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【AgileJapan2022】アジャイルで進めるSDGs実現への歩み_稲葉涼太20221115.pdf
- 1. Agile Japan 2022
Why SDGs?とWhat is SDGs?のその先へ
~アジャイルで進めるSDGs実現への歩み~
• 株式会社Flexas Z ディレクター
• PMI日本支部 理事/SDGsスタートアップ研究分科会 代表
稲葉涼太 2022年11月15日
- 3. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
アジェンダ
2
■ 自己紹介
■ 1.SDGsについて
■ 2.『SDGs』がなぜビジネスで必要か
■ 3.SDGs達成のためのアジャイル
すみません!ライトニングにいきます
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自己紹介
3
「人」と「ソーシャル」をテーマにパラレルキャリアの実践中
稲葉涼太
◼ 株式会社Flexas Zディレクター
◼ 大手IT企業から大手コンサルティングファームを経て、
ベンチャー人事・ITコンサルティングファームの設立メンバー
• 専門は人事業務と人事システムのコンサルティングおよび、
プロジェクトマネジメントのコンサルティング、アジャイルコーチ、SDGs事業支援などを行う
【主な資格】
✓PMI認定PMP(Project Management Professional)
✓PMI認定DASSM(Disciplined Agile Senior Scrum Master)
✓IIBA認定CBAP(Certified Business Analysis Professional)
✓Scrum Alliance認定スクラムマスター/プロダクトオーナー
✓Scrum.org認定PAL-EBM
✓Management3.0認定ファシリテータ
✓ITコーディネータ
✓キャリアコンサルタント(国家資格)
✓産業カウンセラー
✓2030SDGs認定ファシリテータ
✓SDGsビジネスマスター
✓SDGsビジネスアイデア創出コンサルタント
✓SDGs推進コンサルタント
✓Get The Point認定ファシリテータ
✓准認定ファンドレイザー
✓ファイナンシャルプランナー(AFP)
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自己紹介
4
「人」と「ソーシャル」をテーマにパラレルキャリアの実践中
稲葉涼太
• PMI日本支部 理事(ディシプリンド・アジャイル担当、教育国際化担当 他)
• PMI日本支部 SDGsスタートアップ研究分科会 代表
• 内閣府『地方創生SDGS官民連携プラットフォーム』 SDGsスタートアップ研究分科会 代表
• 国士館大学 経営学部 非常勤講師
• キャリアコンサルタント
• 2030SDGsワークショップファシリテータ
• 経産省東北プロボノ:PM/事務局
• SDGsオンラインフェスタ:マネジメントディレクター
• キャリコンサロン「おっさん部」代表
…その他ソーシャル活動etc
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自己紹介
5
各地でのソーシャル活動(複業)
企業・行政・地域・学校相手のSDGsワークショップ講師多数
SDGs事業、キャリア、アジャイル
などの講師・講演多数
共著
経産省 東北プロボノ
プロジェクトマネージャ/事務局
SDGsオンラインフェスタ
マネジメントディレクター
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自己紹介
6
※カモノハシ:
哺乳類だけど両生類と爬虫類と鳥類の特徴を持つ。
【カモノハシキャリア】(またはスラッシュ(/)キャリア)
『アジャイル』/『IT』/『プロジェクトマネジメント(PM)』/
『ビジネスアナリスト(BA)』/『キャリアコンサルティング』/
『産業カウンセリング』/『人事コンサルティング』/『SDGs』…etc
■色々な界隈の世界を繋いで価値を創りたい
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【宣伝】
7
2022/12/18(日)第7回SDGsオンライフェスタ(無料)
• コロナ禍の2020年から立ち上げ:毎回500人以上が参加
• 毎回豪華なSDGs実践者による講演・ワークショップ
• 市民が企業や省庁にSDGsプロジェクトを提案する『SDGs提案グランプリ』決勝
• 朝から夜まで1日中開催・出入り自由:コロナでもSDGsの灯を消さないフェスタ
https://sdgsonlinefesta.com/
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SDGsについて
10
◼SDGs(エスディージーズ)
S
D
Gs
ー 持続可能な
ー 開発
ー 目標
◼ 2015年9月の国連サミットで 加盟国193ヵ国 満場一致で採択されました
Development
Sustainable
Goals
ず~っと「続ける」べき
人類「発展」のための
「目標」
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SDGsについて
11
◼ 国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成する行動計画です
◼ 2030年に向けた17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲット、
そして232の指標で構成されています
◼ 「絵にかいた餅」にならないよう、ゴールを起点に 「今 なにをすべきか?」という指標が示されています
バックキャスティング
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SDGsについて
12
細
分
化
さ
れ
た
指
標
169のターゲット(達成基準)
232の指標
17の大きな目標
出典:廣水 乃生氏 2030SDGsミニゲーム体験 About Better Place vol.1
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SDGsについて
13
◼バックキャスティングとフォアキャスティング
➢ デザイン思考の考え方の一つ
