Mais conteúdo relacionado Mais de Fusaji Hayasaka (20) 20120720自動車技術会1. 公益社団法人 自動車技術会
次世代自動車・エネルギー委員会 電力分科会 資料
皆さまには大変ご心配をおかけし
心よりお詫び申し上げます。
東京電力株式会社 早坂房次
平成24年7月20日
(本分科会の内容は個人的見解であり
東京電力の公式見解ではありません) 1
5. 出典:国連人口基金(UNFPA)東京事務所HP
http://www.unfpa.or.jp/p_graph/
世界の推定人口:2011年時点70億人
60年前の1950年には25億人、10億人を超えたのも18世紀に入ってから。
世界人口は2050年には93億人になる見込み。
僅か100年で4倍弱、300年で10倍近くに。 5
9. 0.00
2.00
4.00
6.00
8.00
10.00
12.00
14.00
16.00
18.00
20.00
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
35.0
40.0
45.0
18
87
18
90
1887
18
93
1890
18
96
1893
18
99 1896
19
02 1899
19
05 1902
19
08 1905
19
11 1908
19
14
1911
一人当たりGNP
19
17
1914
19
20
1917
19
23 1920
19
26 1923
19
29 1926
一人当たりエネルギー消費
19
32 1929
19
35 1932
19
38 1935
19
41 1938
19
44 1941
19
47 1944
19
50 1947
19
53 1950
GNP当エネルギー消費
19
56 1953
19
59 1956
19
62 1959
19
65 1962
19
68 1965
19
71 1968
19
74 1971
19
77 1974
19
80 1977
19
83 1980
19
86 1983
19
89 1986
19
92 1989
19
95 1992
19
1995
明治18年(1885年)を1とした場合の一人当たりGNPとエネルギー消費の推移
98
20
01 1998
20
04 2001
20
07 2004
2007
9
10. 資源 2020年
人口
成長の限界
100億人
2010年
食糧問題が始まる
食糧 78億人
汚染
61億人
工業生産
17億人
西暦
1900 1970 2000 2020 2050 2100 (年)
10
ローマクラブ『成長の限界』(1972)より
11. およそ一万年前の地球の
温暖化とともに定住社会
が出現
西田正規『人類史の中の定住革命』
2007年講談社学術文庫
11 11
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)
12. 季報 エネルギー総合工学 Vol28 No.1(2005. 04)
安い石油の時代がグローバル化を支えた
?
2004年11月1日の日本学術会議第5部/(社)日本工学アカデミーエネルギー基本戦略部会他/(財)エネルギー総合工学研究所共催の公開
シンポジウム「日本のエネルギーに未来はあるか-有限の地球に生きる-」における石井吉徳先生基調講演より 12
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)
13. 運輸部門のエネルギー源別消費量の割合
GDP と運輸部門のエネルギー消費
運輸部門のエネルギー消費構成
13
出典:資源エネルギー庁 『エネルギー白書2011』http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htm
14. 乗用車が全て電気自動車になった場合の電力供給
2008年度都道府県別エネルギー消費より1164079TJ=1164079×10^12J
石油連盟資料ガソリン:8,266kcal/リットル=34601889J/リットルより
すべてガソリンと仮定すると
3.36421×10^10リットル
軽ガソリン燃費 19.2km/リットル
EV燃費10km/kWhとするとすべて電気自動車とした場合の電力消費量は6.4593×10^10kWh
これは2008年度年間電力消費(自家発電等を除く)8889億kWhの7.2%
ガソリン燃費 10km/リットル
EV燃費10km/kWhとするとすべて電気自動車とした場合の電力消費量は
3.36421×10^10kWh
これは2008年度年間電力消費(自家発電等を除く)8889億kWhの3.8%
乗用車80,000kL/日ガソリンを消費の場合
8×10^7リットル×365日=2.920×10^10リットル
軽ガソリン燃費 19.2km/リットル
EV燃費10km/kWhとするとすべて電気自動車とした場合の電力消費量は5.606×10^10kWh
これは2008年度年間電力消費(自家発電等を除く)8889億kWhの6.3%
ガソリン燃費 10km/リットル
EV燃費10km/kWhとするとすべて電気自動車とした場合の電力消費量は2.920×10^10kWh
これは2008年度年間電力消費(自家発電等を除く)8889億kWhの3.2%
14 14
おそらくこの程度なら夜間に充電していただければ十分対応可能と思われる。
<参考>柏崎刈羽原子力発電所の6or7号機の年間発電量138600kW×24×365×0.85=1.0320×10^10kWh
