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社会情報天気図
景気ウオッチャー調査から、
地域の消費者の声を可視化し、景気動向を読む
Dual ComBine Analysis
1
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Cross Data Explorer
連環データマガジン
2015年7月号Vol.1. No.1
内閣府2,015年7月8日発表データより
創刊号
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社会情報天気図 ~景気ウオッチャー調査から地域の景気動向を読む~
◆“景気ウオッチャー調査”から、数値と言葉の関係を機械学習し、地域の景気の実態に迫る.
・内閣府の“景気ウォッチャー調査” データから、地域の消費者の実感と声を可視化し、景気動向を読む.
・日本の経済の7割が、サービス業や消費であることから、消費行動や家計消費の意識に特化して分析.
・通常、景気指標等の数値は、背景や多くの側面が切り捨てられ、実体の意味の理解に欠ける.
・実践者にとっては、状況を代表集約した数値と共に、具体的なイメージを、自ら構築する必要がある.
はじめに
2
Dual ComBine Analysis
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社会情報天気図 ~景気ウオッチャー調査から地域の景気動向を読む~
3
ねらい
◆量とその背景や成り立ちを示す質の関係を、ヒトと機械の知の計算で、景気の実態
を理解する.
・従来、データ解析は、データの数値に頼った代表化や抽象化に拘ってきた.しかし、AIや機械学習
によって可能になってきた、“量と質に関わる”、ビッグデータの問題へのアプローチに挑戦する.
・通常、技術に限らず組織の世界では、決められた評価数値(KPI)を向上させるために、関係する
数値指標に分解し、測定し、制御しようとする.そのため、管理された組織では、実態の全体に迫る
イノベーションが起きにくくなってきた.
・“社会情報天気図”では、社会の実態を、数値で捉え、その数値の背景や構造を理解るための方法
論を継続的トライアルする.また、通常数値に反映されなかったが中立的マジョリティや、数値が取り
こぼしたディテールにこそ真実が潜んでいる可能性があり、そこへのアプローチにもトライしたい.
Dual ComBine Analysis
量 質
実態
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全国の景気動向まとめ
4
•内閣府のまとめ【参考】
•家計動向関連DIは、小売関連が低下したこと等
から低下した。
•「景気は、緩やかな回復基調が続いている。先行
きについては、物価上昇への懸念等がみられるも
のの、夏のボーナス、外国人観光需要、プレミア
ム付商品券への期待等がみられる」
Dual ComBine Analysis
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・アイコン画像元http://www.digipot.net/?p=1066、http://www.digipot.net/?p=1069
・素材を利用したプレス発表は可能(利用規約http://www.digipot.net/?page_id=19)
6月の全国の家計DIマップ
全国の
DI
◆2015年6月の全国の家計DIマップを確認
・今月の全国家計DIは、 2月から一貫して改善してきたが、前月よりも3.2ポイント下がって50.4となり、2月の段階まで逆戻りした.
とはいえ、“変わらない”という状況で、全国各地も45.0から55.0の範囲に収まり、“変わらない”という判定となった.
・良い地域は、沖縄53.7、近畿:53.6、北海道:53.2、と全日本より約3.0ポイント以上高い.北陸も新幹線の影響が残っており51.5
と4地域が50を上回った.
・低い地域は、北関東:47.4、東北48.6、東海および九州の共に48.8の4地域で、特に北関東は全国より3ポイント低い.
北海道DI:53.2
(全国平均+2.8)
南関東DI:51.9
(全国平均+1.5)
東北DI:48.6
(全国平均-1.8)
北関東DI:47.4
(全国平均-3.0)
四国DI:49.6
(全国平均-0.8)九州DI:48.8
(全国平均-1.6)
東海DI:48.8
(全国平均-1.6)
沖縄DI:53.7
(全国平均+3.3)
近畿DI:53.6
(全国平均+3.2)
中国DI:49.6
(全国平均-0.8)
北陸DI:51.5
(全国平均+1.1)
全国家計“変わらない”
DI:50.4
65以上 良くなっている
55~65 やや良くなっている
45~55 変わらない
35~45 やや悪くなっている
35未満 悪くなっている
5
Dual ComBine Analysis
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家計関連動向DIの推移(現状)
◆家計関連動向DIの推移を確認
(家計現状に対するDIのみを使用)
・全国的には、5月のDI:53.6の山から6月は
、50.4と-3.2ポイントの急な下げとなった.
・過去3月以来新幹線で盛り上がり、3ヵ月
トップだった北陸がピークを迎え、落ちた.
・先月、は全地域で50を超えたが、今月は
トップ3の、沖縄、近畿、北海道と、北陸と南
関東を加えた5地域と激減した.
・最下位は相変わらず北関東で、1月の41.2
以来少しづつ改善してきて、4月、5月と50を
超えたが6月には再び48.4と下げ、半年間
連続最下位となった.
・家計動向DIで見る限り、今月は急速な変化
があり、“緩やかな回復を続けている”とは、
言いにくい.
Dual ComBine Analysis
6
1月 2月 3月 4月 5月 6月
北海道 46.3 48.7 51.9 55.8 53.2 53.2
東北 42.5 46.0 49.1 51.6 53.0 48.6
北関東 41.2 44.6 47.1 51.1 50.4 47.4
南関東 43.6 49.6 50.0 53.1 55.4 51.9
東海 45.4 47.2 48.0 51.5 53.2 48.8
北陸 45.1 50.8 56.3 59.3 59.3 51.5
近畿 47.4 52.3 54.1 55.0 53.4 53.6
中国 41.0 46.8 50.9 51.6 53.6 49.6
四国 44.6 49.6 49.6 49.6 50.4 49.6
九州 42.0 47.8 53.8 55.0 52.9 48.8
沖縄 45.4 51.0 50.0 51.9 55.8 53.7
全国 43.9 48.4 50.9 53.2 53.6 50.4
35.0
40.0
45.0
50.0
55.0
60.0
65.0
地域別DIの推移
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地域別
景気要
因データ
◆地域別の景気影響要因の特徴を確認
・景気動向を示す幾つかのキーワード(KW)を括って“景気影響要因”とし、地域別の景気影響要因の特徴を示すデータを作成し、全
国版の“社会情報天気図”の元データとした.数値は、ウオッチャーによる、説明文の本数である.(景気影響要因はdcb.が決定)
・全体として、“家計者動向・心理”が目立つが、“天候”、“国内経済環境”、“地域経済”、“季節指数要因”等も目立つ.
・“観光”では、“北海道”、“近畿”等で、“国際環境”ではこの両者に加え、“南関東”などの好調地域の景気要因であることが判る.
Dual ComBine Analysis
7
元デー
タ
観光 天候
国際環
境
国内経
済環境
企業状
況
住宅・
不動
産・建
設
地域経
済
北陸新
幹線
季節指
数要因
季節商
品
消費者
動向・
心理
節約志
向
高級志
向
新製
品・
サービ
ス
経済格
差・二
極化
人口形
態(少
子高齢
化)
農業・
農産
物・漁
業
広告 災害
景気回
復
地域イ
ベント
地方性
税金・
社会保
障
北海道 19 10 2 11 1 2 13 0 8 8 49 4 4 3 1 2 5 2 0 5 3 0 0
東北 3 15 1 27 8 3 11 0 9 5 97 11 5 3 2 1 6 5 2 2 0 3 0
北関東 4 19 0 6 6 1 6 4 12 9 40 4 2 4 0 1 0 1 1 0 0 5 0
南関東 6 20 2 30 4 12 13 0 7 10 57 7 6 2 2 4 1 2 0 2 0 1 3
東海 7 5 1 21 6 2 11 0 17 6 70 6 4 3 0 3 0 1 0 0 1 0 0
北陸 5 2 0 10 1 5 13 11 10 4 28 0 1 4 0 0 2 0 0 0 0 0 0
近畿 34 18 3 23 7 4 9 0 19 9 64 10 13 1 4 1 0 2 0 1 0 0 0
中国 5 1 1 8 3 5 10 0 18 3 35 3 6 0 0 0 1 0 0 2 0 5 0
四国 3 8 0 6 2 1 1 0 3 1 18 1 0 2 0 0 0 0 0 0 2 0 0
九州 6 23 1 15 0 1 9 0 12 3 36 4 4 3 0 3 2 2 1 0 0 0 0
沖縄 7 1 0 1 0 2 2 0 3 3 5 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
地域別の景気影響要因と市場要因の特徴
元デー
タ
観光 天候
国際環
境
国内経
済環境
企業状
況
住宅・
不動
産・
建設
地域経
済
北陸新
幹線
季節指
数要因
季節商
品
消費者
動向・
心理
節約志
向
高級志
向
新製
品・
サービ
ス
経済格
差・
二極
化
人口形
態(少
子高齢
化)
農業・
農産
物・
漁業
広告 災害
景気回
復
地域イ
ベント
地方性
税金・
社会
保障
北海道 19 10 2 11 1 2 13 0 8 8 49 4 4 3 1 2 5 2 0 5 3 0 0
東北 3 15 1 27 8 3 11 0 9 5 97 11 5 3 2 1 6 5 2 2 0 3 0
北関東 4 19 0 6 6 1 6 4 12 9 40 4 2 4 0 1 0 1 1 0 0 5 0
南関東 6 20 2 30 4 12 13 0 7 10 57 7 6 2 2 4 1 2 0 2 0 1 3
東海 7 5 1 21 6 2 11 0 17 6 70 6 4 3 0 3 0 1 0 0 1 0 0
北陸 5 2 0 10 1 5 13 11 10 4 28 0 1 4 0 0 2 0 0 0 0 0 0
近畿 34 18 3 23 7 4 9 0 19 9 64 10 13 1 4 1 0 2 0 1 0 0 0
中国 5 1 1 8 3 5 10 0 18 3 35 3 6 0 0 0 1 0 0 2 0 5 0
四国 3 8 0 6 2 1 1 0 3 1 18 1 0 2 0 0 0 0 0 0 2 0 0
九州 6 23 1 15 0 1 9 0 12 3 36 4 4 3 0 3 2 2 1 0 0 0 0
沖縄 7 1 0 1 0 2 2 0 3 3 5 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
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地域別
景気要
因データ
◆地域別の景気影響要因の特徴を確認:景気影響要因と地域の関係から、4つのクラスタに分類するとパターンが見える.
・中心的で代表的クラスタは、九州、東海、四国で、“地域イベント”、“人口形態”、“天候”等の景気影響要因が目立ち、南関東も
近いが、そこでは、“消費者動向.心理”、“節約志向”、“税金・社会保険”が近い関係にある.
・特徴的なクラスタは、左上の北関東、東北、北陸で、“北陸新幹線”、“災害”、“地方性”等である.
・その対称的位置に、近畿、北海道、中国がある.ここでは“景気回復”、“国際環境”、 “高級志向”などの好調地域の景気要因が
ある一方、 “経済格差・2極化”等もある.
地域別の景気影響要因と市場要因の特徴 Dual ComBine Analysis
“連環データマップ”の見方
1.原点からの方向に意味がある.
似た“地域”や“景気影響要因”は、
同じ方向に位置している.
2.原点からの距離が遠いほど意味が
強くなる.
特徴のある地域や景気影響要因ほ
ど、原点から遠くに位置している.
・逆に言えば、中心に近い言葉は、
意味も明確ではなく、はっきりしてい
ない.
・例えば、景気影響要因の“北陸新幹
線”は、地域としての“北関東”と“北
陸”の中間に位置して居る.
もっとも代表的な南関東(東京を含
む)と最も相関が高い景気リ今日要因
は、“税金・社会保障”である.
注)連環データマップは、 2012年
データ・ケーキベーカ㈱によって、質
と量のデータを統合解析できる世界
初の連環データ分析: Dual ComBine
Analysis として開発されました.
連環データマップ=
「地域」+「景気影響要因」
良い
悪い
特徴的
平均的
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地域別の景気影響要因と市場要因の特徴
9
地域別
景気要
因デー
タ
◆地域別の景気動向と市場要因との関係を確認
・代表的なクラスタである、九州、東海、四国で、“競争相手の様子“は〇、△で、”お客様の様子“も〇、Xで、来客の動きは、Xで
ある.代表的クラスタの一角でもある南関東では、“お客の様子”、”競争相手の様子”が□で、“それ以外”◎と〇である.
・特徴的なクラスタである、左上の北関東、東北、北陸では、“販売量の動き”がX、“単価の動き”は▲で、“お客様の様子”は◎、
▲で、共に北陸と近い.
・その対称的位置の近畿、北海道、中国では、“販売量◎” 、 “単価の動き◎” もあり好調を伺わせるが、“単価の動きX”や“単価
の動き〇”もあり、好調地域ではあるが、商品や客層によるバラつきがある.
◎ 良くなった
〇 やや良くなった
□ 変わらない
△ やや悪くなった
X 悪くなった
景気動向に効いた市場要因
来客数の動き
販売量の動き
単価の動き
お客様の様子
競争相手の様子
それ以外
市場要因(内閣府による要因)
Dual ComBine Analysis
連環データマップ=
「地域」+「市場要因」
良い
悪い
特徴的
平均的
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各地域の景気動向まとめ
北海道
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Dual ComBine Analysis
北海道DI:53.2
(全国平均+2.8)
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景気影響要因とキーワード
・農業・農産物・漁業(漁獲割当量、さけ・ます漁、出漁遅れ、農家、牧草刈作業)・景気回復(景気回復)・国際環境
(MERS(中東呼吸器症候群)、欧州離れ)・地域イベント(YOSAKOIソーラン祭り、お祭り)・観光(国内客、近隣
アジアからの外国人観光客)・天候(気温、天候不順、初夏)・高級志向(高額商材)
地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・このところ高額商材の売行きが大変堅調であり、6月はその動きがより一層顕著に表れている。特にワイン、シャン
パン、ウィスキーといった商材で客単価が顕著に上がっている。(良くなっている・一般小売店)
・6月はYOSAKOIソーラン祭りなどのイベントやお祭りがあったことから、タクシーの売上が前年を上回った。夜の
人出も前年より増えている。(やや良くなっている・タクシー運転)
・近隣アジアからの外国人観光客の団体旅行が好調である。国内客は、個人型のビジネス、観光ともに堅調である
。(やや良くなっている・観光型ホテル)
・6月は天候が悪かったことが大きく影響し、特に夏型商材で売上の減少がみられる。(変わらない・コンビニ)
・ロシア200海里内でのさけ・ます漁の出漁遅れや漁獲割当量が前年の3割に減少していることに加えて、来年以
降のさけ・ます漁自体が中止となる見込みであることから、心理的にも買い控えがみられ、来客数や客単価の落ち
込みが大きい。また、天候不順の影響により農家の牧草刈作業の中止が続いていることも影響している。(やや悪く
なっている・コンビニ)
・前月までは販売量も来客数も少しずつ上向きになってきていたため、景気回復の兆候ととらえていたが、6月に限
っては販売量が前年比81%と非常に悪かった。(やや悪くなっている・スーパー)
・長引く円安、客の欧州離れ、MERS(中東呼吸器症候群)による風評などにより、海外旅行の申込客が明らかに
減少しており、景気が悪い方向に向かっている感が否めない。(やや悪くなっている・旅行代理店)
・天候不順で例年より気温が低く、初夏らしい季節の変わりを感じられないため、夏物が不振である。肌の露出がな
いので、腕時計やアクセサリーの売上も不振であり、特に高額商材が厳しい状況である。(やや悪くなっている・商
店街)
北海道の景気動向
北海道
Dual ComBine Analysis
◆北海道の景気動向: 地域と相関が高い景気影響要因とキーワード、および説明文をAIを使って抽出
・北海道の景気指標DIは、53.2と先月比横ばいで、全国平均53.2からも2.8ポイント上回って、全国の厳しい中比較的好調.
・近隣アジアからの外国人観光客の他、国内客もYOSAKOIソーラン祭りや、個人型ビジネス、観光など堅調.
・漁獲割り当てや.天候不順による牧草刈り作業の中止、また逆にMERSや円安による客の欧州離れなどの国際的な影響もある.
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北海道DI:53.2
(全国平均+2.8)
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北海道の景気動向
北海道
2015/8/3
◆北海道の家計ジャンル別景気動向
・北海道で目立つ家計は、レストラン、スナック等の「家計飲食」が、0.6を超えていることである.
・ 良くなっている代表は、「小売り:酒」、「小売:土産」、「観光名所」、で、“中国”、“ウイスキー”、“航空機乗客”の効果である.
・ 悪くなっているのは、「百貨店」、「タクシー」等で、“天候不順”による“衣料品”が厳しく、“生活費の倹約”や“昼間客の減少”.
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Dual ComBine Analysis
北海道DI:53.2
(全国平均+2.8)
良く
なっている
一般小売店[酒](経営
者)
単価の動き
・このところ高額商材の売行きが大変堅調であり、6月はその動きがより
一層顕著に表れている。特にワイン、シャンパン、ウィスキーといった商
材で客単価が顕著に上がっている。
観光名所(従業員) 来客数の動き
・6月25日現在、来客数が前年比129.9%と大きく伸びている。特に中国
本土からの団体観光客の増加が著しい。
やや良くなっている
一般小売店[土産](経
営者)
来客数の動き
・依然として航空機の乗降客が前年を5%程度上回っており、それに比例
して、当店の売上も前年を5%上回る状況が続いている。
悪く
なっている
百貨店(売場主任) 来客数の動き
・6月に入り、天候不順が続いていることで、紳士物、婦人物とも、衣料品
の動きが厳しく、売上が前年比93%となっている。夏物のセールも前年
は6月下旬から始まったが、今年は7月からのスタートに変更されたた
め、下旬の売上が今一つ伸び悩んでいる。6月から立ち上がったお中元
は前年並みで推移している。
タクシー運転手 販売量の動き
・タクシーの運行本数が前年を下回る状態が続いている。特に昼間の乗
客の減少が著しい。客の消費マインドは、購入対象の商材によって大き
な差があり、生活費の倹約を感じる。
やや悪くなっている 旅行代理店(従業員) 来客数の動き
・長引く円安、客の欧州離れ、MERS(中東呼吸器症候群)による風評な
どにより、海外旅行の申込客が明らかに減少しており、景気が悪い方向
に向かっている感が否めない。
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北海道の景気動向
北海道
2015/8/3
◆北海道の景気動向の特徴要因
・北海道は堅調であるが、その特徴は、「観光」と、「季節・天候」、「消費者動向・心理」の景気影響要因である.
・ 「観光」要因は、“アジア近隣”、“航空機”、“円安”等で、イベントや学会なども好影響をもたらしている.
・ 「季節・天候」要因は、天候不順で、季節商品の衣服・衣料関係が悪く、日本人観光客も少なく、昼間の人影も乏しい.
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Dual ComBine Analysis
北海道DI:53.2
(全国平均+2.8)
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全国の景気動向まとめ
東北
14
Dual ComBine Analysis
東北DI:48.6
(全国平均-1.8)
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・プレミアム付商品券が発行されており、それを使用して商品を購入する客が増えている。(やや良くなっている・
一般小売店)
・田植えなど、地元農家の繁忙期は一段落したが、飲食店に客足が戻ってきていない。(変わらない・その他専門
店)
・前年と比較して日曜日が1日少ないが、梅雨入りが遅かった分天候に恵まれており、来客数は前年をわずかに
上回っている。(変わらない・遊園地)
・来客数が伸びず苦戦している。顧客に対しては案内状などダイレクトメールを送付して来客数を保っているが、
チラシやCMで呼び込む新規客の来店は非常に少ない。そのため、今月は来客数が減少しており非常に厳しい
状態が続いている。(やや悪くなっている・衣料品専門店)
・来客数や買上点数に大きな変化は無いものの、客単価が落ち込んでおり、3か月前に比べて5ポイント、前年比
でも3ポイント減少している。また、たばこは前年比10ポイントの減少であり、たばこ需要の落ち込みが客単価低下
の原因ではないかとみている。(やや悪くなっている・コンビニ)
・せっかく良くなりかけた天気もまた悪くなってきている。来月以降に期待するしかないが、なぜか東京の経済の拡
大が地方には来ていない様子である。(やや悪くなっている・高級レストラン)
・自動車用ガソリンは相次ぐ値上げのために需要が抑え気味になってきているが、軽油の販売は好調であり、灯
油の販売も前年並みの動きである。また、仕入価格の値上げが続いているものの、価格転嫁がうまくいっており収
益は改善されている。ただし、当県の軽油需要においては復興需要頼みであり、復興事業関係が高い比率を占
めている。(変わらない・その他専門店)
景気影響要因とキーワード
・災害(復興事業、復興需要)・広告(CM、チラシ)・農業・農産物・漁業(田植え、農家の繁忙期)・節約志向(客
単価低下)・地方性(地方に)・天候(天候、梅雨入り)・地域経済(プレミアム付商品券)
東北の景気動向
東北
◆東北の景気動向
・東北の景気指標DIは、48.6と先月比で落ちており、1月以来全国平均を常に下回り、今月も1.8.ポイント下回った厳しい状況.
