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仮想化・クラウド環境利用メリットを最大化する運用管理とは
- 1. Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
2016年7月22日
株式会社NTTデータ 技術革新統括本部
内山 勇作
仮想化・クラウド環境利用メリットを
最大化する運用管理とは
- 2. 2Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
目次
1. 仮想化・クラウド環境を活用するメリット
2. 仮想化・クラウド環境の運用管理における課題
3. メリットを最大化する運用管理
Hinemos公認キャラクター 「もにた」
- 4. 4Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
仮想化・クラウド環境を活用するメリット
仮想化・クラウド環境を活用するメリットとは?
必要なリソースを、必要な時に、必要なだけ確保できる
不要リソース使用を削減し、利用コストを削減できる
柔軟にシステム構成を、拡張・縮小できる
必要なリソースを、必要な時に迅速に確保できない
余裕を持ったシステム構成が必要となるため、無駄が多い
柔軟にシステム構成を拡張・縮小できない
仮想化・クラウド化
- 5. 5Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
必要なリソースを、必要な時に、必要なだけ確保
【SPEC】
CPU:2core
MEM:4GB
HDD:4GBシステムA
追加
【SPEC】
CPU:2core
MEM:4GB
HDD:4GB
システムA
追加
システム利用状況の変動に応じて
必要なリソースを、迅速に確保することが可能です
都度の調達
キッティング等が必要
求められるスピード感で
リソース増強できない
余剰リソースを多めに
確保するしかない。。。
必要な時に
必要なリソースが確保できる
余剰リソースの
確保・消費を減らせる
仮想化・クラウド化
仮想化・クラウド環境
- 6. 6Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
不要リソース使用を削減し、利用コストを削減
仮想化環境
クラウド環境
$
システムA
業務サーバ
システムA
バッチサーバ
夜間は
別ホスト上
へ移動
夜間は
バッチ処理
に特化
必要なサーバを、必要な時だけ稼働しておくことにより、
リソースを使用するために必要なコストを削減できます
夜間
ON
仮想化環境
リソースの有効活用が可能
余剰リソースの
確保や消費を減らせる
必要な時だけリソースを使用し
不要リソース分の費用を削減
不要に
不要なリソースは、
不要な時に停止
- 7. 7Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
柔軟にシステム構成を拡張・縮小
スケールイン・アウト
クラウド・仮想化環境
マイグレーション・複製【SPEC】
CPU:2core
MEM:4GB
HDD:4GB
スケールアップ
・ダウン
システムを構成する各種リソースを、
ツール・プログラム等を用いて、動的に拡張・縮小・移動できます
システム構成の変更操作自体を、
プログラム等で自動制御することも可能に
システム構成の変更作業を、
運用操作の一部として実現可能に
- 9. 9Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
メリットを引き出すための課題
上記、仮想化・クラウド環境を活用するメリットを引き出すために、
運用管理においては以下の実現が課題
• システムの状態を正確に把握する
• システム構成を変更し、最適な状態に維持する
• 柔軟・頻繁に変更されるシステム構成に対応できる、
効率的な管理の仕組を確立する(管理の自動化)
必要なリソースを、必要な時に、必要なだけ確保できる
不要リソース使用を削減し、利用コストを削減できる
柔軟にシステム構成を、拡張・縮小できる
仮想化・クラウド環境を活用するメリット
- 10. 10Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
システムの状態を正確に把握
ベアメタル
ハイパーバイザ
クラウドサービス
仮想マシン インスタンス
業務アプリケーション
ベアメタル
OS
システムの状態を正確に把握するためには
仮想化・クラウド固有の監視を
実現する仕組みが新たに必要
システム構成を変更し、最適な状態に維持するためには、
システムの状態を正確に把握することが必要
固有の
リソース値
サービスの
状態
操作履歴
課金状況
- 11. 11Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
システムの状態を正確に把握
仮想化・クラウド環境に求められる監視(例)
(例) VMware環境
仮想
マシン
ESX
Server
vCenter
Server
Data
Store
CPU不足量など
OSから取れない
リソース情報の監視
ESX Serverの監視
DataStoreの監視
VMware環境の
イベント・ステータス監視運用管理ツール
(例) AWS環境
運用管理ツール
業務AP
OS
業務APやOSに対する
従来通りの監視
インスタンス
・
クラウドサービス
業務AP
OS
CloudWatch経由で
取得できる情報の監視
Health Dashboard経由で
取得できる情報の監視
CloudTrail操作ログで
取得できる情報の監視
業務APやOSに対する
従来通りの監視
- 12. 12Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
システム構成を変更し、最適な状態に維持
必要なリソースを、必要な時に、必要なだけ確保し、
システム構成を最適な状態に保つためには、
構成を動的・迅速に変更し、効率的に制御する仕組みが必要
クラウド環境
仮想化環境
クラウド環境に
対する操作
仮想環境に
対する操作
多種多様な環境をどう操作・制御する?
システム状態を
最適化するためにも
構成変更操作は不可欠
- 13. 13Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
システム構成を変更し、最適な状態に維持
クラウドインスタンス起動時間を制限し、利用料金を削減するためにも
環境を効率的に制御する仕組みは不可欠
業務閉塞・開放との連動や、
停止するインスタンスの
監視のOn/Off制御も考慮が必要
営業日の
管理が大変
- 14. 14Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
最新のシステム構成への、運用管理の追随
柔軟・頻繁にシステム構成を、拡張・縮小するためには、
頻繁に変更が発生するシステムをより効率的に管理する仕組みが重要
管理対象システム
WEBサーバ
APサーバ
DBサーバ
サーバ追加
サーバ削除
構成情報変更
CPUコア数変更
メモリ容量変更
ディスク追加
構成変更の検知 管理対象機器の
情報更新
アップデートが
大変
運用設定の
変更
人力では
対応しきれない
- 15. 15Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
運用効率化に必要な「定型化・自動化」
なぜ定型化・自動化による効率化が必要なのか?