15. 乗用車が全て電気自動車になった場合の電力需要イメージ
エコキュートと同じようにマイ
エコキュートと同じようにマイ
コンで充電時間を制御
コンで充電時間を制御
(検討中)
(検討中)
電気自動車が拡大すると電力供給側も化石燃料依存度が下げられる
電気自動車の電力消費量を7.2%増で計算。
ただし、その他の電力消費量は季節変動があ
るため、このグラフの様な最大需要時には
3.0%になることに注意。
電気自動車導入拡大は電力の供給力より電気自動車の供給力の問題
15
15
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)
18. ・先進国の内部では平等化が進展、国家間の経済力の面で格差
拡大
・労働者の時間当たり賃金の国家間格差の拡大→実際には経済
発展の遅れている国の労働者は実際には仕事をしていない→実
際に仕事をしている時間当たり賃金格差は小さい
・近代的な生産技術を活用するためには規律正しく良心的で仕事
熱心な労働者が必要
1250年~1800年のイギリスでは富裕層の
出生率が貧困層の2倍→貧困家庭が断絶
→富裕層からの下方移動「種の淘汰」→
人々の嗜好が中産階級化→利子率低下・
短期的に所得が増えても人 殺人件数低下・労働時間延びる・暴力志
口が増えることで常に相殺 向弱まる・読み書き計算の習慣が下層階
級にも広がった。
(マルサスの罠)
18
出典:グレゴリー・クラーク 久保恵美子訳『10万年の世界経済史』2009年日経BP社
本資料は日経BP社殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。 18
20. 知識の交配が進化を進める 楽観論
繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史
http://www.ted.com/talks/matt_ridley_when_ideas_have_sex.html
こんな本も
先進国に富の集中
国力=人口力の時代? を生んでいた源泉
インターネット・衛星
放送・携帯電話など 先進国と発展途上国の情報格差が無くなる
情報通信の発達 (国と国の差より個人の差に)
20
22. 大いなる分妓(産業革命後の所得格差拡大)
・先進国の内部では平等化が進展、国家間の経済力の面で格差拡大
・労働者の時間当たり賃金の国家間格差の拡大→実際には経済発展の遅れている国の労
働者は実際には仕事をしていない→実際に仕事をしている時間当たり賃金格差は小さい
・近代的な生産技術を活用するためには規律正しく良心的で仕事熱心な労働者が必要=
「勤勉革命」?
「産業労働における勤勉性に関する研究」(総合研究開発機構 1985年)
日本人の勤勉神話について述べた本
・勤勉性が本格的に形成、発揮されたのは第二次世界大
戦後の昭和二五年から三〇年以降である
・明治、大正期においては、一部の基幹労働者を除き多く
の産業労働者の勤務状況、あるいは働くことに対する意
識は極めて低調で、およそ産業労働者の資質・条件を満
たしているとは言い難かった。つまり、予めきめられた労
働に対し10~20%の高い欠勤を示し、勤務状態は不安
定で月間および年間の変動幅が著しく大きいことが指摘
される
タワーズペリン調査(米2006年)
・また自分の勤める会社に対する帰属意識も希薄で高い 世界16カ国で「仕事に対する意欲」日本最低
離職率と低い定着率がそのことを表している FDS調査(英2006年)
世界23カ国で日本人「最も労働意欲が低い」
「日本人は勤勉」=昭和高度成長期の幻想
(同じ会社に真面目に務め続けることが当時は最も合理的) 22
「中国・インドの勤勉革命」=頑張れば豊かになれる事例が身の回りに
23. 2009年推計人口 2030年予測人口 2050年予測人口
① 1,353,311,033 ① ① 1,613,800,000
中国
1,484,598,000
インド インド
② 1,198,003,272 1,417,045,000
② 1,462,468,000 ②
インド 中国 中国
501,061,526 ③ 369,981,000 ③ 403,932,000
EU アメリカ アメリカ
③ 319,081,833 ④ 271,485,000 ④ 335,195,000
アメリカ インドネシア パキスタン
④ 229,964,723 ⑤ 265,690,000 ⑤ 289,083,000
インドネシア ナイジェリア
パキスタン
⑤ 193,733,795 ⑥ 226,651,000 ⑥ 288,110,000
ブラジル ナイジェリア インドネシア
⑥ 180,808,096 217,146,000 222,495,000
⑦ ⑦
パキスタン ブラジル バングラデシュ
⑦ 162,220,762 ⑧ 203,214,000 ⑧ 218,512,000
バングラデシュ バングラデシュ ブラジル
⑧ 154,728,892 ⑨ 131,561,000 ⑨ 173,811,000
ナイジェリア エチオピア エチオピア
⑨ 140,873,647 ⑩ 128,864,000 ⑩ 147,512,000
…
…
ロシア ロシア コンゴ
127,156,225 117,424,000 101,659,000 23
⑩ ⑬ ⑰
世界計 6,900,000,000(2010年10月推計値) 8,308,895,000 9,149,984,000
24. 1950年推計人口
① 544,951,000
結局昔から『国力』=『人口力』?
