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SoftLayer Bluemix Community Festa 2016
ToolChainを使った次世代DevOps環境の作り方
伊藤忠テクノソリューションズ
クラウドイノベーションセンター
原田 一樹
Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp/
自己紹介
2
原田 一樹 (Kazuki Harada)
o Bluemix UserGroup Community Leader
o クラウドアーキテクト/スクラムマスター
o クラウドイノベーションセンター所属
興味・関心:
Cloud/IoT/機械学習/OSS/API/Scrum/DevOps
書籍・記事・実績:
o エンタープライズAWS導入ガイド
o 人口知能アプリケーション総覧-Watson
o BluemixとWatsonの全貌を知る-ITpro
o BluemixHack 最優秀賞
o BluemixChallenge2015 最優秀賞
o Watson日本語版ハッカソン 最優秀賞
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Bluemix UserGroup (BMXUG)
3
Bluemix UserGroupのコミュニティリーダーを担当
リアルな技術情報の集まる環境で最新の情報を収集・発信
Bluemix UserGroup(BMXUG) facebookページ
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2015年5月 Bluemix Hack 最優秀賞
WearableBluemix クーポン× ×
2015年12月 Watson日本語版ハッカソン 最優秀賞
ChatWatson QAナレッジ× ×
2015年9月 Bluemix Challenge 2015 最優秀賞
機械学習Bluemix 観光× ×
DevOpsとは?
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伝統的なDevとOpsの関係
7
開発エンジニア(Developer)
新しい機能を
追加したい
運用エンジニア(Operator)
安定稼働
させたい
利害の対立
ニーズの変化に応じて新しい機能
を開発して反映させたい
手順書作成するのが手間。想定し
ていないエラーまで手順化は困難
ユーザーの声が分からない
安定したシステムを手を加えたくな
い(変更リスクを負いたくない)
全て手順書にまとめてほしい(エ
ラー時対応含めて)
ユーザーの要求に合わないアプリで
クレーム対応が大変
開発部門と運用部門が自身の利益の最大化を目指し、利害不一致。
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理想的なDevとOpsの関係
8
開発エンジニア(Developer) 運用エンジニア(Operator)
DevOps
ツールにより変更リスクを最小化
新機能や機能改善を即時反映
手順の自動化によりドキュメント作成負荷の軽減
顧客の声を取り入れて、ムダな開発を排除した効率
の良い開発の実現
ビジネス変化・顧客要求に対応し、
ビジネス拡大/顧客満足度を最大化をしたい
本来の目的である「ビジネス拡大」や「顧客満足度の最大化」で利害が一致
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DevOpsの原点
9
開発担当者と運用担当者が連携して協力する開発手法のこと。
「Velocity 2009」でFlickrの講演で初めて使われた言葉と言われている。
「開発と運用が協力することで1日に10回以上のリリースが可能になる」
http://www.slideshare.net/jallspaw/10-deploys-per-day-dev-and-ops-cooperation-at-flickr
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DevOpsの原点 ~必要なツールと文化~
10
Flickrの講演では、DevOpsの実現に必要なツールと文化として、
下記の10の要素を紹介している。
自動化されたインフラ、バージョン管理、ビルドツールなどのツール群の整備と、
開発担当者と運用担当者がお互いに尊敬し、信頼しあう文化が大事。
必要なツール
インフラ構築の自動化
バージョン管理
継続的インテグレーション
デプロイ自動化
監視
情報共有(Wiki, IRC, BTC…)
お互いを尊重する
お互いを信頼する
失敗に対する健全な態度
お互いを非難しない
必要な企業文化
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DevOpsの適用領域(クネビンフレームワーク)
11
無秩序
カオス
やや複雑
やや複雑単純 複雑
複雑
◆DevOps/Scrumの効果は大きい
複雑なものを「検証」と「適応」を繰り
返し、右往左往しながらもより良いや
り方をチームで考えて進行させる。
⇒ DevOps/Scrumを採用
◆DevOps/Scrumの効果は小さい
実現内容が単純明快で失敗する
可能性が小さいもの。要件が変わら
ない、それはウォーターフォールが得意
分野。
⇒ ウォーターフォールを採用
安定した
技術
不安定な
技術
明確な
要件
未確定な
要件
DevOpsの適用は要件が未確定で変更する可能性が高い領域で効果大
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DevOps実現のための戦略立案
12
「1日に10回以上のデプロイ」がDevOpsの目的ではない。
戦略を階層化し、DevOpsの根本的な必要性を考える必要がある。
→組織作り、文化そのものを変革するにはトップダウンの指針が必要
ツール群(インフラ自動化、CIツール、Git…)
アプリの更新頻度を増やす
(1日に10回以上デプロイ)
ビジネスのスピードに合った価値提供
企業文化を変える(お互いを尊重)
競合優位性維持 / 顧客満足度の向上
国内シェア No1を目指す
サービス事業者として世界的に認知
…
…
…
…
…
…
…
DevOpsの目的
DevOpsで
実現できること
DevOps
実現の手段
DevOpsの先の
最終ビジョント
ッ
プ
ダ
ウ
ン
ボ
ト
ム
ア
ッ
プ
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DevOps実現のための戦略立案
13
「1日に10回以上のデプロイ」がDevOpsの目的ではない。
戦略を階層化し、DevOpsの根本的な必要性を考える必要がある。
→組織作り、文化そのものを変革するにはトップダウンの指針が必要
ツール群(インフラ自動化、CIツール、Git…)
アプリの更新頻度を増やす
(1日に10回以上デプロイ)
ビジネスのスピードに合った価値提供
企業文化を変える(お互いを尊重)
競合優位性維持 / 顧客満足度の向上
国内シェア No1を目指す
サービス事業者として世界的に認知
…
…
…
…
…
…
…
DevOpsの目的
DevOpsで
実現できること
DevOps
実現の手段
DevOpsの先の
最終ビジョント
ッ
プ
ダ
ウ
ン
ボ
ト
ム
ア
ッ
プ
DevOpsの全体像を踏まえた上で、
Bluemixを利用した
DevOps環境の作り方の話をします。
IBM DevOps Services
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IBM DevOps Servicesとは
15
http://www.slideshare.net/IBM-Software-Japan/bluemixibm-devops-services
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IBM DevOps Servicesの特徴
16
Web IDE
(Webエディタ)
Code Management
(Git/バージョン管理)
Track/Plan
(スクラム管理)
Pipeline
(ビルド・デプロイ)
用意されたツールを使うことで、
一連の開発サイクルをWeb上で実現可能
(スクラム管理・コーディング・バージョン管理・ビルド&デプロイ)
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Track & Plan – Scrum管理ページ
17
ダッシュボードページ
へのリンク
自分のタスク管理
バックログ、スプリント、
