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Qoncept  Capabilities
iBeacon/Bluetooth  LE

株式会社コンセプト  /  Qoncept,  Inc.
Qoncept  CHINA,  Inc.
会社概要	
Qonceptは2008年年7⽉月に創業した⼤大阪⼤大学発の技術ベンチャー企業です。2000年年代初頭より⼤大阪⼤大学の
⼯工学系研究室にて研究されていた拡張現実感(Augmented  Reality  通称:AR)・ビジョンベースの技術を
商⽤用的に展開するべく、当時⼤大学院に在籍していた学⽣生により創業されました。
その後、様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まることにより、テクノロジー・ブティックとして
AR技術をはじめ、センサー技術を複合的に活⽤用した技術や、Blutooth  LEを活⽤用した技術等、様々な企業
にOEM供給、ソリューション提供をしております。また昨今では⾃自社開発を実施した技術をもとに、
B2Cサービスの展開も始めました。
PCのみならず、スマートフォン・タブレット領領域をはじめ、ポータブルゲーム機、アーケードゲーム機、
ウェラブルデバイス、放送システムなどアプリケーションレイヤーから組込レイヤーまで幅広くご利利⽤用
頂ける先進的なテクノロジーを⾃自社で開発しております。

会
社
概
要

名称:   株式会社コンセプト  /  Qoncept,  Inc.
住所:   東京都渋⾕谷区道⽞玄坂1-‐‑‒19-‐‑‒12  道⽞玄坂今井ビル5階
資本⾦金金:   2000万円
設⽴立立:
2008年年7⽉月
海外拠点: (中国)上海市徐匯区斜⼟土路路2430号海螺螺花园2号楼103室
役員:
代表取締役社⻑⾧長CEO   森川  和正
        取締役CTO
                林林  建⼀一  ⼯工学博⼠士
        取締役COO                          服部  茂夫 法務博⼠士
2
iBeaconとBluetooth	
  LEについて	
iBeaconとは	
−	
  Bluetooth	
  LEを備えた「ビーコン」と呼ばれる端末とiPhone等で無線通信する	
  
 ためのAppleが提供するiOS用APIサービス(iOS7から利用可能)。	
  
−	
  Androidでも4.3以降から、同様の機能が実現できるようになりました。	
  

Bluetooth	
  LEとは	
−	
  2011年に公開されたBluetoothの新しい規格で、Bluetooth4.0、Bluetooth	
  Low	
  Energy,	
  BLEと	
  
 標記されることもあります。	
  
−	
  データ通信速度は遅いものの、通信の際に従来のようなペアリング作業が不要になり、また消費電力を	
  
 大幅に抑えることができるようになりました(ボタン電池1つで約2年間の連続稼働)。	
  
−	
  通信距離は最大50mと、同様の近距離無線通信のNFCの通信距離(10cm程度)を大きく上回ります。	
  
−	
  iOS端末はiPhone4S以上、iPad3以上、iPod	
  Touch第5世代以上であればこのBluetooth	
  LEを用いた通信が	
  
 可能となっています。	
  
 Androidは機種に依存しますが、最近のものはBluetooth	
  LEを備えた機種が多く出てきています。	
  

ビーコンとは	
一般的には、光や電波などを発する固定された装置などのことで、その光を見た人や	
  
信号を受信した電子機器などが現在地を知るのに使われます。	
  
	
  
ここでは、Bluetooth	
  LE規格を用いて定期的に短信号をブロードキャストする	
  
端末のことを指します。	
  
3
iBeaconの仕組み	
ビーコン側	
	
  −	
  定形のメッセージを定期的にブロードキャスト	
  
	
  −	
  メッセージ内には下記情報が含まれる	
  
  UUID:送信元を特定する一意の符号	
  
  major:データ部1	
  
      (ex:大型モールの支店番号)	
  
  minor:データ部2	
  
      (ex:	
  支店内のショッピングコーナー番号)	
  
定形メッセージ(アドバタイジングパケット)	

UUID	

major	

minor	

※端末側自身がビーコンとなり、メッセージを発信することもできます。	
  

受信側(アプリ側)	
  