➢ 現状の延長線上で未来を予測するのが「フォアキャスティング」
➢ 現状に捕らわれず『在りたい未来』から未来を描くのが「バックキャスティング」
➢ SDGs17ゴールはバックキャスティング
現状
未来
バックキャスティング
• 未来指向で考える
• 極端な未来が来るものと仮定し、その時の姿を考える
• できない理由ではなくできたときのことを考える
フォアキャスティング
• 確率の高い未来を考える
• 予測の確からしさを求め、現状の「変わら
ない理由」を制約事項と考える
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SDGsについて
14
現状
未来
バックキャスティング
• 未来指向で考える
• 極端な未来が来るものと仮定し、その時
の姿を考える
• できない理由ではなくできたときのことを考
える
フォアキャスティング
• 確率の高い未来を考える
• 予測の確からしさを求め、現状の「変わら
ない理由」を制約事項と考える
『バックキャスティング』というのは簡単だが
【在りたい姿】を自分事にするのは難しい
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SDGsについて
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ある日突然「地球滅亡」はしないかもしれないが…
2968
DRAGON BALL
©集英社/鳥山明L
宇宙©東北新社
2030年終了
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SDGsについて
18
地球1.7個分の消費
←ちなみに日本の生活を
世界がすると地球2.9個分
https://www.footprintnetwork.org/2021/01/19/we-do-not-need-a-pandemic-to-movethedate/
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SDGsについて
19
Sustainability
(持続性)とは
持続性が阻害されたときに
その重要性に気づく
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SDGsについて
20
※参考:Sustainable Development Report 2022
https://sdgindex.org/reports/sustainable-development-report-2022/
https://digital.asahi.com/articles/ASQ612T70Q50ULZU
007.html
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SDGsについて
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SDGs17ゴールの内、日本が特に課題があるとされる分野が6つあります。
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SDGsについて
22
◼ No.5 『ジェンダー平等を実現しよう』⇒146か国中116位
◼ No.12 『つくる責任 つかう責任』⇒2022年から新たに赤マーク追加
◼ No.13 『気候変動に具体的な対策を』
◼ No.14 『海の豊かさを守ろう』
◼ No.15 『陸の豊かさも守ろう』
◼ No.17 『パートナーシップで目標を達成しよう』
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SDGsについて
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17の目標は相互に結びついて連動する
環境
社会
経済
経済・社会・環境を対立関係・トレードオフにせず全体性と調和が大事
SDGs ウェディングケーキ
モデル
参照:SDGs “wedding cake” illustration presented by Johan Rockström and Pavan Sukhdev
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
25
◼ 『誰一人取り残さない』を目標に2030年までの行動計画をまとめたSDGsを『絵にかいた餅』に
せず達成するには、企業・行政・NPO・教育機関が連携しSDGsを達成するための事業を実
行・推進することが大事です
◼ SDGs達成のため、これからの事業活動は環境・社会・ガバナンスを重視する「ESG」や、経済
価値と社会価値の向上を両立させる「CSV」が重要です
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
26
◼機関投資家もESG投資とSDGsを重視
GPIF
(年金積立金管理運用独立行政法人)
日本において厚生年金と国民年金の年金積立金を管理
・運用する機関
運用資産額は177兆円で世界最大の投資規模。
PRI
(責任投資原則:Principles for Responsible
Investment)
国連が定めた原則で、解決すべき課題をEnvironment(環
境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の3つ
の分野(総称してESGと呼ぶ)に整理し、ESGに配慮した責
任投資を行うことを宣言したもの
2015/9/28
署名
投資家のESG投資やSDGsに対する関心は益々高まっている
⚫ GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、2015年9月28日に、PRI(国連が定めた責任投資原
則)に署名し、投資家の視点からもESGに配慮した企業への投資がさらに高まっている。
⚫ ESG投資に代表されるように、環境・社会へのプラス/マイナスの影響に対する企業の責任が問われ、同時に社
会・環境問題解決に対する企業への期待も大きくなっている。
Environment、Social、Governance
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
27
SDGsはスローガンや無償ボランティアだけではなく
ビジネスとしても重要キーワード
まだこのイメージに限定される??