チームのタスク管理
未完了、進行中の
タスクの表示
未完了、進行中のタ
スクの表示
バックログ、スプリント、タスクの管理が可能
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Track & Plan – ダッシュボード
18
タグ別にダッシュボード
ページを作成可能
ダッシュボードをカスタマイズで必要な情報を表示管理可能
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Track & Plan – ダッシュボード
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バーンダウン分析 サーバ監視/
ヘルスチェック
タスク進捗管理
Bluemixの監視機能を使ったヘルスチェックなども管理可能
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Web IDE – コード編集画面
20
Web上でコード編集が可能。
Code Managementでバージョン管理される
Web上でデバッグ可能
(Node.jsのみ)
ライブ編集ON
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Web IDE – デバッグツール
21
Node.jsをローカルで実行した時と同様の
Console.logの内容をWeb上で取得可能。
ただし、接続は
少し不安定
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Code Management – Git管理
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ブランチ選択
ZIPダウンロード
共有中メンバー
Git Log管理
無償でGitのプライベートリポジトリを利用可能
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Code Management – Git管理
23
コミットの管理
Web IDEで編集したファイルを
ここからコミットも可能
ブランチの管理
無償でGitのプライベートリポジトリを利用可能
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Build & Deploy
24
間にテストステージを
追加することも可能
標準でGit連携してBuildとDeployを実行し、Bluemix実行環境に
反映することが可能。テストステージを追加することも可能。
Git pushのタイミングで実行開始
手動実行への変更も可能
| http://www.ctc-g.co.jp
チーム開発における
IBM DevOps Servicesの
課題について
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チーム開発における課題
26
【前提】
・チーム開発 (スクラム手法で開発)
・本番稼動中にも高い頻度でデプロイが発生する
【課題】
スクラム管理の方式で”かんばん”を求める方には不適合
Web IDEを複数人で同時に触ると収集がつかなくなる
デバッグ・ツールで実行時のエラーログを確認することが
可能だが、Node.js + Live Codingの環境が前提
Gitのブランチ管理が難しい
デフォルト設定だとデプロイ時にダウンタイムが発生する
→ ローカル環境や別ツールと連携するのが現実的
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代替策
27
スクラム管理の方式で”かんばん”を求める方には不適合
→別のスクラム管理ツール、ホワイトボードを利用する
Web IDEを複数人で同時に触ると収集がつかなくなる
→ローカルの開発環境を使う
→Bluemix上に各個人の開発環境を用意する
デバッグ・ツールで実行時のエラーログを確認することが
可能だが、Node.js + Live Codingが前提
→ローカルで動作確認するようにする
Gitのブランチ管理が難しい
→ローカルGit連携が可能なのでこちらを利用する
デフォルト設定だとデプロイ時にダウンタイムが発生する
→Active Deployを利用する
| http://www.ctc-g.co.jp
Next DevOps Services
〜ToolChain〜
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Open ToolChain
29
各種DevOps関連ツール同士の連携を容易にする仕組み
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IBM Bluemix Garage Method
30
https://www.ibm.com/devops/method/
DevOpsメソッドを体系化したベストプラクティス集
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Garage Methodの紹介ツール群(抜粋)
31
Track and Plan
Track and Plan
IBM Rational
Team Concert
Load Impact
Active Deploy Build & Deploy UrbanCode Deploy
Monitoring and Analytics Alert Notification PagerDuty
Timeline Analytics
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ToolChain-初期カタログ
32
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公開されているデモ動画
33
https://www.youtube.com/watch?v=4fu5_f6VRAY
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The Information Model
34
ToolChainはユーザ側に用意される「Tool instance」と、
ツールプロバイダー向けに用意される「Tool broker」によって構成される
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The lifecycle model
各フェーズにおいてユーザからToolChainへの指示に応じて、
Tool instanceとTool brokerが連携し、全ライフサイクルをサポート
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The LifeCycle Model
36
各フェーズにおいてユーザからToolChainへの指示に応じて、
Tool instanceとTool brokerが連携し、全ライフサイクルをサポート
| http://www.ctc-g.co.jp
Coming Soon…
(いつか使えるようになるはず…)
| http://www.ctc-g.co.jp
Bluemix Garage Methodを
参考にToolChainで得られる
価値を模倣してみた。
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DevOps on Bluemix
39
下記のツール群を使ってDevOps環境を試してみた
ZenHub
Load Impact
Active Deploy
Build & Deploy
Monitoring and
Analytics
Alert Notification
Application Security on Cloud
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【準備】 アプリ構成 〜オンラインストア〜
40
■作成手順
https://developer.ibm.com/bluemix/2015/03/16/sample-application-using-microservices-bluemix/
Bluemix Dev blogに公開されているMicroserviceアーキテクチャの
アプリケーションを用意し、今回のDevOps環境を試してみる。
| http://www.ctc-g.co.jp
〜THINK/Culture〜
ZenHub
Load Impact
Active Deploy
Build & Deploy
Monitoring and