・ただ、プレミアム付商品券が発行されており、それを使用して商品を購入する客が増えている.
・しかし、復興需要頼み、復興事業関係が高い比率で、CMやチラシでも新規来客は少なく、客単価も低下している.
15
Dual ComBine Analysis
東北DI:48.6
(全国平均-1.8)
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東北の景気動向
東北
◆東北の家計ジャンル別景気動向
・東北で目立つ家計消費は、まず「飲食」ジャンルの落ち込み、逆に「サービス」ジャンルの堅調である.
・ 良くなっているのは、“サービス”ジャンルであるが、代表は、「タクシ-」.プレミアム付商品券による「小売[酒]」も良い.
・ 悪くなっているのは、「コンビニ」、「衣料専門店」等で、 「自動車整備」や「自動車整備品販売」は、地域によって大きな差がある.
16
Dual ComBine Analysis
東北DI:48.6
(全国平均-1.8)
良く
なっている
タクシー運転手 お客様の様子
・客との会話からは不景気な話を聞かない。また、以前
と違って、客待ちをしてもすぐに客の乗車があり、景気が
良くなっていると実感している。
その他サービス[自動
車整備業](経営者)
来客数の動き
・販売額、受注件数共に前年同期に比べて20%以上伸
びている。また、経常利益は30%を超える伸びとなって
おり、この好調はしばらく続くとみている。ただし、募集を
出しても人材が採用できない状況であり、人手不足を懸
念している。
やや良くなっ
ている
一般小売店[酒](経営
者)
販売量の動き
・プレミアム付商品券が発行されており、それを使用して
商品を購入する客が増えている。
悪くなってい
る
コンビニ(経営者) 来客数の動き
・今月は客の出足がかなり鈍い状況である。また、競争
相手も増えており、かなり悪い状況である。
衣料品専門店(経営者) 販売量の動き
・寒暖の差が激しく、他の小売業者も苦戦しているのか
例年に比べて早めにセールを実施している。そのため、
セール待ちの雰囲気が強い状態である。
自動車備品販売店(経
営者)
お客様の様子
・整備工場での車検受注量が減少している。また、客単
価も落ち込んでいる。
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東北の景気動向
東北
◆東北の景気動向の特徴要因
・東北はちょうど全国より1.8ポイント低く、低迷ポジションであるが、その特徴は、「消費者動向・心理」と、「国内経済環境」である.
・ 「消費者動向・心理」要因は、“来客が伸びず”、“チラシ”等、また「節約志向」要因など、芳しくない影響をもたらしている.
・ 「国内経済環境」要因は、“軽自動車の増税”、“消費税の影響”等による“相変わらずの地方の消費”など景況感は重たい.
17
Dual ComBine Analysis
東北DI:48.6
(全国平均-1.8)
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全国の景気動向まとめ
北関東
18
Dual ComBine Analysis
北関東DI:47.4
(全国平均-3.0)
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・地方創生事業として実施されている、ふるさと旅行券の影響により売上が10%程度増加している。ただし、浅
間山噴火の影響による風評被害で8%程度売上がダウンしているため、差し引き2%程度の増加で、やや良く
なっている。(やや良くなっている・観光型旅館)
・新車、中古車の販売量はいまだに低迷したままである。車検や一般整備でも、客の大部分は、とにかく安い
値段で仕上げて欲しいと言っている。地方ではまだまだ厳しい状況であることは間違いない。(変わらない・乗
用車販売店)
・北陸新幹線延伸開業に伴い客は増加したが、新幹線の影響も落ち着いた現在は平常に戻りつつあり、大き
な動きはない。前年同期の受注と比較してもあまり大きな差はない。(変わらない・旅行代理店)
・5月は非常に暑くかなり好調に推移していたが、6月はやや気温が下がり天候も不順で、来客数、販売量共
に減少している。(変わらない・コンビニ)
・当地のプレミアム付商品券の購入申込ハガキは今月末締切だが、現在申込が50%程度である。プレミアム付
商品券を割安に購入できる高齢者の反応がシビアである。(変わらない・商店街)
・消費税増税の影響と中小企業では給与ベースアップ及びボーナス増加はあまり見込めないため、消費者の
消費意欲は低迷している。(やや悪くなっている・乗用車販売店)
景気影響要因とキーワード
・災害(浅間山噴火)・地方性(地方で)・企業状況(中小企業、ベースアップ)・北陸新幹線(北陸新幹線)・
天候(天候、気温)・地域経済(プレミアム付商品券)
北関東の景気動向
北関東
◆北関東の景気動向
・北関東の景気指標DIは、47.4と先月比で落ちており、1月以来全国平均を常に下回り、今月は3.0ポイント下回った厳しい状況.
・プレミアム商品券の影響で良くなったが、浅間山噴火の風評被害でそれが削減された.新幹線の影響のひと段落した.
・高齢者はプレミアム付商品券にもシビアで、中小企業ではベースアップもボーナスも見込めず、乗用車の意欲も低迷している.
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Dual ComBine Analysis
北関東DI:47.4
(全国平均-3.0)
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北関東の景気動向
北関東
◆北関東の家計ジャンル別景気動向
・北関東で目立つ家計消費は、「住宅」ジャンルのDIは0.3と大きく落ち込んでいる.他のジャンルのDIは、約0.5である.
・ 良くなっている代表は、「コンビニ」、「スーパ」で、天候にも恵まれ、衣料、食品なども良く、来客数、単価も良い.
・ 悪くなっているのは「一般小売・衣料」、「家電量販」、「タクシ-」等で、エアコンや白物家電が悪く、タクシーも大幅な落ち込み.
・やや悪くなっているのは、「住宅関連」、「設計事務所」、「自動車、乗用車」等で、軒並み低調を訴えている.
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Dual ComBine Analysis
北関東DI:47.4
(全国平均-3.0)
良く なっている
コンビニ(経営 者) 来客数
の動き
来客数の動き
コンビニ(経営 者) 来客数の動き ・日が伸びたこともあり、人の活動時間が長く
なり、 来客の動きは活発である。
やや良く なってい
る
スーパー(店 長) お客様の
様子
お客様の様子
スーパー(店 長) お客様の様子 ・6月は雨天日が少なく、例年のように雨が降る
たび の下落はない。
スーパー(総務 担当) 販売
量の動き
販売量の動き
スーパー(総務 担当) 販売量の動き ・前年の4~5月は売上の落ち込みが大き
かった。そ の前年度との対比なので、なんとも言えないが、衣 料、住居用品、食
品とすべての項目で、前年の売上、 客単価、来客数を超えている。
悪く なっている
一般小売店[衣 料](経営
者) 販売量の動き
販売量の動き
一般小売店[衣 料](経営者) 販売量の動き ・6月中の天候は、前半は暑く真夏
のような暑さだっ たが、入梅後から寒くなり、今日などもかなり涼しく なっている。
暖かだったり寒かったりであまり良くな い。
家電量販店(店 長) 販売量
の動き
販売量の動き
家電量販店(店 長) 販売量の動き ・今月は全体的に不調な推移である。前年比
で100% 以上を取れた商品群はテレビとスマートフォンのみ、 他の冷蔵庫、洗濯
機は90%後半、前年が暑かった影響 からかエアコンは70%台まで落ち込んでい
る。
タクシー運転手 お客様の様
子
お客様の様子
タクシー運転手 お客様の様子 ・30年以上タクシー運転手をしているが、今月は
初め て売上が40万円を切り、2割以上減である。とにかく 利用客の少なさに驚
いている。街なかも、歩く人の姿 も見られないほどで、最悪の状態である。
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北関東の景気動向
北関東
◆北関東の景気動向の特徴要因
・北関東は全国より3.0ポイントと最も低く、その特徴は、「消費者動向・心理」と、「天候」の景気影響要因である.
・ 「消費者動向・心理」要因は、“公務員ボーナス”、“プレミアム付”、“御中元”等であるが、良い影響をもたらしていない.
・ 「天候」要因は、“5月の暑さの反動”、“天候に恵まれた”等天候に関する記述が多いが、そのプラスの貢献度は少ない.
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Dual ComBine Analysis
北関東DI:47.4
(全国平均-3.0)
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全国の景気動向まとめ
南関東
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南関東DI:51.9
(全国平均+1.5)
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・5月は暑さの影響でエアコンを中心に夏物が好調だったが、6月に入り、朝夕の涼しさの影響でエアコンの伸びが鈍
化している。とはいえ、会員向けダイレクトメール等による販売促進は、これまで以上に反応が良い。(やや良くなって
いる・家電量販店)
・高級ブランドの宝石関係は高額所得者層の株高による購買が伸びているが、中間所得者層の客に関しては天候の
与件もあり、前年をやや割っている。(変わらない・百貨店)
・本来であれば売上的にはそれほど悪くないと思うが、近隣に大型競合店が出店した影響もあり、やや悪くなっている
。(変わらない・スーパー)
・中間層の客の購買意欲は依然として底を打っていない。また、ギリシャの影響が国内株価にも及ぼうとするなかで、こ
れまで堅調であった富裕層の消費意欲にも悪影響が出ないか懸念される。ただし、インバウンド需要についてはME
RS(中東呼吸器症候群)の影響で韓国旅行を避ける中国人来訪者が増えており、一層好調である。(やや悪くなって
いる・百貨店)
・中間層の客の購買意欲は依然として底を打っていない。また、ギリシャの影響が国内株価にも及ぼうとするなかで、こ
れまで堅調であった富裕層の消費意欲にも悪影響が出ないか懸念される。ただし、インバウンド需要についてはME
RS(中東呼吸器症候群)の影響で韓国旅行を避ける中国人来訪者が増えており、一層好調である。(やや悪くなって
いる・百貨店)
・6月は前年比98%で推移しており、本部から当県の平均も前年割れと聞いている。理由は不明だが、前年に比べると
雨量と平均気温が低下しているので、それが原因ではないか。(やや悪くなっている・コンビニ)
・当店の客は高齢者、年金受給者の割合が非常に高く、最近の値上がりで買い控えや買えない状況のようで、販売量
が減ってきている。古い靴をそのまま履いている様子がよくみられる。(やや悪くなっている・一般小売店)
・3か月前と比べて客の様子や単価等はあまり変わらず、沢山使うわけでもなくちょうどよいが、株価が2万700円台にな
っても、あまり景気が上向いている感じがしない。消費税、所得税、社会保険料等の税金の圧迫がなければ、また随
分と違ってくる。(変わらない・一般レストラン)
景気影響要因とキーワード
・高級志向(高級ブランド、宝石関係)・税金・社会保障(社会保険料、所得税、税金の圧迫)・経済格差・二極化(富裕層
の消費意欲)・国際環境(ギリシャの影響、MERS(中東呼吸器症候群))・季節商品(夏物、エアコン)・天候(気温、雨
量)・地域経済(出店、大型競合店)・節約志向(買い控え、買えない状況)
南関東の景気動向
南関東
◆南関東の景気動向
・南関東は、51.9と先月比ダウンしたものの、再び全国平均51.9を1.6ポイント上回り、何とか景況を維持している.
・株高等による高級ブランドの宝石関係などは購買があるが、中間所得者や高齢者は、税金や社会保障費などの圧迫がある.
・海外からの客の効果があるが、気温や雨量などの天候でエアコンが影響を受けたり、MERSやギリシャ問題なども響いている.
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Dual ComBine Analysis
南関東DI:51.9
(全国平均+1.5)
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南関東の景気動向
南関東
◆南関東の家計ジャンル別景気動向
・南関東で目立つ家計消費は、やや「住宅」ジャンルが弱いが、ほぼ、全て全国平均を上回っている.
・個別では、 良くなっている代表は、「コンビニ」、「商店街」、「家電」で、株価やボーナス等による景気への手応えを感じている.
・ 悪くなっているのは、「小売・鮮魚」、「美容室」、「設計事務所」等で、客の購入量、来店サイクルの鈍り、行き詰り感がある.
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南関東DI:51.9
(全国平均+1.5)
良く なっている コンビニ(経営
者)
来客数の動き 従業員が非常に少なくて厳しいが、売上は先月より も10~15%伸びて
いる。忙しいなかで商売している。
やや良く なって
いる
商店街(代表 者) それ以外 来街者が増え、クレジットカードの取扱も伸びてい る。株価が良いと当
地域のクレジットカードの数字は 不思議と良くなる。また、ここ数年イベ
ントの広告収 入が減っていたが、少しずつ回復していることも景気 の
良さを実感する。
一般小売店[家
電](経理担 当)
来客数の動き ボーナス時期になり、エアコンの取替え工事等の問 い合わせが多く
なってきている。
悪く なっている その他小売[生
鮮魚介卸売] (営
業)
販売量の動き
値段の高低や休日前後に関係なく売れず、客の購入 量も異常に少な
い。
美容室(経営 者) 来客数の動き 来店サイクルが段々と鈍っているような気がする。
設計事務所(所
長)
お客様の様子 不要な情報が飛び交うばかりで本筋がみえず、仕事を選ばないと徒労
に終わり、選ぶとほとんどない。
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南関東の景気動向
南関東
◆南関東の景気動向の特徴要因
・南関東は落ちたとはいえ、全国平均を上回る状態で、その特徴は、「国内経済環境要因」と、「消費者動向・心理要因」である.
・ 「国内経済環境要因」は、“株高上昇”等による単価アップの反面、“軽自動車税”等による“自動車販売”等の苦戦が共々である.
・ 「消費者動向・心理要因」 は、“ボーナス期”となっており、エアコンや洗濯機等の家電、ホテルや旅行なども活気がある.
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南関東DI:51.9
(全国平均+1.5)
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全国の景気動向まとめ
東海
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東海DI:48.8
(全国平均-1.6)
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景気影響要因とキーワード
・天候(天候)・節約志向(低単価商品のまとめ買い)・人口形態(少子高齢化、人口)・地域イベント(伊勢
志摩サミット)・企業状況(大企業の好業績)・地域経済(競合店、改装)
地域の代表的な景気動向の説明文(関係するキーワードを赤表示)
・世間の景気は、3か月前と比べると多少上向いているようだが、当地域の景気は、引き続き落ち込み、
浮上のきっかけが一向につかめない。ただし、天候が安定しているので、来客数が多少は増えている。(
変わらない・一般小売店)
・ボーナスでの購入が多く、高単価商品の動きが好調である。また低単価商品のまとめ買いもみられ、自
分のために金を使う購買意欲の高い客が多い。(変わらない・百貨店)
・遷宮が終わった後の観光客数の停滞が続いている。金沢や長崎等に関心が集まっているようである。
来年の伊勢志摩サミットが決まり、知名度アップに期待している。(変わらない・一般小売店)
・大企業の好業績ばかりが報道されて、景気が良い印象を受けるが、いまだにその波に乗り切れていな
いのが実情である。(変わらない・その他飲食)
・競合店が改装し売場面積を増床したが、当店の売上は、前年同期を上回る状況が続いている。景気は
足踏み状態であり、前年を大きく上回るには、かなりの仕掛けがないと難しいと感じる。(変わらない・スー
パー)
・当市は、政令指定都市でありながら人口が70万人を割るという最悪の事態になっている。若年層の地域
外への流出が続き、経済状況はかなり悪い。(悪くなっている・美容室)
東海の景気動向
東海
◆東海の景気動向
・東海の景気指標DIは、48.8と先月比ダウンし、全国平均51.0からも1.6ポイント下回り、50を割って厳しい景況となった.
・天候が安定し来客数が増加、ボーナスで、高単価商品や低単価商品のまとめ買いなど、自分のための購買意欲が高い.
・しかし大企業の好業績の報道があるが、その波に乗れず、若者層の地域離れや、遷宮などのイベントが終わり、景況は厳しい.
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Dual ComBine Analysis
東海DI:48.8
(全国平均-1.6)
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東海の景気動向
東海
28
Dual ComBine Analysis
東海DI:48.8
(全国平均-1.6)
1
百貨店(売場主 任) お客様の様子 ・駅に近いので、出張のつ
いでや会議の最中に少し立 ち寄る客が多い。昼間は来客数が
多く、購買意欲も高 い。
2
百貨店(経理担 当) 販売量の動き ・客層の所得水準にかかわ
らず好調で、消費の裾野が 広がっているように感じる。
3
百貨店(販売促 進担当) 来客数の動き ・固定客の売上が堅調
なうえ、インバウンドによる底 上げがある。
1
美容室(経営 者) お客様の様子 ・店主も客も高齢化し、病気に
なったりデイサービス に行く時間が増える。新規の客が増える
わけではない ため、じりじりと業況は悪くなってきている。
2
美容室(経営 者) お客様の様子 ・当市は、政令指定都市であ
りながら人口が70万人を 割るという最悪の事態になっている。
若年層の地域外 への流出が続き、経済状況はかなり悪い。
3
その他住宅[住 宅管理](経営 者) 単価の動き ・受注が確保
できても、売上高は前年の90%にとど まっている。内容の良い
仕事は少なく、件数で補うし かなく、前年実績には及ばない。
天候の影響もあって 厳しい。
良く なっている
悪く なっている
◆東海の家計ジャンル別景気動向
・東海で目立つのは、旅行、通信、レジャー、その他等の「住宅関連」の落ち込みである.
・ 良くなっている代表は、「百貨店」で、“出張者”や、“消費の裾が広がった”、“インバウンド”の底上げである.
・ 悪くなっている代表は、「美容室」で、“客の高齢化”、“若者の地域画への流出”、“千円調髪の店”等、および「住宅関連」で天候
要因もあって不調である.
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東海の景気動向
東海
◆東海の景気動向の特徴要因
・東海は50.を割ったが、その特徴は、「国内経済環境要因」と、「消費者動向・心理要因」である.
・ 「国内経済環境要因」は、“ボーナス時期”、“低価格商品”、“円安”等で、好条件でもあるが、値上げ等の逆効果もある.
・ 「消費者動向・心理要因」は、梅雨入り、御中元などの季節やイベントに対する感度として、捉えられている.
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Dual ComBine Analysis
東海DI:48.8
(全国平均-1.6)
全国の景気動向まとめ
北陸
30
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北陸DI:51.5
(全国平均+1.1)
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・北陸新幹線の金沢開業以来、東日本エリアからの客が増加し、個人客やグループ客の利用が増加している。一
方で、バス運賃の改定に伴う料金の値上げにより関西圏や中京圏からの団体客の人数が減少傾向にあり、全体と
してはやや良いという状況にある。(やや良くなっている・テーマパーク)
・北陸新幹線開業後、募集型の団体旅行やインバウンドを中心に集客が良く、売上も前年比10~20%ほど増加し
ている。(やや良くなっている・観光型旅館)
・プレミアム付商品券の恩恵を受け、客単価が前年を上回っている。(やや良くなっている・コンビニ)
・徐々に注文住宅用地が動き、住宅工事の着工戸数が増えていると感じる。(やや良くなっている・住宅販売会社)
・新築の客数は減っているが、リフォーム客が増えている。しかも、2~3か月前までは数百万円台がよいところだった
が、現在は1千万円以上の客が増えており、契約数も契約金額も増えている。(やや良くなっている・住宅販売会社)
・競合店の出店から1年以上たち、来客数はほぼ前年並みに戻っている。しかし、値上げなどがあったので、本来
は客単価が上昇しなければならないはずであるが、単価は下落傾向が続いている。(変わらない・コンビニ)
・昨年の6月は消費税増税の反動も和らいでいたため、4~5月と比較すると今月は前年からの落ち幅が大きくなっ
ており、今期3か月間の客の動向に変化は感じられない。新商品発売時期でもあるが、年々予約状況も減っている。
(変わらない・自動車備品販売店)
・店頭の動きは、買上客数と買上頻度は前年割れしているが、買上単価は前年比で伸長を続けている。特に一般
食料品価格の値上げと、野菜収穫時期と九州エリアの長雨が重なった影響で、野菜相場が高い。(変わらない・そ
の他小売)
・週末のイベント時も来客数が減っており、新車、中古車ともに、なかなか売上に結びつかない。(悪くなっている・
乗用車販売店)
景気影響要因とキーワード
・北陸新幹線(北陸新幹線)・地域経済(プレミアム付商品券の恩恵、競合店、出店)・新製品・サービス(新商品、
新車)・農業・農産物・漁業(野菜、野菜相場)・住宅・不動産・建設(住宅工事の着工戸数、注文住宅用地、新築の
客数、リフォーム客)
北陸の景気動向
北陸
◆北陸の景気動向
・北陸は、51.5と先月比10ポイント近くの大幅にダウンした.しかし全国平均を1.1ポイント上回り、まだ何とか景況を維持している.