	
  −	
  ビーコンから発信される定形メッセージを受信すると、その内容を解析	
  
	
  −	
  UUID、major、minor情報に加え、	
  
 そのビーコンからの距離を示す値も取得できる	
  
−	
  メッセージの内容に応じてアプリ内でアクションを起こす	
  
  ex:	
  クーポン画像を表示する、	
  
    サーバに追跡ログを送信する、等	
  

※iBeaconはiOS7以降にて公開されているAPIサービスです。	
  
 	
  AndroidについてもAndroid4.3から同様の機能が実現できるようになりました。	
  

4
Androidについて	
iBeaconはApple社がiOSにて提供しているBluetooth	
  LE用のAPIサービスです。	
  
Androidでは”Bluetooth	
  Low	
  Energy”として、同様のサービスを提供できるAPIが公開されています。	
  

動作環境	
OSのバージョン	
 Android	
  4.3以上	
端末	
 Bluetooth	
  LEを搭載していること	

その他の特徴	
Android	
距離測定	

iOS(iBeacon)	

◯	

◯	

◯	
  
バックグラウンド検出	
ビーコン機能	
  
端末自体がビーコンとして機能	

アプリケーションプロセスは	
  
動作し続ける必要あり	

◯	

✕	

◯	
一部画像引用元:	
  hPp://android-­‐developers.blogspot.jp/2012/06/introducing-­‐android-­‐41-­‐jelly-­‐bean.html	

5
他の技術との比較	
Bluetooth	
  LEは中距離(50cm〜数十m)レンジで様々な強みを持つ。	
  
長距離(屋外)の場合はGPSが向く可能性もあるため、用途に応じた使い分けが重要。	
  

認識距離	
NFC	

Bluetooth	
  LE	

音波	

Wi-­‐Fi	

GPS	

対応OS	

10cm程度	

iOS非対応	
  
Android2.3以上	

50m以内	
  
(推奨10m)	

iOS7以上	
  
Android4.3以上	

音響設備に依存	
  

N/A	
  
通話用マイク入力	
  
を利用	

100m以内	

N/A	

距離制限なし	
  
ただし屋外に限る	

N/A	

検出による受動的	
  
通知性	
  
(プッシュ通知)	
  

同時接続性	

✕	
  

✕	
  

ユーザの能動的な	
  
アクション(タッチ)が必要	
  

センサとユーザは基本的
に1:1で通信	

◯	
  

ビーコンからのブロード
キャストを受け取るだけな
のでトラフィックを気にする
必要がない	

バックグラウンドでも通知
可能	
  

△	
  
アプリ起動時のみ	
  
検出可能	

△	
  

◯	
  

◯	
  
音源をクリアに聞き取るこ
とさえできれば	
  
特に問題なし	

△	
  

備考	
  
決済処理など、「タッチ」が必要
なアクションに向く	

・バックグラウンド通知や屋内
ナビゲーションなど、中距離
(10m程度)のレンジで様々な
強みを持つ	
  
・屋内での利用にも強い	

Bluetooth	
  LEが使えない端末の
代替手段としても利用できる	
  

アプリ起動時のみ	
  
検出可能	

接続人数の増加に伴うトラ
フィックや、Wi-­‐Fi回線同士
の干渉の恐れあり	

Bluetooth	
  LEと比べると通知性
や同時接続性に劣る	

◯	
  

◯	
  

バックグラウンドでも	
  
通知可能	

同時接続による影響は特
になし	

・長距離(数100m〜km単位)レ
ンジで様々な強みを持つ	
  
・屋内では利用できない	

6
iBeacon	
  機能と利用例	
プッシュ通知	
	
  −	
  受信側の端末は、アプリを起動していなくても(バックグラウンドで	
  
 起動していなくとも)、ビーコンの通知領域内に入ると、	
  
 OS側が自動でプッシュ通知してくれます。	
  

 ※受信側はアプリをインストールした上でBluetoothをONにしている必要があります。	
  
	
  −	
  この機能を利用することで、例えば店頭の近くに来た時に	
  
 ユーザにクーポン情報をプッシュ通知する、といったことが可能になります。	
  

位置検出	
	
  −	
  受信したビーコンの距離情報から、ユーザの位置情報を検出できます。	
  
	
  −	
  この機能を応用することで、下記のような利用例が考えられます。	
  
 店内で位置に応じてプッシュ通知情報を変化させる	
  
 大型ショッピングモールなどでの屋内ナビゲーション	
  
 店舗内の顧客滞留時間のログ計測	
  

店舗内に入ったら	
  
ポイント加算	

店舗に近づいたら
ユーザに通知	

店舗内の顧客滞留時間を示すヒートマップ	

7
iBeacon	
  機能と利用例	
シグナルをトリガーとした自動インタラクション	
ビーコン検知することで、ユーザが特に意識しなくても端末側が	
  
何かしらのアクションを起こすことも可能です。	
  
例えば、下記のような応用方法が考えられます。	
  
	
  
−	
  TwiPerやFacebookなどのSNSへの自動投稿	
  
 →スタンプラリーイベントなどでの利用	
  
	
  
