとは
• 簡単なデモ
• Amandaプラグインの開発方法
• おわりに
2013/8/21 Tech-Circle 2
バックアップとは
問題とは…
• 人為的ミス(オペミスなど)
• 盗難や紛失
• ハードウェア・ソフトウェア障害
• 災害
• コンピュータウィルス、サイバーテロ
• 戦争やテロリズム
バックアップ(backup)とは、支援や予備のことであり、データやシ
ステムのバックアップとは、複製(コピー)をあらかじめ作成し、た
とえ問題が起きてもデータを復旧できるように備えておくこと。
Wikipediaより引用
2013/8/21 Tech-Circle 3問題に備えてバックアップを取りましょう
バックアップをとる前に
• バックアップ対象機器
– オンプレミス・クラウド / 物理・仮想
• バックアップ対象データ
– システムデータ・ログ・DB・ファイル…
– 不要なデータはバックアップの必要はない
• バックアップ保存先
– ローカル・DRサイト / HDD・Tape・クラウド
• バックアップ頻度
– 毎日・毎時・毎分 2013/8/21 Tech-Circle 4
目的に沿ったバックアップツールを選定しましょう
OSSのバックアップツール
2013/8/21 Tech-Circle 5
Bacula
 高機能なバックアップツール
 Webインターフェースでバックアップジョブの設定や容量推移
などが確認出来る
 設定が難しい(らしい)
Amanda
 シンプルなクライアントサーバ方式のバックアップツール
 歴史が長く(1991年~)信頼性が高い
 コミュニティ版とエンタープライズ版がある
Other…
fwbackups / Mondo Rescue / Simple Backup / Back In Time / Box
Backup などなど…
参考:http://builder.japan.zdnet.com/os-admin/20397391/1/
Amandaの概要
• Advanced Maryland Automatic Network Disk Archiverの略
• 長い歴史
– 1991年にメリーランド大学カレッジパーク校で開発。2005年より
Zmandaでサポート。2012年10月にCarboniteがZmandaを買収
• クライアントサーバ
– 複数台クライアントのバックアップを1台のサーバで集中管理
• マルチプラットフォーム
– 対応OSが豊富で複数OSが混在しててもバックアップ可能
(Linux、UNIX、BSD、Mac OS X、Windows)
• シンプルな仕組み
– バックアップにOS標準のコマンドを使っているので、Amanda無しでも
リストア可能
• 自動最適化
– Amandaがフル/増分/差分バックアップから自動で最適なレベルを選
択してバックアップしてくれる
2013/8/21 Tech-Circle 6
Amandaの対象領域
• 仮想マシンのイメージバックアップ
• OS内のファイルバックアップ
2013/8/21 Tech-Circle 7
Amandaは後者のファイルバックアップが得意
※エンタープライズ版はVMWareのイメージバックアップにも対応
アーキテクチャ
2013/8/21 Tech-Circle 8
Amanda
Server
Holding Disk
Tape Strage
Amanda
Client
Amanda
Client
Amanda
Client
Amanda
Client
Amazon S3
Holding Disk ・・・ バックアップデータのキャッシュ領域
Tape Strage・・・バックアップ先の領域。
HDDに仮想テープとして保存することも可能
オペレーション
メール通知
導入方法の紹介
2013/8/21 Tech-Circle 9
Amanda
Server
-amsrv-
Amanda
Client
-amcnt- /usr/data
バックアップ対象/var/lib/amanda/holding
/var/lib/amanda/vtapes
Tape Strage
Holding Disk
下記構成で導入してみる
 1週間ごとにフルバックアップ
 1日1回平日のみにバックアップ
 2週間分を保存
インストール(CentOS6.4の例)
• インストール
2013/8/21 Tech-Circle 10
# yum install amanda-server
# yum install amanda-client
※CentOSの標準レポジトリがv2.6.1と古い為、最新版のインストールがお勧め
これ以降はv3.3.4を使って進めて行きます
(2013.8.21時点の最新版はv3.3.4)
最新版は下記よりパッケージをダウンロードしてインストールして下さい
http://www.zmanda.com/download-amanda.php
各種設定 – 事前準備 –
• Amandaは通信にホスト名を使う
• サーバとクライアントのhosts設定をする
2013/8/21 Tech-Circle 11
/etc/hosts設定
# amanda server側での設定
10.1.14.91 amcnt
# amanda client側での設定
10.1.14.90 amsrv
各種設定 – アクセス制御 –
• Amandaへのアクセス制御を設定
• サーバとクライアントの設定をする
