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九州シェアリングサミット2018[第1セッション(鶴岡)]

  1. 地域課題を解決する 「モビリティ・シェアリング」の可能性 ~ 熊本地域でのモデル事業を事例として ~ 2018/5/12 Fukuoka Growth Next
  2. ● 鶴岡 良一 九電テクノシステムズ株式会社 理事 NPO法人イーモビネット 代表理事 くまもとエネルギービジネス推進協議会 理事 ● 所属企業・団体の紹介 1-1.自己紹介 九電テクノシステムズ株式会社 電力会社や社会インフラ向け計測・監視・ 制御システムの開発・製造・販売・エンジニアリング業 NPO法人イーモビネット 次世代モビリティを利活用した、観光振興・まちづくり ・生活サービスの社会実装
  3.  ますます広がっていく生活圏の「移動範囲」  市町村合併等による公共サービスのエリア拡大 ⇒ 生活者はますます不自由に  商業施設の大型化・集中化・郊外化 ⇒ マイカーを前提とした街づくり ⇒ 「シャッター街」の進展と「買い物難民」の増大  「マイカー」に頼れなくなる地方  高齢ドライバーの事故増加  高齢化、認知症対策等による「運転免許返納」問題  核家族化、独居化の進展 1-2.「移動」に関する地方の深刻な課題 人口減少、少子高齢化、公共交通の衰退、産業の衰退、市町村合併 etc・・・ 地方、特に離島・半島や中山間地域などで 生活圏における「移動課題」は深刻な社会問題に
  4. ビジネスとして成り立ちにくい、地方での生活圏移送サービスを どう持続的な事業にしていくか 1-3. 本日お伝えしたいこと 熊本県天草地域での 「スマートモビリティ」実証事業 (九電テクノシステムズ株式会社) 地方観光における2次交通・アクセスの確保 中山間地域における生活の足回り確保 被災地(熊本県益城町)での 「おでかけ支援」事業 (NPO法人イーモビネット) 「モビリティ・シェアリング」をキーワードに2つの事例をご紹介
  5. 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 車両台数 (千台) 0.0 0.0 0.1 0.1 0.1 0.2 0.5 0.6 1.3 3.9 6.5 8.8 12.4 16.4 19.7 会員数 (千人) 0.1 0.5 0.9 1.5 1.7 2.5 3.2 6.4 15.9 73.2 167.7 289.5 465.3 681.1 846.2 2016年度まで 出典:公益財団法人 交通エコロジー・モビリティ財団 Web  カーシェアリングの採算ライン(人口密度など) 細めな「貸し出しステーション」配置の必要性 1ステーション当りの配置車両数の確保  それでも「貸し出し/返却場所」への移動は面倒・・・ そうはいっても、離島・半島・中山間地域などへの普及には、まだまだ課題が多い (参考)拡大するカーシェアリング市場
  6. 【事例紹介①】 天草地域での 「スマート・モビリティ」実証事業
  7. • 人口減少と高齢化が急加速する「課題先進地域」 • 豊かな観光資源に恵まれながらも、地理的ハンディ等によりインバウンドを含めた 観光振興も他の地域から比べると立ち遅れ気味 天草地域 島原市(⾧崎県) ⾧崎市 ⾧島町(鹿児島県) 天草五橋 九州北部 イルカウォッチング 天草陶磁器 天草夕陽八景 キリシタン文化 熊本市 2-1.天草地域について 地域内は鉄道なし、バス は不便、レンタカー会社 も少ない • 天草は「陸つづきの島」であり、 そもそもレンタカー需要が少ない • 生活航路として、フェリーで結ば れている港が多い 港で手軽に借りれる レンタカーがあれば・・ ●富岡港 ●﨑津港 牛深港● ●⿁池港 ●本渡港 ●前島港 ●三角港 【地域における観光振興の課題】 天草地域へのアクセスは「天草五橋」を通じた熊本方面からの 陸上交通へ依存 (インバウンドを含めた観光の広域化に交通 インフラが対応できていない) ⇒ 海上交通の見直しによる、広域観光ルートの開発 天草五橋
  8. 天草エリア天草エリア 三和商船ー 牛深港⇔蔵之元港 EV車両貸し出し 専用カード貸し出し 苓北観光汽船 茂木港⇔富岡港 富岡港(天草郡苓北町) 﨑津漁港 (天草市河浦町) 牛深港 (天草市牛深町) 観光施設・充電設備港の駐車場 2-2.実証事業の概要(H28年度~ 苓北町・天草市) • 富岡、崎津、牛深の各港にカーシェアリング型電気自動車レンタカーを配備し、 観光客に貸出し • 島内の回遊性を高め広域観光ルートの魅力度を向上させるため、 ワンウエイ(乗り捨て)レンタル方式も試行
  9. 2-3.カーシェアリング型レンタルシステムの試行導入 港のEVステーション 専用カードで急速充電専用カードでロック解除 EVに乗り込み ・レンタカー営業所を設置せずに無人での貸し渡し/返却 ・利用者は、港を降りてすぐ借りれる利便性 ⇒ ICTで管理する「カーシェアリング型」のレンタル方式の導入
  10. 富岡港(苓北町)に配備された3台の電気自動車 出発セレモニー風景(2016年11月1日) (参考)富岡港(苓北町)での出発式典の様子(H28.11.1) 出典:熊本日日新聞 (2016年11月2日朝刊)