−	
  ユーザの位置情報などのログ情報の送信	
  
 →予めユーザプロファイルをアプリ内に入力いただくことで	
  
   詳細なログ情報を集取できます	
  

8
iBeacon	
  機能と利用例	
Qoncept	
  	
  
Original	

擬似NFC(かざす)	

	
  −	
  NFCは10cm弱程度の検出距離しかありませんでしたが、逆にこの特性を利用して端末を「タッチ」することで	
  
 決済などの”チェックイン”が可能でした。	
  
	
  −	
  iBeaconが提供するAPIではビーコンとの50cm以内の距離を”Immediate”という一律の「近さ」でしか	
  
 検知できませんでしたが、弊社の独自手法によりNFC同様、「タッチ」機能を実現しています。	
  
	
  −	
  この機能を利用することで、例えば店内でクーポンが表示された端末をレジ横のビーコンに	
  
 「タッチ」することでクーポンを「使用済」状態にする、といったことが実現できます。	
  

iBeaconでクーポンGET	

レジにてタッチ検出	
使用済	

20%OFF	

クーポン利用情報	
  
を送信	

iBeacon	

9
iBeacon	
  機能と利用例	
Qoncept	
  	
  
Original	

音情報を併用した端末時間同期	

	
  −	
  ビーコンがブロードキャストする信号を利用して複数の端末を同期します。	
  
	
  −	
  Bluetooth	
  LEに対応していない端末には、別途特殊な超音波を利用して	
  
 同期を実現します。	
  
	
  −	
  例えばコンサートのサイリウムとして観客のスマートフォンの画面を一斉に	
  
 同期させる、といった演出が可能になります。	
  

ブロードキャスト用ビーコンデバイス	

Bluetooth	
  
信号	

超音波信号	
  
同時に赤から黄色に変化	

予め座席情報を端末に入力することで	
  
座席位置と連動した演出も可能になります	
  
10
iBeacon	
  機能と利用例	
Qoncept	
  	
  
Original	

AR技術との組み合わせ	

ARとiBeaconを組み合わせることで、様々な応用方法が考えられます。 	
  
AR屋内ナビゲーション	

美術館ARガイダンス	

2m	
  →	

Cast	
  camera	
  to	
  
Mona	
  Lisa!	
  

屋内でのユーザの位置情報をビーコンから取得、	
  
端末の方位センサを利用して方角を取得。	
  
これらの情報からカメラ画面上に行き先へのナビ
ゲーション情報をARとして表示。	

The	
  Mona	
  Lisa	
  is	
  a	
  half-­‐
length	
  portrait	
  of	
  a	
  
woman…	

1.	
  美術館など、多数の展示品がある建物内にビーコンを複数設置。	
  
2.	
  端末がビーコンを検出すると、近くにある絵画に端末をかざすよう促す。	
  
3.	
  絵画にかざすと、ARで絵画を当時の色彩に復元したり、説明文を表示。	

11
株式会社コンセプト  /  Qoncept,  Inc.
Qoncept  CHINA,  Inc.

http://qoncept.jp
03-‐‑‒6416-‐‑‒4499
contact@qoncept.jp

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Qoncept iBeacon / Bluetooth LE

