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クラウドを活かし、強みにするISVの可能性 桑原里恵
- 2. 自己紹介に代えて…
• 本日の資料は「SlideShare」にアップ
札幌スパークルFacebookページにリンクをアップ
http://www.facebook.com/SapporoSparkle
• 合わせていくつか…クラウド&デザイン関連の執筆、番組
• IT Leaders 2011年11月号「システム起点から利用起点へ-クラウド2.0」
• IT Leaders 2010年5月号「クラウド構成で実現するシステム像と可能性」
• 日経ビジネスオンライン連載「グランドデザイン問答;素敵な総合造形計画」
• Kinectの驚く応用、買い物客の行動を追跡 発想次第で思いがけない…
• 1ドルアプリでiPad2をヘルスケアに、費用や技術の限界を超え…
• 日経ビジネス2011年12月12日号「グランドデザインはあなたが描く」
• IT Leaders Live! クラウド関連配信(その一部);
• 第15回 11月3日 クラウド、consumerizationに合った開発工程を考える
• 第17、18回 11月17、24日 企業システムの視点から クラウドの今を考えてみよう
• 第22回 12月22日 二度目の元年を迎えたオープンソース
• 第48回 6月21日 ここまできたメガクラウド -大手ERPベンダーのクラウド動向
JASPAセミナー 1 ©2012 SapporoSparkle kk
- 3. もうひとつ…
• 企業ITのオンライン番組「IT Leaders Live!」を配信中
• 毎週木曜日18時~ ITリーダーズ田口潤編集長と
• 番組Facebookページ; http://www.facebook.com/ITLeadersChannel
• その他のソーシャル・メディア発信もぜひ!
• 桑原里恵Twitter https://twitter.com/SatoeKuwahara
• 桑原里恵Facebook http://www.facebook.com/satoekuwahara
• 札幌スパークルFacebook http://www.facebook.com/SapporoSparkle
JASPAセミナー 2 ©2012 SapporoSparkle kk
- 4. ごく身近な「選択肢」になったクラウド
• クラウドとの距離感が変化→ごく日常、ごく自然な選択肢に
クラウドを前提とする多数のサービス
新製品の多くがクラウド提供、あるいはクラウド試使用
大手メーカー、主要製品がクラウド版を提供
業界向けサービス、情報共有化などはクラウド型の提供
Consumerizationでクラウドはさらに身近に
すでに起きている変化
→自身の価値として享受するかどうか
• クラウドによって多彩なサービス、ソフトウェアが登場
• 費用とスピードの“解”が増え、IT化のアプローチが変化
• 地方企業、中小企業にも“大手と同じ選択肢、利用環境”
• 情報を得るのも、技術を試すのも容易、技術と知識次第
• グローバル化、情報共有型などクラウドによく合う対象も
JASPAセミナー 3 ©2012 SapporoSparkle kk
- 5. 一方、企業ITは…「事業基盤となり、武器となるシステム」
• 事業とITの一体化→ ITを組み込んだ業務プロセス
• さらに、ITを活かした“個性的で強みとなる”機能
• 全体像が肝。さらに実現の品質とスピード/費用が競争力に
• 求める姿に向けて、「必要なシステムを組み合わせる」
• グローバル化、多様化、協業……今日の事業方向性→IT化も変わる
狙いと実現内容 業務プロセスと機能要件 使用システム
事業の方向性 業務プロセス 情報基盤
シ ERPなど基幹系
取り組みの狙い 業 ス
務 テ
機 ム CRMなどパッケージ
能 機
能
対象 察知 誘導
何が メール・表計算…
プロセス 変わるのか
情報共有
社外・外部サービス
JASPAセミナー 変化に取り組みの価値 4 ©2012 SapporoSparkle kk
- 6. ユーザー企業から見たクラウドの魅力
企業ITの『システム視点から利用視点への変化』
→クラウドが顕著に支える “いかに活かすか”
→ 「求める姿に必要なシステムを、求める条件で実現する」
→ 実現内容にも、実現条件にもクラウドが“策”になる
→ クラウドを「ハイブリッドに使う」 *“ASP時代”との違い