https://gakuvo.jp/gakuvo-shimbun2018/unv03/ https://www.nippon-
foundation.or.jp/journal/2019/32022
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
28
SDGsをビジネスとして実現する
キーワードが『CSV』
Creating Shared Value
(共有価値創造)
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
29
◼ ポーターとクラマー(2011)は、21世紀の資本主義において、持続可能な成長の
ためには、経済価値と社会価値を同時に創出する、CSV(共有価値の創造)
の考え方の重要性を強調している。
✓ 「社会価値と経済価値の双方を
追求することこそ、次世代の
資本主義の目指すべき姿」
✓ 「社会課題の解決が次のビジネス要素」
✓ CSVはこれからの
競争に勝ち抜くために不可欠なモデル
Michael E. Porter Mark R. Kramer
Diamond Harvard Business Review
2011年𝟔月号
出典:PMI日本支部 平井均 高橋正憲「ソーシャルPM手法によるCSV実現に向けて」
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
30
比較項目 CSR
Corporate social responsibility
CSV
Creating Shared Value
求める価値 善行 経済的便益と社会的便益
活動のきっかけ
シチズンシップ
フィランソロピー
(ボランティア)
持続可能性
企業と地域社会が
共同で価値を創出
利益との関係
最大化とは別物
【コストセンター】
最大化に不可欠
【プロフィットセンター】
CSRとCSVの違い
ビジネスで社会課題を解決
CSRだけでなくCSV
出典:PMI日本支部 平井均 高橋正憲「ソーシャルPM手法によるCSV実現に向けて」
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
31
社会価値 経済価値
◼CSVの要諦:経済価値・社会価値の両方の向上
⚫ 経済価値と社会価値を同時に追求して実現すること。
⚫ 経済価値と社会価値がバランスしながらスパイラルアップ
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
32
自社よし
(会社利益)
顧客よし
(ビジネス機会)
社会よし
(社会課題解決)
共有
価値
<SDGsの三方よし>
• 社会課題を事業として解決して対価を得る
• 事業としてSDGs達成で稼ぎ社会価値と経済価値の両立
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
33
社会価値 経済価値
Environment Social Governance
環境 社会 企業統治
CO2削減
環境破壊の回避
など
働き方改革
ダイバーシティ推進
など
公正・透明な経営
積極的な情報開示
など
財務価値
企業業績
売上、損益
資産、負債
など
非財務価値
E S G
【CSVとESG】
長期的成長を図るESG経営の時代、社会価値と経済価値を両立させ
向上させた成果をステークホルダーへ開示することが求められる
出典:PMI日本支部 稲葉涼太
「SDGs実現のための『SDGsスタートアップ方法論』の普及促進」
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『SDGs』がなぜビジネスで必要か
34
◼ パーパスとしてのSDGs
SDGs
バックキャスティング
パーパス
ミッション
ビジョン
バリュー
DX/トランスフォーメーション
プロジェクト
事業推進
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SDGs達成のためのアジャイル
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SDGs17ゴールへの
共感と理解
◼ SDGsへの共感と理解が広まり、企業・行政・NPO・教育機関がSDGsへの取り組みを開始するケースが増えています。
◼ しかし、いざSDGsを事業として開始しようとしても、中々立ち上がらない、または効果的に推進されていないという課題
認識を私は持っています
バックキャスティング
事業推進
