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グローバルプロジェクト よくある問題共通点と解決チェックリスト
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Dice Itoga, PMP, ITIL Foundation CSM
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グローバルプロジェクト よくある問題共通点と解決チェックリスト
1.
グローバルプロジェクトを抱える組織によくある問題点& プラクティカルな改善策 糸賀大祐 MBA,PMP
2.
LESSON LEARNED この十年間プラス様々なグローバルプロジェクトに関わって来た結果、様々 な組織のカルチャー、オペレーションの習慣を観てきました。 そこで表面化してくる問題には共通点がよく有り、プラクディカルな改善の余 地が十分あると思います。
3.
現在グローバルプロジェクトの抱える典型的な組織レベル でのカルチャー問題:
4.
クオリティーのコミットメントレベルの低い組織 例: スペック外のパートを無理矢理用途にはめ込もうとし、パーツを現場レベルで修正するが 顧客にはその事実を伝えない。 例: 又はITのREDUNDANCYを用意せずFAIL
OVERのバックアッププラニングを省き、結果SLA契 約違反を続ける 結果:レピュテ―ション、ブランイメージが下がる&顧客が去っていく、又は訴訟問題になる
5.
プロジェクフェーズ前にスコープを明確化しない組織 例:コンサルタント・ベンダーレベルではなく組織側でランニングスコープを認め、チェンジリクエ ストなしにスコープクリープをプロジェクトに押し付ける。 しかし必要な追加リソース、又はスケジュールの延長に手を回さず、しかもPMが対応できる権 限を与えない。しかも組織側は結果に責任を取らない。そしてPM、又はベンダーに責任を押し 付ける。 結果:ベンダーやPMが寄り付かなくなり市場価格以上の金額を常に払わない限りリソースが 確保できなくなる。又はリソースをタイムリーに確保出来ずプロジェクトが中々始められない。
6.
確りプランを建てずプロセスに従わず、 結局行き当たりバッタリの組織 例:全体像のINTEROPERABILITY/ARCHITECTURE を考えずプランなしに新しいスコープを抱え込み、次のプ ロジェクトの仕様に加えていく。 結果:設計が悪くスケールアップが出来なくなり、常に消防署状態になっている。キャパがフルになる時点 で再度設計のやり直しとなりTCO(総所有コスト)が高くなる。又はキャパがフルになる事前に対応が出来 ずSLA違反を起こす。 例:リリースプラニング、スプリントプラニング、レトロスペクディブ、レビュー、LESSON LEARNED、プロジェ クトの副産物ドキュメント化を省く、又はチェンジリクエスト、又はスコープチェンジをスコープドキュメントに 更新しない。 例:プロジェクトプランをスケジュール(ガントチャート)だと間違えて解釈している。 結果:又はプロジェクトのライフサイクルが長くなればなる程初期TO
BEから結果が離れていく。 最終的に理想像が何だったのか分からなくなりビジネスケースと関係のない結果が出来上がってしまう。 結果:プロジェクトチームメンバーが変わり新規リソースが入ってきてもオンボーディングが満足に出来ず ターンオーバーに繋がる
7.
AVAILABILITY(可用性) とUTILIZATION (稼働率)の依存性を 理解していない組織 例:AGILEに変化に対応するにはある程度UTILIAZTIONの余裕を持たない限り変動的環境に対 応できない。 プロジェクトのUTILIZATIONを100%に上げて効率
を高めようとするが何か起こった時に対応で きない。 プロジェクトの変動的な要素と確立されたオペレーションの違いを確り理解出来ていない。 結果:問題が発生した時に対応が出来ず/遅れSLA違反又は訴訟問題になりかねない。
8.
人使いの荒い・又はマネジメント力に掛ける組織 例:クリアーな支持が出せない、又は意図的に出さず失敗責任をコンサルタント、又はベンダー に負わせる。 支持は出すがデシジョンのリスク・インパクトを確り把握しようとしない、又は理解できる能力に 掛ける。 結果:リソースのターンオーバーが高く知識の蓄積、組織としてのレベルアップが全く無い。 ベンダーやPMが寄り付かなくなりリソース確保が困難になる。リソースが確保できずプロジェク トが中々立ち上がらない。
9.
簡単改善策:チェックリスト 1.SLA, 又は訴訟リスクを先ず戦略レベルでレビューし、ベンダーではなくフロントラインマネジャー&社 内に責任をシフトする 2.リリースに分けてインスコープ・アウトオブスコープをフェーズ開始前に明確にし、ステークホルダーが サインオフする 3.スコープドキュメント、テクニカルスペックのサインオフ無しにはプロジェクト・プロジェクトフェーズを始 めない 4.スケーラビリティ、バックアッププランのサインオフをアーキテクト、エンジニアリングマネジャーレベル で必ず行う 5.リスク対応策プランを必ずRACIで人とTO DOに落す 6.会議後必ず筆記明確なデシジョンをノートに残し、リスク&インパクトを把握するサインオフをマネ ジャーレベルで行う。 7.スコープチェンジには必ずチェンジリクエストとサインオフを必要とする、リスク&インパクト、そしてイ ンパクトに対する対応プランを明確に筆記で残す。
10.
Thank You!
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