技術による刺激
クラウドサービスA
求める姿
既存システム
オンプレミス
事業視点
顧客視点 外部サービス
協業、BPO
JASPAセミナー インテグレーション
5 ©2012 SapporoSparkle kk
- 7. 所有/非所有を超えて・・・“Choice and Customize“
クラウドを使って“自社に最適なシステムを実現”
“Choice & Customize” → “インテグレーション”
クラウドが持つ魅力 “所有/非所有を越えて”
・クラウドが持つ基本特性と価値観(特にマネジメント側面)
・高度化と深刻化する基盤負担をクラウドに委ねる
・クラウド独自の価値を取り込む(いつでもどこでも、情報共有…)
・クラウドを介して優れた技術とノウハウを得る
・クラウドの「連携の強さ」を活かす ・・・
ワンポイント;①クラウドとアウトソーシングは違う
*例えば、信頼性=個別の品質→全体は組合せによる=ユーザー責任
JASPAセミナー 6 ©2012 SapporoSparkle kk
- 8. 例① 小売業の商品構成(MD)システム
• 複数のシステム形態を適宜選択、組み合わせたシステム
• 実際はこれらの組み合わせを支えるデータ・インテグレーションなど基盤
小売業主体の共用システム
特売計画システム
商品情報&商談システム
商品構成(MD)システム 小売業のシステム
サプライヤーに公開
MD、実績 PaaS使用
品揃え AP
AP 独自システム
AP マスター、提案
小売業バイヤー
オンプレミスとクラウドを 商品情報共有サイト 第三者システム
組み合わせた 検索 パブリッククラウド
SOAのアプリケーション SaaS&
商品情報… ビジネスサービス
商品詳細情報
サプライヤー担当者
サプライヤーのシステム
AP 画像 仕様 SaaS上に実装
プライベート利用
候補商品etc.
JASPAセミナー 7 ©2012 SapporoSparkle kk
- 9. 例② 複数のクラウドを組み合わせた顧客対応のしくみ
メッセージetc. 位置情報 電子マニュアル
巡回中
写真サイト 地図情報 CRM CRM GPS
コンタクト フィールド
センター サービス
依頼
GPS
見積もり etc.
サービス
顧客契約 指示
大変! IDつき システム
コンポジット
来てくださ アプリケーション
い
顧客
サービス
顧客状況 対応画面 サービス 担当者
担当者状況
対応内容
CRM 顧客情報 アサイン 現地へ
会話 会話
かけつけ 作業報告
CTI
回答 家族からの照会
後日の照会 オペレータ
JASPAセミナー 8 ©2012 SapporoSparkle kk
- 10. 例③ ビデオ会議をアプリケーションに組み合わせる
• クラウドのビデオ会議を“仕事の道具”だけでなく、特定のシーンに利用
→ビデオ会議と他を組み合わせて“アプリケーション”化
• 例ではビデオ会議に文書共有、検索、音声動画記録、ワークフローなど
案件A
専門部署担当A
担当Bさんは、
複数のミーティングに
順番に参加する
専門部署担当B
顧客A 営業A 案件B
お客様とのミーティング中
必要な時間だけ参加
専門的な知識が必要になったら
順番に複数の
専門担当者に入ってもらう
顧客B ミーティングに参加
営業B
JASPAセミナー ©2012 SapporoSparkle kk
9
- 11. クラウドの動き“多角度の進化”- PaaS/SaaSでは…
1. エンタプライス系とソーシャル系、コンテンツ系
2. Consumerizationのビジネス利用が拡大
3. 特化型クラウドが多数登場;
1. 小さな単位(単機能)のクラウド・サービス
2. 専門性の高い業務を対象とするサービス
3. 高難度、高負担の領域を対象とするサービス
4. 基盤部分など特定技術を対象とするサービス
4. ビジネス・サービスやコミュニティを伴うサービスの広がり
5. データ分析などクラウド活かした専門サービス登場
6. PaaSの強化とハイブリッド利用を支える基盤
7. アプリケーション基盤となるSaaS…アカウント情報他
8. パッケージのクラウド型サービスとクラウド専用の競争激化
9. 主力ベンダーによるパブリック・クラウドの急進 ……
10. オープンソース、モバイル、ビッグデータ/データ活用の関連
JASPAセミナー 10 ©2012 SapporoSparkle kk
- 12. クラウドを活かすために…インテグレーションの力
• 今、インテグレーションの力が求められている