実際の事業
立ち上げ・
推進が進まない
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SDGs達成のためのアジャイル
38
SDGsを『SDGsウォッシュ』にしないために
※SDGsウォッシュ=実態が伴っていないのに、
上辺だけSDGsへ対応しているように見せかけ、
イメージだけを自社PRに使用する行為を、揶揄する言葉
SDGsバッジをつければ
SDGs…ではない
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SDGs達成のためのアジャイル
39
私の色々なSDGs普及支援活動や
事業推進支援・コンサルティング活動の内
本日は
『SDGs事業が立ち上がらない』課題を解決するため、
私がPMI日本支部で開発し普及促進している
『SDGsスタートアップ方法論』の
超概要についてお話します
- 48. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
47
目的
SDGsと経営戦略の整合
SDGsへの貢献を測定
SDGsへの貢献をマネジメント
指針の提供
5つのStep
Step 1 : SDGsを理解する
Step 2 : 優先課題を決定する
Step 3 : 目標を設定する
Step 4 : 経営へ統合する
Step 5 : 報告とコミュニケーションを行う
◼ SDG Compass:企業が SDGsを経営戦略と統合させ、SDGs への貢献を測定し管理するための指針
以下の3団体が作成
・GRI(Global Reporting Initiative)
・UNGC(The United Nations Global Compact:国連グローバル・コンパクト)
・WBCSD(World Business Council for Sustainable Development:持続可能な開発のための世界経済人会議)
SDGコンパスをベースと
する方法論を作成
- 49. 48
SDGs達成のためのアジャイル
©2022 PMI Japan Chapter. All Rights Reserved.
【メソッド①】
SDGsスタートアップ・プロセス
ソーシャルPMプラットフォーム
デ
ザ
イ
ン
思
考
ス
テ
ー
ク
ホ
ル
ダ
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
ベ
ネ
フ
ィ
ッ
ト
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
ア
ジ
ャ
イ
ル
ポ
ー
ト
フ
ォ
リ
オ
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
ビ
ジ
ネ
ス
モ
デ
ル
PMIグローバル標準
PMI標準を基に
ソーシャル活動
に適した最新の
知識を反映
方法論の策定
• リーンスタートアップをベ
ースにした事業推進プ
ロセス
• SDGコンパスをベース
にしたフレームワーク
【メソッド②】
SDGsスタートアップ・フレームワーク
リーンキャンバス ロジックモデル ベネフィットリスト
アイデア/仮説 課題/解決策 製品/市場
- 50. 49
SDGs達成のためのアジャイル
©2022 PMI Japan Chapter. All Rights Reserved.
アイデア/仮説のフィット 課題/解決のフィット 製品/市場のフィット
• 可能性のある顧客と課題を想定
する
• 課題解決のアイデアを仮説に基づ
く初期ビジョンとして記述する
• 仮説検証の承認を得る
• 課題をより理解する
• ステークホルダーの声を聴く
• 課題解決に繋がるMVP(実用最
小限のサービス)を構築する
• 評価指標を策定する
PMFの探索
• MVPをリリースし、市場の反応を計
測して学習する
• 学習に基づき軌道修正(ピボット)
して再構築する
• アーリーアダプターを獲得する
フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3
リーンキャンバス
拡
大
後続
ステージ
本分科会の対象
【拡大に向けた】
• 事業化計画
• 評価システム
◼SDGsスタートアップ・プロセスの概要
出所:RUNNING LEAN アッシュ・マウリャ著(2012:オライリージャパン)P3-13を基に加筆
- 51. 50
SDGs達成のためのアジャイル
©2022 PMI Japan Chapter. All Rights Reserved.