・新幹線開業後、東日本エリアからの団体やインバウンドで、前年比上回っている.また、プレミアム付商品券の恩恵もある.
・バス料金の見直しで中京・関西からの客は減少.食料品と天候不順で野菜の値上げが頻度減をカバー.住宅関連は良い.
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Dual ComBine Analysis
北陸DI:51.5
(全国平均+1.1)
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北陸の景気動向
北陸
◆北陸の家計ジャンル別景気動向
・北陸では、家計ジャンルとして、「小売」と「飲食」が40代と悪く、「サービス」と「住宅」関連が60を超えて良くなっている.
・ 良くなっている代表は、「観光旅館」や「都市型ホテル」が好調で、「住宅」も着工数が増える等、新幹線効果が続いている.
・ 良くないのは「スナック」や「パチンコ」で、“来客”や滞在時間の減少.自動車も来客の減少等地元の購買力までは及んでいない.
良く
なっている
観光型旅館(スタッフ) 来客数の動き
・前年比総売上123%、宿泊人数114%、宿泊単価106%
であった。15名以上の団体客は前年とほぼ同じ101%で
推移したが、個人客は133%と大幅増となり、客室稼働も
95%を超える水準となっている。個人客が増加したことに
より宿泊単価も上がっている。
都市型ホテル(スタッフ)販売量の動き
・北陸新幹線開業効果で、宿泊を中心に売上が順調に伸
びている。一方で、従来の地元客は増えているとは感じ
ないことが気にかかる。
やや良く
なっている
住宅販売会社(従業員)お客様の様子
・徐々に注文住宅用地が動き、住宅工事の着工戸数が
増えていると感じる。
やや悪くなっ
ている
スナック(経営者) 来客数の動き
・6月は20日過ぎまでは良くなかったが、後半に団体客
が入りなんとかいった状態だが、昨年同月と比較すると
10%悪い状態である。酒屋の話では平日は全くだめとの
ことで、納得といった感じである。
パチンコ店(店員) 来客数の動き ・客の滞在遊技時間が減少した。
悪く
なっている
乗用車販売店(従業員)販売量の動き
・週末のイベント時も来客数が減っており、新車、中古車
ともに、なかなか売上に結びつかない。
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Dual ComBine Analysis
北陸DI:51.5
(全国平均+1.1)
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北陸の景気動向
北陸
◆北陸の景気動向の特徴要因
・北陸のDIはまだ全国平均を超えてはいるが、新幹線効果も薄れている.特徴は「消費者動向・心理」と「新幹線」と「観光」である.
・ 「消費者動向・心理」は、“消費税”、“プレミアム付商品”、“イベント”等で、好条件でもあるが、それらの影響はあまり大きくない.
・ 「北陸新幹線」、「観光」は、依然として大きいが、地元への波及効果の力不足か、インパクトは薄れつつある.
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北陸DI:51.5
(全国平均+1.1)
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全国の景気動向まとめ
近畿
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Dual ComBine Analysis
近畿DI:53.6
(全国平均+3.2)
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・相変わらずプレミアム商品の売上が好調なことに加えて、コーヒー類の新商品が大人気であり、結果として客単
価が押し上げられている。(やや良くなっている・コンビニ)
・ボーナスの支給が始まり、予想よりも増えていたという客が多いため、夏休みの旅行受注の増加につながってい
る。心配なのはMERS(中東呼吸器症候群)の影響であり、日本に感染が広がらないことを願う。(やや良くなって
いる・旅行代理店)
・同業者の二極化傾向が顕著になってきている。業績が上がっている企業と、下がっている企業が混在している。
(変わらない・住宅販売会社)
・外国人観光客による好調と、景気との関係をどう判断するかが難しい。それによって企業が活性化し、景気が良
くなることはあるかもしれないが、国内客だけをみると厳しい状況が続いている。特に、食品は値上がりする商品が
多く、家計を圧迫している。高コストの肉は最も消費が減らされやすいため、非常に厳しい状況である。(変わらな
い・一般小売店)
・法人や高齢者による利用が減少している。(変わらない・タクシー運転)
・天候要因もあり、4~5月にみられた売上の好調さは落ち着いている。雨が多かったり、気温が低くなったりすれ
ば、この傾向が続くことになる。(変わらない・スーパー)
・今月は売上目標を下回る見込みであり、上半期で一番苦戦を強いられている。天候不順によって季節商品の動
きが鈍いことが大きな要因である。クリアランスセールの時期が前年と比べて遅いこともあり、客も商品の購買に対
して慎重な姿勢となっている。(やや悪くなっている・百貨店
近畿の景気動向
近畿
◆近畿の景気動向
・近畿は、53.6と先月から横ばいで、全国平均に対し3.2ポイント上回り、景況を維持している.
・プレミアム商品の売上が好調、また、ボーナスや夏休み効果もあり、外国人観光客による好調もある.
・食品の値上がりが家計を圧迫しており、高齢者の利用の減少と天候不順で、2極化が進んでいる.
景気影響要因とキーワード
・経済格差・二極化(二極化傾向)・高級志向(プレミアム商品の売上)・国際環境(MERS(中東呼吸器症候
群))・季節商品(季節商品の動き)・観光(外国人観光客、国内客)人口形態(少子高齢化、高齢者)・天候(気温、
雨、天候要因)
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Dual ComBine Analysis
近畿DI:53.6
(全国平均+3.2)
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近畿の景気動向
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◆近畿の家計ジャンル別景気動向
・家計ジャンルとして、「サービス」と「住宅」が共にDI.60と良く、「小売」、「飲食」も、DI.が50.0を超え、全国平均を2.3上回っている.
・ 良くなっているのは、「百貨店」や「スーパ」で、インバウンド効果があり、「住宅」もボーナス効果で.客単価もアップしている.
・ 良くないのは「食品専門店」、「観光旅館」で、外食の仕入れが落ち、“来客”や滞在時間の減少.自動車も来客の減少等地元の
購買力までは及んでいない.
Dual ComBine Analysis
近畿DI:53.6
(全国平均+3.2)
良く
なっている
百貨店(服飾品担
当)
来客数の動き
・都心店舗におけるインバウンド効果は、この数か月で収まる
ことはないと思われる。現地でまだ展開していない商材への問
い合わせや、取り寄せが増え、商材不足がかなりの頻度で発
生している。日本製の化粧品のほか、人気ファッションブランド
のハンドバッグなどは、店頭商材が全くなくなっている。郊外に
おいても一定の買い回りがみられ、来客数は前年比で106%、
客単価は100.7%と上向いてきている。
スーパー(店長) お客様の様子
・来客数、買上点数、客単価共に回復しており、ステーキやマ
グロなどの高単価商材の動きも良い。日本経済全体の成長が
一般消費者にも波及し、消費の増加につながりつつある。
住関連専門店(店
員)
販売量の動き ・ボーナス支給によって高単価の商品が売れている。
やや悪くなて
いる
観光型旅館(経営
者)
お客様の様子
・桜の開花時期を除けば、稼働率が落ち込み、客単価も下がっ
ているなど、客は買い渋りの動きを強めている。
その他専門店[食
品](経営者)
販売量の動き
・外食関連ではあまり売上の変化はみられないが、仕入価格
の高騰で利益の確保が難しくなっている。
美容室(店長) 販売量の動き
・客の節約志向が高まり、プラスアルファの消費が減少してい
る。また、多めに購入するという動きも少なくなっている。
近畿
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近畿の景気動向
近畿
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◆近畿の景気動向の特徴要因
・近畿は53.6と全国平均を上回って比較的好調ではあるが、特徴は「国内消費環境」、 「消費者動向・心理」 と「観光」である.
・ 「国内消費環境」は“高単価の商品”、 「消費者動向・心理」は、“来客数”、“買い上げ点数”、“高価格商品”等の増加がある.
・「観光」は、“インバウンド効果“で、中国、韓国からの宿泊客の増加で、時計や化粧品以外にも広がっている.
Dual ComBine Analysis
近畿DI:53.6
(全国平均+3.2)
全国の景気動向まとめ
中国
Dual ComBine Analysis
中国DI:49.6
(全国平均-0.8)
38
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・景気回復は順調に進んでいる。これといった悪材料もなく、景気は少し良い方向に向かっている。(やや良く
なっている・一般レストラン)
・テレビ等で景気回復の兆しを報道するが、地方ではその兆しは見えない。実質的な所得向上がないためと感じ
る。(変わらない・一般レストラン)
・地方では株高やベースアップによる景気浮揚感はなく、当店でもなかなか高額品の購入に至らない。都市部と
地方では景気のスケールも変動要因も違うので、画一的な景気対策を実施しても地方経済の浮揚は難しい。
(変わらない・その他専門店)
・プレミアム付商品券が出まわり、少しではあるが客数増加に貢献している。(変わらない・商店街)
・地元では相変わらず低調な景況が続いている。先月、我が商店街の総会を開催したが、商店街の疲弊から赤
字に転落した。(変わらない・一般小売店)
・野菜の高騰が続き、家計への影響が大きく、ますます消費者の購買意欲が低下している。メディアは東京の景
気は良いと報道するが、地方の現状は厳しい。(やや悪くなっている・衣料品専門店)
景気影響要因とキーワード
・景気回復(景気回復、景気回復の兆し)・地方性(地方で、地方経済、地方の現状)・地域経済(プレミアム付商
品券、商店街の総会、商店街の疲弊)
中国の景気動向
中国
◆中国の景気動向
・中国はほぼ全国平均をやや下回る形で推移しているが、49.6と先月比大きくダウンし、全国平均からも0.8ポイント下回った、
・景気回復は、プレミアム付商品が出回り、すこしではあるが客数増加があるが、他にこれと言った材料は無い.
・野菜の高騰は家計への影響が大きい、メディアは東京の景気は良いと報道するが、地方の現状は厳しい
39
Dual ComBine Analysis
中国DI:49.6
(全国平均-0.8)
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中国の景気動向
中国
◆中国の家計ジャンル別景気動向
・家計ジャンルとして、「サービス」がDI.60と良いが、「住宅」のDI.が40.0を割り込んでおり、全体として全国平均を1.5pも下回った.
・ 良くなっているのは、「ホテル」関係で、外国人や欧米の宿泊客関係で.国内の団体客も徐々に増えてきた.
・ 良くないのは「住宅」関連で、“耐震補助金制度”の依頼もなく、6月に入り急激に減少している.バス利用客も日帰りが多い.
40
良く
なっている
競艇場(職員) 販売量の動き
・6月下旬に開催したSG競走で約93億円の売上を確保
できた。
やや良く
なっている
観光型ホテル(支配人)販売量の動き
・外国人旅行客を中心に宿泊が好調であり、国内の団
体旅行客も徐々に増えてきた。
都市型ホテル(企画担当)来客数の動き
・欧米等の海外からの宿泊客が好調に推移している。
企業宴席件数も若干増えている。レストラン部門では高
単価店舗の客数は伸び悩んでいるが、全体では客数
が若干増えている。
やや悪く
なっている
設計事務所(経営者)お客様の様子
・新年度に入り、住宅の耐震改修等補助金制度が始
まったが、客からの依頼はほとんどない。
住宅販売会社(営業担当)来客数の動き
・5月までは客からの問い合わせも多かったが、6月に
入り急激に減っている。
悪く
なっている
その他専門店[海産物](経営者)来客数の動き
・来店客が激減している。特にバス新料金制度の影響
により、バス利用の日帰り団体客の減少が目立つ。
Dual ComBine Analysis
中国DI:49.6
(全国平均-0.8)
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中国の景気動向
中国
41
◆中国の景気動向の特徴要因
・中国は49.6と下降して、全国平均を0.8ポイント下回っているが、特徴は「季節指数要因」と、 「消費者動向・心理」 である.
・ 「季節指数要因」は“エアコン”、 “ギフト商戦”、“夏のバーゲンセール”等であるが、景気にはいずれも「変わらない」である.
・ 「消費者動向・心理」は、“野菜の高騰“が生活を圧迫したり、”住宅関連”では、落ち込みが大きい.
Dual ComBine Analysis
中国DI:49.6
(全国平均-0.8)
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全国の景気動向まとめ
四国
42
Dual ComBine Analysis
四国DI:49.6
(全国平均-0.8)
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・大手だけでなく、地元の建設会社でも、仕事が飽和状態になっている会社が複数ある。(やや良くなっている・設
計事務所)
・6月は前年と比べ、新車受注は横ばい、登録も伸びていない。7月から新車投入があるため、期待している。(や
や良くなっている・乗用車販売店)
・週末を中心に、インバウンド観光客を含め多くの人でにぎわっており、消費マインドは高まっていると感じる。ただ
し、商品構成、業種・業態により、売上の好不調は大きく分かれて、事業者間での業績格差が広がっている。(や
や良くなっている・商店街)
・賞与の支給額に企業間格差が広がり、賞与の結果が客の消費に対する考え方にも反映されているように感じる
。(変わらない・乗用車販売店)
・新商品が出そろい、当面は一定の販売量が見込めるだろう。(変わらない・通信会社)
・天候や気温に大きく左右される。梅雨に入り、再び売上が前年割れしている。(変わらない・コンビニ)
・月前半は客数も少なく、繁華街を歩く人も少なかった。天候の回復や夜市が始まった後半は人出も多く、来店数
も伸びた。(変わらない・一般小売店)
・国内個人旅行は堅調であるが、単価の高いロング方面を中心に海外個人旅行が回復していない。(変わらない・
旅行代理店)
・四国霊場開創1200年記念行事が5月で終わったため、6月はお遍路客が大きく減少した。お遍路客の収入が大
きかったためその影響が大きく、街に出てもそんなに動いていないことから、しばらく厳しい状況が続くだろう。(や
や悪くなっている・タクシー運転)
景気影響要因とキーワード
・地域イベント(お遍路客、お遍路客の収入)・企業状況(企業間格差、会社)・新製品・サービス(新車、新商品)・
天候(天候、気温、梅雨、天候の回復)・観光(海外個人旅行、インバウンド観光客)
四国の景気動向
四国
◆四国の景気動向
・四国は、49.6と先月比大きくダウンし、全国平均からも0.8ポイント下回った、
・ “建設会社”が良く、週末の“インバウンド観光客”も良い、また、“新車投入”にも期待があるが、“企業間格差”が広がっている.
・“梅雨入り”に伴って前年割れしたが、“天候”が回復した後半は回復してきたが.四国霊場記念行事も終わり、厳しさが続く.
43
Dual ComBine Analysis
四国DI:49.6
(全国平均-0.8)
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四国の景気動向
四国
◆四国の家計ジャンル別景気動向
・家計ジャンルとして「住宅」関連がDI.75と非常に良く、他のジャンルも50.0で全体として全国平均を1.0下回った所に留まった.
・ 良くなっているのは、「住宅」関係で、70.以上で、大手だけでなく地元の企業も飽和状態.コンビニやタクシーにまで広がって
いる.
・その他のジャンルは軒並み下降気味で、車は軽自動車の増税効果が続いており、消費者は飲料関係も厳しい.
44
やや良く
なっている
コンビニ(店長)お客様の様子
・建設業関係者の来店が増え、今月の売上は先月
に比べて8ポイント増加している。
タクシー運転手お客様の様子
・乗車人数等は3か月前とほとんど変わりないが、
売上は約1割増加している。また、タクシーチケット
の利用頻度が高く感じる。
設計事務所(所長)それ以外
・大手だけでなく、地元の建設会社でも、仕事が飽
和状態になっている会社が複数ある。
やや悪く
なっている
乗用車販売店(営業担当)販売量の動き
・1~3月に軽自動車増税の駆け込み需要が起こ
り、その反動減が4月以降続いている。
タクシー運転手来客数の動き
・四国霊場開創1200年記念行事が5月で終わった
ため、6月はお遍路客が大きく減少した。お遍路客
の収入が大きかったためその影響が大きく、街に出
てもそんなに動いていないことから、しばらく厳しい
状況が続くだろう。
悪く
なっている
一般小売店[酒](販売担当)お客様の様子
・料飲店への納品が減少している。消費者の財布
のひもが固く、ディスカウント商品でないと売れな
い。
Dual ComBine Analysis
四国DI:49.6
(全国平均-0.8)
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四国の景気動向
四国
45
◆四国の景気動向の特徴要因
・四国は50.0と下降して、全国平均を1.0ポイント下回っているが、特徴は「天候」と、 「国内経済環境」 である.
・ 「天候」は“梅雨”で駆け込み客が増えた理容院がある反面、 梅雨で前年割れの“コンビニ”や“ゴルフ場”の来客の減少がある.
・ 「国内経済環境」は、“建設“は大手や地元の会社でも仕事は好調、軽自動車の増税の影響で、4月以降減少が続いている.
Dual ComBine Analysis
四国DI:49.6
(全国平均-0.8)
全国の景気動向まとめ
九州
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九州DI:48.8
(全国平均-1.6)
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・毎日の雨で来店客は少ないが、以前より販売量が増え、売上も随分改善してきた。(やや良くなっている・その他
小売の動向を把握できる者)
・プレミアム付商品券が発行されており、その影響で来客が増えている。(やや良くなっている・一般レストラン)
・チラシ等の広告の効果がほとんど出ない状況が続いている。(変わらない・家電量販店)
・長雨の影響により全国の産地で野菜の生産・出荷が少なく、相場がかなり高騰している。梅雨は売上が伸びにく
いということもあり、ダブルパンチとなっている。(変わらない・一般小売店)
・競合の出店による影響が若干見受けられる。(やや悪くなっている・百貨店)
・今月は、天候の変化が激しかった。当商店街の主な客は高齢者だが、彼らは雨の日は近くのコンビニエンススト
アで用を済ませることが多い。(変わらない・商店街)
・前年の消費税増税による買い控えの反動もあり、3か月前と比べると消費者は購買意欲はある。しかし、アパレル
のテナントへのヒアリングではセール待ちの客が多く、実売に結びついていないとのことである。登山トレッキング
用品店は火山噴火の影響等で非常に厳しい状況だ。飲食については近隣競合施設の工事閉鎖の影響で好調
だが、一過性のものと判断している。(変わらない・百貨店)
景気影響要因とキーワード
・広告(広告の効果、チラシ)・人口形態(少子高齢化、高齢者)・災害(火山噴火の影響)・天候(雨、雨の影響、梅
雨、長雨)・地域経済(競合の出店、プレミアム付商品券)
九州の景気動向
九州
◆九州の景気動向
・九州は、48.8と2月から連続ダウンし、全国平均と比べても1.6ポイント下回った.
・ “プレミアム付商品”の影響がレストラン等で出ている.毎日の“雨”で小売店への来客は少ないが、売上は改善している.
・“商店街の主な客は高齢者”で、雨の日は、近くのコンビニで用を済ませる.火山噴火や、長雨で野菜が高騰しダブルパンチ.
47
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九州DI:48.8
(全国平均-1.6)
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九州の景気動向
九州
◆九州の家計ジャンル別景気動向
・家計ジャンルとして「住宅」関連がDI.75と非常に良く、他のジャンルも50.0で全体として全国平均を1.0下回った所に留まった.
・ 良くなっているのは、「住宅」関係で、仕事量も増加し、一般的な物件は鈍いが、高額物件の問い合わせが増えている.
・ただ、“飲食”や“サービス”ジャンルは軒並み下降しており、“スナック”やつぶれる“美容室”も増えている.
48
良く
なっている
商店街(代表者)来客数の動き
・4月に駅ビルがオープンし、その後、美術館もできた
ので、3か月前に比べると商店街の来街者はかなり増
えてきている。ただ、なかなか売上に結びついてはい
ない。状況としてはどちらとも言えないが、3か月前に
比べるとかなり良くなっているようだ。
やや良く
なっている
設計事務所(所長)販売量の動き ・仕事量が増えていて、引き合いも増えている。
住宅販売会社(従業員)競争相手の様子
・不動産仲介への問い合わせが非常に増えてきてお
り、物件によっては動きが良い。高額物件に対する問
い合わせが増えており、一般的な物件については動き
が鈍いという状況である。
悪く
なっている
一般小売店[生花](経営者)販売量の動き
・6月は、卒業式や母の日などの花の需要があるイベ
ントが少なく、単発の注文も取ることができずに、例年
通り厳しい月となった。これから先、暑くなるので、さら
に厳しくなる。
スナック(経営者)来客数の動き
・同業者、仕入れ先ともに今月に入ってからの売上が
悪いという声を聞く。
美容室(経営者)来客数の動き
・今まではやや悪くなっているぐらいだったが、最近は
さらに客が減っている。価格が安い競争相手が増えた
こともあるが、他のサービス業もどこもひまなようだ。つ
ぶれる美容室も増えておりおり、景気は悪くなってい
る。
Dual ComBine Analysis
九州DI:48.8
(全国平均-1.6)
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九州の景気動向
九州
◆九州の景気動向の特徴要因
・九州は48.8と下降して、全国平均を1.6ポイント下回っているが、特徴は「天候」と、 「国内経済環境」 である.