中国
② 371,857,000
インド
③ 157,813,000
アメリカ
④ 102,702,000
ロシア
⑤ 82,824,000
日本
77,152,000
⑥
インドネシア
⑦ 68,376,000
ドイツ
⑧ 53,975,000 国立社会保障・人口問題研究所中位推計では
ブラジル 2,050年の日本の人口 95,151,684,000 (19位相当)
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/suikei07/suikei.html
⑨ 50,616,000
イギリス
人口データ出典:UN, World Population Prospects(世界の人口推計)
⑩ 46,367,000 http://www.un.org/esa/population/unpop.htm
World Population Prospects The 2008 Revision
イタリア 24
2,529,346,000 http://esa.un.org/unpp/index.asp
世界計
25. わたくしたちの生活
炊事
洗濯
奴隷や召使・家畜の
掃除
代わりにエネルギーを
冷房
使う事で成り立ってい
暖房
る
給湯
移動
・
・
・
あらゆるところで
25
本資料は東京電力の公式見解ではなく早坂の個人的見解です。また、目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
26. 一人当たりエネルギー消費を奴隷に換算すると
エネルギー消費/人 奴隷換算
(石油換算㌧/人)
ア メ リ カ 7.05 324人
イ ギ リ ス 3.39 146人
ド イ ツ 4.08 176人
フ ラ ン ス 4.28 185人
E U 2 7 3.51 152人
ロ シ ア 3.51 207人
日 本 4.79 167人
中 国 1.45 63人
ア ジ ア 1.01 44人
ア フ リ カ 0.346 15人
世 界 1.69 73人
100W/人×3,600s/h×8h/日×365日/年=1,051,200,000Ws(J)/人・年
(100w/人=100J/s 人100J×3600s/h×24h/日=8640kJ
1cal=4.18605Jより8,640kJ=2064kcal←一日の食物摂取量に相当)
原油1㍑=39,340kJより 奴隷一人は26.72㍑/年に相当
原油の比重は、
特軽質油:0.8017未満、軽質原油:0.8107- 0.829、
中質原油:0.830 – 0.903、重質原油:0.904-0.965、
特重質原油:0.965以上
0.8665kg/㍑で計算すると
奴隷一人は26.72㍑ /年× 0.8665kg/㍑=23.15kg /年の石油の熱量に相当
一人当たり一次エネルギー消費は日本エネルギー経済研究所『エネルギー・経済統計要覧』 26
日本エネルギー経済研究所はIEA「Energy Balances of OECD Countries」「 Energy Balances of Non-OECD
Countries 」,World Bank「World Development Indicators」より推計
27. Chart of crude oil prices since 1861
第二次世界大戦後の
世界的な経済成長の
源泉
出典:BP統計 2012
http://www.bp.com/assets/bp_internet/globalbp/globalbp_uk_english/reports_and_publications/statistical_energy_review_2011/STAGING/local_assets
27
/pdf/statistical_review_of_world_energy_full_report_2012.pdf 27
28. 石油価格における期待のパラドックス
(逆説)
これから石油 省エネや代替エ 石油価格は
価格が上が ネルギーの開発 上がらない
ると予想 に努める
これから石油 省エネや代替エ 石油価格
価格が下が ネルギーの開発 が上がる
ると予想 に努めない
28
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29. 本資料は東京電力の公式見解ではなく早坂の個人的見解です。また、目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
出典:
• 濃縮している 石井『石油最終
争奪戦 世界を
資源とは • 大量にある 震撼させる
「ピークオイ
• 経済的な位置にある ル」の真実』
太陽定数(大気表面の単位面積に垂直に入射する太陽のエネルギー量)が1366W/m2である
ので地球の断面積を127,400,000 km²をかけると地球全体が受け取っているエネルギーは
1.740×1017 W
本資料は日本工業新
1Ws=1J だから1年間に大気表面で受ける太陽エネルギーは
聞殿の承諾を得て転 1.740×1017 W×60s/m×60m/h×24h/d×365d/y=5.487×1024J
載しています。無断で
の再複写・転載・配布 人類が全世界で1年間に使うエネルギーの量は原油換算で