SDGsを知る
狙いを定める
優先課題を決定する
実現計画を策定する
評価基準を設定する
事業運用
1.SDGs理解
2.優先課題決定
3.目標設定
4.経営統合/
5.報告
PESTLE分析
デザイン思考
リーンキャンバス等
ゴールマッピング
ターゲット設定
ロジックモデル
ベネフィットリスト
<SDGsスタートアップ>
<SDGコンパス>
◼SDGsスタートアップ・フレームワーク
ツールと技法
SDGs事業のコンセプトを
策定し組織内で理解を得る
アジャイルな進め方で
サイクルを繰り返すことで、
仮説検証の精度を高める。
- 52. 51
SDGs達成のためのアジャイル
©2022 PMI Japan Chapter. All Rights Reserved.
アイデア/仮説のフィット 課題/解決のフィット 製品/市場のフィット
フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3
後続
ステージ
【拡大に向けた】
• 事業化計画
• 評価システム
■ 『プロセス』と『フレームワーク』をまとめた概念図
拡
大
SDGsスタートアップ・プロセス
PMFの探索
SDGsスタートアップ・フレームワーク
アウトプットVer1 アウトプットVer2 アウトプットVer3…
『プロセス』のフェーズを探索しながら推移するごとに洗練化を行い、
『フレームワーク』に基づく成果物を必要に応じてブラッシュアップし、
活動の精度を高めて、後続の拡大ステージに向けて進んでいく
- 54. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
53
◼ ・・・・・
課題
Problem
顧客セグメント
Customer Segment
独自の提案価値
Unique Value Proposition
チャネル
Channel
圧倒的優位性
Unfair Advantage
収入
Revenue Stream
主な指標
Key Metrix
ソリューション
Solution
コスト
Cost Structure
1
3
5
9
6
8
4
2
7
アーリーアダプター
Early Adopters
既存の代替品
Existence Alternatives
◼ 事業コンセプトの可視化・共有と素早い仮説検証・素早い軌道修正を
リーンキャンバスをもとに行う
- 55. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
54
リーンキャンバス作成までの検討において、
キャンバスには表出していないキーワードの
抽出を行う
リーンキャンバスの「ソリューション」とSDGs17ゴールの
整合性を検証する
リーンキャンバス作成時の「キーワード」を時系列整理し、
コンテキストを可視化してミッション・ビジョンを言語化する
出典:PMI日本支部 稲葉涼太
「SDGs実現のための『SDGsスタートアップ方法論』の普及促進」
- 56. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
55
ベネフィット
活動
ビジョンから顧客グループ、活動領域などで展開する。
アウトプット 短期アウト
カム
中期アウト
カム
長期アウト
カム
ビジョン
アウトプット 短期アウト
カム
中期アウト
カム
長期アウト
カム
アウトプット 短期アウト
カム
中期アウト
カム
活動
活動
活動
活動の結果、受益者に
もたらされる価値
◼【ロジックモデル】
◼バックキャスティング思考で長期・中期アウトカムを設定
- 57. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
56
出典:PMI日本支部 稲葉涼太
「SDGs実現のための『SDGsスタートアップ方法論』の普及促進」
◼活動から中期アウトカムまでを関連付け、
フォアキャスト思考で整合性を確認する
ベネフィット
活動
アウトプット 短期アウト
カム
中期アウト
カム
長期アウト
カム
ビジョン
アウトプット 短期アウト
カム
中期アウト
カム
長期アウト
カム
アウトプット 短期アウト
カム
中期アウト
カム
活動
活動
活動
活動から中期アウトカムまで因果関係で結び、要素の連鎖を明確にする。
活動の結果、受益者に
もたらされる価値
- 58. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
57
◼【ベネフィットリスト】
◼計画した活動のアウトプット・アウトカムの評価方法と
目標値を設定する
No. 活動 期間種別 アウトカム
アウトプット
/アウトカム
指標 目標 測定方法
ステークホルダー毎のベネフィット
備考
参加団体 参加団体の顧客 ・・・・
ー (1) 短期 参加団体にソーシャルPM手法(SDGs版)を普及できている ー ー ー
1 (1) アウトプット 参加団体のSDGs事業の効果的な推進
ソーシャルPM手法の
有効活用率
アンケート:ワークショップで学んだ内容を実
際の事業を推進させる上で活用できているか
2 (1) アウトプット 参加団体の顧客の課題解決の推進
参加団体の顧客の顧
客満足度
アンケート:参加団体の支援により顧客の課
題解決に向け進んでいるか
ロジックモデル
から転記
(短期・中期・長期
