5. 5
たとえ話の限界
「 A が B である」ことを説明するのに
「 C は D である」というたとえを
用いても
A と C が同じでない以上無理がある
A は B だ!
C が D なのと同じだよ!
6. 6
「 A が B である」が一般論、
「 C が D である」がその具体例
になっている場合は
「理解を助ける」材料としては妥当。
しかし説明が C の特殊な性質に
よっているなら「証明」ではない
雪の例は、「似ているところがある」
だけで具体例ですらない
7. 7
逆に、具体例「 C が D である」ことを
説明するのに、上位の一般論として
「 A が B である」ことを利用するのは
論理的には正しい。
しかしそれがより分かりやすいか
どうかは別問題。
ヒッグスの場合、南部先生の「自発的対称
性の破れ」の理論が上位概念、ヒッグス粒
子はその具体例と言うことはできるが…