等は法律に反します。 11,099.3×106t 1t=1.176kℓ 原油1ℓ=9,126kcal 1cal=4.2J
1.10993×1010t×1.176kℓ/t×103ℓ/kℓ×9,126kcal/ℓ×4.2J/cal×10
3cal/kcal=5.003×1020J
出典:BP統計 http://www.bp.com/sectiongenericarticle.do?categoryId=9023766&contentId=7044197
石油連盟 http://www.paj.gr.jp/statis/kansan.html
約1万倍 しかし広く薄くしか存在しない
過去の太陽からのエネルギーを
濃縮したものとしての化石燃料に
29
頼ることに
33. 地層の背斜構造での石油のたまり方
出典:田口一雄『石油はどうしてできたか』1993年 青木書店 33
33 33
本資料は青木書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
35. 貯留岩中に石油が含まれている状態
出典:田口一雄『石油はどうしてできたか』
1993年 青木書店
35
本資料は青木書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
37. 世界の堆積盆地と主な油田の分布
出典:田口一雄『石油はどうしてできたか』1993年 青木書店
37
本資料は青木書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
38. 自噴する油田
1の投入エネルギーで100のエネ
ルギーが得られていた時代
左写真:自噴する油田→このような油田は少なくなっている
→水や二酸化炭素・メタンなどを注入し回収量を増やしている
(EOR=Enhanced Oil Recovery )
ピークを越して減退する非OPEC、非FSU諸国
オケマ(オクラホマ)の油井やぐら, 1922
出典:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3 【上】出典:石井吉徳『石油最終争奪戦』日刊工業新聞 3838
38
%E6%B2%B9
本資料は日本放送出版協会殿・日本工業新聞殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
40. 40 40
40
資料ご提供 芦田譲京都大学名誉教授
41. 中東地域の石油とガス田
ガワール油田
本資料は作品社
殿の承諾を得て
転載しています。
無断での再複
写・転載・配布等
は法律に反しま
す。
41
出典:ジャン=マリー・シュヴァリエ 増田達夫監訳 林昌宏翻訳『世界エネルギー市場』2007年 作品社
42. ガワール油田の規模 出典:石井吉徳「石油ピークが来た」日刊工業新聞
本資料は日本工業新
聞殿の承諾を得て転
載しています。無断で
の再複写・転載・配布
等は法律に反します。
42
43. 世界の原油確認埋蔵量(2009 年末)
43
出典:資源エネルギー庁 『エネルギー白書2011』 http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htm
44. 原油の輸入量と中東依存度の推移
44
出典:資源エネルギー庁 『エネルギー白書2011』 http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htm
45. このような見方もあるが…
出典:石油連盟 今日の石油産業2012
45
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46. EPR(Energy Profit Ratio)とは
出力エネルギーと投入エネルギーの比
1960年代の中東の石油はEPRが100を超えていたといわれる。
人間は採りやすいところから採掘。今後開発が考えられている超深海や北
極海などではEPRは著しく低下が予想される。
オイルシェールやオイルサンド、オリノコタールなども低EPRにならざるを得
ない。
メタンハイドレートはそもそも資源と言えるかを確認している状態。
「究極資源量」と「確認(可採)埋蔵量」
究極資源量 現在の技術で経済的に採取
確認埋蔵量 できる資源の量
(資源の価格や技術進歩で
46
変わる)
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47. 可採年数(R/P)
現在の確認可採埋蔵量/その年の生産量
現在の確認可採埋蔵量をその年の生産量で割ったモノ
確認可採埋蔵量
面積×厚さ×孔隙率×(1-水分飽和率)×回収率
回収率:自噴(約20%)、回収率向上技術(40~50%)
既に発見されて採り出しうる量
(出典)芦田譲京都大学名誉教授 2007年6月9日
京都科学カフェ講演「日本周辺の資源エネルギーと地域調和型社会の構築」資料 スライド26枚目
http://education.ddo.jp/kagaku/ashida/ashida.pdf
科学カフェ京都 http://ameblo.jp/kagaku/entry-10035268328.html 47
48. 世界のエネルギー資源確認埋蔵量
BP統計2012では112年
ウランは探査すればいくらでもあるとの
