Synopsis
- 3. [ 映画の主題 ]
● コミュニケーション
声を出ない男と耳が聞こえない女のコミュニケーション
● 非言語(発話音声以外の伝達手段)による意思疎通の成立
男と女のコミュニケーションの成立
● 非言語(発話音声以外の伝達手段)による意思疎通の不成立
男と女のコミュニケーションの不成立
男と女とそれ以外の他人のコミュニケーションの不成立
● コミュニケーションの必要条件
- 4. [ 映画の概要 ]
● 声がでるにも拘らず他人と話をしようとしない(伝える努力をし
ない)独りよがりな男は、徐徐に発音する意志だけでなく、発音す
る能力を失う。
しかし男は気にせず、「周囲が自分に対して難聴なのだ」という姿
勢を崩さない。
● 声を失っていく男の「声」を聴く(聴こうと努力する)女が現れ
、男は女とコミュニケーションをする。
二人だけのルールを決め非言語によるコミュニケーションをする。
男は声を失う。
● 男の「声」を聞くことができる女が卒倒し、男は周囲に助けを求
める。
しかし男の「声」は誰にも届かない。
医者に行き、たくさんの非言語伝達手段と、たくさんの時間を使っ
て医者に事情を説明する。
● 卒倒した女のもとに駆けつけた男と医者。男が非言語で女に呼び
かける
が反応がない。
男が腹一杯に空気を吸って思いを女にぶつけようとする。
男はとうとう声がでる。
- 5. [ 登場人物 ] (計 20 人程度)
●[ 主人公 ] 男( 1 人):梔(クチナシ)
●[ ヒロイン ] 女( 1 人):希子英(キコエ)
●[ メイン脇役 ] 男( 1 人):水口(ミズグチ)
●[ サブメイン脇役 ] 男( 4~5 人):悪党、友人群
●[ サブメイン脇役 ] 女( 2~3 人):友人群
●[ その他 ] 男女( 10 人弱):エキストラ
- 7. [ 題材 ]
● 三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)
・見ざる -> 医者
・言わざる -> 主人公
・聞かざる -> キコエ
● 『ライ麦畑でつかまえて』
ホールデン・コールフィールド
- 9. [ 因縁 ]
● 物語の序盤、女は紙に描いた絵(非言語)で男を助ける
● 物語の終盤、声が出ない(非言語伝達手段しか使えない)男は
序盤に使われた方法と道具で女を助ける