・ 「天候」は、“百貨店”、 “家電店”、“商店街”の来客を落とし、”ゴルフ場“も前年を上回る予約があったが実働に至らなかった.
・ 「国内経済環境」は、“建築関係”で仕事量も増加し、“住宅販売”では一般的な物件は鈍いが、高額物件の問い合わせが増加.
49
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九州DI:48.8
(全国平均-1.6)
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全国の景気動向まとめ
沖縄
50
Dual ComBine Analysis
沖縄DI:53.7
(全国平均+3.3)
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地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示)
・賃貸マンション、金融機関の支店等の大型建築案件の契約を控えており、受注高に関しては順調に推移して
いる。(やや良くなっている・住宅販売会社)
・空梅雨で暑さが続き、飲料やアイスを中心に売上は伸びている。コンビニにとっては好条件が続いている。(変
わらない・コンビニ)
・相変わらずインバウンド、海外観光客の購買意欲は強い。(変わらない・一般小売店)
・周りの客の様子、飲食回数を見てみると相変わらず高付加価値の食材を使った目玉メニューを原価割れする
程の低価格で販売する店や、トレンドの店に集中している。かなり浮き沈みも激しく、当たると一気に店舗を増や
す店があり、トレンドに合わなくなって閉める老舗も増えてきている。(やや悪くなっている・その他飲食)
・まだ新しい中部の大型ショッピングモールの方へ客や消費が流れている。特に婦人衣料等が影響を受けてい
る。小型店では値段を落とすのも限度がある。大型店は値段をうまく調整しているので、小さい小売店は大変な
危機に立たされている。(悪くなっている・商店街)
景気影響要因とキーワード
・季節商品(アイス、飲料)・観光(インバウンド、海外観光客の購買意欲)・住宅・不動産・建設(大型建築案件
の契約、賃貸マンション)・地域経済(大型店、大型ショッピングモール)・高級志向(高付加価値の食材)
沖縄の景気動向
沖縄
◆沖縄の景気動向
・沖縄は、53.7と5月から大きくダウンしたが、全国平均に比べ,3.3ポイント上回っている.
・ “住宅”関連が、“賃貸マンション”や、金融機関の支店等の大型建築案件の契約を控え、順調に推移している.
・“インバウンド”はあるものの、大型ショッピングモールに押され、“商店街”の、特に“婦人衣料の小売”は、危機に立たされている.
51
Dual ComBine Analysis
沖縄DI:53.7
(全国平均+3.3)
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沖縄の景気動向
沖縄
◆沖縄の景気動向
・“小売”と“サービス”ジャンルは若干良くなっているが、“飲食”ジャンルは、25ポイントと、急激に下落している.(ただしデータが少
ない)
・“小売”は、駅ビルのオープンや美術館もでき、来街者が増加しているが、なかなか売上には、結びつかない.
・“飲食”では、鮮魚店は「何を食べているのか」と言うほど売れない、スナックも悪くなっており、仕入れ先も今月になって落ちている.
52
良く
なっている
商店街(代表者) 来客数の動き
・4月に駅ビルがオープンし、その後、美術館もできたの
で、3か月前に比べると商店街の来街者はかなり増えて
きている。ただ、なかなか売上に結びついてはいない。
状況としてはどちらとも言えないが、3か月前に比べると
かなり良くなっているようだ。
やや良く
なっている
一般小売店[精肉](店員)販売量の動き
・飲食店向けの卸売、個人客向けの小売が共に好調で
ある。
一般小売店[鮮魚](店員)お客様の様子
・小売業者同士で話していると、「みな、何を食べている
のだろうか」という会話になる。それほど小売で食料品
が売れてないようだ。
悪く
なっている
一般小売店[生花](経営者)販売量の動き
・6月は、卒業式や母の日などの花の需要があるイベン
トが少なく、単発の注文も取ることができずに、例年通り
厳しい月となった。これから先、暑くなるので、さらに厳し
くなる。
スナック(経営者) 来客数の動き
・同業者、仕入れ先ともに今月に入ってからの売上が悪
いという声を聞く。
美容室(経営者) 来客数の動き
・今まではやや悪くなっているぐらいだったが、最近はさ
らに客が減っている。価格が安い競争相手が増えたこと
もあるが、他のサービス業もどこもひまなようだ。つぶれ
る美容室も増えておりおり、景気は悪くなっている。
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沖縄DI:53.7
(全国平均+3.3)
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沖縄の景気動向
沖縄
53
◆沖縄の景気動向の特徴要因
・沖縄は53.7と下降したが、全国平均を3.3上回っており好調組、特徴は「季節商品」と、「観光」、「消費者動向・心理」.
・ 「季節商品」、 「天候」は、“百貨店”、 “家電店”、“商店街”の来客を落とし、”コンビニ“では、・空梅雨で暑さが続き、飲料や
アイスを中心に売上は伸びている.
・ 「国内経済環境」は、“建築関係”で仕事量も増加し、“住宅販売”では一般的な物件は鈍いが、高額物件の問い合わせが増
加.
Dual ComBine Analysis
沖縄DI:53.7
(全国平均+3.3)
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全国の景気動向まとめ
54
Dual ComBine Analysis
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月
北海道 46.3 48.7 51.9 55.8 53.2 53.2
東北 42.5 46.0 49.1 51.6 53.0 48.6
北関東 41.2 44.6 47.1 51.1 50.4 47.4
南関東 43.6 49.6 50.0 53.1 55.4 51.9
東海 45.4 47.2 48.0 51.5 53.2 48.8
北陸 45.1 50.8 56.3 59.3 59.3 51.5
近畿 47.4 52.3 54.1 55.0 53.4 53.6
中国 41.0 46.8 50.9 51.6 53.6 49.6
四国 44.6 49.6 49.6 49.6 50.4 49.6
九州 42.0 47.8 53.8 55.0 52.9 48.8
沖縄 45.4 51.0 50.0 51.9 55.8 53.7
全国 43.9 48.4 50.9 53.2 53.6 50.4
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沖縄DI:53.7
季節商品、観光、住宅・不
動産・建設、税金・社会保
障、地域経済、高級志向
北海道DI:53.2:
農業・農産物・漁業、景気回復、
国際環境、地域イベント
近畿DI:53.6
税金・社会保障、経済格差・二極化、
高級志向、国際環境、季節商品、観
光、人口形態(少子高齢化)
九州DI:48.8
広告、人口形態(少
子高齢化)、災害
南関東DI:51.9
高級志向、税金・社会保障、経済格差・二極
化、国際環境、季節商品
四国DI:49.6
地域イベント、企業状況、新製
品・サービス
東海DI:48.8
天候、節約志向、人口
形態(少子高齢化)、地
域イベント、企業状況
中国DI:49.6
景気回復、地方
性
北陸DI:51.5
北陸新幹線、地域経済、新
製品・サービス、農業・農産
物・漁業、住宅・不動産・建設
東北DI:48.6
災害、広告、農業・農産物・漁業、
節約志向、地方性
北関東DI:47.4
災害、地方性、企業状況、北陸新幹線
地域と関係の深い景気影響要因
景気影
響要因
◆各地域と関係の強い景気影響要因。(地域ごとに景気に関係する要因が異なる)
・全国平均を上回っている北海道、近畿、南関東に共通する景気影響要因は、“国際環境”で、日本へのインバウンド効果である.
・沖縄には“観光”が入っており、北陸には、“北陸新幹線”が入っていて、これらの地域も、地域へのインバウンド効果である.
・低調組みの東北、北関東には“災害”が入っており、九州にも、噴火による災害が入っている.
・北日本では、“農業・漁業”に関係がつよく、西日本では“少子高齢化”との関係が強い.
・大都市圏の近畿、南関東では、“税金・社会保障”、“経済格差・二極化”と“高級化”等との関係が特徴となっている.
全国共通:50.4
季節指数要因、国内経済
環境、消費者動向・心理
55
Dual ComBine Analysis
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国内経済環境に関係する景気動向説明文
・円安にともなう物価の高騰が不景気感を助長している。(変わらない・高級レストラン)
・軽自動車税増税以降、受注量が少し落ち込んでいる。(変わらない・乗用車販売店)
・昨年の6月は消費税増税の反動も和らいでいたため、4~5月と比較すると今月は前年からの落ち幅が大き
くなっており、今期3か月間の客の動向に変化は感じられない。新商品発売時期でもあるが、年々予約状況も
減っている。(変わらない・自動車備品販売店)
・食料品のみならず、円安の影響による値上げラッシュや、一部の大手企業の不振や不正など、景気に水を
差す情報があふれている。賃金上昇や株価上昇などが報じられているが、量販店の客はその恩恵をあまり受
けない層が中心であるため厳しい。(変わらない・スーパー)
・消費税増税から1年以上が経過したが、戸建て住宅の引き合いが減少した状態が変わらない。(変わらない・
設計事務所)
・前年の消費税増税による買い控えからは回復傾向にあり、ようやく一昨年のレベルで推移している。比較的
付加価値の高い高額商品の動きが良い。(変わらない・スーパー)
・4月以降、仕事量が大幅に減っている。全体的に景気が良いようにいわれているが、末端にまで伝わってい
ない。特に、建築、建設関係は依然として人手不足のうえに仕事量が少ない。(やや悪くなっている・設計事務
所)
・円安による輸入原材料の価格上昇は、物価上昇を更に加速させている。当店でも止むを得ず値上げを実施
し、その結果、客の購買意欲が低下するという状態になっている。この状態からは、すぐには抜け出せそうにな
い。(やや悪くなっている・一般小売店)
・1~3月に軽自動車増税の駆け込み需要が起こり、その反動減が4月以降続いている。(やや悪くなっている
・乗用車販売店
全国の景気動向まとめ
全国景
気動向
◆全国共通の景気影響要(国内経済環境について)確認
・全国共通の景気影響要のうち、“国内経済環境”が主要で特徴的なファクターである.
・関連するキーワードのうちほとんどは景気動向には中立であって、好影響と相関があるキーワードは無い.
・悪影響と相関があるのは、円安、軽自動車増税、人手不足、物価上昇、輸入原材料の価格上昇、消費税、円安の影響である.
・
・
国内経済環境に関係するキーワード
円安、物価の高騰、増税、軽自動車税、軽自動車増税、人手不足、物価上昇、輸入原材料の価格上昇、消
費税、円安の影響、株価上昇
56
Dual ComBine Analysis
全国共通:50.4
季節指数要因、国内経済
環境、消費者動向・心理
家計動向・心理に関係する景気動向説明文
・日が伸びたこともあり、人の活動時間が長くなり、来客の動きは活発である。(良くなっている・コンビニ)
・来客数はやや減少しているものの買上単価が上昇し、結果として前年並みの売上が維持できている。高級時計と紳士服の
動きが良く、富裕層の購買活動が活発になっている。その一方、アパレルの中間の価格帯が不調で、特に、婦人衣料の二極
化が進んでいる。(やや良くなっている・百貨店)
・6月の平均単価は、前月同様に前年比5%増加で推移しているが、買上点数は前年割れが続いている。しかし、来客数は
前年並みであるので、全体としてはやや持ち直している感がある。ただし、売上の前年比推移は地域格差と売場規模での格
差があるため、全体としての景気の傾向に変化は無いように見受けられる。(変わらない・スーパー)
・客の買上単価は、先月より若干良くなっているが、食品、菓子、雑貨での販売量が増えているからであり、生鮮品について
はシビアな買物をしている。(変わらない・スーパー)
・4月以降、来客数は前年を上回るようになったものの、6月の客単価はマイナス2%前後で推移している。(変わらない・百貨
店)
・今月は新しい駅ビルがオープンしたのである程度期待していたが、期待よりも客の動きが悪いようで、売上も伸びなかった。
また夜の繁華街も相変わらず客が少ない。(変わらない・タクシー運転)
・食品等も含めて値上がりする商品が目白押しで、客の反応も厳しい。値上げの動きは客足に影響し、物流の停滞等の問題
にも波及している。(やや悪くなっている・家電量販店)
・来客数が少なく、販売量、客単価ともかなり下落している。(やや悪くなっている・衣料品専門店)
・周りの客の様子、飲食回数を見てみると相変わらず高付加価値の食材を使った目玉メニューを原価割れする程の低価格で
販売する店や、トレンドの店に集中している。かなり浮き沈みも激しく、当たると一気に店舗を増やす店があり、トレンドに合わ
なくなって閉める老舗も増えてきている。(やや悪くなっている・その他飲食)
・タクシーの運行本数が前年を下回る状態が続いている。特に昼間の乗客の減少が著しい。客の消費マインドは、購入対象
の商材によって大きな差があり、生活費の倹約を感じる。(悪くなっている・タクシー運転)
・6月は年間でも来客が見込める月であるが、今年の来客数は前年の85%と期待はずれである。特に週末の土日の来客数が
前年の80%と少ない。(悪くなっている・乗用車販売店)
全国の景気動向まとめ
全国景
気動向
◆全国共通の景気影響要(家計動向・心理について)確認
・全国共通の景気影響要のうち、“家計動向・心理”が主要で特徴的なファクターである.
・関連するキーワードで中立が多いが、好影響と相関があるのは、人の活動時間、客の動き、買上単価、富裕層の購買活動である.
・悪影響と相関があるのは、客の反応、客足、来客数、客単価、客の様子、タクシーの運行本数、昼間の乗客、消費マインドである.
家計動向・心理に関係するキーワード
消費マインド、タクシーの運行本数、客の消費、昼間の乗客、来客数、買上点数、平均単価、客の動き、人の活動時間、買上
単価、客の買上単価、富裕層の購買活動、中間の価格帯、客足、客の反応、客単価、夜の繁華街、客の動き、客の様子
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57
Dual ComBine Analysis
全国共通:50.4
季節指数要因、国内経
済環境、消費者動向・
心理
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季節指数要因に関係する景気動向説明文
・今月に入り、宝飾時計、ブランド品などの高額商材に動きが出てきているものの、苦戦が続いている婦人服は
まだ回復しきれていない。また、お中元に関しては、ギフトセンターにおいて客1人当たりの配達件数が増加傾
向にあり、ここ2年間はマイナス傾向であった客単価が上昇している。そのため、前々年の数字と比較しても売
上は増加している。(やや良くなっている・百貨店)
・販売量や客が落とすお金の金額をみても、景気が良くなっているとは全く感じられない。ただ、北海道という土
地柄、例年、4~5月が盛り上がって6月が夏枯れで落ち込む時期であるため、全体としては変わらない状況に
ある。(変わらない・乗用車販売店)
・月前半は好調に推移し、売上は前年比で2けた増の勢いであったが、父の日が曜日巡りの関係で月後半に
ずれたため、紳士衣料を中心に前年を割り込んだ。一方、月後半はクリアランスセールの後ずれや、土日が前
年よりも2日減ったことなどが大きく影響している。(変わらない・百貨店)
・6月の売上は前年の98%の見込みである。これは7月にクリアランスセールがずれた影響であり、2か月間トー
タルではほぼ前年並みの売上になりそうである。(変わらない・百貨店)
・賞与の支給額に企業間格差が広がり、賞与の結果が客の消費に対する考え方にも反映されているように感じ
る。(変わらない・乗用車販売店)
・お中元商品の早期受注は、今一つ数字が伸びない。客の様子では、自分や家族に対する消費はするが、友
人へのプレゼントや企業での付き合いの贈答品等、他人に対する消費が少なくなっている。(やや悪くなってい
る・一般小売店)
・6月に入ってから、セール待ちの声が多くなった。梅雨の時期に入り、暑かったり寒かったりする日が続いたた
め、夏物が去年より動きが悪かった。月末に優待セールを実施したが、定価品を割引したものより、セール投入
したものの売行きが良い傾向だった。(やや悪くなっている・百貨店)
・6月は、卒業式や母の日などの花の需要があるイベントが少なく、単発の注文も取ることができずに、例年通り
厳しい月となった。これから先、暑くなるので、さらに厳しくなる。(悪くなっている・一般小売店)
全国の景気動向まとめ
全国景
気動向
◆全国共通の景気影響要(季節指数について)確認
・全国共通の景気影響要のうち、“季節指数”が主要で特徴的なファクターである.
・関連するキーワードで中立が多いが、好影響と相関があるのは、中元だけである.
・悪影響と相関があるのは、お中元商品の早期受注、セール待ちの声、優待セール、卒業、母の日等である.
全国DI:51
季節指数要因に関係するキーワード
落ち込む時期、中元、ギフト商戦、お中元商品の早期受注、セール待ちの声、優待セール、クリアランスセール、
父の日、賞与の支給額、卒業、母の日
58
Dual ComBine Analysis
全国共通:50.4
季節指数要因、国内経
済環境、消費者動向・
心理
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内閣府のまとめ
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、51.0となった。企業動向関連のDI
が上昇したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を2.3ポイン
ト下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を5か月連続で上回った。
【参考】内閣府による全国の景気動向まとめ
内閣府
の
まとめ
内閣府の公式まとめは以下の通り:http://www5.cao.go.jp/keizai3/2015/0708watcher/bassui.html
・6月の現状判断DIは、前月比2.3ポイント低下の51.0となった。
・家計動向関連DIは、小売関連が低下したこと等から低下した。企業動向関連DIは、製造業が上昇したこと等か
ら上昇した。雇用関連DIは、低下した。
・6月の先行き判断DIは、前月比1.0ポイント低下の53.5となった。
・企業動向関連DIは上昇したものの、家計動向関連DI及び雇用関連DIは低下した。
・今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いている。先行きについ
ては、物価上昇への懸念等がみられるものの、夏のボーナス、外国人観光需要、プレミアム付商品券への期待等がみ
られる」とまとめられる。
全国総合DI:51
全国家計動向関連DI:50.4
59
Dual ComBine Analysis
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全国の景気動向まとめ
資 料
60
Dual ComBine Analysis
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全国の景気動向の構成
景気ウ
オッチャ
ー調査
調査の目的:地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々の協力を得て、地域ごとの景気動向を的
確かつ迅速に把握し、景気動向判断の基礎資料とすることを目的とする。
対象地域:北海道、東北、北関東、南関東、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄の11地域。
調査客体:家計動向、企業動向、雇用等、代表的な経済活動項目の動向を敏感に反映する現象を観察できる業種
の適当な職種の中から選定した2,050人を調査客体とする
調査期間:毎月、当月時点であり、調査期間は毎月25日から月末である。
調査事項:景気の現状に対する判断(方向性) 、その理由 、および追加説明及び具体的状況の説明
調査客体数:平成13年8月調査以降は2,050人(全国11地域)
DIの算出方法 :景気の現状、または、景気の先行きに対する5段階の判断に、それぞれ以下の点数を与え、
これらを各回答区分の構成比(%)に乗じて、DIを算出している。(下記やや悪くなっている:2.5は誤り?)
