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財務局プレゼンテーション
- 5. 主要なソフトウェアにおける日本製品 オペレーティングシステム(OS) Windows, Mac OS, Linux, Android OS, iOS, TRON データベース Oracle, DB2, My SQL, PostgreSQL プログラミング言語 Java, Java Script, Visual Basic, C+/C++/Objective C, Perl, Pyson, Ruby ソーサルネットワークシステム(SNS) Facebook, Twitter, MIXI クラウド技術 Amazon, Google, その他 Copyright © by Y.Chubachi, 2009 5
- 15. 教育目標 AIIT側の教育目標 AIITの学生はソフトウェア開発経験があるメンバーを含む プロジェクト管理やソフトウェア開発プロセスの習得に力点 UET側の教育目標 UET側の学生は,ソフトウェア開発プロジェクトそのものが未経験のメンバーが多い チームによるソフトウェア開発や,今まで接したことのない技術の習得を目標 技術的な課題 近年注目を集めているクラウド型のアプリケーションプラットフォーム上で動作するWebアプリケーションの作成を設定 具体的にはGoogleが提供するApp Engineというクラウド環境を利用 Webアプリケーションを開発する場合,通常はWebアプリケーションサーバを構築し,管理しなくてはならない Copyright © by Y.Chubachi, 2009 15
- 19. ミーティングとコミュニケーション 日本チームのミーティング 毎週火曜日にコアミーティング,土曜日には開発に伴う作業 ベトナムとの遠隔会議は木曜日に設定 火曜日に遠隔会議のアジェンダを検討し,木曜日に会議を実施し,土曜日に開発作業を進めるというサイクルが生まれた 遠隔会議の問題 ネットワークの通信速度による画像や音声の遅延等が予想されたが,それらの問題は特に発生しなかった 時折Polycomの音声がハウリングを起こし,会話によるコミュニケーションに支障がある場合があった.この問題の原因は特定できていない. 日本側もベトナム側も英語がネイティブではない.そのため,Polycomの音声だけではうまくコミュニケーションができない状況が生じた そのような状況においては,Skypeのチャットが有用であった 音声だけでは伝わらなかった内容や,特に正確に相手に伝えたい事柄については,テキストチャットを併用することでそれらを確実に伝達することができた Copyright © by Y.Chubachi, 2009 19
- 20. ベトナム訪問 開発するソフトウェアの仕様や設計の打ち合わせ 2009年11月2日から4日にかけて,学生2名がVETを訪問 プロジェクトの開始からちょうど1カ月後 実際に会いにいくことにより,メンバー間の信頼が深まった 滞在した期間は限られていたが,顔を合わせて話し合いをすることで,お互いの考えをよく理解することができた. 実際に訪問したことの効果 帰国の後,訪問した2名は訪問の前よりも明らかに向こうの学生と英語でコミュニケーションする機会が増えた それぞれの英語の能力に差はあるものの,両名ともより積極的に会話に参加するようになった Copyright © by Y.Chubachi, 2009 20
- 21. ソフトウェア開発プロセス ソフトウェアの開発 RUP(Rational Unified Process)に従い実施した RUPはソフトウェア開発プロセスとして標準になりつつある手法 従来のウォータフォール型ではなく,イテレーションと呼ばれる開発サイクルを反復することが特徴 今回のPBLにおいては,ミーティングのサイクルに合わせてイテレーションを実施した 標準的な開発プロセスを採用したことの効果 遠隔地とのプロジェクトを実施する場合,双方が同じ開発プロセスに従うことは双方の進捗状況を管理するために重要 デファクトスタンダードであるRUPを用いることで,開発プロセスのマネジメントを円滑に行うことができた RUPについては,英文の文献や資料が整っていることから,ベトナムの学生が勉強することも容易である. Copyright © by Y.Chubachi, 2009 21
- 24. 国際的なプロジェクトの意義 最も大きなメリット 学生にとって今まで経験したことのない国際的なプロジェクトが実施できたこと 予備的な演習としての意義があった 具体的な効果 学生A(2009年度) 今回のPBLに参加した日本側の学生が,その後,実務で英語を使う職場に転職した その学生によると,大学でPBLをやったことにより,心理的な壁がだいぶ低かったと言っている 学生B(2009年度) プロジェクトの開始当初,英語については全く自信がなかった しかしながら,向こうを実際に訪問したことでUETの学生と親しくなり,頻繁にチャットで会話するようになった このことから,今まで外国語によるコミュニケーションの機会がなかった学生にとって,最初の突破口を開くきっかけになった Copyright © by Y.Chubachi, 2009 24