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集合知メカニズムによる政治プロセス改善の可能性について
- 3. 予測市場
• 「一定」のプレゼンスは得たが
– 実用のツールとして使われている例は少ない
• 現実との間の壁
– テーマ自体が興味を惹きつけられない
– 負担の割にメリットが少ない
– 参加のハードルが高い
– 「すでにわかっている選択肢」しか使えない
Hiroshi YAMAGUCHI 3
- 4. 現実通貨を使う
• 賭博罪にならないもの
– 懸賞
– パチンコ、カジノ・・?
– 仮想通貨を使ったゲーム等
– 公営ギャンブル(公営競技)
– 公営くじ
– デリバティブ取引
Hiroshi YAMAGUCHI 4
- 6. 問題意識その2
• 現在の政治システムはほぼ「19世紀の技術」
• 現在の技術で革新できないか
• とはいえ現実離れした「夢物語」だけでは・・
• 現行システムと地続きの道筋が必要
Hiroshi YAMAGUCHI 6
- 9. 政治への不満
• 「政治家の能力が低い」
– 「あの政治家この分野には疎いからなあ」
• 「なんだか小難しい」
– 「結局どういうことなんだかわかんないよ!」
• 「政治家はウソをつく」
– 「公約したのに守らないじゃないか!」
• 「帯に短し襷に長し」
– 「この政策は賛成だけどあれは反対」
Hiroshi YAMAGUCHI 9
- 12. キャラクラシー
• 濱野智史氏が提唱
• 「バーチャルなキャラによる政治家」による(キャラク
ター民主主義)
• イデオロギーが似た人たちが、初音ミクのような
バーチャルなキャラクターを共同で作って政治家に
し、自らの声を政治に反映させようというもの
• 匿名ユーザーが政策を書いたり、PR動画を作ったり、
キャラの忠実な「エージェント」として国会に参加した
りする。
Hiroshi YAMAGUCHI 12
(c)Hiroshi Yamaguchi
- 18. 「なんだか小難しい」問題
• 自分ではわからない人向き
– 公職選挙法第48条(代理投票)
• 身体の故障又は文盲により、自ら当該選挙の公職の
候補者の氏名を記載することができない場合
• これを拡張したらどうか
– 「票の売買につながるおそれ」
• なぜ売買してはいけないのか?(暴論)
• というか事実上やってるよね?
• 政治意思決定をゆがめる恐れがあるとすれば、それ
は自らの票が政策につながっている実感が持てない
からではないか?
Hiroshi YAMAGUCHI 18
- 21. 電子国民投票制度
• 頻繁に選挙をやって民意を確認?
– 政治家の身分が不安定になることの弊害
• 民意を示す機会が選挙しかないのは問題
– 世論調査には実効性がない
– 国民投票法は憲法問題のみだが
– 電子化すれば気軽にできる
– 「ときどきやる」のではなく「いつもやってる」もの
• 「君子豹変」と「政治家への信頼」を両立させるに
は?
– 政治家を政見以外の点で評価するしくみ
– 政策について別途民意を反映するしくみ
Hiroshi YAMAGUCHI 21
- 24. 「分人」と「合人」
• 分人民主主義
– 鈴木健氏が提唱
– 票を分割してソーシャルネットワークを通して投票
– 自分の票がどこへ行ったかわかりにくい
• 合人民主主義
– 複数の人の意思を合わせて意思形成
– 「加重平均」でなく「止揚」
– 最終的に自分で決める
Hiroshi YAMAGUCHI 24
- 26. たとえば
• 政治家にも政策にも投票できる
– 政策キャラクターは集めた票を政治家に割り振る
政治家 A B C
まずデフォル
合計
トの投票先を
決める
有権者 投票先は随
政策1
時変更できる
政策2 政治家は政
策を議論し修
合計 正していく
→有権者と政治家のインタラクションを活性化する
Hiroshi YAMAGUCHI 26
© Crypton Future Media, Inc.
- 28. すごくぶっちゃけると
• 集合知メカニズムの普及のためには集合知
メカニズムに入る前の段階でいろいろ工夫し
ないといけないのではないか
• 東浩紀、濱野智史、鈴木健各氏の考えを合
わせて、それにちょっと足して、現行の選挙制
度をベースに少し変えて、電子化された国民
投票制度と併せて実装したら、面白いんでは
ないか
• という話
Hiroshi YAMAGUCHI 28
- 29. ありがとうございました
Hiroshi YAMAGUCHI
URL: http://www.h-yamaguchi.net/