アウトプット指標or
アウトカム指標
(後述)
アウトカムに対する
指標を考える
主要なステークホルダーを
想定し、ベネフィットを
定義する
出典:PMI日本支部 稲葉涼太
「SDGs実現のための『SDGsスタートアップ方法論』の普及促進」
- 59. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
58
出典:PMI日本支部 稲葉涼太
「SDGs実現のための『SDGsスタートアップ方法論』の普及促進」
■ここまでのまとめ
このサイクルをアジャイルに繰り返して、最終目標を達成していく
<ロジックモデル>
<実行計画>
〇〇年活動計画
ベネフィット
を定義
ベネフィット
を測定
ミッション ビジョン
戦 略 計 画
<ベネフィットリスト>
<リーンキャンバス>
PESTLE分析
デザイン思考…等
- 60. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
59
出典:PMI日本支部 稲葉涼太
「SDGs実現のための『SDGsスタートアップ方法論』の普及促進」
変革のモデル
D
Dissatisfaction(不満)
× V
Vision(ビジョン)
× F
First Step(最初の一歩)
> R
Resistance to change(変化への抵抗)
変化が起きるには不満・ビジョン・最初の一歩の掛け算が、変化への抵抗を超えないといけない
『抵抗』とは
積極的なファイティングポーズ
…とは限らない
- 61. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
SDGs達成のためのアジャイル
60
出典:PMI日本支部 稲葉涼太
「SDGs実現のための『SDGsスタートアップ方法論』の普及促進」
◼社会に目を向け耳を傾け課題を探索する
課題とは理想と現状のギャップ
Well-
Being
時間
現状
理想
この差分が課題
理想が無ければ
課題もない
出典:馬田隆明
未来を実装する テクノロジーで社会を変革する4つの原則
- 63. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
最後に
62
• PMBOK7でも社会的価値、ベネフィットに大きくフォーカスしている
• 『プロジェクトエコノミー』の時代、多くの組織活動はプロジェクト型になる
• PMI4.0では、PMはプロジェクト専門家だけのものではなく学生、若者、
起業家、ビジネスリーダなど『Change Makers』と呼ばれる人達と連携
したSocial Impactの実現が提唱されている
出典:PMI 「Strategic Narrative Presentation 」
https://www.pmi.org/-/media/pmi/documents/public/powerpoint/pmi-40-strategic-brief--phase-1-
narrative.pdf?v=2c470ca0-d9db-41be-9231-b45f95427018
出典:PMBOK®ガイド第7版
- 64. All rights reserved, Copyright © 2022 Flexas Z Inc.
最後に
63
日本発の『SDGsスタートアップ方法論』の普及促進と
SDGsプロジェクト・マネジメント支援を通して
• 日本の多くのSDGs事業の立ち上げ促進を支えたい
• そして、日本から世界に向け発信し、サステナブルな世界の実現のためのTransformを
目指す世界中のSDGs事業に貢献したい
◼私の想い
2022/11/5
シンガポール開催の
PMIアジア・パシフィックリーダ会議
SDGsスタートアップのプレゼン
【人生初の英語プレゼン】
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最後に
64
◼『半径5メートルのSDGs』とよく言われます
◼半径5メートルよりもっと身近なSDGsってなに?
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最後に
65
自分のキャリアを豊かにすることが
まず一番身近な半径0メートルのSDGs
半径0メートルから5メートル…
円周を広げることが世界に繋がる
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な
経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワ
ーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
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最後に
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◼みなさんが当たり前に思うアジャイルの知識や経験やスキル、マインドは
SDGs達成を目指す多くの人を助けます
◼SDGsが皆さんのIKIGAIにつながる可能性があります
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ご清聴ありがとうございました