石油・天然ガスは景気後退による消費(分母)減 119年 見方もある。例えば、オーストラリアやモ
に伴い今回増加。 ンゴルにも新鉱山があるようですが、コ
ストの関係で未開発。
石炭は消費量の急増により近年急速に低下。
BP統計2012では63.6年
BP統計2012では54.2年
62.8年
45.7年 8,260億トン 100年
187兆4900億㎥
1兆3,331億 547万トン
バーレル
石油 天然ガス 石炭 ウラン
(2009年末) (2009年末) (2009年末) (2007年1月)
●石油、天然ガス、石炭可採年数=確認可採埋蔵量/年間生産量……出典(1)
●ウラン可採年数=確認可採埋蔵量/2006年消費量(原子力発電実績(2,675 TWh)に基づく)……出典(2) 48
48
出典:(1)BP統計2010 (2)NEA「URANIUM2007」
49. Oil reserves-to-production (R/P) ratios
出典:BP統計 2012
http://www.bp.com/assets/bp_internet/globalbp/globalbp_uk_english/reports_and_publications/statistical_energy_review_2011/STAGING/local_assets
49
/pdf/statistical_review_of_world_energy_full_report_2012.pdf 49
51. Natural gas reserves-to-production (R/P) ratios
出典:BP統計 2012
http://www.bp.com/assets/bp_internet/globalbp/globalbp_uk_english/reports_and_publications/statistical_energy_review_2011/STAGING/local_assets
51
/pdf/statistical_review_of_world_energy_full_report_2012.pdf 51
52. 地域別天然ガス埋蔵量(2009 年末)
52
出典:資源エネルギー庁 『エネルギー白書2011』 http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htm
53. 世界の輸送方式別天然ガス貿易量の推移
石油、天然ガスの貿易比率(2009 年)
天然ガスのうちLNG利用率の推計
29.3%×28%=8.2%程度
出典:資源エネルギー庁 『エネルギー白書2011』 53
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htm
54. Coal production – Coal consumption
出典:BP統計 2012
http://www.bp.com/assets/bp_internet/globalbp/globalbp_uk_english/reports_and_publications/statistical_energy_review_2011/STAGING/local_assets
/pdf/statistical_review_of_world_energy_full_report_2012.pdf
急速に低下する石炭の可採年数⇒アジア(中国・インド)の需要急増
1995年 235年 2001年 227年 2007年 147年
1996年 228年 2002年 216年 2008年 122年
1997年 224年 2003年 204年 2009年 119年
1998年 219年 2004年 192年 2010年
1999年 218年 2005年 164年 2011年 112年 54
2000年 230年 2006年 155年
55. 世界の石炭可採埋蔵量
55
出典:資源エネルギー庁 『エネルギー白書2011』 http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htm
58. 出典:独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物機構 市原路子氏 2009/04/16 ブリーフィング資料 『北米のシェールガス革命』
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_pdf.pl?pdf=0904_b03_ichihara_shalegas%2epdf&id=2795
58
62. 日本周辺海域のBSR の分布
出典:メタンハイドレート資源開
発研究コンソーシアムHP
http://www.mh21japan.gr.jp/pd
f/BSR_2009.pdf
BSRとは:
メタンハイドレートの調査は、石油や天
然ガスと同様に、音波を使った物理探
査(反射法地震探査)によって実施され
ます。この調査データからBSR(海底
擬似反射面:Bottom Simulating
Reflector)と呼ばれる特徴的な反射面
を確認することによって、地層中のメタ
ンハイドレートの存在を推定しています。
BSRは、地層中に海底とほぼ並行す
る形で表れます。地質学的には、BSR