地域 都道府県 調査客体 有効 回答客体
1 北海道 北海道 130 116 0.89
2 東北 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、新潟 210 210 1.00
3 北関東 茨城、栃木、群馬、山梨、長野 200 175 0.88
4 南関東 埼玉、千葉、東京、神奈川 330 300 0.91
5 東海 静岡、岐阜、愛知、三重 250 221 0.88
6 北陸 富山、石川、福井 100 98 0.98
7 近畿 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 290 250 0.86
8 中国 鳥取、島根、岡山、広島、山口 170 164 0.97
9 四国 徳島、香川、愛媛、高知 110 89 0.81
10 九州 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島 210 192 0.91
11 沖縄 沖縄 50 41 0.82
全国 2,050人 1,856人 0.91
評価 良くなっている やや良くなっている 変わらない やや悪くなっている 悪くなっている
評価 良くなる やや良くなる 変わらない やや悪くなる 悪くなる
評価 (良い) (やや良い) (どちらともいえない) (やや悪い) (悪い)
点数 1.0 0.8 0.5 0.25 0.0
61
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連環データマガジン 景気ウォッチャー 2015年7月号(2015年6月度データ)

  • 1. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 社会情報天気図 景気ウオッチャー調査から、 地域の消費者の声を可視化し、景気動向を読む Dual ComBine Analysis 1 Powered by DCB-Analysis for Cross Data Explorer 連環データマガジン 2015年7月号Vol.1. No.1 内閣府2,015年7月8日発表データより 創刊号
  • 2. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 社会情報天気図 ~景気ウオッチャー調査から地域の景気動向を読む~ ◆“景気ウオッチャー調査”から、数値と言葉の関係を機械学習し、地域の景気の実態に迫る. ・内閣府の“景気ウォッチャー調査” データから、地域の消費者の実感と声を可視化し、景気動向を読む. ・日本の経済の7割が、サービス業や消費であることから、消費行動や家計消費の意識に特化して分析. ・通常、景気指標等の数値は、背景や多くの側面が切り捨てられ、実体の意味の理解に欠ける. ・実践者にとっては、状況を代表集約した数値と共に、具体的なイメージを、自ら構築する必要がある. はじめに 2 Dual ComBine Analysis
  • 3. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 社会情報天気図 ~景気ウオッチャー調査から地域の景気動向を読む~ 3 ねらい ◆量とその背景や成り立ちを示す質の関係を、ヒトと機械の知の計算で、景気の実態 を理解する. ・従来、データ解析は、データの数値に頼った代表化や抽象化に拘ってきた.しかし、AIや機械学習 によって可能になってきた、“量と質に関わる”、ビッグデータの問題へのアプローチに挑戦する. ・通常、技術に限らず組織の世界では、決められた評価数値(KPI)を向上させるために、関係する 数値指標に分解し、測定し、制御しようとする.そのため、管理された組織では、実態の全体に迫る イノベーションが起きにくくなってきた. ・“社会情報天気図”では、社会の実態を、数値で捉え、その数値の背景や構造を理解るための方法 論を継続的トライアルする.また、通常数値に反映されなかったが中立的マジョリティや、数値が取り こぼしたディテールにこそ真実が潜んでいる可能性があり、そこへのアプローチにもトライしたい. Dual ComBine Analysis 量 質 実態
  • 4. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 4 •内閣府のまとめ【参考】 •家計動向関連DIは、小売関連が低下したこと等 から低下した。 •「景気は、緩やかな回復基調が続いている。先行 きについては、物価上昇への懸念等がみられるも のの、夏のボーナス、外国人観光需要、プレミア ム付商品券への期待等がみられる」 Dual ComBine Analysis
  • 5. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. ・アイコン画像元http://www.digipot.net/?p=1066、http://www.digipot.net/?p=1069 ・素材を利用したプレス発表は可能(利用規約http://www.digipot.net/?page_id=19) 6月の全国の家計DIマップ 全国の DI ◆2015年6月の全国の家計DIマップを確認 ・今月の全国家計DIは、 2月から一貫して改善してきたが、前月よりも3.2ポイント下がって50.4となり、2月の段階まで逆戻りした. とはいえ、“変わらない”という状況で、全国各地も45.0から55.0の範囲に収まり、“変わらない”という判定となった. ・良い地域は、沖縄53.7、近畿:53.6、北海道:53.2、と全日本より約3.0ポイント以上高い.北陸も新幹線の影響が残っており51.5 と4地域が50を上回った. ・低い地域は、北関東:47.4、東北48.6、東海および九州の共に48.8の4地域で、特に北関東は全国より3ポイント低い. 北海道DI:53.2 (全国平均+2.8) 南関東DI:51.9 (全国平均+1.5) 東北DI:48.6 (全国平均-1.8) 北関東DI:47.4 (全国平均-3.0) 四国DI:49.6 (全国平均-0.8)九州DI:48.8 (全国平均-1.6) 東海DI:48.8 (全国平均-1.6) 沖縄DI:53.7 (全国平均+3.3) 近畿DI:53.6 (全国平均+3.2) 中国DI:49.6 (全国平均-0.8) 北陸DI:51.5 (全国平均+1.1) 全国家計“変わらない” DI:50.4 65以上 良くなっている 55~65 やや良くなっている 45~55 変わらない 35~45 やや悪くなっている 35未満 悪くなっている 5 Dual ComBine Analysis
  • 6. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 家計関連動向DIの推移(現状) ◆家計関連動向DIの推移を確認 (家計現状に対するDIのみを使用) ・全国的には、5月のDI:53.6の山から6月は 、50.4と-3.2ポイントの急な下げとなった. ・過去3月以来新幹線で盛り上がり、3ヵ月 トップだった北陸がピークを迎え、落ちた. ・先月、は全地域で50を超えたが、今月は トップ3の、沖縄、近畿、北海道と、北陸と南 関東を加えた5地域と激減した. ・最下位は相変わらず北関東で、1月の41.2 以来少しづつ改善してきて、4月、5月と50を 超えたが6月には再び48.4と下げ、半年間 連続最下位となった. ・家計動向DIで見る限り、今月は急速な変化 があり、“緩やかな回復を続けている”とは、 言いにくい. Dual ComBine Analysis 6 1月 2月 3月 4月 5月 6月 北海道 46.3 48.7 51.9 55.8 53.2 53.2 東北 42.5 46.0 49.1 51.6 53.0 48.6 北関東 41.2 44.6 47.1 51.1 50.4 47.4 南関東 43.6 49.6 50.0 53.1 55.4 51.9 東海 45.4 47.2 48.0 51.5 53.2 48.8 北陸 45.1 50.8 56.3 59.3 59.3 51.5 近畿 47.4 52.3 54.1 55.0 53.4 53.6 中国 41.0 46.8 50.9 51.6 53.6 49.6 四国 44.6 49.6 49.6 49.6 50.4 49.6 九州 42.0 47.8 53.8 55.0 52.9 48.8 沖縄 45.4 51.0 50.0 51.9 55.8 53.7 全国 43.9 48.4 50.9 53.2 53.6 50.4 35.0 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0 65.0 地域別DIの推移
  • 7. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域別 景気要 因データ ◆地域別の景気影響要因の特徴を確認 ・景気動向を示す幾つかのキーワード(KW)を括って“景気影響要因”とし、地域別の景気影響要因の特徴を示すデータを作成し、全 国版の“社会情報天気図”の元データとした.数値は、ウオッチャーによる、説明文の本数である.(景気影響要因はdcb.が決定) ・全体として、“家計者動向・心理”が目立つが、“天候”、“国内経済環境”、“地域経済”、“季節指数要因”等も目立つ. ・“観光”では、“北海道”、“近畿”等で、“国際環境”ではこの両者に加え、“南関東”などの好調地域の景気要因であることが判る. Dual ComBine Analysis 7 元デー タ 観光 天候 国際環 境 国内経 済環境 企業状 況 住宅・ 不動 産・建 設 地域経 済 北陸新 幹線 季節指 数要因 季節商 品 消費者 動向・ 心理 節約志 向 高級志 向 新製 品・ サービ ス 経済格 差・二 極化 人口形 態(少 子高齢 化) 農業・ 農産 物・漁 業 広告 災害 景気回 復 地域イ ベント 地方性 税金・ 社会保 障 北海道 19 10 2 11 1 2 13 0 8 8 49 4 4 3 1 2 5 2 0 5 3 0 0 東北 3 15 1 27 8 3 11 0 9 5 97 11 5 3 2 1 6 5 2 2 0 3 0 北関東 4 19 0 6 6 1 6 4 12 9 40 4 2 4 0 1 0 1 1 0 0 5 0 南関東 6 20 2 30 4 12 13 0 7 10 57 7 6 2 2 4 1 2 0 2 0 1 3 東海 7 5 1 21 6 2 11 0 17 6 70 6 4 3 0 3 0 1 0 0 1 0 0 北陸 5 2 0 10 1 5 13 11 10 4 28 0 1 4 0 0 2 0 0 0 0 0 0 近畿 34 18 3 23 7 4 9 0 19 9 64 10 13 1 4 1 0 2 0 1 0 0 0 中国 5 1 1 8 3 5 10 0 18 3 35 3 6 0 0 0 1 0 0 2 0 5 0 四国 3 8 0 6 2 1 1 0 3 1 18 1 0 2 0 0 0 0 0 0 2 0 0 九州 6 23 1 15 0 1 9 0 12 3 36 4 4 3 0 3 2 2 1 0 0 0 0 沖縄 7 1 0 1 0 2 2 0 3 3 5 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 地域別の景気影響要因と市場要因の特徴 元デー タ 観光 天候 国際環 境 国内経 済環境 企業状 況 住宅・ 不動 産・ 建設 地域経 済 北陸新 幹線 季節指 数要因 季節商 品 消費者 動向・ 心理 節約志 向 高級志 向 新製 品・ サービ ス 経済格 差・ 二極 化 人口形 態(少 子高齢 化) 農業・ 農産 物・ 漁業 広告 災害 景気回 復 地域イ ベント 地方性 税金・ 社会 保障 北海道 19 10 2 11 1 2 13 0 8 8 49 4 4 3 1 2 5 2 0 5 3 0 0 東北 3 15 1 27 8 3 11 0 9 5 97 11 5 3 2 1 6 5 2 2 0 3 0 北関東 4 19 0 6 6 1 6 4 12 9 40 4 2 4 0 1 0 1 1 0 0 5 0 南関東 6 20 2 30 4 12 13 0 7 10 57 7 6 2 2 4 1 2 0 2 0 1 3 東海 7 5 1 21 6 2 11 0 17 6 70 6 4 3 0 3 0 1 0 0 1 0 0 北陸 5 2 0 10 1 5 13 11 10 4 28 0 1 4 0 0 2 0 0 0 0 0 0 近畿 34 18 3 23 7 4 9 0 19 9 64 10 13 1 4 1 0 2 0 1 0 0 0 中国 5 1 1 8 3 5 10 0 18 3 35 3 6 0 0 0 1 0 0 2 0 5 0 四国 3 8 0 6 2 1 1 0 3 1 18 1 0 2 0 0 0 0 0 0 2 0 0 九州 6 23 1 15 0 1 9 0 12 3 36 4 4 3 0 3 2 2 1 0 0 0 0 沖縄 7 1 0 1 0 2 2 0 3 3 5 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 8. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 8 地域別 景気要 因データ ◆地域別の景気影響要因の特徴を確認:景気影響要因と地域の関係から、4つのクラスタに分類するとパターンが見える. ・中心的で代表的クラスタは、九州、東海、四国で、“地域イベント”、“人口形態”、“天候”等の景気影響要因が目立ち、南関東も 近いが、そこでは、“消費者動向.心理”、“節約志向”、“税金・社会保険”が近い関係にある. ・特徴的なクラスタは、左上の北関東、東北、北陸で、“北陸新幹線”、“災害”、“地方性”等である. ・その対称的位置に、近畿、北海道、中国がある.ここでは“景気回復”、“国際環境”、 “高級志向”などの好調地域の景気要因が ある一方、 “経済格差・2極化”等もある. 地域別の景気影響要因と市場要因の特徴 Dual ComBine Analysis “連環データマップ”の見方 1.原点からの方向に意味がある. 似た“地域”や“景気影響要因”は、 同じ方向に位置している. 2.原点からの距離が遠いほど意味が 強くなる. 特徴のある地域や景気影響要因ほ ど、原点から遠くに位置している. ・逆に言えば、中心に近い言葉は、 意味も明確ではなく、はっきりしてい ない. ・例えば、景気影響要因の“北陸新幹 線”は、地域としての“北関東”と“北 陸”の中間に位置して居る. もっとも代表的な南関東(東京を含 む)と最も相関が高い景気リ今日要因 は、“税金・社会保障”である. 注)連環データマップは、 2012年 データ・ケーキベーカ㈱によって、質 と量のデータを統合解析できる世界 初の連環データ分析: Dual ComBine Analysis として開発されました. 連環データマップ= 「地域」+「景気影響要因」 良い 悪い 特徴的 平均的
  • 9. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域別の景気影響要因と市場要因の特徴 9 地域別 景気要 因デー タ ◆地域別の景気動向と市場要因との関係を確認 ・代表的なクラスタである、九州、東海、四国で、“競争相手の様子“は〇、△で、”お客様の様子“も〇、Xで、来客の動きは、Xで ある.代表的クラスタの一角でもある南関東では、“お客の様子”、”競争相手の様子”が□で、“それ以外”◎と〇である. ・特徴的なクラスタである、左上の北関東、東北、北陸では、“販売量の動き”がX、“単価の動き”は▲で、“お客様の様子”は◎、 ▲で、共に北陸と近い. ・その対称的位置の近畿、北海道、中国では、“販売量◎” 、 “単価の動き◎” もあり好調を伺わせるが、“単価の動きX”や“単価 の動き〇”もあり、好調地域ではあるが、商品や客層によるバラつきがある. ◎ 良くなった 〇 やや良くなった □ 変わらない △ やや悪くなった X 悪くなった 景気動向に効いた市場要因 来客数の動き 販売量の動き 単価の動き お客様の様子 競争相手の様子 それ以外 市場要因(内閣府による要因) Dual ComBine Analysis 連環データマップ= 「地域」+「市場要因」 良い 悪い 特徴的 平均的
  • 10. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 各地域の景気動向まとめ 北海道 10 Dual ComBine Analysis 北海道DI:53.2 (全国平均+2.8)
  • 11. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 景気影響要因とキーワード ・農業・農産物・漁業(漁獲割当量、さけ・ます漁、出漁遅れ、農家、牧草刈作業)・景気回復(景気回復)・国際環境 (MERS(中東呼吸器症候群)、欧州離れ)・地域イベント(YOSAKOIソーラン祭り、お祭り)・観光(国内客、近隣 アジアからの外国人観光客)・天候(気温、天候不順、初夏)・高級志向(高額商材) 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・このところ高額商材の売行きが大変堅調であり、6月はその動きがより一層顕著に表れている。特にワイン、シャン パン、ウィスキーといった商材で客単価が顕著に上がっている。(良くなっている・一般小売店) ・6月はYOSAKOIソーラン祭りなどのイベントやお祭りがあったことから、タクシーの売上が前年を上回った。夜の 人出も前年より増えている。(やや良くなっている・タクシー運転) ・近隣アジアからの外国人観光客の団体旅行が好調である。国内客は、個人型のビジネス、観光ともに堅調である 。(やや良くなっている・観光型ホテル) ・6月は天候が悪かったことが大きく影響し、特に夏型商材で売上の減少がみられる。(変わらない・コンビニ) ・ロシア200海里内でのさけ・ます漁の出漁遅れや漁獲割当量が前年の3割に減少していることに加えて、来年以 降のさけ・ます漁自体が中止となる見込みであることから、心理的にも買い控えがみられ、来客数や客単価の落ち 込みが大きい。また、天候不順の影響により農家の牧草刈作業の中止が続いていることも影響している。(やや悪く なっている・コンビニ) ・前月までは販売量も来客数も少しずつ上向きになってきていたため、景気回復の兆候ととらえていたが、6月に限 っては販売量が前年比81%と非常に悪かった。(やや悪くなっている・スーパー) ・長引く円安、客の欧州離れ、MERS(中東呼吸器症候群)による風評などにより、海外旅行の申込客が明らかに 減少しており、景気が悪い方向に向かっている感が否めない。(やや悪くなっている・旅行代理店) ・天候不順で例年より気温が低く、初夏らしい季節の変わりを感じられないため、夏物が不振である。肌の露出がな いので、腕時計やアクセサリーの売上も不振であり、特に高額商材が厳しい状況である。(やや悪くなっている・商 店街) 北海道の景気動向 北海道 Dual ComBine Analysis ◆北海道の景気動向: 地域と相関が高い景気影響要因とキーワード、および説明文をAIを使って抽出 ・北海道の景気指標DIは、53.2と先月比横ばいで、全国平均53.2からも2.8ポイント上回って、全国の厳しい中比較的好調. ・近隣アジアからの外国人観光客の他、国内客もYOSAKOIソーラン祭りや、個人型ビジネス、観光など堅調. ・漁獲割り当てや.天候不順による牧草刈り作業の中止、また逆にMERSや円安による客の欧州離れなどの国際的な影響もある. 11 北海道DI:53.2 (全国平均+2.8)
  • 12. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 北海道の景気動向 北海道 2015/8/3 ◆北海道の家計ジャンル別景気動向 ・北海道で目立つ家計は、レストラン、スナック等の「家計飲食」が、0.6を超えていることである. ・ 良くなっている代表は、「小売り:酒」、「小売:土産」、「観光名所」、で、“中国”、“ウイスキー”、“航空機乗客”の効果である. ・ 悪くなっているのは、「百貨店」、「タクシー」等で、“天候不順”による“衣料品”が厳しく、“生活費の倹約”や“昼間客の減少”. 12 Dual ComBine Analysis 北海道DI:53.2 (全国平均+2.8) 良く なっている 一般小売店[酒](経営 者) 単価の動き ・このところ高額商材の売行きが大変堅調であり、6月はその動きがより 一層顕著に表れている。特にワイン、シャンパン、ウィスキーといった商 材で客単価が顕著に上がっている。 観光名所(従業員) 来客数の動き ・6月25日現在、来客数が前年比129.9%と大きく伸びている。特に中国 本土からの団体観光客の増加が著しい。 やや良くなっている 一般小売店[土産](経 営者) 来客数の動き ・依然として航空機の乗降客が前年を5%程度上回っており、それに比例 して、当店の売上も前年を5%上回る状況が続いている。 悪く なっている 百貨店(売場主任) 来客数の動き ・6月に入り、天候不順が続いていることで、紳士物、婦人物とも、衣料品 の動きが厳しく、売上が前年比93%となっている。夏物のセールも前年 は6月下旬から始まったが、今年は7月からのスタートに変更されたた め、下旬の売上が今一つ伸び悩んでいる。6月から立ち上がったお中元 は前年並みで推移している。 タクシー運転手 販売量の動き ・タクシーの運行本数が前年を下回る状態が続いている。特に昼間の乗 客の減少が著しい。客の消費マインドは、購入対象の商材によって大き な差があり、生活費の倹約を感じる。 やや悪くなっている 旅行代理店(従業員) 来客数の動き ・長引く円安、客の欧州離れ、MERS(中東呼吸器症候群)による風評な どにより、海外旅行の申込客が明らかに減少しており、景気が悪い方向 に向かっている感が否めない。
