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チャレンジの見える化と改善の日々
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Kazuyuki Ueda
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2016/06/25 AgileJapan2016 高松サテライト
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チャレンジの見える化と改善の日々
1.
チャレンジの見える化 と 改善の日々 2016/06/25 AgileJapan2016 高松サテライト 上田和亨 1
2.
発表の目的 • 普段、開発の仕事をしている上で、問題になったこ とをチームで話し合い、解決策や改善方法を出して います • そんな解決策や改善の方法をお伝えして、 ”自分もこの方法はできそうだ”、”やってみよう!” など、思っていただけたら幸いです 2
3.
レジュメ • 自己紹介/会社紹介 • 見える化の活動/改善の活動の紹介 •
活動を行う上で大切だと気づいてきたこと 3
4.
私 • 去年(2015年): ・愛媛県在住 ・社内システム開発職 • 今年(2016年): ・東京都在住 ・Webサービス開発エンジニア(2015/10〜) ・(スクラムマスタ) •
コミュニティ: ・Agile459 ・(元)日本ファシリテーション協会四国サロン 4
5.
• 『REST APIで世界中のアプリケーションとつながるクラウド ERP』
ツバイソ を開発している会社 • 会計機能に強み • 中小企業におすすめ • Webサービス(AWS, Ruby on Rails… 等) • 「ツバイソ」は「ブリ」の富山県での幼名 四国で言うところの「ハマチ」…より小さいかも(?) • エンジニア募集中! ツバイソ株式会社 5
6.
メンバ • 要求を管理したり新機能のアイディアを出す人 (=ビジネス側) ・2人(かなり忙しい。オフィスにいないことが多い) • 開発する人 (=開発側) ・フルタイム:6人(うちインターン1人) ・不定期:4人 •
国内(オフィス近郊)、海外(インドネシア・中国)から リモートワークで開発している人もいる • 日本語・英語・中国語が飛び交う職場 6
7.
8.
”チャレンジ”とは • 仕事をしていると、何かしら問題が出てきます (うまく仕事が進まなかったり、感情的にモヤッ・ イラッとすることだったり) • そんな問題たちを、前向きに改善していきたいとの 思いから、”チャレンジ”と(勝手に)呼んでいる 8
9.
ふりかえり チャレンジを出す場
10.
• 出てきたチャレンジを、 どう見える化したり、 改善しようとしてきたか、ご紹介します 10
11.
誰がどんな仕事をしているか 見えない • 誰が、どんな仕事をしているか分からない ”あれ…2,3日会話してないけど、仕事は 大丈夫かな?” • スムーズに仕事をしているのか、何かあって仕事が 止まっているのか分からない 11
12.
タスク管理ソフト JIRA 12
13.
どうなったか • 誰が何をしているか、分かるようになった • 進んでいなさそうな仕事を フォローできるようになった •
仕事を持ちすぎる人も分かるようになり、 フォローできるようになった 13
14.
時間通りに会議が終わらない • 私たちは、毎日13:30 -
14:00の30分間を使って、も うちょっと先にとりかかる仕事の簡単な設計や見積 もりを行っています • 時間通りに終わらないことが多くあり、イライラが 溜まる 14
15.
時間で強制終了 • 30分経ったら強制終了できる よう、砂時計を使用 • 「砂が落ちきったら終わり」 ルールを共有 •
”砂時計”はあまり見ないので新 鮮な感じ 15
16.
どうなったか • 時間通り終了するようになった • 集中して議論できるようになった •
ムダに長引かなくなって、ストレスが減った 16
17.
ペアプロがあまり できない • ペアプログラミングを行う回数が少なくなってきた ような気がする • ”良い”コードを書いている人の知識が、 チームメンバに伝播していないのでは、という不安 17
18.
ペアプロマトリクス 18
19.
どうなったか • ペアプロの回数が分かるようになった • メンバーの誰かしか持っていない知識を、ペアプロ を促すことで、共通して持てるようになってきた 19
20.
問い合わせに回答が いつくるのか分からない • 要求に対し、内容を確認するような問い合わせを投 げかけても、返答が来ないまま何日も仕事が手付か ずに。。。 • いつ返答が来るか分からない。。。 •
ビジネス側の人は、忙しい 20
21.
問い合わせ表 21
22.
どうなったか • 運用されていません! • 返答が1週間単位で来ない場合が多い •
回答を急いでもらわなくても(実は)良かった? • 返事待ちの間に、他の仕事をやっている 22
23.
仕事がどこまで進んだか 認識が一致しない • 開発側:「この仕事終わったよねー」 ビジネス側:「え、まだ終わってないんだけど?」 • 仕事を依頼した(と思っている)ビジネス側と、 仕事が完了した(と思っている)開発側の 認識が違う •
ミスマッチがイライラの原因に! 23
24.
プロジェクトボード 24
25.
どうなったか • ボードを作る過程で、”何がゴールなのか”、認識の違 いが明らかになった → 話し合いを進めるうちに、”開発のゴール”が一致 した •
開発の進み具合が、ビジネス側・開発側で一致する ようになってきた • どのくらい開発に時間がかかっているのか、分かる ようになってきた 25
26.
具体的な要求が 来ないときがある • 開発する新機能の内容がイメージできない。。。 (例)「予約管理機能が欲しい。あとよろしく」 「・・・え? なんですかそれ」 ※あくまで例です •
開発メンバがイメージしづらい内容は、 開発に着手できない 26
27.
ペーパープロトタイプ 27
28.
ユーザーの利用イメージを 共有 ユーザーストーリーマッピング 28
29.
どうなったか • 開発にとりかかりやすくなった • ユーザの利用イメージと、開発内容を具体的に結び 付けられるようになった •
開発途中でビジネス側に質問をすることが減って、 スムーズに開発できるようになった • まだこれから 29
30.
見える化や改善活動を 大切だと気づいてきたこと • 見える化・改善の活動を行っていく上で、大切だと 気づいてきたことをご紹介します 30
31.
何が問題なのか 全員で共有する • 問題が特定できないと、解決策も出ない • まずは、解決策とか対案とか出さなくても、問題を 指摘できるだけで良い •
『ふりかえり』の場があることが大事 31
32.
改善は全員で取り組む • 改善策は、”誰か”がやってくれると思うのではなく 、全員で実施するのが大事 • 解決策を決めるとき、運用方法も(できれば)全員 で決める 32
33.
時間がかかる • 『一夜にして世界が変わるようなツールや方法』は なさそう • ”問題が共有できるタイミング”を待ってみる、とい うことも大事 33
34.
チャレンジを”楽しむ” • 「問題だ!問題だ!」と思っていると辛い • 「改善の種があった。ラッキー♪」と思うと、 前向きになれる •
1人で悩まない。まず誰か(全員)に相談 34
35.
そしてチャレンジは 続く… ツバイソ株式会社は、エンジニアを募集しています! 35
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