はメタンハイドレートが安定的に存在す
る領域の基底部に相当します。つまり、
BSRがあるということは、その上部に
メタンハイドレートが存在することを知
る手がかりとなります。
62
69. 日本のエネルギー自給率
69
本資料は東京電力の公式見解ではなく早坂の個人的見解です。また、目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
72. 輸入に占めるエネルギーの割合
化石燃料を年間20兆円前後輸入
34%
72
出典:財務省貿易統計 http://www.customs.go.jp/toukei/info/tsdl.htm
72
73. 日本の経常収支の推移
(出典:財務省 国際収支統計)
サービス収支:国境を越えた(居住者と非居住者の間の)サービスの取引を計上する。サービスとは、輸送、旅行、通信、建設、保
険、金融、情報(コンピュータ・データサービス、ニュースサービス等)、特許権使用料、その他営利業務、文化・興行、公的その
40,000
他サービス
所得収支:国境を越えた雇用者報酬(外国への出稼ぎによる報酬の受取等)および投資収益(海外投資による利子・配当金収入等)
の支払い。
経常移転収支:政府間の無償資金援助、国際機関への拠出金など、資産の一方的支払い。
30,000
20,000
経常移転収支
所得収支
億円
10,000 サービス収支
貿易収支
経常収支
0
07 9 月
08 月
08 月
08 月
0 月
08 9 月
09 月
09 月
09 月
0 月
09 9 月
10 月
10 月
10 月
1 月
10 9 月
11 月
11 月
11 月
1 月
11 9 月
12 月
12 月
5月
08 月
09 月
10 月
11 月
12 月
2 0 年1
2 0 年3
2 0 年5
2 0 年7
2 0 年1
2 0 年3
2 0 年5
2 0 年7
2 0 年1
2 0 年3
2 0 年5
2 0 年7
2 0 年1
2 0 年3
2 0 年5
2 0 年7
2 0 年1
2 0 年3
20 11
20 11
20 11
20 11
20 11
2 0 7年
2 0 8年
2 0 9年
2 0 0年
2 0 1年
年
年
年
年
年
年
0
20
-10,000
貿易収支=輸出-輸入
経常収支=貿易収支+サービス収支+所得収支+経常移転収支
-20,000
化石燃料の価格次第で日本の貿易収支も・・・ 73
所得収支(配当)で暮らす日本
74. 日本列島の地域人口:縄文早期~2000年
140000
現在
120000
歴史時代の人口
100000
120000
80000
江戸時代
人口3000万人台で停滞
60000
100000
40000
20000
80000
0
725 925 1125 1325 1525 1725 1925
600
60000
古代の人口 500
弥生時代
縄文中期
400
縄文後期
縄文晩期 300 40000
200
縄文前期
100
縄文早期 20000
0
-8800 -7800 -6800 -5800 -4800 -3800 -2800 -1800
0
-9000 -8000 -7000 -6000 -5000 -4000 -3000 -2000 -1000 0 1000 2000
西暦 出典:鬼頭宏『人口から読む日本の歴史』講談社学術文庫より作成 74
本資料は講談社殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
76. 貧しかった日本(胸まで浸かった田植えの様子)
昭和30年代の富山県
出典:養老孟司・竹村公太郎『本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー』2008年 PHP出版
76
76
本資料はPHP出版殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
77. 豊かさにあこがれた日本
(洗濯機・冷蔵庫・テレビが「三種の神器」と言われた)
出典:坂本雄三編著 『省エネ・温暖化対策の処方箋』2006年 日経BP社
77
本資料は共同通信社殿・日経BP者殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
78. 貧しい時代は女性に厳しい時代
(生殖可能期間の終了が人生の終了)
女性<男性 女性≒男性
女性のほうが
寿命が短い
女性>男性
平均的な人生で女性が長い老後を送れるのは
現代だけかもしれない。
出典:竹村公太郎著 『日本文明の謎を解く―21世紀を考
えるヒント 』2003年 清流出版
本資料は清流出版殿の承諾を得て転載しています。無断
での再複写・転載・配布等は法律に反します。
78
本資料は東京電力の公式見解ではなく早坂の個人的見解です。また、目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
83. 世界の石炭貿易の国別比率
注:ここでいう石炭はハードコールを指す
出典:資源エネルギー庁 『エネルギー白書2011』
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htm 83
95. 運輸部門が全て再生可能エネルギーだった時代?