  • 13. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 北海道の景気動向 北海道 2015/8/3 ◆北海道の景気動向の特徴要因 ・北海道は堅調であるが、その特徴は、「観光」と、「季節・天候」、「消費者動向・心理」の景気影響要因である. ・ 「観光」要因は、“アジア近隣”、“航空機”、“円安”等で、イベントや学会なども好影響をもたらしている. ・ 「季節・天候」要因は、天候不順で、季節商品の衣服・衣料関係が悪く、日本人観光客も少なく、昼間の人影も乏しい. 13 Dual ComBine Analysis 北海道DI:53.2 (全国平均+2.8)
  • 14. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 東北 14 Dual ComBine Analysis 東北DI:48.6 (全国平均-1.8)
  • 15. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・プレミアム付商品券が発行されており、それを使用して商品を購入する客が増えている。(やや良くなっている・ 一般小売店) ・田植えなど、地元農家の繁忙期は一段落したが、飲食店に客足が戻ってきていない。(変わらない・その他専門 店) ・前年と比較して日曜日が1日少ないが、梅雨入りが遅かった分天候に恵まれており、来客数は前年をわずかに 上回っている。(変わらない・遊園地) ・来客数が伸びず苦戦している。顧客に対しては案内状などダイレクトメールを送付して来客数を保っているが、 チラシやCMで呼び込む新規客の来店は非常に少ない。そのため、今月は来客数が減少しており非常に厳しい 状態が続いている。(やや悪くなっている・衣料品専門店) ・来客数や買上点数に大きな変化は無いものの、客単価が落ち込んでおり、3か月前に比べて5ポイント、前年比 でも3ポイント減少している。また、たばこは前年比10ポイントの減少であり、たばこ需要の落ち込みが客単価低下 の原因ではないかとみている。(やや悪くなっている・コンビニ) ・せっかく良くなりかけた天気もまた悪くなってきている。来月以降に期待するしかないが、なぜか東京の経済の拡 大が地方には来ていない様子である。(やや悪くなっている・高級レストラン) ・自動車用ガソリンは相次ぐ値上げのために需要が抑え気味になってきているが、軽油の販売は好調であり、灯 油の販売も前年並みの動きである。また、仕入価格の値上げが続いているものの、価格転嫁がうまくいっており収 益は改善されている。ただし、当県の軽油需要においては復興需要頼みであり、復興事業関係が高い比率を占 めている。(変わらない・その他専門店) 景気影響要因とキーワード ・災害(復興事業、復興需要)・広告(CM、チラシ)・農業・農産物・漁業(田植え、農家の繁忙期)・節約志向(客 単価低下)・地方性(地方に)・天候(天候、梅雨入り)・地域経済(プレミアム付商品券) 東北の景気動向 東北 ◆東北の景気動向 ・東北の景気指標DIは、48.6と先月比で落ちており、1月以来全国平均を常に下回り、今月も1.8.ポイント下回った厳しい状況. ・ただ、プレミアム付商品券が発行されており、それを使用して商品を購入する客が増えている. ・しかし、復興需要頼み、復興事業関係が高い比率で、CMやチラシでも新規来客は少なく、客単価も低下している. 15 Dual ComBine Analysis 東北DI:48.6 (全国平均-1.8)
  • 16. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 東北の景気動向 東北 ◆東北の家計ジャンル別景気動向 ・東北で目立つ家計消費は、まず「飲食」ジャンルの落ち込み、逆に「サービス」ジャンルの堅調である. ・ 良くなっているのは、“サービス”ジャンルであるが、代表は、「タクシ-」.プレミアム付商品券による「小売[酒]」も良い. ・ 悪くなっているのは、「コンビニ」、「衣料専門店」等で、 「自動車整備」や「自動車整備品販売」は、地域によって大きな差がある. 16 Dual ComBine Analysis 東北DI:48.6 (全国平均-1.8) 良く なっている タクシー運転手 お客様の様子 ・客との会話からは不景気な話を聞かない。また、以前 と違って、客待ちをしてもすぐに客の乗車があり、景気が 良くなっていると実感している。 その他サービス[自動 車整備業](経営者) 来客数の動き ・販売額、受注件数共に前年同期に比べて20%以上伸 びている。また、経常利益は30%を超える伸びとなって おり、この好調はしばらく続くとみている。ただし、募集を 出しても人材が採用できない状況であり、人手不足を懸 念している。 やや良くなっ ている 一般小売店[酒](経営 者) 販売量の動き ・プレミアム付商品券が発行されており、それを使用して 商品を購入する客が増えている。 悪くなってい る コンビニ(経営者) 来客数の動き ・今月は客の出足がかなり鈍い状況である。また、競争 相手も増えており、かなり悪い状況である。 衣料品専門店(経営者) 販売量の動き ・寒暖の差が激しく、他の小売業者も苦戦しているのか 例年に比べて早めにセールを実施している。そのため、 セール待ちの雰囲気が強い状態である。 自動車備品販売店(経 営者) お客様の様子 ・整備工場での車検受注量が減少している。また、客単 価も落ち込んでいる。
  • 17. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 東北の景気動向 東北 ◆東北の景気動向の特徴要因 ・東北はちょうど全国より1.8ポイント低く、低迷ポジションであるが、その特徴は、「消費者動向・心理」と、「国内経済環境」である. ・ 「消費者動向・心理」要因は、“来客が伸びず”、“チラシ”等、また「節約志向」要因など、芳しくない影響をもたらしている. ・ 「国内経済環境」要因は、“軽自動車の増税”、“消費税の影響”等による“相変わらずの地方の消費”など景況感は重たい. 17 Dual ComBine Analysis 東北DI:48.6 (全国平均-1.8)
  • 18. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 北関東 18 Dual ComBine Analysis 北関東DI:47.4 (全国平均-3.0)
  • 19. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・地方創生事業として実施されている、ふるさと旅行券の影響により売上が10%程度増加している。ただし、浅 間山噴火の影響による風評被害で8%程度売上がダウンしているため、差し引き2%程度の増加で、やや良く なっている。(やや良くなっている・観光型旅館) ・新車、中古車の販売量はいまだに低迷したままである。車検や一般整備でも、客の大部分は、とにかく安い 値段で仕上げて欲しいと言っている。地方ではまだまだ厳しい状況であることは間違いない。(変わらない・乗 用車販売店) ・北陸新幹線延伸開業に伴い客は増加したが、新幹線の影響も落ち着いた現在は平常に戻りつつあり、大き な動きはない。前年同期の受注と比較してもあまり大きな差はない。(変わらない・旅行代理店) ・5月は非常に暑くかなり好調に推移していたが、6月はやや気温が下がり天候も不順で、来客数、販売量共 に減少している。(変わらない・コンビニ) ・当地のプレミアム付商品券の購入申込ハガキは今月末締切だが、現在申込が50%程度である。プレミアム付 商品券を割安に購入できる高齢者の反応がシビアである。(変わらない・商店街) ・消費税増税の影響と中小企業では給与ベースアップ及びボーナス増加はあまり見込めないため、消費者の 消費意欲は低迷している。(やや悪くなっている・乗用車販売店) 景気影響要因とキーワード ・災害(浅間山噴火)・地方性(地方で)・企業状況(中小企業、ベースアップ)・北陸新幹線(北陸新幹線)・ 天候(天候、気温)・地域経済(プレミアム付商品券) 北関東の景気動向 北関東 ◆北関東の景気動向 ・北関東の景気指標DIは、47.4と先月比で落ちており、1月以来全国平均を常に下回り、今月は3.0ポイント下回った厳しい状況. ・プレミアム商品券の影響で良くなったが、浅間山噴火の風評被害でそれが削減された.新幹線の影響のひと段落した. ・高齢者はプレミアム付商品券にもシビアで、中小企業ではベースアップもボーナスも見込めず、乗用車の意欲も低迷している. 19 Dual ComBine Analysis 北関東DI:47.4 (全国平均-3.0)
  • 20. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 北関東の景気動向 北関東 ◆北関東の家計ジャンル別景気動向 ・北関東で目立つ家計消費は、「住宅」ジャンルのDIは0.3と大きく落ち込んでいる.他のジャンルのDIは、約0.5である. ・ 良くなっている代表は、「コンビニ」、「スーパ」で、天候にも恵まれ、衣料、食品なども良く、来客数、単価も良い. ・ 悪くなっているのは「一般小売・衣料」、「家電量販」、「タクシ-」等で、エアコンや白物家電が悪く、タクシーも大幅な落ち込み. ・やや悪くなっているのは、「住宅関連」、「設計事務所」、「自動車、乗用車」等で、軒並み低調を訴えている. 20 Dual ComBine Analysis 北関東DI:47.4 (全国平均-3.0) 良く なっている コンビニ(経営 者) 来客数 の動き 来客数の動き コンビニ(経営 者) 来客数の動き ・日が伸びたこともあり、人の活動時間が長く なり、 来客の動きは活発である。 やや良く なってい る スーパー(店 長) お客様の 様子 お客様の様子 スーパー(店 長) お客様の様子 ・6月は雨天日が少なく、例年のように雨が降る たび の下落はない。 スーパー(総務 担当) 販売 量の動き 販売量の動き スーパー(総務 担当) 販売量の動き ・前年の4~5月は売上の落ち込みが大き かった。そ の前年度との対比なので、なんとも言えないが、衣 料、住居用品、食 品とすべての項目で、前年の売上、 客単価、来客数を超えている。 悪く なっている 一般小売店[衣 料](経営 者) 販売量の動き 販売量の動き 一般小売店[衣 料](経営者) 販売量の動き ・6月中の天候は、前半は暑く真夏 のような暑さだっ たが、入梅後から寒くなり、今日などもかなり涼しく なっている。 暖かだったり寒かったりであまり良くな い。 家電量販店(店 長) 販売量 の動き 販売量の動き 家電量販店(店 長) 販売量の動き ・今月は全体的に不調な推移である。前年比 で100% 以上を取れた商品群はテレビとスマートフォンのみ、 他の冷蔵庫、洗濯 機は90%後半、前年が暑かった影響 からかエアコンは70%台まで落ち込んでい る。 タクシー運転手 お客様の様 子 お客様の様子 タクシー運転手 お客様の様子 ・30年以上タクシー運転手をしているが、今月は 初め て売上が40万円を切り、2割以上減である。とにかく 利用客の少なさに驚 いている。街なかも、歩く人の姿 も見られないほどで、最悪の状態である。
  • 21. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 北関東の景気動向 北関東 ◆北関東の景気動向の特徴要因 ・北関東は全国より3.0ポイントと最も低く、その特徴は、「消費者動向・心理」と、「天候」の景気影響要因である. ・ 「消費者動向・心理」要因は、“公務員ボーナス”、“プレミアム付”、“御中元”等であるが、良い影響をもたらしていない. ・ 「天候」要因は、“5月の暑さの反動”、“天候に恵まれた”等天候に関する記述が多いが、そのプラスの貢献度は少ない. 21 Dual ComBine Analysis 北関東DI:47.4 (全国平均-3.0)
  • 22. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 南関東 22 Dual ComBine Analysis 南関東DI:51.9 (全国平均+1.5)
  • 23. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・5月は暑さの影響でエアコンを中心に夏物が好調だったが、6月に入り、朝夕の涼しさの影響でエアコンの伸びが鈍 化している。とはいえ、会員向けダイレクトメール等による販売促進は、これまで以上に反応が良い。(やや良くなって いる・家電量販店) ・高級ブランドの宝石関係は高額所得者層の株高による購買が伸びているが、中間所得者層の客に関しては天候の 与件もあり、前年をやや割っている。(変わらない・百貨店) ・本来であれば売上的にはそれほど悪くないと思うが、近隣に大型競合店が出店した影響もあり、やや悪くなっている 。(変わらない・スーパー) ・中間層の客の購買意欲は依然として底を打っていない。また、ギリシャの影響が国内株価にも及ぼうとするなかで、こ れまで堅調であった富裕層の消費意欲にも悪影響が出ないか懸念される。ただし、インバウンド需要についてはME RS(中東呼吸器症候群)の影響で韓国旅行を避ける中国人来訪者が増えており、一層好調である。(やや悪くなって いる・百貨店) ・中間層の客の購買意欲は依然として底を打っていない。また、ギリシャの影響が国内株価にも及ぼうとするなかで、こ れまで堅調であった富裕層の消費意欲にも悪影響が出ないか懸念される。ただし、インバウンド需要についてはME RS(中東呼吸器症候群)の影響で韓国旅行を避ける中国人来訪者が増えており、一層好調である。(やや悪くなって いる・百貨店) ・6月は前年比98%で推移しており、本部から当県の平均も前年割れと聞いている。理由は不明だが、前年に比べると 雨量と平均気温が低下しているので、それが原因ではないか。(やや悪くなっている・コンビニ) ・当店の客は高齢者、年金受給者の割合が非常に高く、最近の値上がりで買い控えや買えない状況のようで、販売量 が減ってきている。古い靴をそのまま履いている様子がよくみられる。(やや悪くなっている・一般小売店) ・3か月前と比べて客の様子や単価等はあまり変わらず、沢山使うわけでもなくちょうどよいが、株価が2万700円台にな っても、あまり景気が上向いている感じがしない。消費税、所得税、社会保険料等の税金の圧迫がなければ、また随 分と違ってくる。(変わらない・一般レストラン) 景気影響要因とキーワード ・高級志向(高級ブランド、宝石関係)・税金・社会保障(社会保険料、所得税、税金の圧迫)・経済格差・二極化(富裕層 の消費意欲)・国際環境(ギリシャの影響、MERS(中東呼吸器症候群))・季節商品(夏物、エアコン)・天候(気温、雨 量)・地域経済(出店、大型競合店)・節約志向(買い控え、買えない状況) 南関東の景気動向 南関東 ◆南関東の景気動向 ・南関東は、51.9と先月比ダウンしたものの、再び全国平均51.9を1.6ポイント上回り、何とか景況を維持している. ・株高等による高級ブランドの宝石関係などは購買があるが、中間所得者や高齢者は、税金や社会保障費などの圧迫がある. ・海外からの客の効果があるが、気温や雨量などの天候でエアコンが影響を受けたり、MERSやギリシャ問題なども響いている. 23 Dual ComBine Analysis 南関東DI:51.9 (全国平均+1.5)
  • 24. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 南関東の景気動向 南関東 ◆南関東の家計ジャンル別景気動向 ・南関東で目立つ家計消費は、やや「住宅」ジャンルが弱いが、ほぼ、全て全国平均を上回っている. ・個別では、 良くなっている代表は、「コンビニ」、「商店街」、「家電」で、株価やボーナス等による景気への手応えを感じている. ・ 悪くなっているのは、「小売・鮮魚」、「美容室」、「設計事務所」等で、客の購入量、来店サイクルの鈍り、行き詰り感がある. 24 Dual ComBine Analysis 南関東DI:51.9 (全国平均+1.5) 良く なっている コンビニ(経営 者) 来客数の動き 従業員が非常に少なくて厳しいが、売上は先月より も10~15%伸びて いる。忙しいなかで商売している。 やや良く なって いる 商店街(代表 者) それ以外 来街者が増え、クレジットカードの取扱も伸びてい る。株価が良いと当 地域のクレジットカードの数字は 不思議と良くなる。また、ここ数年イベ ントの広告収 入が減っていたが、少しずつ回復していることも景気 の 良さを実感する。 一般小売店[家 電](経理担 当) 来客数の動き ボーナス時期になり、エアコンの取替え工事等の問 い合わせが多く なってきている。 悪く なっている その他小売[生 鮮魚介卸売] (営 業) 販売量の動き 値段の高低や休日前後に関係なく売れず、客の購入 量も異常に少な い。 美容室(経営 者) 来客数の動き 来店サイクルが段々と鈍っているような気がする。 設計事務所(所 長) お客様の様子 不要な情報が飛び交うばかりで本筋がみえず、仕事を選ばないと徒労 に終わり、選ぶとほとんどない。
  • 25. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 南関東の景気動向 南関東 ◆南関東の景気動向の特徴要因 ・南関東は落ちたとはいえ、全国平均を上回る状態で、その特徴は、「国内経済環境要因」と、「消費者動向・心理要因」である. ・ 「国内経済環境要因」は、“株高上昇”等による単価アップの反面、“軽自動車税”等による“自動車販売”等の苦戦が共々である. ・ 「消費者動向・心理要因」 は、“ボーナス期”となっており、エアコンや洗濯機等の家電、ホテルや旅行なども活気がある. 25 Dual ComBine Analysis 南関東DI:51.9 (全国平均+1.5)
  • 26. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 東海 26 Dual ComBine Analysis 東海DI:48.8 (全国平均-1.6)
  • 27. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 景気影響要因とキーワード ・天候(天候)・節約志向(低単価商品のまとめ買い)・人口形態(少子高齢化、人口)・地域イベント(伊勢 志摩サミット)・企業状況(大企業の好業績)・地域経済(競合店、改装) 地域の代表的な景気動向の説明文(関係するキーワードを赤表示) ・世間の景気は、3か月前と比べると多少上向いているようだが、当地域の景気は、引き続き落ち込み、 浮上のきっかけが一向につかめない。ただし、天候が安定しているので、来客数が多少は増えている。( 変わらない・一般小売店) ・ボーナスでの購入が多く、高単価商品の動きが好調である。また低単価商品のまとめ買いもみられ、自 分のために金を使う購買意欲の高い客が多い。(変わらない・百貨店) ・遷宮が終わった後の観光客数の停滞が続いている。金沢や長崎等に関心が集まっているようである。 来年の伊勢志摩サミットが決まり、知名度アップに期待している。(変わらない・一般小売店) ・大企業の好業績ばかりが報道されて、景気が良い印象を受けるが、いまだにその波に乗り切れていな いのが実情である。(変わらない・その他飲食) ・競合店が改装し売場面積を増床したが、当店の売上は、前年同期を上回る状況が続いている。景気は 足踏み状態であり、前年を大きく上回るには、かなりの仕掛けがないと難しいと感じる。(変わらない・スー パー) ・当市は、政令指定都市でありながら人口が70万人を割るという最悪の事態になっている。若年層の地域 外への流出が続き、経済状況はかなり悪い。(悪くなっている・美容室) 東海の景気動向 東海 ◆東海の景気動向 ・東海の景気指標DIは、48.8と先月比ダウンし、全国平均51.0からも1.6ポイント下回り、50を割って厳しい景況となった. ・天候が安定し来客数が増加、ボーナスで、高単価商品や低単価商品のまとめ買いなど、自分のための購買意欲が高い. ・しかし大企業の好業績の報道があるが、その波に乗れず、若者層の地域離れや、遷宮などのイベントが終わり、景況は厳しい. 27 Dual ComBine Analysis 東海DI:48.8 (全国平均-1.6)
  • 28. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 東海の景気動向 東海 28 Dual ComBine Analysis 東海DI:48.8 (全国平均-1.6) 1 百貨店(売場主 任) お客様の様子 ・駅に近いので、出張のつ いでや会議の最中に少し立 ち寄る客が多い。昼間は来客数が 多く、購買意欲も高 い。 2 百貨店(経理担 当) 販売量の動き ・客層の所得水準にかかわ らず好調で、消費の裾野が 広がっているように感じる。 3 百貨店(販売促 進担当) 来客数の動き ・固定客の売上が堅調 なうえ、インバウンドによる底 上げがある。 1 美容室(経営 者) お客様の様子 ・店主も客も高齢化し、病気に なったりデイサービス に行く時間が増える。新規の客が増える わけではない ため、じりじりと業況は悪くなってきている。 2 美容室(経営 者) お客様の様子 ・当市は、政令指定都市であ りながら人口が70万人を 割るという最悪の事態になっている。 若年層の地域外 への流出が続き、経済状況はかなり悪い。 3 その他住宅[住 宅管理](経営 者) 単価の動き ・受注が確保 できても、売上高は前年の90%にとど まっている。内容の良い 仕事は少なく、件数で補うし かなく、前年実績には及ばない。 天候の影響もあって 厳しい。 良く なっている 悪く なっている ◆東海の家計ジャンル別景気動向 ・東海で目立つのは、旅行、通信、レジャー、その他等の「住宅関連」の落ち込みである. ・ 良くなっている代表は、「百貨店」で、“出張者”や、“消費の裾が広がった”、“インバウンド”の底上げである. ・ 悪くなっている代表は、「美容室」で、“客の高齢化”、“若者の地域画への流出”、“千円調髪の店”等、および「住宅関連」で天候 要因もあって不調である.
