Scrum Fest Mikawa2020の登壇資料 サイボウズ式編集部のスクラムに対する取り組みをまとめました

1. サイボウズ式編集部の改善から学ぶ
「非開発組織」でも変わらないアジャイルの本質

2. 自己紹介にわや かずひろ
庭屋 一浩
＊2013年サイボウズに入社
＊SE→人事(採用)
＊非認定スクラムマスター
@kazu_niwaya

3. エンジニアじゃないのにスクラムマスター？
• 「新卒採用チーム」のリーダーになる
• 自分に合ったチーム運営の方法を探す
• 社内で広がっていた「スクラム」 に目をつけた
• 採用業務をスクラムっぽく回してみる
• スプリントプランニング、カンバン、ふりかえりなど
• うまくいくようになってきた
• 採用チームだけでなく、他のチームにもスクラムを広めるともっといいチーム
が増えるかも
• 非エンジニア系組織を中心に社内スクラムマスター業を始める

4. サイボウズ式編集部の改善から学ぶ
「非開発組織」でも変わらないアジャイルの本質

5. 本セッションのゴール
開発組織をアジャイルで変えた話

6. 本セッションのゴール
開発組織をアジャイルで変えた話 非開発組織をアジャイルで変えた話
ここの学びがアジャイルなチームを作る本質につながるのではないか

7. サイボウズとは？
中小企業向けグループウェア
大企業向けグループウェア
業務アプリ構築クラウド
メール共有システム
チームで情報共有するためのツールを提供しているソフトウェアメーカー
主力製品群

8. 新しい価値を生み出すチームのメディア

9. • 目的
• メディアを中心とした企画・コミュニケーションを実施して
• サイボウズのメジャーブランド化に貢献する
• やること
• サイボウズと社会、ステークホルダーをつなぐ企画を発信する
• 得た反響を企画に生かし、コーポレートの考えを正しく伝える
• 反響を社内に共有し、採用・インナー・製品への橋渡しを進めていく
サイボウズ式編集部ってどんなチーム？

10. 以前までの業務の流れ
編集
会議
企画案の提出
記事編集
公開取材

11. 以前までの業務の流れ
編集
会議
編集長
企画案の提出
企画の合否判定
記事編集
編集レビュー
公開取材

12. 以前までの業務の流れ
編集
会議
編集長
企画案の提出
企画の合否判定
記事編集
編集レビュー
公開取材
個々の作業で停滞しても
助けられない
個々の作業で停滞しても
助けられない
編集長がプロセスの
単一障害点になる

13. 変わろうと思ったきっかけ
もっと良い発信をするためには
メンバー個人で実行するより
チームで取り組めるようにしたほうが良い
自分がいなくても回る仕組みにしたい
編集長

14. なぜチームはスクラムに取り組もうと思ったのか
1. 編集長が以前から「チームで業務を進める」やり方に興味を持っていた
2018年にカンバンを使ってのタスク管理に挑戦したが定着せず
2. スクラムマスターが製品プロモーションチームを支援しているのを聞いていた
スクラムマスターに入ってもらって
スクラム的な進め方をしてみよう！

15. アジャイルの原則
1:チームの北極星の確認

16. チームが変わるためにやったこと
• こんなチームをつくりたい、という想いを共有し、
チームの理想について話し合った(2019年6月)

17. チームが変わるためにやったこと
• こんなチームをつくりたい、という想いを共有し、
チームの理想について話し合った(2019年6月)
ミッションの再確認
「なぜうまく行っていないのか」の現状認識

18. 良いチームを作るための学び①
自己組織化したチームを作るには
まずは理想を作るところから
チームの状況に合わせて
適切な場を設定する

19. アジャイルの原則
チームの北極星の確認
不確実性への対応

20. ふりかえりを導入
週に1回
「仕事の進め方を良くするふりかえり」
を実施することに

21. ふりかえりで実感するチームの前進
意見(不満？)は活発に出た
最初はあまりチームには馴染んでなかったかも・・・)

22. ふりかえりで実感するチームの前進
それでも4ヶ月毎週続けたら
徐々に変化が実感できるようになってきた

23. ふりかえりで実感するチームの前進
変化に前向きになってきた！

24. 良いチームを作るための学び②
一足飛びで良いチームにはならない
「チームの問題を解決できる」チームにする
すぐに価値は感じないかもしれないが、
変化に対する活動を支援する

25. アジャイルの原則
チームの北極星の確認
不確実性への対応
早期からのコラボレーション

26. プロセスの変化
取材
編集長
チームで企画を作成
合否の判断 モブ記事編集
公開
・自分で企画つくる
・中期的なビジョンの検討
・企画作成段階からの
コラボレーション

27. 理想のチームを目指す準備が整った！
• カイゼンのサイクルが回るようになってきた
• よりチームの提供する価値を大きくするために活動を始める

28. アジャイルの原則
チームの北極星の確認
早期からのコラボレーション
不確実性への対応

29. メトリクスの活用
• 「届けるもの」の価値を高める活動を始めた

30. メトリクスの活用
• 「届けるもの」の価値を高める活動を始めた
メトリクスを決めふりかえりの指標に
記事の反響をもとにチームで学びの確認
→フィードバックを活かせるチームに！

31. 価値提供の流れと今後のチャレンジ
認知
興味・関心
購入
ブランディング
(含サイボウズ式)
製品プロモーション
営業
世間の関心事

32. 良いチームを作るための学び③
「チームの一歩先」を提示する
カイゼンにより生まれた余裕を
チームの価値を高める活動に変換する

33. 学びのまとめ
自己組織化したチームを作るには
まずは理想をチームで作るところから
一足飛びで良いチームにはならない
「チームの問題を解決できる」チームにする
「チームの一歩先」を提示する