• 「描き、選択/組み合わせ、実現をする」役割が大事→できるなり厳禁
• そしてさらに、共通基盤性を活かした“プロデュース”へ
<従来のよくある姿>
できるなりの姿
だいたいの コンポーネント その範囲内の
スコープ を特定 実現像
人材を特定
★事業とITの一体化が進む中、ITが足かせになることは許されない
★製品や技術の可能性がアプローチや人材の制約で発揮できていない
<今日、求められる姿>
“できるなり厳禁”
だいたいの
スコープ 構想力 実現像
求める姿
グランドデザイン
こだわり部分 デザイン 方法論
を具体化
製品・技術 要件
JASPAセミナー 11 ©2012 SapporoSparkle kk
- 13. 参考; クラウドの利用は“アプローチの変化”が前提
パッケージの利用や複数システムの組み合わせでは・・
-構成、骨格から機能内容(詳細)へと段階的に決定していく
-製品のポリシー、特性を早く理解し、確実に反映していく
-「業務面の検討」と「技術面の検討」を並行、合流する
クラウドの利用では特に大事→“Choice and Customize”の基本
概要 詳細 システム
従来 業務要件 業務要件 要件
開発
業務 システムへ
業務の骨格 機能特定 機能内容
今は プロセス単位 (概要) (詳細)
業務適用
骨をつくる 機能を選ぶ 内容をつめる
システム/技術構成 機能内容
実現の解 適用機能選択 システム実装
(仕様)
JASPAセミナー
大(骨格) 詳細へSapporoSparkle kk
©2012
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- 14. 「費用とスピードの強み」をユーザーとSI双方に活かす
• クラウドの魅力に費用とスピード →もっと多側面で活かす
• 開発環境の手配、繁忙時のリソース、使用期間の拘束…
• 地方や小規模でも不利にならない。高度な技術を活用可能
• 特化した選択、継続的な拡張、選択と利用の単位に柔軟性
• これを活かして「費用モデル」と「システム・ライフサイクル」を最適化
事業貢献度・・・費用対効果
利用規模
費用規模
(事業価値)
(利用から見た) (開発から見た) 開発作業
実現規模 実装規模 規模
標準化、「共通と固有」 パッケージ、クラウド利用
バリエーションの定義 製品、技術の使い込み
業務プロセスに一体化 プロセスと機能を分離・・ SOA、基盤化 開発生産性・・・
→とことん使う ・・・ 実現の解/デザイン マスター、データ整備・・
IT化のチャレンジ・・・IT部門の役割
JASPAセミナー 13 ©2012 SapporoSparkle kk
- 15. 立体化するクラウドとの関わり-ISVへの期待
クラウドの広がり→それに関わる様々な役割が登場
• クラウド・サービスを提供する事業者 →多様化
• 主要なクラウドと組み合わせる特化したクラウドの提供
• クラウドのデータや基盤を利用したサービス機能
• クラウドを組み合わせたインテグレーションを提案、販売
• クラウドの選択と利用を支援、インテグレーションを実現
• クラウドを使ったシステムの運用、持続的な拡張を支援
• クラウドを含む全体を支える基盤の構築と運用の支援
• クラウドを活かしたコミュニティ、新しい事業モデル …
*インテグレーションの役割;より顧客視点で身近な存在に
今、強く求められている存在 (背景;従来の構造、役割では非合致)
JASPAセミナー
インテグレーション →“不確実”を越えていく方法論と姿勢 kk
14 ©2012 SapporoSparkle
- 16. まとめに代えて… 強みに応え、個性を活かすIT化へ
「ITを活かした圧倒的な生産性向上が競争力の礎になる。例え
ば、生産性を高め、他にない高品質、高レベルを達成する」
「今は多様なニーズに応えなければならない。それには人数が
必要、しかし人件費は上げたくない。だからパート社員を活
性化し、正社員とのバランスを大きく変える」
企業ITのあり方に通じる “事業とITの一体化の真意”
旧;効率化のため(時にIT化のため)多様性をカット、機能を絞り込み
これから;多様性や高度化に応える、その武器にITを活かす
●「強みを活かし、個性に応える」IT化→事業競争力へ
-その武器にクラウド、それを実現するパートナーの役割
-クラウドだからこそ、地方や中小企業、特定事業にも可能に
-そして、クラウドだからこそ中小ISVにも強みと可能性
JASPAセミナー 15 ©2012 SapporoSparkle kk