鉄道馬車
電車
1890年(明治23年)
東京市内での電車運転は、東京電車鉄道(元の東京馬
車鉄道)が1903年(明治36年)に架空線方式によって
新橋-品川間の運転を開始したのが最初。
本資料の目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
95
98. (出典:平成21年度版
エネルギー白書)
我が国の再生可能エネルギー等のこれまでの導入推移(一次エネルギー供給ベース)
98 98
105. 一次エネルギー総供給に占める割合
太陽光 3%× 6%=0.18%
風力 3%× 7%=0.21%
バイオマス熱 3%×16%=0.48%
これから増やすことは大変だし主た
るものになるとは考えにくい。
105
105
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)
108. 太陽光・風力発電の出力変動
太陽光発電の出力変動(春季) 風力発電の出力変動(冬季)
(kW) (kW)
2.5 1,200 定格出力(1,100kW)
晴れ
2 1,000
発 発
電 曇り 電 800
電 1.5 電
力 力 600
量 1 量
雨
400
0.5 200
0
6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
(時) 0 6 12 18 24
(時)
容量3.2kW、北緯34.4°
、東経132.4° 方位角0(真南)、傾斜角30°
、 の場合
太陽光発電は 風力発電は
時間と天気で 風の強さで
発電量が変わる 発電量が変わる
出典:電気事業連合会資料、北海道電力ほりかっぷ発電所
108
110. 都道府県数
0
1
2
3
4
5
6
7
9 .0 %
9 .1 %
9 .2 %
9 .3 %
9 .4 %
9 .5 %
9 .6 %
間)[1995.4~2004.3]」
9 .7 %
9 .8 %
9 .9 %
1 0 .0 %
1 0 .1 % 秋田県:9.1%
1 0 .2 %
1 0 .3 %
たりの年間発生電力量と年間売電電力量(10年
出典:財団法人新エネルギー財団「都道府県のkW当
1 0 .4 %
1 0 .5 %
1 0 .6 %
1 0 .7 %
1 0 .8 %
1 0 .9 %
1 1 .0 %
1 1 .1 %
設備利用率
1 1 .2 %
全国平均
11.2%
1 1 .3 %
1 1 .4 %
1 1 .5 %
1 1 .6 %
1 1 .7 %
1 1 .8 %
1 1 .9 %
1 2 .0 %
都道府県別太陽光発電設備利用率分布表
1 2 .1 %
1 2 .2 %
1 2 .3 %
1 2 .4 %
高知県:12.7%
1 2 .5 %
1 2 .6 %
1 2 .7 %
1 2 .8 %
110
1 2 .9 %
1 3 .0 %
112. 有馬元東大総長・元文部大臣の太陽光発電の御試算(1/2)
日照時間が5時間以上はその65%程度
出典:『地球を考える会』(http://enecon.netj.or.jp/index.html)
有馬朗人元文部大臣・元東大総長講演資料
http://enecon.netj.or.jp/forums/100307tokyo/pdf/arima.pdf
112
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113. 有馬元東大総長・元文部大臣の太陽光発電の御試算(2/2)
出典:『地球を考える会』(http://enecon.netj.or.jp/index.html)
有馬朗人元文部大臣・元東大総長講演資料
http://enecon.netj.or.jp/forums/100307tokyo/pdf/arima.pdf
113
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117. 出典:(財)エネルギー総合工学研究所第293回月例研究会
『再生可能エネルギー由来水素の長距離輸送の経済性』
(財)エネルギー総合工学研究所プロジェクト試験研究部 村田謙二氏講演資料 117
本資料は(財)エネルギー総合工学研究所殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
119. 世界の風の状況
アルゼンチンのパタゴニア地方などは風力発電に適しているとも言われる。
The map shows the mean wind speed in ms‐1 @ 10 m a.g.l. for the period 1976‐95, according to
the NCEP/NCAR reanalysis data set 119
出典:http://www.windatlas.dk/World/Index.htm
121. 約2万年前の日
本列島
出典:太田陽子他『日本列島の地形学』2010年 東京大学出版会 121
本資料は東京大学出版会殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
124. 数は多いが出力
はあまりない
規模別累計
注)計算に当たっては下記にて代表計算
100000~ ⇒ 200,000kW
50000~100000 ⇒ 75,000kW
30000~50000 ⇒ 40,000kW
10000~30000 ⇒ 20,000kW
5000~10000 ⇒ 7,500kW
3000~5000 ⇒ 4,000kW