Analytics
Alert Notification
Application Security on Cloud
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MURAL 〜Design Thinking as a Service〜
42
https://mural.ly/
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MURALでできること
43
チームで同時作業可能
リーンキャンバスなどのフ
レームワークも配置可能
画像や動画、テキストを
任意の位置に配置可能
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ZenHub 〜GitHub特化のスクラム管理ツール〜
44
GitHubにスクラム管理機能を追加する拡張機能をインストールし利用
かんばん方式で直感的にタスク管理が可能。
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GitHub × Slack
45
SlackにGitHub Integrationを追加
GitHubへのイシュー操作、Git操作をするとSlackへ通知が可能に
SlackのApp Directoryから
GitHub Integrationを追加
認証完了後、通知対象
を設定する
認証へ
| http://www.ctc-g.co.jp
ZenHub
Load Impact
Active Deploy
Build & Deploy
Monitoring and
Analytics
Alert Notification
Application Security on Cloud
〜Code〜
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hub-jazzからGitHubへの切り替え
47
Git on Bluemixから、
Git on GitHubへ切り替え可能
自身のGitHubアカウントに、Orders/Catalog/UI用のリポジトリを作成
DevOps Servicesが参照するリポジトリをそれぞれGitHubに切り替える
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hub-jazzからGitHubへの切り替え
48
GitHubへの切り替え設定をすると、GitHubのWebhooksの設定画面で、
DevOps Servicesとの連携の設定がされていることが確認できる。
自動でGitHubのWebhooksに、
DevOps Servicesとの連携が設定される
上記設定があるため、GitHubにプッシュすると
Build & Deployと連携が可能。
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SauceLabs
49
SauceLabsはOS/ブラウザ横断のテスト環境をクラウド提供しているサービス
複数環境でブラウザ操作をシミュレートしキャプチャ取得が可能。
複数のOS/ブラウザ及びバージョンを
選択してテスト対象にすることが可能
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【参考】 Git管理 – SourceTree
50
スプリント実行環
境へのリモートブ
ランチを追加
作業ブランチを
チェックアウトし
作業
| http://www.ctc-g.co.jp
ZenHub
Load Impact
Active Deploy
Build & Deploy
Monitoring and
Analytics
Alert Notification
Application Security on Cloud
〜Deliver/Run/Culture〜
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Delivery Pipelineの拡張
52
Delivery Pipelineは拡張することが可能。詳細は下記参照。
https://hub.jazz.net/docs/deploy_ext/
■追加可能な機能の例
Static Code Scansの追加
→Javaアプリのセキュリティチェック (.war .ear .jar .class)
Globalizing stringsの追加
→別の言語への翻訳
HipChat notificationsの追加
→HipChatへの通知
Slack notificationの追加
→Slackへの通知機能
Active Deployの追加
→ゼロダウンタイムのデプロイ
Build & Deploy
今回試した内容
Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp
Slack通知の追加
53
Build & Deploy
SlackのApp Directoryから、[Incoming WebHooks]を追加
Incoming WebHooksを追加
Webhook URLをメモする
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Slack通知の追加
54
Build & Deploy
環境プロパティーにWebhookURLを保存しておくことで再利用が簡単に。
任意のジョブのスクリプトにSlack通知用のコマンドを追記することで通知可能に。
curl -X POST --data-urlencode
'payload={"text": "デプロイ成功!"}'
${SLACK_WEBHOOK_PATH}
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Bluemix上に本番稼動環境と最新状態の環境(非アクセス)を用意する
本番環境に変更内容をデプロイする際に、ダウンタイムが発生しないよ
うに最新稼動環境にも一時的にアクセスが通る状態になる
デプロイ成功時は本番環境だったものが非アクセス状態となり、最新状
態の環境にアクセスが切り替わる
(参考) http://qiita.com/khara914/items/aacb6b0de5752db450c7
Active Deployとは Active DeployBuild & Deploy
Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp
【準備】 Active Deploy (1/6)
56
Active Deployを実行したいアプリと同じ組織にサービスを追加
Active DeployBuild & Deploy
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【準備】 Active Deploy (2/6)
57
Active Deploy実行用に新規インタンスを生成するスクリプトを作成
[ステージの構成]を選択
#!/bin/bash
NAME="${CF_APP}_${BUILD_NUMBE
R}"
cf push "${NAME}" --no-route -i 1
export NAME
Active Deploy
はじめに経路情報(URL)のないインスタン
スを新規生成するスクリプトを記述。
自動採番されるBuild番号を名前に利用し、
名前をエクスポートしておく。
(エクスポート先の設定は後述を参照)
Build & Deploy
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【準備】 Active Deploy (3/6)
58
Active Deployを開始するジョブを追加する
デプロイヤー・タイプを、
「IBM Active Deploy」 に変更
スクリプトはデフォルトのままでも
動作する
Active DeployBuild & Deploy
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【準備】 Active Deploy (4/6)
59
テスト・ジョブを追加し、任意のテストコードを実行することも可能。
#!/bin/bash
set -x
if [[ -n ${TEST_RESULT_FOR_AD} ]] &&
(( ${TEST_RESULT_FOR_AD} )); then
exit 0
fi
if (($(($RANDOM % 100)) < 30)); then
export TEST_RESULT_FOR_AD=1
else
export TEST_RESULT_FOR_AD=0