2013/8/21 Tech-Circle 12
/var/lib/amanda/.amandahosts設定
# amanda server側での設定
# ホスト名 ユーザ名
amcnt root amindexd amidxtaped
amcnt amandabackup amdump
# amanda client側での設定
amsrv amandabackup amdump
各種設定 – バックアップ設定 –
• Amandaは /etc/amanda 以下のディレクトリ単位
でバックアップを設定
– 例では /etc/amanda/demo を作成
2013/8/21 Tech-Circle 13
amanda server側のファイル
amanda.conf # バックアップ設定
disklist # バックアップ対象や方法を設定
amanda client側のファイル
amanda-client.conf # クライアントの設定ファイル
各種設定 – amanda.conf(server側) –
• /var/lib/amanda/example にサンプルがある
• 主な変更点を解説
2013/8/21 Tech-Circle 14
設定名 設定値 説明
org demo バックアップ名称
dumpcycle 1 weeks 1週間毎にフルバックアップ
runspercycle 5 フルバックアップ間に取得するバックアッ
プ回数
tapecycle 11 tapes 使用するテープ本数 1週間に5本で2週
間保存なので11を設定
tapedev (コメントアウトする) 外部デバイス使用時
autolabel "demo-%%" empty 自動生成するテープのラベル名
labelstr "^demo-[0-9][0-9]*$" テープのラベル名テープのラベル名
各種設定 – amanda.conf(server側) –
• 続き
2013/8/21 Tech-Circle 15
設定名 設定値 説明
index yes (コメントアウトを外す) リストア時にインデックスを使用する
infofile "/etc/amanda/demo/curinfo" データベースディレクトリ(ただのファイル
置き場)
logdir "/etc/amanda/demo/logs" ログディレクトリ
indexdir "/etc/amanda/demo/index" バックアップ履歴のインデックスディレク
トリ
hd1 directory "/var/lib/amanda/holding" ホールディングディスクの設定
他にも色々とパラメータはあるが、今回は必要最低限のみ
各種設定 – amanda.conf(server側) –
• (補足)テープラベルの自動設定
2013/8/21 Tech-Circle 16
define changer demo_vtapes {
tpchanger "chg- disk:/var/lib/amanda/vtapes"
property "auto-create-slot" "yes"
property "num-slot" "11“
}
tpchanger "demo_vtapes“
この設定を入れて amcheck コマンドを打つとテープが作成される
※自動化しない場合は amlabel コマンドでラベルを作成
各種設定 – disklist(server側) –
• バックアップ対象や方法を設定
• 今回は特定ディレクトリをtarでバックアップ
2013/8/21 Tech-Circle 17
# 対象ホスト 対象データ バックアップ方式
amsrv /usr/data comp-user-tar
バックアップ方式はデフォルトで提供されているものを使用
⇒独自のプラグインを開発することも可能
各種設定 – amanda-client.conf(client側) –
• Amanda Client側の設定ファイル
2013/8/21 Tech-Circle 18
conf “demo” # server側で設定した名称
index_server “amsrv” # indexサーバ
tape_server “amsrv” # テープサーバ
tapedev "chg-disk:/var/lib/amanda/vtapes“
# テープデバイス
単純バックアップのデモ
• 設定したバックアップのチェック
• 「0 problems found.」が出力されれば問題なし
2013/8/21 Tech-Circle 19
amcheck demo1
amdump demo1
• バックアップ取得
amadmin demo1 find
• バックアップの確認
バックアップデータを戻す
2013/8/21 Tech-Circle 20
amrecover -h amcnt -C demo1
• ホスト「amcnt」の「demo」バックアップをリストア
• amrecoverで対話式でリストアする
setdisk /usr/data
add *
extract
• リストア対象データをセットしてデータ抽出
• データは現在のディレクトリに出力される
(補足:下記方法でもリストア可能)
amrestore chg-disk:/var/lib/amanda/demo1/vtapes amcnt /usr/data
tar xvf hogehoge
client上
client上
server上