  • 2. 会社概要 Qonceptは2008年年7⽉月に創業した⼤大阪⼤大学発の技術ベンチャー企業です。2000年年代初頭より⼤大阪⼤大学の ⼯工学系研究室にて研究されていた拡張現実感(Augmented  Reality  通称:AR)・ビジョンベースの技術を 商⽤用的に展開するべく、当時⼤大学院に在籍していた学⽣生により創業されました。 その後、様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まることにより、テクノロジー・ブティックとして AR技術をはじめ、センサー技術を複合的に活⽤用した技術や、Blutooth  LEを活⽤用した技術等、様々な企業 にOEM供給、ソリューション提供をしております。また昨今では⾃自社開発を実施した技術をもとに、 B2Cサービスの展開も始めました。 PCのみならず、スマートフォン・タブレット領領域をはじめ、ポータブルゲーム機、アーケードゲーム機、 ウェラブルデバイス、放送システムなどアプリケーションレイヤーから組込レイヤーまで幅広くご利利⽤用 頂ける先進的なテクノロジーを⾃自社で開発しております。 会 社 概 要 名称:   株式会社コンセプト  /  Qoncept,  Inc. 住所:   東京都渋⾕谷区道⽞玄坂1-‐‑‒19-‐‑‒12  道⽞玄坂今井ビル5階 資本⾦金金:   2000万円 設⽴立立: 2008年年7⽉月 海外拠点: (中国)上海市徐匯区斜⼟土路路2430号海螺螺花园2号楼103室 役員: 代表取締役社⻑⾧長CEO   森川  和正         取締役CTO                林林  建⼀一  ⼯工学博⼠士         取締役COO                          服部  茂夫 法務博⼠士 2
  • 3. iBeaconとBluetooth  LEについて iBeaconとは −  Bluetooth  LEを備えた「ビーコン」と呼ばれる端末とiPhone等で無線通信する    ためのAppleが提供するiOS用APIサービス(iOS7から利用可能)。   −  Androidでも4.3以降から、同様の機能が実現できるようになりました。   Bluetooth  LEとは −  2011年に公開されたBluetoothの新しい規格で、Bluetooth4.0、Bluetooth  Low  Energy,  BLEと    標記されることもあります。   −  データ通信速度は遅いものの、通信の際に従来のようなペアリング作業が不要になり、また消費電力を    大幅に抑えることができるようになりました(ボタン電池1つで約2年間の連続稼働)。   −  通信距離は最大50mと、同様の近距離無線通信のNFCの通信距離(10cm程度)を大きく上回ります。   −  iOS端末はiPhone4S以上、iPad3以上、iPod  Touch第5世代以上であればこのBluetooth  LEを用いた通信が    可能となっています。    Androidは機種に依存しますが、最近のものはBluetooth  LEを備えた機種が多く出てきています。   ビーコンとは 一般的には、光や電波などを発する固定された装置などのことで、その光を見た人や   信号を受信した電子機器などが現在地を知るのに使われます。     ここでは、Bluetooth  LE規格を用いて定期的に短信号をブロードキャストする   端末のことを指します。   3
  • 4. iBeaconの仕組み ビーコン側  −  定形のメッセージを定期的にブロードキャスト    −  メッセージ内には下記情報が含まれる     UUID:送信元を特定する一意の符号     major:データ部1         (ex:大型モールの支店番号)     minor:データ部2         (ex:  支店内のショッピングコーナー番号)   定形メッセージ(アドバタイジングパケット) UUID major minor ※端末側自身がビーコンとなり、メッセージを発信することもできます。   受信側(アプリ側)    −  ビーコンから発信される定形メッセージを受信すると、その内容を解析    −  UUID、major、minor情報に加え、    そのビーコンからの距離を示す値も取得できる   −  メッセージの内容に応じてアプリ内でアクションを起こす     ex:  クーポン画像を表示する、       サーバに追跡ログを送信する、等   ※iBeaconはiOS7以降にて公開されているAPIサービスです。      AndroidについてもAndroid4.3から同様の機能が実現できるようになりました。   4
  • 5. Androidについて iBeaconはApple社がiOSにて提供しているBluetooth  LE用のAPIサービスです。   Androidでは”Bluetooth  Low  Energy”として、同様のサービスを提供できるAPIが公開されています。   動作環境 OSのバージョン Android  4.3以上 端末 Bluetooth  LEを搭載していること その他の特徴 Android 距離測定 iOS(iBeacon) ◯ ◯ ◯   バックグラウンド検出 ビーコン機能   端末自体がビーコンとして機能 アプリケーションプロセスは   動作し続ける必要あり ◯ ✕ ◯ 一部画像引用元:  hPp://android-­‐developers.blogspot.jp/2012/06/introducing-­‐android-­‐41-­‐jelly-­‐bean.html 5