fi
任意のテストコードを記述し、
デプロイ前にテスト可能。
※必須ではない。
Active DeployBuild & Deploy
テストコードの
テスト用スクリプト。
(ランダムでエラー発生)
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【準備】 Active Deploy (5/6)
60
テスト・ジョブを追加し、任意のテストコードを実行することも可能。
デプロイヤー・タイプを、
「CompleteIBM Active Deploy」 に変更
スクリプトはデフォルトのままでも
動作する
Active DeployBuild & Deploy
Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp
【準備】 Active Deploy (6/6)
61
下記の3つの[文字プロパティ]を
追加する
Active Deploy
新バージョンのアプリ名を
保管するプロパティ
アプリケーションの
インスタンス数
テスト結果保管用の
プロパティ
スクリプトで使用する独自プロパティを追加する
Build & Deploy
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Active Deployダッシュボード
62
Active DeployBuild & Deploy
Active Deployの実行中/実行結果を確認できる
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【準備】 Load Impact
63
負荷テストサービス。ユーザー数や操作シナリオを簡単に決めて
Webサービスに負荷をかけることが可能。
Load Impact
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Load Impact 〜負荷テストシナリオ〜
64
Load Impact
URLとアクセス数を指定するだけで負荷テストが可能。
また、操作記録で簡単に負荷シナリオの作成も可能。
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Load Impact 〜負荷テスト中の画面〜
65
Load Impact
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ZenHub
Load Impact
Active Deploy
Build & Deploy
Monitoring and
Analytics
Alert Notification
Application Security on Cloud
〜Manage/Learn〜
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Monitoring and Analytics
67
Monitoring and
Analytics
Bluemixで使える無償の死活監視及びパフォーマンス監視サービス
高度なことはできないが無償なので追加しておく。
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Monitoring and Analytics
68
Monitoring and
Analytics
アプリケーションの可用性や応答時間を視覚的に確認可能。
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Alert Notification
69
Alert Notification
Bluemixサービスの稼働状況を監視できるサービス
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Alert Notification 〜ポリシー作成〜
70
Alert Notification
通知ポリシーやエスカレーションルールを作成し、状況を察知可能
通知方法は下記の通り
・Eメール
・SMS
・音声通知
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New Relic
71
Webパフォーマンス監視サービス。レスポンスタイムやスロークエリなど、
様々な統計情報を可視化。マルチ言語に対応している。
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New Relic × Slack
72
SlackのAppDirectoryからNew Relicを追加できる
取得したWebhook URLをNew Relic側で設定することでSlack通知が可能。
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Application Security
73
Application Security
モバイル、Web、デスクトップアプリのセキュリティスキャンができるサービス
実行結果をレポートとして閲覧することが可能
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Application Security
74
Application Security
スキャン結果レポートは有償版であれば、
問題の詳細な説明と対処方法を含めたレポートが生成される
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Google Analytics
75
無料で十分使えるWebアクセス解析とレポートサービス
Webサービスのアクセス解析を元にサービス改善を検討する。
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DevOps on Bluemix
76
必要なフェーズに必要なツールが揃っていることを確認できた
ZenHub
Load Impact
Active Deploy
Build & Deploy
Monitoring and
Analytics
Alert Notification
Application Security on Cloud
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Open ToolChain
77
各種DevOps関連ツール同士の連携を容易にする仕組み
Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp
DevOps実現のための戦略立案
78
「1日に10回以上のデプロイ」がDevOpsの目的ではない。
戦略を階層化し、DevOpsの根本的な必要性を考える必要がある。
→組織作り、文化そのものを変革するにはトップダウンの指針が必要
ツール群(インフラ自動化、CIツール、Git…)
アプリの更新頻度を増やす
(1日に10回以上デプロイ)
ビジネスのスピードに合った価値提供
企業文化を変える(お互いを尊重)
競合優位性維持 / 顧客満足度の向上
国内シェア No1を目指す
サービス事業者として世界的に認知
…
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…
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DevOpsの目的
DevOpsで
実現できること
DevOps
実現の手段
DevOpsの先の
最終ビジョント
ッ
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ウ
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ム
ア
ッ
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BMXUGへの参加のススメ
79
BMXUG - facebookページ
https://www.facebook.com/groups/bmxug/
BMXUG – DoorKeeper
https://bmxug.doorkeeper.jp/
ご静聴ありがとうございました。
引き続き、SoftLayer Bluemix Community Festa 2016をお楽しみください。
引き続きBMXUGではBluemixに関する情報を発信していきます。

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ToolChainを使った次世代DevOps環境の作り方