  11. 遠隔監視 • EV車両にGPS車載器を取り付け、利用者の動向をトレース ⇒ 観光マーケティングに関するデータベースとしての活用 ⇒ 今後は域内の観光事業者や施設とリアルタイムな情報連携も 九電テクノシステムズ GPS車載器による行動モニタリング例 自治体 観光協会 など 2-4.電気自動車・充電設備のネットワーク化によるデータ利用 (左図) ・H28.12月 1泊2日 ・女性40才代、1人旅 (右図) ・H29.1月 1泊2日 ・男性50才代、家族旅行 GPS車載器による行動モニタリング例
  12. 2-5.実証試験の結果 モニター参加者の立寄り地と時間 サンプル(H28.11月 日帰り) 赤枠の数値は立ち寄り時間(分) ※GPS記録おいておよそ5分以上の停車時間を 「立ち寄り」と判断 【利用者行動特性※】 • 「港で手軽に借りれるレンタカー」として利用者にはおおむね好評 • GPS車載器により観光客の行動特性など多くの価値のある情報が得られた • 1日平均66%程度※の時間を施設等に立ち 寄り時間に充てている(充電時間含む) 【アンケート結果※】 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 12.00 0.00 5.00 10.00 15.00 立ち寄り時間(H) 1日の延べ利用時間 一日の利用時間-立ち寄り時間散布図 たまに来る、よく来る 初めて ※)苓北町での実証試験より抜粋 H28.11月~H29.2月までの4か月、 90組、延べ134日(ビジネス等除く)
  13. 【事例紹介②】 熊本県益城町(仮設住宅団地)での 「おでかけ支援サービス」について
  14. 3-1.益城町仮設住宅での 「おでかけ支援サービス」 仮設住宅(熊本県益城町) スーパー 病院 役場 送迎支援 電気自動車 • 日常の買い物や通院を自家用車で送迎支援 • 単に「輸送の提供」のみならず、「移動」そのもの の需要を造り出し、地域内のコミュニケーションを 活発化させ、高齢者・生活者の心身の健全な維 持を支援する
  15. 中山間地域など 交通空白地帯にお住い の高齢者 タクシードライバー 従来のタクシー事業 専用の車両 (緑ナンバー) + 地域の元気なシニア (シニア・ドライブ サポーター) 安全対策などを施した 電気自動車 + サービスの提供者/ 受益者 3-2.「おでかけ支援サービス」が試行する事業モデル 安全・安心・経済的なモビリティの提供 + 地域内の元気なシニアの活用 ⇒ 高齢化が進む地域における新たな社会モデルを志向 共に楽しく 健康維持につとめる ワンペダル (アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置)
  16. 仮設住宅での送迎サービス 導入した小型電気自動車 (参考)益城町「おでかけ支援」の実施状況 出典:熊本日日新聞 (2018年4月21日朝刊)
  17. 何時でも、何処でも、 何処へでも行ける 運行ルート・時間 自由 Flexible 私的移動手段 Private cars 公共交通 Public vehicles マイカー/レンタカー/ カーシェアリング タクシー バス 本移送サービス (おでかけ支援) 3-3.地域交通としての「おでかけ支援サービス」の位置づけ • 目的を限定(生活) • 時間を限定(平日昼間) • ルート・立ち寄り地を限定 安全・安心・経済性の担保 固定 Fixed
  18. まとめ
  19. ① 駐車場所のシェア ② ドライバーのシェア 「単なる」クルマをシェアするだけでは、地方における移送サービスの経済性は担保できない 4-1.2つの事例を通じた「シェアモデル」のポイント ③ 車両の時間シェア 指定日 【移動支援サービス】 指定日以外・土日 【観光向け カーシェアリング】 ④ 「情報」のシェア 食事処 観光施設 GPS位置情報 観光施設等 自治体 観光協会 など 利用者の交通行動を リアルタイムに配信 統計・分析 地域の元気なシニア など
  20. 「モビリティ・シェアリング」 Not Car Sharing But Mobility Sharing!! クルマのみならず、場所、時間、人、情報のシェアリングにより、経済性・持続性を担保する 4-2.今後の展開 地方、特に離島・半島や中山間地域などにおいて、ビジネスとして成り立ちにくい 移動サービス(生活圏移動・観光客の2次交通)をどう持続的な事業にしていくか 地方観光における2次交通・アクセスの確保 中山間地域における生活の足回り確保 公共交通 パーソナルな乗り物 マイカー レンタカー カーシェアリング 更には、公共交通でもマイカーでもない、「第三の地域交通」を実現する 第三の地域交通
  21. お問い合わせは info@e-mobinet.jp ご清聴ありがとうございました。 ワンペダル アクセル/ブレーキ踏み間違い防止装置 http://www.onepedal.co.jp NPO法人イーモビネット http://www.e-mobinet.jp
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