  • 6. 他の技術との比較 Bluetooth  LEは中距離(50cm〜数十m)レンジで様々な強みを持つ。   長距離(屋外)の場合はGPSが向く可能性もあるため、用途に応じた使い分けが重要。   認識距離 NFC Bluetooth  LE 音波 Wi-­‐Fi GPS 対応OS 10cm程度 iOS非対応   Android2.3以上 50m以内   (推奨10m) iOS7以上   Android4.3以上 音響設備に依存   N/A   通話用マイク入力   を利用 100m以内 N/A 距離制限なし   ただし屋外に限る N/A 検出による受動的   通知性   (プッシュ通知)   同時接続性 ✕   ✕   ユーザの能動的な   アクション(タッチ)が必要   センサとユーザは基本的 に1:1で通信 ◯   ビーコンからのブロード キャストを受け取るだけな のでトラフィックを気にする 必要がない バックグラウンドでも通知 可能   △   アプリ起動時のみ   検出可能 △   ◯   ◯   音源をクリアに聞き取るこ とさえできれば   特に問題なし △   備考   決済処理など、「タッチ」が必要 なアクションに向く ・バックグラウンド通知や屋内 ナビゲーションなど、中距離 (10m程度)のレンジで様々な 強みを持つ   ・屋内での利用にも強い Bluetooth  LEが使えない端末の 代替手段としても利用できる   アプリ起動時のみ   検出可能 接続人数の増加に伴うトラ フィックや、Wi-­‐Fi回線同士 の干渉の恐れあり Bluetooth  LEと比べると通知性 や同時接続性に劣る ◯   ◯   バックグラウンドでも   通知可能 同時接続による影響は特 になし ・長距離(数100m〜km単位)レ ンジで様々な強みを持つ   ・屋内では利用できない 6
  • 7. iBeacon  機能と利用例 プッシュ通知  −  受信側の端末は、アプリを起動していなくても(バックグラウンドで    起動していなくとも)、ビーコンの通知領域内に入ると、    OS側が自動でプッシュ通知してくれます。    ※受信側はアプリをインストールした上でBluetoothをONにしている必要があります。    −  この機能を利用することで、例えば店頭の近くに来た時に    ユーザにクーポン情報をプッシュ通知する、といったことが可能になります。   位置検出  −  受信したビーコンの距離情報から、ユーザの位置情報を検出できます。    −  この機能を応用することで、下記のような利用例が考えられます。    店内で位置に応じてプッシュ通知情報を変化させる    大型ショッピングモールなどでの屋内ナビゲーション    店舗内の顧客滞留時間のログ計測   店舗内に入ったら   ポイント加算 店舗に近づいたら ユーザに通知 店舗内の顧客滞留時間を示すヒートマップ 7
  • 8. iBeacon  機能と利用例 シグナルをトリガーとした自動インタラクション ビーコン検知することで、ユーザが特に意識しなくても端末側が   何かしらのアクションを起こすことも可能です。   例えば、下記のような応用方法が考えられます。     −  TwiPerやFacebookなどのSNSへの自動投稿    →スタンプラリーイベントなどでの利用     −  ユーザの位置情報などのログ情報の送信    →予めユーザプロファイルをアプリ内に入力いただくことで      詳細なログ情報を集取できます   8
  • 9. iBeacon  機能と利用例 Qoncept     Original 擬似NFC(かざす)  −  NFCは10cm弱程度の検出距離しかありませんでしたが、逆にこの特性を利用して端末を「タッチ」することで    決済などの”チェックイン”が可能でした。    −  iBeaconが提供するAPIではビーコンとの50cm以内の距離を”Immediate”という一律の「近さ」でしか    検知できませんでしたが、弊社の独自手法によりNFC同様、「タッチ」機能を実現しています。    −  この機能を利用することで、例えば店内でクーポンが表示された端末をレジ横のビーコンに    「タッチ」することでクーポンを「使用済」状態にする、といったことが実現できます。   iBeaconでクーポンGET レジにてタッチ検出 使用済 20%OFF クーポン利用情報   を送信 iBeacon 9
  • 10. iBeacon  機能と利用例 Qoncept     Original 音情報を併用した端末時間同期  −  ビーコンがブロードキャストする信号を利用して複数の端末を同期します。    −  Bluetooth  LEに対応していない端末には、別途特殊な超音波を利用して    同期を実現します。    −  例えばコンサートのサイリウムとして観客のスマートフォンの画面を一斉に    同期させる、といった演出が可能になります。   ブロードキャスト用ビーコンデバイス Bluetooth   信号 超音波信号   同時に赤から黄色に変化 予め座席情報を端末に入力することで   座席位置と連動した演出も可能になります   10
  • 11. iBeacon  機能と利用例 Qoncept     Original AR技術との組み合わせ ARとiBeaconを組み合わせることで、様々な応用方法が考えられます。    AR屋内ナビゲーション 美術館ARガイダンス 2m  → Cast  camera  to   Mona  Lisa!   屋内でのユーザの位置情報をビーコンから取得、   端末の方位センサを利用して方角を取得。   これらの情報からカメラ画面上に行き先へのナビ ゲーション情報をARとして表示。 The  Mona  Lisa  is  a  half-­‐ length  portrait  of  a   woman… 1.  美術館など、多数の展示品がある建物内にビーコンを複数設置。   2.  端末がビーコンを検出すると、近くにある絵画に端末をかざすよう促す。   3.  絵画にかざすと、ARで絵画を当時の色彩に復元したり、説明文を表示。 11
  • 12. 株式会社コンセプト  /  Qoncept,  Inc. Qoncept  CHINA,  Inc. http://qoncept.jp 03-‐‑‒6416-‐‑‒4499 contact@qoncept.jp