  • 1. SoftLayer Bluemix Community Festa 2016 ToolChainを使った次世代DevOps環境の作り方 伊藤忠テクノソリューションズ クラウドイノベーションセンター 原田 一樹
  • 2. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp/ 自己紹介 2 原田 一樹 (Kazuki Harada) o Bluemix UserGroup Community Leader o クラウドアーキテクト/スクラムマスター o クラウドイノベーションセンター所属 興味・関心: Cloud/IoT/機械学習/OSS/API/Scrum/DevOps 書籍・記事・実績: o エンタープライズAWS導入ガイド o 人口知能アプリケーション総覧-Watson o BluemixとWatsonの全貌を知る-ITpro o BluemixHack 最優秀賞 o BluemixChallenge2015 最優秀賞 o Watson日本語版ハッカソン 最優秀賞
  • 3. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp/ Bluemix UserGroup (BMXUG) 3 Bluemix UserGroupのコミュニティリーダーを担当 リアルな技術情報の集まる環境で最新の情報を収集・発信 Bluemix UserGroup(BMXUG) facebookページ
  • 4. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp/ 4
  • 5. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 2015年5月 Bluemix Hack 最優秀賞 WearableBluemix クーポン× × 2015年12月 Watson日本語版ハッカソン 最優秀賞 ChatWatson QAナレッジ× × 2015年9月 Bluemix Challenge 2015 最優秀賞 機械学習Bluemix 観光× ×
  • 7. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 伝統的なDevとOpsの関係 7 開発エンジニア(Developer) 新しい機能を 追加したい 運用エンジニア(Operator) 安定稼働 させたい 利害の対立 ニーズの変化に応じて新しい機能 を開発して反映させたい 手順書作成するのが手間。想定し ていないエラーまで手順化は困難 ユーザーの声が分からない 安定したシステムを手を加えたくな い(変更リスクを負いたくない) 全て手順書にまとめてほしい(エ ラー時対応含めて) ユーザーの要求に合わないアプリで クレーム対応が大変 開発部門と運用部門が自身の利益の最大化を目指し、利害不一致。
  • 8. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 理想的なDevとOpsの関係 8 開発エンジニア(Developer) 運用エンジニア(Operator) DevOps ツールにより変更リスクを最小化 新機能や機能改善を即時反映 手順の自動化によりドキュメント作成負荷の軽減 顧客の声を取り入れて、ムダな開発を排除した効率 の良い開発の実現 ビジネス変化・顧客要求に対応し、 ビジネス拡大/顧客満足度を最大化をしたい 本来の目的である「ビジネス拡大」や「顧客満足度の最大化」で利害が一致
  • 9. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp DevOpsの原点 9 開発担当者と運用担当者が連携して協力する開発手法のこと。 「Velocity 2009」でFlickrの講演で初めて使われた言葉と言われている。 「開発と運用が協力することで1日に10回以上のリリースが可能になる」 http://www.slideshare.net/jallspaw/10-deploys-per-day-dev-and-ops-cooperation-at-flickr
  • 10. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp DevOpsの原点 ~必要なツールと文化~ 10 Flickrの講演では、DevOpsの実現に必要なツールと文化として、 下記の10の要素を紹介している。 自動化されたインフラ、バージョン管理、ビルドツールなどのツール群の整備と、 開発担当者と運用担当者がお互いに尊敬し、信頼しあう文化が大事。 必要なツール インフラ構築の自動化 バージョン管理 継続的インテグレーション デプロイ自動化 監視 情報共有(Wiki, IRC, BTC…) お互いを尊重する お互いを信頼する 失敗に対する健全な態度 お互いを非難しない 必要な企業文化
  • 11. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp DevOpsの適用領域(クネビンフレームワーク) 11 無秩序 カオス やや複雑 やや複雑単純 複雑 複雑 ◆DevOps/Scrumの効果は大きい 複雑なものを「検証」と「適応」を繰り 返し、右往左往しながらもより良いや り方をチームで考えて進行させる。 ⇒ DevOps/Scrumを採用 ◆DevOps/Scrumの効果は小さい 実現内容が単純明快で失敗する 可能性が小さいもの。要件が変わら ない、それはウォーターフォールが得意 分野。 ⇒ ウォーターフォールを採用 安定した 技術 不安定な 技術 明確な 要件 未確定な 要件 DevOpsの適用は要件が未確定で変更する可能性が高い領域で効果大
  • 12. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp DevOps実現のための戦略立案 12 「1日に10回以上のデプロイ」がDevOpsの目的ではない。 戦略を階層化し、DevOpsの根本的な必要性を考える必要がある。 →組織作り、文化そのものを変革するにはトップダウンの指針が必要 ツール群(インフラ自動化、CIツール、Git…) アプリの更新頻度を増やす (1日に10回以上デプロイ) ビジネスのスピードに合った価値提供 企業文化を変える(お互いを尊重) 競合優位性維持 / 顧客満足度の向上 国内シェア No1を目指す サービス事業者として世界的に認知 … … … … … … … DevOpsの目的 DevOpsで 実現できること DevOps 実現の手段 DevOpsの先の 最終ビジョント ッ プ ダ ウ ン ボ ト ム ア ッ プ
  • 13. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp DevOps実現のための戦略立案 13 「1日に10回以上のデプロイ」がDevOpsの目的ではない。 戦略を階層化し、DevOpsの根本的な必要性を考える必要がある。 →組織作り、文化そのものを変革するにはトップダウンの指針が必要 ツール群(インフラ自動化、CIツール、Git…) アプリの更新頻度を増やす (1日に10回以上デプロイ) ビジネスのスピードに合った価値提供 企業文化を変える(お互いを尊重) 競合優位性維持 / 顧客満足度の向上 国内シェア No1を目指す サービス事業者として世界的に認知 … … … … … … … DevOpsの目的 DevOpsで 実現できること DevOps 実現の手段 DevOpsの先の 最終ビジョント ッ プ ダ ウ ン ボ ト ム ア ッ プ DevOpsの全体像を踏まえた上で、 Bluemixを利用した DevOps環境の作り方の話をします。
  • 15. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp IBM DevOps Servicesとは 15 http://www.slideshare.net/IBM-Software-Japan/bluemixibm-devops-services
  • 16. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp IBM DevOps Servicesの特徴 16 Web IDE (Webエディタ) Code Management (Git/バージョン管理) Track/Plan (スクラム管理) Pipeline (ビルド・デプロイ) 用意されたツールを使うことで、 一連の開発サイクルをWeb上で実現可能 (スクラム管理・コーディング・バージョン管理・ビルド&デプロイ)