  • 29. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 東海の景気動向 東海 ◆東海の景気動向の特徴要因 ・東海は50.を割ったが、その特徴は、「国内経済環境要因」と、「消費者動向・心理要因」である. ・ 「国内経済環境要因」は、“ボーナス時期”、“低価格商品”、“円安”等で、好条件でもあるが、値上げ等の逆効果もある. ・ 「消費者動向・心理要因」は、梅雨入り、御中元などの季節やイベントに対する感度として、捉えられている. 29 Dual ComBine Analysis 東海DI:48.8 (全国平均-1.6)
  • 31. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・北陸新幹線の金沢開業以来、東日本エリアからの客が増加し、個人客やグループ客の利用が増加している。一 方で、バス運賃の改定に伴う料金の値上げにより関西圏や中京圏からの団体客の人数が減少傾向にあり、全体と してはやや良いという状況にある。(やや良くなっている・テーマパーク) ・北陸新幹線開業後、募集型の団体旅行やインバウンドを中心に集客が良く、売上も前年比10~20%ほど増加し ている。(やや良くなっている・観光型旅館) ・プレミアム付商品券の恩恵を受け、客単価が前年を上回っている。(やや良くなっている・コンビニ) ・徐々に注文住宅用地が動き、住宅工事の着工戸数が増えていると感じる。(やや良くなっている・住宅販売会社) ・新築の客数は減っているが、リフォーム客が増えている。しかも、2~3か月前までは数百万円台がよいところだった が、現在は1千万円以上の客が増えており、契約数も契約金額も増えている。(やや良くなっている・住宅販売会社) ・競合店の出店から1年以上たち、来客数はほぼ前年並みに戻っている。しかし、値上げなどがあったので、本来 は客単価が上昇しなければならないはずであるが、単価は下落傾向が続いている。(変わらない・コンビニ) ・昨年の6月は消費税増税の反動も和らいでいたため、4~5月と比較すると今月は前年からの落ち幅が大きくなっ ており、今期3か月間の客の動向に変化は感じられない。新商品発売時期でもあるが、年々予約状況も減っている。 (変わらない・自動車備品販売店) ・店頭の動きは、買上客数と買上頻度は前年割れしているが、買上単価は前年比で伸長を続けている。特に一般 食料品価格の値上げと、野菜収穫時期と九州エリアの長雨が重なった影響で、野菜相場が高い。(変わらない・そ の他小売) ・週末のイベント時も来客数が減っており、新車、中古車ともに、なかなか売上に結びつかない。(悪くなっている・ 乗用車販売店) 景気影響要因とキーワード ・北陸新幹線(北陸新幹線)・地域経済(プレミアム付商品券の恩恵、競合店、出店)・新製品・サービス(新商品、 新車)・農業・農産物・漁業(野菜、野菜相場)・住宅・不動産・建設(住宅工事の着工戸数、注文住宅用地、新築の 客数、リフォーム客) 北陸の景気動向 北陸 ◆北陸の景気動向 ・北陸は、51.5と先月比10ポイント近くの大幅にダウンした.しかし全国平均を1.1ポイント上回り、まだ何とか景況を維持している. ・新幹線開業後、東日本エリアからの団体やインバウンドで、前年比上回っている.また、プレミアム付商品券の恩恵もある. ・バス料金の見直しで中京・関西からの客は減少.食料品と天候不順で野菜の値上げが頻度減をカバー.住宅関連は良い. 31 Dual ComBine Analysis 北陸DI:51.5 (全国平均+1.1)
  • 32. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 北陸の景気動向 北陸 ◆北陸の家計ジャンル別景気動向 ・北陸では、家計ジャンルとして、「小売」と「飲食」が40代と悪く、「サービス」と「住宅」関連が60を超えて良くなっている. ・ 良くなっている代表は、「観光旅館」や「都市型ホテル」が好調で、「住宅」も着工数が増える等、新幹線効果が続いている. ・ 良くないのは「スナック」や「パチンコ」で、“来客”や滞在時間の減少.自動車も来客の減少等地元の購買力までは及んでいない. 良く なっている 観光型旅館(スタッフ) 来客数の動き ・前年比総売上123%、宿泊人数114%、宿泊単価106% であった。15名以上の団体客は前年とほぼ同じ101%で 推移したが、個人客は133%と大幅増となり、客室稼働も 95%を超える水準となっている。個人客が増加したことに より宿泊単価も上がっている。 都市型ホテル(スタッフ)販売量の動き ・北陸新幹線開業効果で、宿泊を中心に売上が順調に伸 びている。一方で、従来の地元客は増えているとは感じ ないことが気にかかる。 やや良く なっている 住宅販売会社(従業員)お客様の様子 ・徐々に注文住宅用地が動き、住宅工事の着工戸数が 増えていると感じる。 やや悪くなっ ている スナック(経営者) 来客数の動き ・6月は20日過ぎまでは良くなかったが、後半に団体客 が入りなんとかいった状態だが、昨年同月と比較すると 10%悪い状態である。酒屋の話では平日は全くだめとの ことで、納得といった感じである。 パチンコ店(店員) 来客数の動き ・客の滞在遊技時間が減少した。 悪く なっている 乗用車販売店(従業員)販売量の動き ・週末のイベント時も来客数が減っており、新車、中古車 ともに、なかなか売上に結びつかない。 32 Dual ComBine Analysis 北陸DI:51.5 (全国平均+1.1)
  • 33. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 北陸の景気動向 北陸 ◆北陸の景気動向の特徴要因 ・北陸のDIはまだ全国平均を超えてはいるが、新幹線効果も薄れている.特徴は「消費者動向・心理」と「新幹線」と「観光」である. ・ 「消費者動向・心理」は、“消費税”、“プレミアム付商品”、“イベント”等で、好条件でもあるが、それらの影響はあまり大きくない. ・ 「北陸新幹線」、「観光」は、依然として大きいが、地元への波及効果の力不足か、インパクトは薄れつつある. 33 Dual ComBine Analysis 北陸DI:51.5 (全国平均+1.1)
  • 34. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 近畿 34 Dual ComBine Analysis 近畿DI:53.6 (全国平均+3.2)
  • 35. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・相変わらずプレミアム商品の売上が好調なことに加えて、コーヒー類の新商品が大人気であり、結果として客単 価が押し上げられている。(やや良くなっている・コンビニ) ・ボーナスの支給が始まり、予想よりも増えていたという客が多いため、夏休みの旅行受注の増加につながってい る。心配なのはMERS(中東呼吸器症候群)の影響であり、日本に感染が広がらないことを願う。(やや良くなって いる・旅行代理店) ・同業者の二極化傾向が顕著になってきている。業績が上がっている企業と、下がっている企業が混在している。 (変わらない・住宅販売会社) ・外国人観光客による好調と、景気との関係をどう判断するかが難しい。それによって企業が活性化し、景気が良 くなることはあるかもしれないが、国内客だけをみると厳しい状況が続いている。特に、食品は値上がりする商品が 多く、家計を圧迫している。高コストの肉は最も消費が減らされやすいため、非常に厳しい状況である。(変わらな い・一般小売店) ・法人や高齢者による利用が減少している。(変わらない・タクシー運転) ・天候要因もあり、4~5月にみられた売上の好調さは落ち着いている。雨が多かったり、気温が低くなったりすれ ば、この傾向が続くことになる。(変わらない・スーパー) ・今月は売上目標を下回る見込みであり、上半期で一番苦戦を強いられている。天候不順によって季節商品の動 きが鈍いことが大きな要因である。クリアランスセールの時期が前年と比べて遅いこともあり、客も商品の購買に対 して慎重な姿勢となっている。(やや悪くなっている・百貨店 近畿の景気動向 近畿 ◆近畿の景気動向 ・近畿は、53.6と先月から横ばいで、全国平均に対し3.2ポイント上回り、景況を維持している. ・プレミアム商品の売上が好調、また、ボーナスや夏休み効果もあり、外国人観光客による好調もある. ・食品の値上がりが家計を圧迫しており、高齢者の利用の減少と天候不順で、2極化が進んでいる. 景気影響要因とキーワード ・経済格差・二極化(二極化傾向)・高級志向(プレミアム商品の売上)・国際環境(MERS(中東呼吸器症候 群))・季節商品(季節商品の動き)・観光(外国人観光客、国内客)人口形態(少子高齢化、高齢者)・天候(気温、 雨、天候要因) 35 Dual ComBine Analysis 近畿DI:53.6 (全国平均+3.2)
  • 36. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 近畿の景気動向 36 ◆近畿の家計ジャンル別景気動向 ・家計ジャンルとして、「サービス」と「住宅」が共にDI.60と良く、「小売」、「飲食」も、DI.が50.0を超え、全国平均を2.3上回っている. ・ 良くなっているのは、「百貨店」や「スーパ」で、インバウンド効果があり、「住宅」もボーナス効果で.客単価もアップしている. ・ 良くないのは「食品専門店」、「観光旅館」で、外食の仕入れが落ち、“来客”や滞在時間の減少.自動車も来客の減少等地元の 購買力までは及んでいない. Dual ComBine Analysis 近畿DI:53.6 (全国平均+3.2) 良く なっている 百貨店(服飾品担 当) 来客数の動き ・都心店舗におけるインバウンド効果は、この数か月で収まる ことはないと思われる。現地でまだ展開していない商材への問 い合わせや、取り寄せが増え、商材不足がかなりの頻度で発 生している。日本製の化粧品のほか、人気ファッションブランド のハンドバッグなどは、店頭商材が全くなくなっている。郊外に おいても一定の買い回りがみられ、来客数は前年比で106%、 客単価は100.7%と上向いてきている。 スーパー(店長) お客様の様子 ・来客数、買上点数、客単価共に回復しており、ステーキやマ グロなどの高単価商材の動きも良い。日本経済全体の成長が 一般消費者にも波及し、消費の増加につながりつつある。 住関連専門店(店 員) 販売量の動き ・ボーナス支給によって高単価の商品が売れている。 やや悪くなて いる 観光型旅館(経営 者) お客様の様子 ・桜の開花時期を除けば、稼働率が落ち込み、客単価も下がっ ているなど、客は買い渋りの動きを強めている。 その他専門店[食 品](経営者) 販売量の動き ・外食関連ではあまり売上の変化はみられないが、仕入価格 の高騰で利益の確保が難しくなっている。 美容室(店長) 販売量の動き ・客の節約志向が高まり、プラスアルファの消費が減少してい る。また、多めに購入するという動きも少なくなっている。 近畿
  • 37. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 近畿の景気動向 近畿 37 ◆近畿の景気動向の特徴要因 ・近畿は53.6と全国平均を上回って比較的好調ではあるが、特徴は「国内消費環境」、 「消費者動向・心理」 と「観光」である. ・ 「国内消費環境」は“高単価の商品”、 「消費者動向・心理」は、“来客数”、“買い上げ点数”、“高価格商品”等の増加がある. ・「観光」は、“インバウンド効果“で、中国、韓国からの宿泊客の増加で、時計や化粧品以外にも広がっている. Dual ComBine Analysis 近畿DI:53.6 (全国平均+3.2)
  • 39. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・景気回復は順調に進んでいる。これといった悪材料もなく、景気は少し良い方向に向かっている。(やや良く なっている・一般レストラン) ・テレビ等で景気回復の兆しを報道するが、地方ではその兆しは見えない。実質的な所得向上がないためと感じ る。(変わらない・一般レストラン) ・地方では株高やベースアップによる景気浮揚感はなく、当店でもなかなか高額品の購入に至らない。都市部と 地方では景気のスケールも変動要因も違うので、画一的な景気対策を実施しても地方経済の浮揚は難しい。 (変わらない・その他専門店) ・プレミアム付商品券が出まわり、少しではあるが客数増加に貢献している。(変わらない・商店街) ・地元では相変わらず低調な景況が続いている。先月、我が商店街の総会を開催したが、商店街の疲弊から赤 字に転落した。(変わらない・一般小売店) ・野菜の高騰が続き、家計への影響が大きく、ますます消費者の購買意欲が低下している。メディアは東京の景 気は良いと報道するが、地方の現状は厳しい。(やや悪くなっている・衣料品専門店) 景気影響要因とキーワード ・景気回復(景気回復、景気回復の兆し)・地方性(地方で、地方経済、地方の現状)・地域経済(プレミアム付商 品券、商店街の総会、商店街の疲弊) 中国の景気動向 中国 ◆中国の景気動向 ・中国はほぼ全国平均をやや下回る形で推移しているが、49.6と先月比大きくダウンし、全国平均からも0.8ポイント下回った、 ・景気回復は、プレミアム付商品が出回り、すこしではあるが客数増加があるが、他にこれと言った材料は無い. ・野菜の高騰は家計への影響が大きい、メディアは東京の景気は良いと報道するが、地方の現状は厳しい 39 Dual ComBine Analysis 中国DI:49.6 (全国平均-0.8)
  • 40. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 中国の景気動向 中国 ◆中国の家計ジャンル別景気動向 ・家計ジャンルとして、「サービス」がDI.60と良いが、「住宅」のDI.が40.0を割り込んでおり、全体として全国平均を1.5pも下回った. ・ 良くなっているのは、「ホテル」関係で、外国人や欧米の宿泊客関係で.国内の団体客も徐々に増えてきた. ・ 良くないのは「住宅」関連で、“耐震補助金制度”の依頼もなく、6月に入り急激に減少している.バス利用客も日帰りが多い. 40 良く なっている 競艇場(職員) 販売量の動き ・6月下旬に開催したSG競走で約93億円の売上を確保 できた。 やや良く なっている 観光型ホテル(支配人)販売量の動き ・外国人旅行客を中心に宿泊が好調であり、国内の団 体旅行客も徐々に増えてきた。 都市型ホテル(企画担当)来客数の動き ・欧米等の海外からの宿泊客が好調に推移している。 企業宴席件数も若干増えている。レストラン部門では高 単価店舗の客数は伸び悩んでいるが、全体では客数 が若干増えている。 やや悪く なっている 設計事務所(経営者)お客様の様子 ・新年度に入り、住宅の耐震改修等補助金制度が始 まったが、客からの依頼はほとんどない。 住宅販売会社(営業担当)来客数の動き ・5月までは客からの問い合わせも多かったが、6月に 入り急激に減っている。 悪く なっている その他専門店[海産物](経営者)来客数の動き ・来店客が激減している。特にバス新料金制度の影響 により、バス利用の日帰り団体客の減少が目立つ。 Dual ComBine Analysis 中国DI:49.6 (全国平均-0.8)
  • 41. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 中国の景気動向 中国 41 ◆中国の景気動向の特徴要因 ・中国は49.6と下降して、全国平均を0.8ポイント下回っているが、特徴は「季節指数要因」と、 「消費者動向・心理」 である. ・ 「季節指数要因」は“エアコン”、 “ギフト商戦”、“夏のバーゲンセール”等であるが、景気にはいずれも「変わらない」である. ・ 「消費者動向・心理」は、“野菜の高騰“が生活を圧迫したり、”住宅関連”では、落ち込みが大きい. Dual ComBine Analysis 中国DI:49.6 (全国平均-0.8)
  • 42. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 四国 42 Dual ComBine Analysis 四国DI:49.6 (全国平均-0.8)
  • 43. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・大手だけでなく、地元の建設会社でも、仕事が飽和状態になっている会社が複数ある。(やや良くなっている・設 計事務所) ・6月は前年と比べ、新車受注は横ばい、登録も伸びていない。7月から新車投入があるため、期待している。(や や良くなっている・乗用車販売店) ・週末を中心に、インバウンド観光客を含め多くの人でにぎわっており、消費マインドは高まっていると感じる。ただ し、商品構成、業種・業態により、売上の好不調は大きく分かれて、事業者間での業績格差が広がっている。(や や良くなっている・商店街) ・賞与の支給額に企業間格差が広がり、賞与の結果が客の消費に対する考え方にも反映されているように感じる 。(変わらない・乗用車販売店) ・新商品が出そろい、当面は一定の販売量が見込めるだろう。(変わらない・通信会社) ・天候や気温に大きく左右される。梅雨に入り、再び売上が前年割れしている。(変わらない・コンビニ) ・月前半は客数も少なく、繁華街を歩く人も少なかった。天候の回復や夜市が始まった後半は人出も多く、来店数 も伸びた。(変わらない・一般小売店) ・国内個人旅行は堅調であるが、単価の高いロング方面を中心に海外個人旅行が回復していない。(変わらない・ 旅行代理店) ・四国霊場開創1200年記念行事が5月で終わったため、6月はお遍路客が大きく減少した。お遍路客の収入が大 きかったためその影響が大きく、街に出てもそんなに動いていないことから、しばらく厳しい状況が続くだろう。(や や悪くなっている・タクシー運転) 景気影響要因とキーワード ・地域イベント(お遍路客、お遍路客の収入)・企業状況(企業間格差、会社)・新製品・サービス(新車、新商品)・ 天候(天候、気温、梅雨、天候の回復)・観光(海外個人旅行、インバウンド観光客) 四国の景気動向 四国 ◆四国の景気動向 ・四国は、49.6と先月比大きくダウンし、全国平均からも0.8ポイント下回った、 ・ “建設会社”が良く、週末の“インバウンド観光客”も良い、また、“新車投入”にも期待があるが、“企業間格差”が広がっている. ・“梅雨入り”に伴って前年割れしたが、“天候”が回復した後半は回復してきたが.四国霊場記念行事も終わり、厳しさが続く. 43 Dual ComBine Analysis 四国DI:49.6 (全国平均-0.8)
  • 44. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 四国の景気動向 四国 ◆四国の家計ジャンル別景気動向 ・家計ジャンルとして「住宅」関連がDI.75と非常に良く、他のジャンルも50.0で全体として全国平均を1.0下回った所に留まった. ・ 良くなっているのは、「住宅」関係で、70.以上で、大手だけでなく地元の企業も飽和状態.コンビニやタクシーにまで広がって いる. ・その他のジャンルは軒並み下降気味で、車は軽自動車の増税効果が続いており、消費者は飲料関係も厳しい. 44 やや良く なっている コンビニ(店長)お客様の様子 ・建設業関係者の来店が増え、今月の売上は先月 に比べて8ポイント増加している。 タクシー運転手お客様の様子 ・乗車人数等は3か月前とほとんど変わりないが、 売上は約1割増加している。また、タクシーチケット の利用頻度が高く感じる。 設計事務所(所長)それ以外 ・大手だけでなく、地元の建設会社でも、仕事が飽 和状態になっている会社が複数ある。 やや悪く なっている 乗用車販売店(営業担当)販売量の動き ・1~3月に軽自動車増税の駆け込み需要が起こ り、その反動減が4月以降続いている。 タクシー運転手来客数の動き ・四国霊場開創1200年記念行事が5月で終わった ため、6月はお遍路客が大きく減少した。お遍路客 の収入が大きかったためその影響が大きく、街に出 てもそんなに動いていないことから、しばらく厳しい 状況が続くだろう。 悪く なっている 一般小売店[酒](販売担当)お客様の様子 ・料飲店への納品が減少している。消費者の財布 のひもが固く、ディスカウント商品でないと売れな い。 Dual ComBine Analysis 四国DI:49.6 (全国平均-0.8)
  • 45. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 四国の景気動向 四国 45 ◆四国の景気動向の特徴要因 ・四国は50.0と下降して、全国平均を1.0ポイント下回っているが、特徴は「天候」と、 「国内経済環境」 である. ・ 「天候」は“梅雨”で駆け込み客が増えた理容院がある反面、 梅雨で前年割れの“コンビニ”や“ゴルフ場”の来客の減少がある. ・ 「国内経済環境」は、“建設“は大手や地元の会社でも仕事は好調、軽自動車の増税の影響で、4月以降減少が続いている. Dual ComBine Analysis 四国DI:49.6 (全国平均-0.8)
  • 47. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・毎日の雨で来店客は少ないが、以前より販売量が増え、売上も随分改善してきた。(やや良くなっている・その他 小売の動向を把握できる者) ・プレミアム付商品券が発行されており、その影響で来客が増えている。(やや良くなっている・一般レストラン) ・チラシ等の広告の効果がほとんど出ない状況が続いている。(変わらない・家電量販店) ・長雨の影響により全国の産地で野菜の生産・出荷が少なく、相場がかなり高騰している。梅雨は売上が伸びにく いということもあり、ダブルパンチとなっている。(変わらない・一般小売店) ・競合の出店による影響が若干見受けられる。(やや悪くなっている・百貨店) ・今月は、天候の変化が激しかった。当商店街の主な客は高齢者だが、彼らは雨の日は近くのコンビニエンススト アで用を済ませることが多い。(変わらない・商店街) ・前年の消費税増税による買い控えの反動もあり、3か月前と比べると消費者は購買意欲はある。しかし、アパレル のテナントへのヒアリングではセール待ちの客が多く、実売に結びついていないとのことである。登山トレッキング 用品店は火山噴火の影響等で非常に厳しい状況だ。飲食については近隣競合施設の工事閉鎖の影響で好調 だが、一過性のものと判断している。(変わらない・百貨店) 景気影響要因とキーワード ・広告(広告の効果、チラシ)・人口形態(少子高齢化、高齢者)・災害(火山噴火の影響)・天候(雨、雨の影響、梅 雨、長雨)・地域経済(競合の出店、プレミアム付商品券) 九州の景気動向 九州 ◆九州の景気動向 ・九州は、48.8と2月から連続ダウンし、全国平均と比べても1.6ポイント下回った. ・ “プレミアム付商品”の影響がレストラン等で出ている.毎日の“雨”で小売店への来客は少ないが、売上は改善している. ・“商店街の主な客は高齢者”で、雨の日は、近くのコンビニで用を済ませる.火山噴火や、長雨で野菜が高騰しダブルパンチ. 47 Dual ComBine Analysis 九州DI:48.8 (全国平均-1.6)