S3へのバックアップデモ
2013/8/21 Tech-Circle 21
amanda.conf設定
define changer demo_s3 {
tpchanger "chg-multi:s3:demo2-stc-tis/slot-{1,2,3,4}"
device-property "S3_ACCESS_KEY" “YOUR_ACCESS_KEY"
device-property "S3_SECRET_KEY" “YOUR_SECRET_KEY"
device-property "S3_BUCKET_LOCATION" "ap-northeast-1"
device-property "PROXY" “USER:PASS@HOST:PORT"
changerfile "/etc/amanda/demo2/s3-statefile"
}
tpchanger "demo_s3"
AWSへの
アクセス情報
S3のbucket名
Amandaの
テープラベル
Amanda管理用の
S3情報(自動生成)
S3へのバックアップデモ
• S3の設定さえすればHDDと同じように(S3は
意識せずに)使用可能
• ネットワーク経由でのバックアップになる為、
遅延時間に注意
2013/8/21 Tech-Circle 22
amcheck demo2
amdump demo2
amadmin demo2 find
S3からのリストア
• リストアも同じ
2013/8/21 Tech-Circle 23
amrecover -h amcnt -C demo2
setdisk /usr/data
add *
extract
Amandaプラグインの開発方法
• perlのモジュールを継承して各コマンドに対応
したメソッドを実装していく
2013/8/21 Tech-Circle 24
呼び出しメソッド名 コマンド
command_restore amrecovery
command_estimate amdump(バックアップ前)
command_backup amdump
command_selfcheck amcheck
command_validate amcheckdump
必要なメソッドを実装すればプラグインの開発も可能
おわりに
• Amandaはクライアントサーバ型のバックアッ
プ管理ツール
• サーバ側でバックアップを一元管理
• データ保存先にHDD・TAPE・Amazon S3が選
択出来る
• 独自に拡張プラグインの開発が可能
2013/8/21 Tech-Circle 25

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Amandaを使ってバックアップ管理を一元化

  • 2. Agenda • はじめに • Amandaとは • 簡単なデモ • Amandaプラグインの開発方法 • おわりに 2013/8/21 Tech-Circle 2
  • 3. バックアップとは 問題とは… • 人為的ミス(オペミスなど) • 盗難や紛失 • ハードウェア・ソフトウェア障害 • 災害 • コンピュータウィルス、サイバーテロ • 戦争やテロリズム バックアップ(backup)とは、支援や予備のことであり、データやシ ステムのバックアップとは、複製(コピー)をあらかじめ作成し、た とえ問題が起きてもデータを復旧できるように備えておくこと。 Wikipediaより引用 2013/8/21 Tech-Circle 3問題に備えてバックアップを取りましょう
  • 4. バックアップをとる前に • バックアップ対象機器 – オンプレミス・クラウド / 物理・仮想 • バックアップ対象データ – システムデータ・ログ・DB・ファイル… – 不要なデータはバックアップの必要はない • バックアップ保存先 – ローカル・DRサイト / HDD・Tape・クラウド • バックアップ頻度 – 毎日・毎時・毎分 2013/8/21 Tech-Circle 4 目的に沿ったバックアップツールを選定しましょう
  • 5. OSSのバックアップツール 2013/8/21 Tech-Circle 5 Bacula  高機能なバックアップツール  Webインターフェースでバックアップジョブの設定や容量推移 などが確認出来る  設定が難しい(らしい) Amanda  シンプルなクライアントサーバ方式のバックアップツール  歴史が長く(1991年~)信頼性が高い  コミュニティ版とエンタープライズ版がある Other… fwbackups / Mondo Rescue / Simple Backup / Back In Time / Box Backup などなど… 参考:http://builder.japan.zdnet.com/os-admin/20397391/1/
  • 6. Amandaの概要 • Advanced Maryland Automatic Network Disk Archiverの略 • 長い歴史 – 1991年にメリーランド大学カレッジパーク校で開発。2005年より Zmandaでサポート。2012年10月にCarboniteがZmandaを買収 • クライアントサーバ – 複数台クライアントのバックアップを1台のサーバで集中管理 • マルチプラットフォーム – 対応OSが豊富で複数OSが混在しててもバックアップ可能 (Linux、UNIX、BSD、Mac OS X、Windows) • シンプルな仕組み – バックアップにOS標準のコマンドを使っているので、Amanda無しでも リストア可能 • 自動最適化 – Amandaがフル/増分/差分バックアップから自動で最適なレベルを選 択してバックアップしてくれる 2013/8/21 Tech-Circle 6