  • 17. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Track & Plan – Scrum管理ページ 17 ダッシュボードページ へのリンク 自分のタスク管理 バックログ、スプリント、 チームのタスク管理 未完了、進行中の タスクの表示 未完了、進行中のタ スクの表示 バックログ、スプリント、タスクの管理が可能
  • 18. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Track & Plan – ダッシュボード 18 タグ別にダッシュボード ページを作成可能 ダッシュボードをカスタマイズで必要な情報を表示管理可能
  • 19. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Track & Plan – ダッシュボード 19 バーンダウン分析 サーバ監視/ ヘルスチェック タスク進捗管理 Bluemixの監視機能を使ったヘルスチェックなども管理可能
  • 20. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Web IDE – コード編集画面 20 Web上でコード編集が可能。 Code Managementでバージョン管理される Web上でデバッグ可能 (Node.jsのみ) ライブ編集ON
  • 21. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Web IDE – デバッグツール 21 Node.jsをローカルで実行した時と同様の Console.logの内容をWeb上で取得可能。 ただし、接続は 少し不安定
  • 22. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Code Management – Git管理 22 ブランチ選択 ZIPダウンロード 共有中メンバー Git Log管理 無償でGitのプライベートリポジトリを利用可能
  • 23. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Code Management – Git管理 23 コミットの管理 Web IDEで編集したファイルを ここからコミットも可能 ブランチの管理 無償でGitのプライベートリポジトリを利用可能
  • 24. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Build & Deploy 24 間にテストステージを 追加することも可能 標準でGit連携してBuildとDeployを実行し、Bluemix実行環境に 反映することが可能。テストステージを追加することも可能。 Git pushのタイミングで実行開始 手動実行への変更も可能
  • 26. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp チーム開発における課題 26 【前提】 ・チーム開発 (スクラム手法で開発) ・本番稼動中にも高い頻度でデプロイが発生する 【課題】 スクラム管理の方式で”かんばん”を求める方には不適合 Web IDEを複数人で同時に触ると収集がつかなくなる デバッグ・ツールで実行時のエラーログを確認することが 可能だが、Node.js + Live Codingの環境が前提 Gitのブランチ管理が難しい デフォルト設定だとデプロイ時にダウンタイムが発生する → ローカル環境や別ツールと連携するのが現実的
  • 27. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 代替策 27 スクラム管理の方式で”かんばん”を求める方には不適合 →別のスクラム管理ツール、ホワイトボードを利用する Web IDEを複数人で同時に触ると収集がつかなくなる →ローカルの開発環境を使う →Bluemix上に各個人の開発環境を用意する デバッグ・ツールで実行時のエラーログを確認することが 可能だが、Node.js + Live Codingが前提 →ローカルで動作確認するようにする Gitのブランチ管理が難しい →ローカルGit連携が可能なのでこちらを利用する デフォルト設定だとデプロイ時にダウンタイムが発生する →Active Deployを利用する
  • 28. | http://www.ctc-g.co.jp Next DevOps Services 〜ToolChain〜
  • 29. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Open ToolChain 29 各種DevOps関連ツール同士の連携を容易にする仕組み
  • 30. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp IBM Bluemix Garage Method 30 https://www.ibm.com/devops/method/ DevOpsメソッドを体系化したベストプラクティス集
  • 31. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Garage Methodの紹介ツール群(抜粋) 31 Track and Plan Track and Plan IBM Rational Team Concert Load Impact Active Deploy Build & Deploy UrbanCode Deploy Monitoring and Analytics Alert Notification PagerDuty Timeline Analytics
  • 32. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp ToolChain-初期カタログ 32
  • 33. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 公開されているデモ動画 33 https://www.youtube.com/watch?v=4fu5_f6VRAY
  • 34. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp The Information Model 34 ToolChainはユーザ側に用意される「Tool instance」と、 ツールプロバイダー向けに用意される「Tool broker」によって構成される
  • 35. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp The lifecycle model 各フェーズにおいてユーザからToolChainへの指示に応じて、 Tool instanceとTool brokerが連携し、全ライフサイクルをサポート
  • 36. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp The LifeCycle Model 36 各フェーズにおいてユーザからToolChainへの指示に応じて、 Tool instanceとTool brokerが連携し、全ライフサイクルをサポート
  • 38. | http://www.ctc-g.co.jp Bluemix Garage Methodを 参考にToolChainで得られる 価値を模倣してみた。
  • 39. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp DevOps on Bluemix 39 下記のツール群を使ってDevOps環境を試してみた ZenHub Load Impact Active Deploy Build & Deploy Monitoring and Analytics Alert Notification Application Security on Cloud
  • 40. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【準備】 アプリ構成 〜オンラインストア〜 40 ■作成手順 https://developer.ibm.com/bluemix/2015/03/16/sample-application-using-microservices-bluemix/ Bluemix Dev blogに公開されているMicroserviceアーキテクチャの アプリケーションを用意し、今回のDevOps環境を試してみる。
  • 41. | http://www.ctc-g.co.jp 〜THINK/Culture〜 ZenHub Load Impact Active Deploy Build & Deploy Monitoring and Analytics Alert Notification Application Security on Cloud
