オプジェクト指向のこころとはなんだろうか。

1. オブジェクト指向
こころ編

2. かわばたれもん エンジニア
(2015:新卒入社)
@Kawabata_Lemon LemonKawabata

3. オブジェクト指向の用語
カプセル化
継承 委譲
インターフェイス
クラス
インスタンス
ポリモーフィズム
メソッド

4. あああああああああ！！！！
言葉が多すぎる！！

5. しかし、オブジェクト指向こそが
プログラムに魔法のような力を与える
秘密なのです

6. オブジェクト指向を理解する軸
それは………
責任の所在

7. つまり誰が何をすべきかということ

8. たとえば
次の授業に向かってください
はい はい
次の授業
英語
次の授業
数学
教授が受講している学生に対して次の授業へ向かうように言う時

9. 次の授業に向かってください
はい はい
英語の教室へ向かう 数学の教室へ向かう
教授は次の授業が何かを知らない。
学生は自分の次の授業を知っている

10. 言い換えれば、自分は何を知って
いて何をするべきかわかっている

11. オブジェクト指向とはそういうもの

12. その視点でオブジェクト指向
の単語を振り返ってみる

13. 学生も教授も自分たちのやるべきことや知っておくべきことは
知っている。
自分たちの知っておくべきこと
自分たちのやるべきこと ＝メソッド
＝メンバ変数
責任を負っている単位のこと ＝クラス
責任を負っている単位の実体 ＝インスタンス

14. 次の授業へ行く
(数学の授業へ向かう)
学生諸君、
次の授業へ向かいなさい
(教授は次の授業のことは知らないし知らなくていいこと)
次の授業へ行く
(英語の授業へ向かう)
中身の処理を外から見えなくさせること ＝カプセル化

15. 学生だからそう言えるのであって
高校生なのか大学生なのか知らなくていい。
共通の属性（学生)ならできることを示した表 ＝インターフェイス
学生
(けど実は大学生)
学生
(実は高校生）

16. 属性ややるべきことを身につけるために引き継ぐこと
学生(やるべきこと:次の授業へ行く)
大学生(数学の講堂へ行く) 高校生(英語の教室へ行く)
=継承
彼らは学生インターフェイスを「継承」していると言う。
学生インターフェイスにはやるべきことの「中身」がなくてそれを持っている人が決
める。やるべきことの中身を相手に「委譲」していると言う
引き継ぎ先に内容をお任せすること =委譲

17. 同じことを言ってもそれぞれがことなる挙動をとれたりできること
学生
大学生 大学生
=ポリモーフィズム（多態性)
そのおかげで同じ「次の授業へいきなさい」と言うだけで二人とも全然違う行動を
とれる

18. 結局、オブジェクト指向ってなんだった？

19. プログラムの世界が
処理のやりとりのレベルから
意図のやりとりのレベルへ
パラダイムシフトしたことだった。

20. オブジェクト指向型言語とはなんだ？

21. 意図のやりとりのレベルでのプログラムを
作る仕組みが
(インターフェイスとかカプセル化とか色々)
言語そのものに
もともと備わっている言語のこと。

22. ほかにも…
オーバーライドとかオーバーロードとかいろいろ
オブジェクト指向の単語はあるが
やるべきこと、知るべきこと、責任などの
視点で確認していけばそんななに怖くない！
はず！