  • 7. Amandaの対象領域 • 仮想マシンのイメージバックアップ • OS内のファイルバックアップ 2013/8/21 Tech-Circle 7 Amandaは後者のファイルバックアップが得意 ※エンタープライズ版はVMWareのイメージバックアップにも対応
  • 8. アーキテクチャ 2013/8/21 Tech-Circle 8 Amanda Server Holding Disk Tape Strage Amanda Client Amanda Client Amanda Client Amanda Client Amazon S3 Holding Disk ・・・ バックアップデータのキャッシュ領域 Tape Strage・・・バックアップ先の領域。 HDDに仮想テープとして保存することも可能 オペレーション メール通知
  • 9. 導入方法の紹介 2013/8/21 Tech-Circle 9 Amanda Server -amsrv- Amanda Client -amcnt- /usr/data バックアップ対象/var/lib/amanda/holding /var/lib/amanda/vtapes Tape Strage Holding Disk 下記構成で導入してみる  1週間ごとにフルバックアップ  1日1回平日のみにバックアップ  2週間分を保存
  • 10. インストール(CentOS6.4の例) • インストール 2013/8/21 Tech-Circle 10 # yum install amanda-server # yum install amanda-client ※CentOSの標準レポジトリがv2.6.1と古い為、最新版のインストールがお勧め これ以降はv3.3.4を使って進めて行きます (2013.8.21時点の最新版はv3.3.4) 最新版は下記よりパッケージをダウンロードしてインストールして下さい http://www.zmanda.com/download-amanda.php
  • 11. 各種設定 – 事前準備 – • Amandaは通信にホスト名を使う • サーバとクライアントのhosts設定をする 2013/8/21 Tech-Circle 11 /etc/hosts設定 # amanda server側での設定 10.1.14.91 amcnt # amanda client側での設定 10.1.14.90 amsrv
  • 12. 各種設定 – アクセス制御 – • Amandaへのアクセス制御を設定 • サーバとクライアントの設定をする 2013/8/21 Tech-Circle 12 /var/lib/amanda/.amandahosts設定 # amanda server側での設定 # ホスト名 ユーザ名 amcnt root amindexd amidxtaped amcnt amandabackup amdump # amanda client側での設定 amsrv amandabackup amdump
  • 13. 各種設定 – バックアップ設定 – • Amandaは /etc/amanda 以下のディレクトリ単位 でバックアップを設定 – 例では /etc/amanda/demo を作成 2013/8/21 Tech-Circle 13 amanda server側のファイル amanda.conf # バックアップ設定 disklist # バックアップ対象や方法を設定 amanda client側のファイル amanda-client.conf # クライアントの設定ファイル
  • 14. 各種設定 – amanda.conf(server側) – • /var/lib/amanda/example にサンプルがある • 主な変更点を解説 2013/8/21 Tech-Circle 14 設定名 設定値 説明 org demo バックアップ名称 dumpcycle 1 weeks 1週間毎にフルバックアップ runspercycle 5 フルバックアップ間に取得するバックアッ プ回数 tapecycle 11 tapes 使用するテープ本数 1週間に5本で2週 間保存なので11を設定 tapedev (コメントアウトする) 外部デバイス使用時 autolabel "demo-%%" empty 自動生成するテープのラベル名 labelstr "^demo-[0-9][0-9]*$" テープのラベル名テープのラベル名
  • 15. 各種設定 – amanda.conf(server側) – • 続き 2013/8/21 Tech-Circle 15 設定名 設定値 説明 index yes (コメントアウトを外す) リストア時にインデックスを使用する infofile "/etc/amanda/demo/curinfo" データベースディレクトリ(ただのファイル 置き場) logdir "/etc/amanda/demo/logs" ログディレクトリ indexdir "/etc/amanda/demo/index" バックアップ履歴のインデックスディレク トリ hd1 directory "/var/lib/amanda/holding" ホールディングディスクの設定 他にも色々とパラメータはあるが、今回は必要最低限のみ