1000~3000 ⇒ 1,500kW
1000未満 ⇒ 500kW
124
131. 電気新聞掲載記事 竹村公太郎
『エネルギーと日本文明』
江戸時代に一度オイル・ピークを迎
えた日本
バイオマスに基づく循環型社会では日
本国内で3000万人程度の人口を維持す
ることが限界
丸山重徳『「地球温暖化」論に騙されるな!』養老・竹
内『本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー』など
文明の歴史は森林破壊の歴史であった
石・安田・湯浅『環境と文明の世界史』
石井『石油ピークが来た 崩壊を回避する』
石井『石油最終争奪戦』
養老・竹内『本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー』
竹村『幸運な文明 日本は生き残る』
竹村『日本文明の謎を解く 21世紀を考えるヒント』
日本国内の森林資源は現在が有史以来最大
石・安田・湯浅『環境と文明の世界史』
養老・竹内『本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー』
131
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132. 禿げ山になった江戸時代の日本 竹村『エネルギーと日本文明』
歌川広重(安藤広重) 歌川広重(安藤広重)
東海道五十三次 府中 東海道五十三次 江尻
歌川広重(安藤広重) 歌川広重(安藤広重)
東海道五十三次 舞阪 東海道五十三次 丸子
132
提供:マナベ測量登記事務所 浮世絵サロン http://www.aurora.dti.ne.jp/~k-manabe/uki.htm
133. 現代(1965年頃)と明治大正(1900年頃)の国土利用
明治期より緑の増えた日本
出典:養老孟司・竹村公太郎『本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー』2008年 PHP研究所 133
本資料は朝倉書店殿とPHP研究所殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
134. 禿げ山になった日本
出典:養老孟司・竹村公太郎『本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー』2008年 PHP研究所 134
134
本資料はPHP研究所殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
136. 土壌浸食は
文明崩壊の原因
かもしれない
出典:デイビッド・モンゴメリー著 片岡夏実訳 136
『土の文明史-ローマ帝国、マヤ文明を滅ぼし、米国、中国を衰退させる土の話』2010年 築地書館
137. 森林を伐採して…
?
?
本写真はイメージであって実際に森林を伐採して設置したことを意味していません。
137
139. 水素について
水素は電気と同じ二次エネルギー これでは化石燃料が必
要なことは変わらない
二次エネルギー:他のエネルギーから作られるエネルギー
炭化水素(他の化石燃料)から作る 水蒸気改質法
部分酸化法など
石炭を使って作る ガス化
水素 電気を何からつくるかで結局同じ。再生可能エ
ネルギーからの電気に期待するのは疑問。 電気分解
水から作る 熱分解
光分解
量的にはあまり期待できない 放射線分解
バイオマス・廃棄物利用
微生物分解など
(炭化水素から作る方法の一つ)
139
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)
141. 水素をインフラ面から考える(自動車を例に全体の観点から)
② ③
ガス 冷却 日本へ
-162℃
① 液体
インドネシア
インドネシアから日本までの液化輸送にエネルギーがかかる。
水素製造(天然ガス改質)
⑦ この部分しか
⑥
着目していない。
高圧でタンクに供給
高圧タンク
H2ガス
スタンド 水素自動車
液体から高圧の気体に 冷却 -263℃
⑤ ④
液体
出典:『地球を考える会』原子力の日記念講演会「みんなで考えよう!! エネルギーと地球環境問題」
http://enecon.netj.or.jp/forums/091026fukuoka/index.html 141
(財)電力中央研究所 原子力技術研究所 特別上席研究員 天野治氏 「石油ピーク後のエネルギー」講演資料
http://enecon.netj.or.jp/forums/091026fukuoka/091026 amano.pdf
142. 高温ガス炉(原子炉)による水からの水素製造
原子力による低炭素社会の実現に貢献する研究開発
○高温工学試験研究炉(HTTR)を活用して水素製造と発電の実現が可能な高温ガス
炉技術基盤を確立
○高温ガス炉からの高温核熱を利用して、炭酸ガスを排出しない熱化学法ISプロセス
による水分解水素製造技術を開発
原子炉出口温度950℃を達成 (平成16年4月)
(
50日間の高温連続運転を完遂 (平成22年1月~3
月)
酸素 900℃ 400℃ 水素
核熱
硫酸 ヨウ化水素
の分解 の分解
硫黄 ヨウ素
ヨウ化水素と
の循環 の循環
原子炉 硫酸の生成
(S) (I)
水
次世代超高温ガス炉に最も近い
HTTR(定格出力 30MW) 最先端の水素製造技術-熱化学法ISプロセス
142
資料ご提供「日本原子力研究開発機構」