- 運用者のスキルに対する依存度の低減
⇒高スキルな運用者を確保するコストの増加を防止
⇒高スキルな運用操作の増加に伴う、ミスの増加を防止
- 大規模環境の運用管理に対応できる仕組みの確立
⇒特定の運用者に対する負荷集中を防止
⇒運用体制・人的リソースの確保が、システムの
スケーラビリティ・アジリティのボトルネックとなることを防止
仮想化・クラウド環境の運用管理スキルや知見を有する貴重な人材に
日々の運用を依存しすぎない仕組みづくりが重要
仮想化・クラウド環境を利用するメリットである
スケーラビリティ・アジリティを阻害しないためにも
定型化・自動化された運用管理・仕組みの確立は必須
- 16. 16Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
運用操作の定型化・自動化
操作の定型化
仮想化・クラウド環境に対する操作
定型化
ツールで定型化
操作1
操作2
操作3
操作4
実行
定型化した運用操作の自動化
操作1
操作2
操作3
操作4
実行
運用管理ツール
日 月 火 水 木 金 土
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
スケジュール・カレンダ制御
障害・イベント契機
プログラム(API)
管理対象
管理対象
運用操作の定型化・自動化
運用者のスキルや頑張りに
依存しない運用管理を
- 17. 17Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
運用管理の自動化
動的・迅速に変化するシステム構成に対する、運用の自動追随
管理対象システム
WEBサーバ
APサーバ
DBサーバ
サーバ追加
サーバ削除
構成情報変更
CPUコア数変更
メモリ容量変更
ディスク追加
構成変更の
自動検知
管理対象
機器情報の
自動更新
運用管理ツール
運用は
自動で
開始・継続
運用を自動で
開始・停止する
仕組みを
- 19. 19Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
メリットを最大化する運用管理
仮想化・クラウド環境を活用するメリットを引き出すために、
運用管理においては以下の課題を解決する必要があります
さらに、メリットを「最大化」するためには、
運用管理の一元化が不可欠です
• システムの状態を正確に把握する
• システム構成を変更し、最適な状態に維持する
• 柔軟・頻繁に変更されるシステム構成に対応できる
効率的な管理の仕組を確立する(管理の自動化)
- 20. 20Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
定型化・自動化だけでは解決できない課題
管理対象・手法の増加にともなう
ツールの増加が、新たな課題に。。。
クラウド環境
仮想化環境
物理環境
監視ツール
ジョブ管理ツール
仮想化管理ツール
クラウド管理ツール
・
・
・
・ 管理対象環境が多く
管理ツールも増加
ツール間連携や
メンテナンスが大変
- 21. 21Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
運用管理の一元化
定型化・自動化を多種多様なツールで実現してしまうと、
仮想化・クラウド環境を活用するメリットが得られる反面、
運用における負荷・コストの増大につながります。
そのため、自動化に加え、一元化が重要
- 単一ツールによるオペレーション統合
⇒運用管理で扱うツールを削減し、習熟・確認・管理するツールを減らす
ツールの連携ポイントを減らし、
ツールのメンテナンス負荷も低減できる
運用立ち上げに際し、
習熟が必要なツールが減らせる
運用端末で立ち上げる
ツール・画面を減らせる
- 22. 22Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
運用管理の一元化・簡易化
多種多様な環境の運用は、
統合運用管理ツールで一元化することが重要です
クラウド環境
仮想化環境
物理環境
監視ツール
ジョブ管理ツール
仮想化管理ツール
クラウド管理ツール
・
・
・
・
ハイブリッド環境も
単一ツールで
容易に管理
ツール間連携や
メンテナンスに悩まない
統合運用管理
ツール
- 23. 23Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
運用管理の一元化における注意点
充分な機能を備え、誰にでも容易に扱えるツールであること
- 運用状況の集約が可能で、監視・通知・操作・分析すべてを実現できること
- ツールの利用に、高度なスキル・知見を要さないこと
運用ツールを一元化するリスクをケアできること
- 障害発生時にも運用が継続できる、冗長化の仕組みが備わっていること
- マルチテナントシステムの提供における、ツール利用者の増加がケアできること
- 24. 24Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
メリットを最大化する運用管理の一元化
誰にでも容易に扱えるツールで一元化する
- シンプルなGUI操作が可能、日本語ベースで、直感的に操作できる
- 設定が複雑化せず、運用引き継ぎ・設定変更も容易
運用状況の集約、監視・通知・操作・分析を一元的に実現する
- 必要な機能をワンパッケージで提供
- 集約された情報をもとに、運用レポートを生成し、配信できる
一元化することのリスクもしっかりとケアする
- 冗長化する仕組みを製品として完備
- 多岐にわたるユーザのアカウント制御・権限管理が柔軟に行える
- 26. 26Copyright © 2016 NTT DATA Corporation
まとめ
仮想化・クラウド環境の特徴・メリットを最大化する
運用管理を実現するためにも、
環境特有の運用課題をしっかりと解決する事に加え、
運用自動化・一元化を実現することが不可欠です。
仮想化・クラウド環境の運用管理を検討する際には、
運用自動化・一元化を念頭に置いた、
運用管理の仕組み・ツール選定が重要です。
www.hinemos.info