  • 42. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp MURAL 〜Design Thinking as a Service〜 42 https://mural.ly/
  • 43. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp MURALでできること 43 チームで同時作業可能 リーンキャンバスなどのフ レームワークも配置可能 画像や動画、テキストを 任意の位置に配置可能
  • 44. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp ZenHub 〜GitHub特化のスクラム管理ツール〜 44 GitHubにスクラム管理機能を追加する拡張機能をインストールし利用 かんばん方式で直感的にタスク管理が可能。
  • 45. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp GitHub × Slack 45 SlackにGitHub Integrationを追加 GitHubへのイシュー操作、Git操作をするとSlackへ通知が可能に SlackのApp Directoryから GitHub Integrationを追加 認証完了後、通知対象 を設定する 認証へ
  • 46. | http://www.ctc-g.co.jp ZenHub Load Impact Active Deploy Build & Deploy Monitoring and Analytics Alert Notification Application Security on Cloud 〜Code〜
  • 47. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp hub-jazzからGitHubへの切り替え 47 Git on Bluemixから、 Git on GitHubへ切り替え可能 自身のGitHubアカウントに、Orders/Catalog/UI用のリポジトリを作成 DevOps Servicesが参照するリポジトリをそれぞれGitHubに切り替える
  • 48. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp hub-jazzからGitHubへの切り替え 48 GitHubへの切り替え設定をすると、GitHubのWebhooksの設定画面で、 DevOps Servicesとの連携の設定がされていることが確認できる。 自動でGitHubのWebhooksに、 DevOps Servicesとの連携が設定される 上記設定があるため、GitHubにプッシュすると Build & Deployと連携が可能。
  • 49. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp SauceLabs 49 SauceLabsはOS/ブラウザ横断のテスト環境をクラウド提供しているサービス 複数環境でブラウザ操作をシミュレートしキャプチャ取得が可能。 複数のOS/ブラウザ及びバージョンを 選択してテスト対象にすることが可能
  • 50. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【参考】 Git管理 – SourceTree 50 スプリント実行環 境へのリモートブ ランチを追加 作業ブランチを チェックアウトし 作業
  • 51. | http://www.ctc-g.co.jp ZenHub Load Impact Active Deploy Build & Deploy Monitoring and Analytics Alert Notification Application Security on Cloud 〜Deliver/Run/Culture〜
  • 52. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Delivery Pipelineの拡張 52 Delivery Pipelineは拡張することが可能。詳細は下記参照。 https://hub.jazz.net/docs/deploy_ext/ ■追加可能な機能の例 Static Code Scansの追加 →Javaアプリのセキュリティチェック (.war .ear .jar .class) Globalizing stringsの追加 →別の言語への翻訳 HipChat notificationsの追加 →HipChatへの通知 Slack notificationの追加 →Slackへの通知機能 Active Deployの追加 →ゼロダウンタイムのデプロイ Build & Deploy 今回試した内容
  • 53. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Slack通知の追加 53 Build & Deploy SlackのApp Directoryから、[Incoming WebHooks]を追加 Incoming WebHooksを追加 Webhook URLをメモする
  • 54. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Slack通知の追加 54 Build & Deploy 環境プロパティーにWebhookURLを保存しておくことで再利用が簡単に。 任意のジョブのスクリプトにSlack通知用のコマンドを追記することで通知可能に。 curl -X POST --data-urlencode 'payload={"text": "デプロイ成功!"}' ${SLACK_WEBHOOK_PATH}
  • 55. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Bluemix上に本番稼動環境と最新状態の環境(非アクセス)を用意する 本番環境に変更内容をデプロイする際に、ダウンタイムが発生しないよ うに最新稼動環境にも一時的にアクセスが通る状態になる デプロイ成功時は本番環境だったものが非アクセス状態となり、最新状 態の環境にアクセスが切り替わる (参考) http://qiita.com/khara914/items/aacb6b0de5752db450c7 Active Deployとは Active DeployBuild & Deploy
  • 56. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【準備】 Active Deploy (1/6) 56 Active Deployを実行したいアプリと同じ組織にサービスを追加 Active DeployBuild & Deploy
  • 57. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【準備】 Active Deploy (2/6) 57 Active Deploy実行用に新規インタンスを生成するスクリプトを作成 [ステージの構成]を選択 #!/bin/bash NAME="${CF_APP}_${BUILD_NUMBE R}" cf push "${NAME}" --no-route -i 1 export NAME Active Deploy はじめに経路情報(URL)のないインスタン スを新規生成するスクリプトを記述。 自動採番されるBuild番号を名前に利用し、 名前をエクスポートしておく。 (エクスポート先の設定は後述を参照) Build & Deploy
  • 58. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【準備】 Active Deploy (3/6) 58 Active Deployを開始するジョブを追加する デプロイヤー・タイプを、 「IBM Active Deploy」 に変更 スクリプトはデフォルトのままでも 動作する Active DeployBuild & Deploy
