ところが、今、そしてコラからのモバイルの世界はゲーム機、音楽プレイヤーまで無線 LAN でインターネットに繋げるようになり、さらに、公衆無線 LAN というサービスが出てきた。そして、携帯電話もガラケーでは接続形態はこれまでと同じでも、ブラウザやアプリが充実して、インターネットの利用が増え、スマートフォンはすでにインターネット接続を基本として設計されている。 当然、それらは無線 LAN で各自宅からつなげたり、公衆無線 LAN から接続することも可能。 モバイルデバイスでのインターネット接続は一気に多様化した。
特に危険だと思われるのが家庭用無線 LAN 携帯電話回線の場合、 CMDA などの通信により暗号化や通信品質の保証などがあるが、家庭用無線LANは未だ暗号化されていない、もしくは容易に解読可能な WEP の使用をしているのが目立つ。 最近の無線 LAN アクセスポイントは無線のパワーが強いものが多く、意外と遠くまで届いている。そうなると、外部からその無線 LAN に不正アクセスして、そこから違法ダウンロードなどを行われると、その無線 LAN の所有者が逮捕されることになる。 接続ログがすべてとってあれば、弁明も可能だが、家庭用のではとってないため、そのまま社会的地位を失うことになりかねない。
読み上げ ネットワークの変化もあるが、他の部分でもセキュリティリスクの増大はある。
では、もう一度 Android や iPhone が革新的と思われる理由を考えてみよう。それは
世界共通のアプリケーションプラットフォーム これは今のスマートフォン OS の最大の利点と共に欠点だと思う。
そして、これらの脅威に対する対策というのは、主に脅威が訪れたときに対応する、ウイルス対策ソフトと、脅威そのものを未然に防ぐセキュリティパッチという二つ方法があります。 ですが、どちらも壁があります。 ウイスル対策ソフトはシステムを常に監視するため、モバイルデバイスではスペック、電力不足のため、常駐させることが困難なのです。 また、セキュリティパッチは Android の場合、ベンダーに任せっぱなしになり、なかなか迅速なパッチ適応が行われません。実はこのパッチ適応の遅延というのは、 Linux 自体が、カーネルをまるごと入れ替えてパッチを適応するという形態というのにも問題があり、 Windows のように、更新パッチをインストールという形で行う事はできません。となると、システムまるごと入れ替えという、とても負荷の大きい方法での適応となり、なるべく避けたいです。
ですが、実はガラケーの世界では・・
McAfee 入ってます!実は DoCoMo とかは割りと前から各携帯電話に常駐スキャンソフト McAfee を入れてしまってます。と、実は常駐という表現は微妙で、 OS 自体がスキャンしていて、これで電池が大幅に減るというのはありません。 さりげなく、これってすごい技術じゃないのか?と思いながら、ぜひスマートフォンも見習って欲しい。
スマートフォンでのセキュリティというのはかなり遅れているというのが現状ではないでしょうか。アプリの話題性や新機能が先行して、基本であるセキュリティというのが軽視されている。 これはいかがなものかと思う。ですが、いま、ここで猛威を振るっている Google や Apple もいずれはセキュリティという課題に直面すると思う。そうなったときに、セキュリティで出し抜くことが出来ればすでになんどもセキュリティと直面してきた Microsoft がスマートフォンでリードを取るかもしれないし、新しい会社がリードするかもしれない。 セキュリティという面でスマートフォン業界がどうなるかははっきりしないですが、ある意味時限爆弾を抱えているのは確か。 ですが、セキュリティの基礎というのは変わらない。セキュリティの能力というのは必ず、価値を持つ。
ですが、アプリ開発者では限界があります。例に出した Linux カーネルのバグですとか、 Android プラットフォーム内でのバグなどによるリスクというのは我々アプリ開発者がどうこうできる問題ではなくなってきます。 ですが、それらの問題に対してのベンダーや Google の情報をリサーチして、対応していく必要はあります。