  • 48. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 九州の景気動向 九州 ◆九州の家計ジャンル別景気動向 ・家計ジャンルとして「住宅」関連がDI.75と非常に良く、他のジャンルも50.0で全体として全国平均を1.0下回った所に留まった. ・ 良くなっているのは、「住宅」関係で、仕事量も増加し、一般的な物件は鈍いが、高額物件の問い合わせが増えている. ・ただ、“飲食”や“サービス”ジャンルは軒並み下降しており、“スナック”やつぶれる“美容室”も増えている. 48 良く なっている 商店街(代表者)来客数の動き ・4月に駅ビルがオープンし、その後、美術館もできた ので、3か月前に比べると商店街の来街者はかなり増 えてきている。ただ、なかなか売上に結びついてはい ない。状況としてはどちらとも言えないが、3か月前に 比べるとかなり良くなっているようだ。 やや良く なっている 設計事務所(所長)販売量の動き ・仕事量が増えていて、引き合いも増えている。 住宅販売会社(従業員)競争相手の様子 ・不動産仲介への問い合わせが非常に増えてきてお り、物件によっては動きが良い。高額物件に対する問 い合わせが増えており、一般的な物件については動き が鈍いという状況である。 悪く なっている 一般小売店[生花](経営者)販売量の動き ・6月は、卒業式や母の日などの花の需要があるイベ ントが少なく、単発の注文も取ることができずに、例年 通り厳しい月となった。これから先、暑くなるので、さら に厳しくなる。 スナック(経営者)来客数の動き ・同業者、仕入れ先ともに今月に入ってからの売上が 悪いという声を聞く。 美容室(経営者)来客数の動き ・今まではやや悪くなっているぐらいだったが、最近は さらに客が減っている。価格が安い競争相手が増えた こともあるが、他のサービス業もどこもひまなようだ。つ ぶれる美容室も増えておりおり、景気は悪くなってい る。 Dual ComBine Analysis 九州DI:48.8 (全国平均-1.6)
  • 49. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 九州の景気動向 九州 ◆九州の景気動向の特徴要因 ・九州は48.8と下降して、全国平均を1.6ポイント下回っているが、特徴は「天候」と、 「国内経済環境」 である. ・ 「天候」は、“百貨店”、 “家電店”、“商店街”の来客を落とし、”ゴルフ場“も前年を上回る予約があったが実働に至らなかった. ・ 「国内経済環境」は、“建築関係”で仕事量も増加し、“住宅販売”では一般的な物件は鈍いが、高額物件の問い合わせが増加. 49 Dual ComBine Analysis 九州DI:48.8 (全国平均-1.6)
  • 50. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 沖縄 50 Dual ComBine Analysis 沖縄DI:53.7 (全国平均+3.3)
  • 51. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 地域の代表的な景気動向を説明する文章(関係するキーワードを赤表示) ・賃貸マンション、金融機関の支店等の大型建築案件の契約を控えており、受注高に関しては順調に推移して いる。(やや良くなっている・住宅販売会社) ・空梅雨で暑さが続き、飲料やアイスを中心に売上は伸びている。コンビニにとっては好条件が続いている。(変 わらない・コンビニ) ・相変わらずインバウンド、海外観光客の購買意欲は強い。(変わらない・一般小売店) ・周りの客の様子、飲食回数を見てみると相変わらず高付加価値の食材を使った目玉メニューを原価割れする 程の低価格で販売する店や、トレンドの店に集中している。かなり浮き沈みも激しく、当たると一気に店舗を増や す店があり、トレンドに合わなくなって閉める老舗も増えてきている。(やや悪くなっている・その他飲食) ・まだ新しい中部の大型ショッピングモールの方へ客や消費が流れている。特に婦人衣料等が影響を受けてい る。小型店では値段を落とすのも限度がある。大型店は値段をうまく調整しているので、小さい小売店は大変な 危機に立たされている。(悪くなっている・商店街) 景気影響要因とキーワード ・季節商品(アイス、飲料)・観光(インバウンド、海外観光客の購買意欲)・住宅・不動産・建設(大型建築案件 の契約、賃貸マンション)・地域経済(大型店、大型ショッピングモール)・高級志向(高付加価値の食材) 沖縄の景気動向 沖縄 ◆沖縄の景気動向 ・沖縄は、53.7と5月から大きくダウンしたが、全国平均に比べ,3.3ポイント上回っている. ・ “住宅”関連が、“賃貸マンション”や、金融機関の支店等の大型建築案件の契約を控え、順調に推移している. ・“インバウンド”はあるものの、大型ショッピングモールに押され、“商店街”の、特に“婦人衣料の小売”は、危機に立たされている. 51 Dual ComBine Analysis 沖縄DI:53.7 (全国平均+3.3)
  • 52. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 沖縄の景気動向 沖縄 ◆沖縄の景気動向 ・“小売”と“サービス”ジャンルは若干良くなっているが、“飲食”ジャンルは、25ポイントと、急激に下落している.(ただしデータが少 ない) ・“小売”は、駅ビルのオープンや美術館もでき、来街者が増加しているが、なかなか売上には、結びつかない. ・“飲食”では、鮮魚店は「何を食べているのか」と言うほど売れない、スナックも悪くなっており、仕入れ先も今月になって落ちている. 52 良く なっている 商店街(代表者) 来客数の動き ・4月に駅ビルがオープンし、その後、美術館もできたの で、3か月前に比べると商店街の来街者はかなり増えて きている。ただ、なかなか売上に結びついてはいない。 状況としてはどちらとも言えないが、3か月前に比べると かなり良くなっているようだ。 やや良く なっている 一般小売店[精肉](店員)販売量の動き ・飲食店向けの卸売、個人客向けの小売が共に好調で ある。 一般小売店[鮮魚](店員)お客様の様子 ・小売業者同士で話していると、「みな、何を食べている のだろうか」という会話になる。それほど小売で食料品 が売れてないようだ。 悪く なっている 一般小売店[生花](経営者)販売量の動き ・6月は、卒業式や母の日などの花の需要があるイベン トが少なく、単発の注文も取ることができずに、例年通り 厳しい月となった。これから先、暑くなるので、さらに厳し くなる。 スナック(経営者) 来客数の動き ・同業者、仕入れ先ともに今月に入ってからの売上が悪 いという声を聞く。 美容室(経営者) 来客数の動き ・今まではやや悪くなっているぐらいだったが、最近はさ らに客が減っている。価格が安い競争相手が増えたこと もあるが、他のサービス業もどこもひまなようだ。つぶれ る美容室も増えておりおり、景気は悪くなっている。 Dual ComBine Analysis 沖縄DI:53.7 (全国平均+3.3)
  • 53. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 沖縄の景気動向 沖縄 53 ◆沖縄の景気動向の特徴要因 ・沖縄は53.7と下降したが、全国平均を3.3上回っており好調組、特徴は「季節商品」と、「観光」、「消費者動向・心理」. ・ 「季節商品」、 「天候」は、“百貨店”、 “家電店”、“商店街”の来客を落とし、”コンビニ“では、・空梅雨で暑さが続き、飲料や アイスを中心に売上は伸びている. ・ 「国内経済環境」は、“建築関係”で仕事量も増加し、“住宅販売”では一般的な物件は鈍いが、高額物件の問い合わせが増 加. Dual ComBine Analysis 沖縄DI:53.7 (全国平均+3.3)
  • 54. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 54 Dual ComBine Analysis 2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 北海道 46.3 48.7 51.9 55.8 53.2 53.2 東北 42.5 46.0 49.1 51.6 53.0 48.6 北関東 41.2 44.6 47.1 51.1 50.4 47.4 南関東 43.6 49.6 50.0 53.1 55.4 51.9 東海 45.4 47.2 48.0 51.5 53.2 48.8 北陸 45.1 50.8 56.3 59.3 59.3 51.5 近畿 47.4 52.3 54.1 55.0 53.4 53.6 中国 41.0 46.8 50.9 51.6 53.6 49.6 四国 44.6 49.6 49.6 49.6 50.4 49.6 九州 42.0 47.8 53.8 55.0 52.9 48.8 沖縄 45.4 51.0 50.0 51.9 55.8 53.7 全国 43.9 48.4 50.9 53.2 53.6 50.4
  • 55. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 沖縄DI:53.7 季節商品、観光、住宅・不 動産・建設、税金・社会保 障、地域経済、高級志向 北海道DI:53.2: 農業・農産物・漁業、景気回復、 国際環境、地域イベント 近畿DI:53.6 税金・社会保障、経済格差・二極化、 高級志向、国際環境、季節商品、観 光、人口形態(少子高齢化) 九州DI:48.8 広告、人口形態(少 子高齢化)、災害 南関東DI:51.9 高級志向、税金・社会保障、経済格差・二極 化、国際環境、季節商品 四国DI:49.6 地域イベント、企業状況、新製 品・サービス 東海DI:48.8 天候、節約志向、人口 形態(少子高齢化)、地 域イベント、企業状況 中国DI:49.6 景気回復、地方 性 北陸DI:51.5 北陸新幹線、地域経済、新 製品・サービス、農業・農産 物・漁業、住宅・不動産・建設 東北DI:48.6 災害、広告、農業・農産物・漁業、 節約志向、地方性 北関東DI:47.4 災害、地方性、企業状況、北陸新幹線 地域と関係の深い景気影響要因 景気影 響要因 ◆各地域と関係の強い景気影響要因。(地域ごとに景気に関係する要因が異なる) ・全国平均を上回っている北海道、近畿、南関東に共通する景気影響要因は、“国際環境”で、日本へのインバウンド効果である. ・沖縄には“観光”が入っており、北陸には、“北陸新幹線”が入っていて、これらの地域も、地域へのインバウンド効果である. ・低調組みの東北、北関東には“災害”が入っており、九州にも、噴火による災害が入っている. ・北日本では、“農業・漁業”に関係がつよく、西日本では“少子高齢化”との関係が強い. ・大都市圏の近畿、南関東では、“税金・社会保障”、“経済格差・二極化”と“高級化”等との関係が特徴となっている. 全国共通:50.4 季節指数要因、国内経済 環境、消費者動向・心理 55 Dual ComBine Analysis
  • 56. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 国内経済環境に関係する景気動向説明文 ・円安にともなう物価の高騰が不景気感を助長している。(変わらない・高級レストラン) ・軽自動車税増税以降、受注量が少し落ち込んでいる。(変わらない・乗用車販売店) ・昨年の6月は消費税増税の反動も和らいでいたため、4~5月と比較すると今月は前年からの落ち幅が大き くなっており、今期3か月間の客の動向に変化は感じられない。新商品発売時期でもあるが、年々予約状況も 減っている。(変わらない・自動車備品販売店) ・食料品のみならず、円安の影響による値上げラッシュや、一部の大手企業の不振や不正など、景気に水を 差す情報があふれている。賃金上昇や株価上昇などが報じられているが、量販店の客はその恩恵をあまり受 けない層が中心であるため厳しい。(変わらない・スーパー) ・消費税増税から1年以上が経過したが、戸建て住宅の引き合いが減少した状態が変わらない。(変わらない・ 設計事務所) ・前年の消費税増税による買い控えからは回復傾向にあり、ようやく一昨年のレベルで推移している。比較的 付加価値の高い高額商品の動きが良い。(変わらない・スーパー) ・4月以降、仕事量が大幅に減っている。全体的に景気が良いようにいわれているが、末端にまで伝わってい ない。特に、建築、建設関係は依然として人手不足のうえに仕事量が少ない。(やや悪くなっている・設計事務 所) ・円安による輸入原材料の価格上昇は、物価上昇を更に加速させている。当店でも止むを得ず値上げを実施 し、その結果、客の購買意欲が低下するという状態になっている。この状態からは、すぐには抜け出せそうにな い。(やや悪くなっている・一般小売店) ・1~3月に軽自動車増税の駆け込み需要が起こり、その反動減が4月以降続いている。(やや悪くなっている ・乗用車販売店 全国の景気動向まとめ 全国景 気動向 ◆全国共通の景気影響要(国内経済環境について)確認 ・全国共通の景気影響要のうち、“国内経済環境”が主要で特徴的なファクターである. ・関連するキーワードのうちほとんどは景気動向には中立であって、好影響と相関があるキーワードは無い. ・悪影響と相関があるのは、円安、軽自動車増税、人手不足、物価上昇、輸入原材料の価格上昇、消費税、円安の影響である. ・ ・ 国内経済環境に関係するキーワード 円安、物価の高騰、増税、軽自動車税、軽自動車増税、人手不足、物価上昇、輸入原材料の価格上昇、消 費税、円安の影響、株価上昇 56 Dual ComBine Analysis 全国共通:50.4 季節指数要因、国内経済 環境、消費者動向・心理
  • 57. 家計動向・心理に関係する景気動向説明文 ・日が伸びたこともあり、人の活動時間が長くなり、来客の動きは活発である。(良くなっている・コンビニ) ・来客数はやや減少しているものの買上単価が上昇し、結果として前年並みの売上が維持できている。高級時計と紳士服の 動きが良く、富裕層の購買活動が活発になっている。その一方、アパレルの中間の価格帯が不調で、特に、婦人衣料の二極 化が進んでいる。(やや良くなっている・百貨店) ・6月の平均単価は、前月同様に前年比5%増加で推移しているが、買上点数は前年割れが続いている。しかし、来客数は 前年並みであるので、全体としてはやや持ち直している感がある。ただし、売上の前年比推移は地域格差と売場規模での格 差があるため、全体としての景気の傾向に変化は無いように見受けられる。(変わらない・スーパー) ・客の買上単価は、先月より若干良くなっているが、食品、菓子、雑貨での販売量が増えているからであり、生鮮品について はシビアな買物をしている。(変わらない・スーパー) ・4月以降、来客数は前年を上回るようになったものの、6月の客単価はマイナス2%前後で推移している。(変わらない・百貨 店) ・今月は新しい駅ビルがオープンしたのである程度期待していたが、期待よりも客の動きが悪いようで、売上も伸びなかった。 また夜の繁華街も相変わらず客が少ない。(変わらない・タクシー運転) ・食品等も含めて値上がりする商品が目白押しで、客の反応も厳しい。値上げの動きは客足に影響し、物流の停滞等の問題 にも波及している。(やや悪くなっている・家電量販店) ・来客数が少なく、販売量、客単価ともかなり下落している。(やや悪くなっている・衣料品専門店) ・周りの客の様子、飲食回数を見てみると相変わらず高付加価値の食材を使った目玉メニューを原価割れする程の低価格で 販売する店や、トレンドの店に集中している。かなり浮き沈みも激しく、当たると一気に店舗を増やす店があり、トレンドに合わ なくなって閉める老舗も増えてきている。(やや悪くなっている・その他飲食) ・タクシーの運行本数が前年を下回る状態が続いている。特に昼間の乗客の減少が著しい。客の消費マインドは、購入対象 の商材によって大きな差があり、生活費の倹約を感じる。(悪くなっている・タクシー運転) ・6月は年間でも来客が見込める月であるが、今年の来客数は前年の85%と期待はずれである。特に週末の土日の来客数が 前年の80%と少ない。(悪くなっている・乗用車販売店) 全国の景気動向まとめ 全国景 気動向 ◆全国共通の景気影響要(家計動向・心理について)確認 ・全国共通の景気影響要のうち、“家計動向・心理”が主要で特徴的なファクターである. ・関連するキーワードで中立が多いが、好影響と相関があるのは、人の活動時間、客の動き、買上単価、富裕層の購買活動である. ・悪影響と相関があるのは、客の反応、客足、来客数、客単価、客の様子、タクシーの運行本数、昼間の乗客、消費マインドである. 家計動向・心理に関係するキーワード 消費マインド、タクシーの運行本数、客の消費、昼間の乗客、来客数、買上点数、平均単価、客の動き、人の活動時間、買上 単価、客の買上単価、富裕層の購買活動、中間の価格帯、客足、客の反応、客単価、夜の繁華街、客の動き、客の様子 ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 57 Dual ComBine Analysis 全国共通:50.4 季節指数要因、国内経 済環境、消費者動向・ 心理
  • 58. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 季節指数要因に関係する景気動向説明文 ・今月に入り、宝飾時計、ブランド品などの高額商材に動きが出てきているものの、苦戦が続いている婦人服は まだ回復しきれていない。また、お中元に関しては、ギフトセンターにおいて客1人当たりの配達件数が増加傾 向にあり、ここ2年間はマイナス傾向であった客単価が上昇している。そのため、前々年の数字と比較しても売 上は増加している。(やや良くなっている・百貨店) ・販売量や客が落とすお金の金額をみても、景気が良くなっているとは全く感じられない。ただ、北海道という土 地柄、例年、4~5月が盛り上がって6月が夏枯れで落ち込む時期であるため、全体としては変わらない状況に ある。(変わらない・乗用車販売店) ・月前半は好調に推移し、売上は前年比で2けた増の勢いであったが、父の日が曜日巡りの関係で月後半に ずれたため、紳士衣料を中心に前年を割り込んだ。一方、月後半はクリアランスセールの後ずれや、土日が前 年よりも2日減ったことなどが大きく影響している。(変わらない・百貨店) ・6月の売上は前年の98%の見込みである。これは7月にクリアランスセールがずれた影響であり、2か月間トー タルではほぼ前年並みの売上になりそうである。(変わらない・百貨店) ・賞与の支給額に企業間格差が広がり、賞与の結果が客の消費に対する考え方にも反映されているように感じ る。(変わらない・乗用車販売店) ・お中元商品の早期受注は、今一つ数字が伸びない。客の様子では、自分や家族に対する消費はするが、友 人へのプレゼントや企業での付き合いの贈答品等、他人に対する消費が少なくなっている。(やや悪くなってい る・一般小売店) ・6月に入ってから、セール待ちの声が多くなった。梅雨の時期に入り、暑かったり寒かったりする日が続いたた め、夏物が去年より動きが悪かった。月末に優待セールを実施したが、定価品を割引したものより、セール投入 したものの売行きが良い傾向だった。(やや悪くなっている・百貨店) ・6月は、卒業式や母の日などの花の需要があるイベントが少なく、単発の注文も取ることができずに、例年通り 厳しい月となった。これから先、暑くなるので、さらに厳しくなる。(悪くなっている・一般小売店) 全国の景気動向まとめ 全国景 気動向 ◆全国共通の景気影響要(季節指数について)確認 ・全国共通の景気影響要のうち、“季節指数”が主要で特徴的なファクターである. ・関連するキーワードで中立が多いが、好影響と相関があるのは、中元だけである. ・悪影響と相関があるのは、お中元商品の早期受注、セール待ちの声、優待セール、卒業、母の日等である. 全国DI:51 季節指数要因に関係するキーワード 落ち込む時期、中元、ギフト商戦、お中元商品の早期受注、セール待ちの声、優待セール、クリアランスセール、 父の日、賞与の支給額、卒業、母の日 58 Dual ComBine Analysis 全国共通:50.4 季節指数要因、国内経 済環境、消費者動向・ 心理
  • 59. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 内閣府のまとめ 3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、51.0となった。企業動向関連のDI が上昇したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を2.3ポイン ト下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を5か月連続で上回った。 【参考】内閣府による全国の景気動向まとめ 内閣府 の まとめ 内閣府の公式まとめは以下の通り:http://www5.cao.go.jp/keizai3/2015/0708watcher/bassui.html ・6月の現状判断DIは、前月比2.3ポイント低下の51.0となった。 ・家計動向関連DIは、小売関連が低下したこと等から低下した。企業動向関連DIは、製造業が上昇したこと等か ら上昇した。雇用関連DIは、低下した。 ・6月の先行き判断DIは、前月比1.0ポイント低下の53.5となった。 ・企業動向関連DIは上昇したものの、家計動向関連DI及び雇用関連DIは低下した。 ・今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いている。先行きについ ては、物価上昇への懸念等がみられるものの、夏のボーナス、外国人観光需要、プレミアム付商品券への期待等がみ られる」とまとめられる。 全国総合DI:51 全国家計動向関連DI:50.4 59 Dual ComBine Analysis
  • 60. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向まとめ 資 料 60 Dual ComBine Analysis
  • 61. ©2015 Data Cake Baker Corporation. All rights reserved. 全国の景気動向の構成 景気ウ オッチャ ー調査 調査の目的:地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々の協力を得て、地域ごとの景気動向を的 確かつ迅速に把握し、景気動向判断の基礎資料とすることを目的とする。 対象地域:北海道、東北、北関東、南関東、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄の11地域。 調査客体:家計動向、企業動向、雇用等、代表的な経済活動項目の動向を敏感に反映する現象を観察できる業種 の適当な職種の中から選定した2,050人を調査客体とする 調査期間:毎月、当月時点であり、調査期間は毎月25日から月末である。 調査事項:景気の現状に対する判断(方向性) 、その理由 、および追加説明及び具体的状況の説明 調査客体数:平成13年8月調査以降は2,050人(全国11地域) DIの算出方法 :景気の現状、または、景気の先行きに対する5段階の判断に、それぞれ以下の点数を与え、 これらを各回答区分の構成比(%)に乗じて、DIを算出している。(下記やや悪くなっている:2.5は誤り?) 地域 都道府県 調査客体 有効 回答客体 1 北海道 北海道 130 116 0.89 2 東北 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、新潟 210 210 1.00 3 北関東 茨城、栃木、群馬、山梨、長野 200 175 0.88 4 南関東 埼玉、千葉、東京、神奈川 330 300 0.91 5 東海 静岡、岐阜、愛知、三重 250 221 0.88 6 北陸 富山、石川、福井 100 98 0.98 7 近畿 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 290 250 0.86 8 中国 鳥取、島根、岡山、広島、山口 170 164 0.97 9 四国 徳島、香川、愛媛、高知 110 89 0.81 10 九州 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島 210 192 0.91 11 沖縄 沖縄 50 41 0.82 全国 2,050人 1,856人 0.91 評価 良くなっている やや良くなっている 変わらない やや悪くなっている 悪くなっている 評価 良くなる やや良くなる 変わらない やや悪くなる 悪くなる 評価 (良い) (やや良い) (どちらともいえない) (やや悪い) (悪い) 点数 1.0 0.8 0.5 0.25 0.0 61 Dual ComBine Analysis