  • 59. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【準備】 Active Deploy (4/6) 59 テスト・ジョブを追加し、任意のテストコードを実行することも可能。 #!/bin/bash set -x if [[ -n ${TEST_RESULT_FOR_AD} ]] && (( ${TEST_RESULT_FOR_AD} )); then exit 0 fi if (($(($RANDOM % 100)) < 30)); then export TEST_RESULT_FOR_AD=1 else export TEST_RESULT_FOR_AD=0 fi 任意のテストコードを記述し、 デプロイ前にテスト可能。 ※必須ではない。 Active DeployBuild & Deploy テストコードの テスト用スクリプト。 (ランダムでエラー発生)
  • 60. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【準備】 Active Deploy (5/6) 60 テスト・ジョブを追加し、任意のテストコードを実行することも可能。 デプロイヤー・タイプを、 「CompleteIBM Active Deploy」 に変更 スクリプトはデフォルトのままでも 動作する Active DeployBuild & Deploy
  • 61. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【準備】 Active Deploy (6/6) 61 下記の3つの[文字プロパティ]を 追加する Active Deploy 新バージョンのアプリ名を 保管するプロパティ アプリケーションの インスタンス数 テスト結果保管用の プロパティ スクリプトで使用する独自プロパティを追加する Build & Deploy
  • 62. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Active Deployダッシュボード 62 Active DeployBuild & Deploy Active Deployの実行中/実行結果を確認できる
  • 63. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp 【準備】 Load Impact 63 負荷テストサービス。ユーザー数や操作シナリオを簡単に決めて Webサービスに負荷をかけることが可能。 Load Impact
  • 64. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Load Impact 〜負荷テストシナリオ〜 64 Load Impact URLとアクセス数を指定するだけで負荷テストが可能。 また、操作記録で簡単に負荷シナリオの作成も可能。
  • 65. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Load Impact 〜負荷テスト中の画面〜 65 Load Impact
  • 66. | http://www.ctc-g.co.jp ZenHub Load Impact Active Deploy Build & Deploy Monitoring and Analytics Alert Notification Application Security on Cloud 〜Manage/Learn〜
  • 67. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Monitoring and Analytics 67 Monitoring and Analytics Bluemixで使える無償の死活監視及びパフォーマンス監視サービス 高度なことはできないが無償なので追加しておく。
  • 68. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Monitoring and Analytics 68 Monitoring and Analytics アプリケーションの可用性や応答時間を視覚的に確認可能。
  • 69. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Alert Notification 69 Alert Notification Bluemixサービスの稼働状況を監視できるサービス
  • 70. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Alert Notification 〜ポリシー作成〜 70 Alert Notification 通知ポリシーやエスカレーションルールを作成し、状況を察知可能 通知方法は下記の通り ・Eメール ・SMS ・音声通知
  • 71. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp New Relic 71 Webパフォーマンス監視サービス。レスポンスタイムやスロークエリなど、 様々な統計情報を可視化。マルチ言語に対応している。
  • 72. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp New Relic × Slack 72 SlackのAppDirectoryからNew Relicを追加できる 取得したWebhook URLをNew Relic側で設定することでSlack通知が可能。
  • 73. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Application Security 73 Application Security モバイル、Web、デスクトップアプリのセキュリティスキャンができるサービス 実行結果をレポートとして閲覧することが可能
  • 74. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Application Security 74 Application Security スキャン結果レポートは有償版であれば、 問題の詳細な説明と対処方法を含めたレポートが生成される
  • 75. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Google Analytics 75 無料で十分使えるWebアクセス解析とレポートサービス Webサービスのアクセス解析を元にサービス改善を検討する。
  • 76. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp DevOps on Bluemix 76 必要なフェーズに必要なツールが揃っていることを確認できた ZenHub Load Impact Active Deploy Build & Deploy Monitoring and Analytics Alert Notification Application Security on Cloud
  • 77. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp Open ToolChain 77 各種DevOps関連ツール同士の連携を容易にする仕組み
  • 78. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp DevOps実現のための戦略立案 78 「1日に10回以上のデプロイ」がDevOpsの目的ではない。 戦略を階層化し、DevOpsの根本的な必要性を考える必要がある。 →組織作り、文化そのものを変革するにはトップダウンの指針が必要 ツール群(インフラ自動化、CIツール、Git…) アプリの更新頻度を増やす (1日に10回以上デプロイ) ビジネスのスピードに合った価値提供 企業文化を変える(お互いを尊重) 競合優位性維持 / 顧客満足度の向上 国内シェア No1を目指す サービス事業者として世界的に認知 … … … … … … … DevOpsの目的 DevOpsで 実現できること DevOps 実現の手段 DevOpsの先の 最終ビジョント ッ プ ダ ウ ン ボ ト ム ア ッ プ
  • 79. Copyright(C) ITOCHU Techno-Solutions Corporation | http://www.ctc-g.co.jp BMXUGへの参加のススメ 79 BMXUG - facebookページ https://www.facebook.com/groups/bmxug/ BMXUG – DoorKeeper https://bmxug.doorkeeper.jp/ ご静聴ありがとうございました。 引き続き、SoftLayer Bluemix Community Festa 2016をお楽しみください。 引き続きBMXUGではBluemixに関する情報を発信していきます。