  • 16. 各種設定 – amanda.conf(server側) – • (補足)テープラベルの自動設定 2013/8/21 Tech-Circle 16 define changer demo_vtapes { tpchanger "chg- disk:/var/lib/amanda/vtapes" property "auto-create-slot" "yes" property "num-slot" "11“ } tpchanger "demo_vtapes“ この設定を入れて amcheck コマンドを打つとテープが作成される ※自動化しない場合は amlabel コマンドでラベルを作成
  • 17. 各種設定 – disklist(server側) – • バックアップ対象や方法を設定 • 今回は特定ディレクトリをtarでバックアップ 2013/8/21 Tech-Circle 17 # 対象ホスト 対象データ バックアップ方式 amsrv /usr/data comp-user-tar バックアップ方式はデフォルトで提供されているものを使用 ⇒独自のプラグインを開発することも可能
  • 18. 各種設定 – amanda-client.conf(client側) – • Amanda Client側の設定ファイル 2013/8/21 Tech-Circle 18 conf “demo” # server側で設定した名称 index_server “amsrv” # indexサーバ tape_server “amsrv” # テープサーバ tapedev "chg-disk:/var/lib/amanda/vtapes“ # テープデバイス
  • 19. 単純バックアップのデモ • 設定したバックアップのチェック • 「0 problems found.」が出力されれば問題なし 2013/8/21 Tech-Circle 19 amcheck demo1 amdump demo1 • バックアップ取得 amadmin demo1 find • バックアップの確認
  • 20. バックアップデータを戻す 2013/8/21 Tech-Circle 20 amrecover -h amcnt -C demo1 • ホスト「amcnt」の「demo」バックアップをリストア • amrecoverで対話式でリストアする setdisk /usr/data add * extract • リストア対象データをセットしてデータ抽出 • データは現在のディレクトリに出力される (補足:下記方法でもリストア可能) amrestore chg-disk:/var/lib/amanda/demo1/vtapes amcnt /usr/data tar xvf hogehoge client上 client上 server上
  • 21. S3へのバックアップデモ 2013/8/21 Tech-Circle 21 amanda.conf設定 define changer demo_s3 { tpchanger "chg-multi:s3:demo2-stc-tis/slot-{1,2,3,4}" device-property "S3_ACCESS_KEY" “YOUR_ACCESS_KEY" device-property "S3_SECRET_KEY" “YOUR_SECRET_KEY" device-property "S3_BUCKET_LOCATION" "ap-northeast-1" device-property "PROXY" “USER:PASS@HOST:PORT" changerfile "/etc/amanda/demo2/s3-statefile" } tpchanger "demo_s3" AWSへの アクセス情報 S3のbucket名 Amandaの テープラベル Amanda管理用の S3情報(自動生成)
  • 23. S3からのリストア • リストアも同じ 2013/8/21 Tech-Circle 23 amrecover -h amcnt -C demo2 setdisk /usr/data add * extract
  • 24. Amandaプラグインの開発方法 • perlのモジュールを継承して各コマンドに対応 したメソッドを実装していく 2013/8/21 Tech-Circle 24 呼び出しメソッド名 コマンド command_restore amrecovery command_estimate amdump(バックアップ前) command_backup amdump command_selfcheck amcheck command_validate amcheckdump 必要なメソッドを実装すればプラグインの開発も可能
  • 25. おわりに • Amandaはクライアントサーバ型のバックアッ プ管理ツール • サーバ側でバックアップを一元管理 • データ保存先にHDD・TAPE・Amazon S3が選 択出来る • 独自に拡張プラグインの開発が可能 2013/8/21 Tech-Circle 25