名古屋アジャイル勉強会 2019年4月26日のワークショップ資料です。

1. チームビルディング
～本物のチームを作る方法～
名古屋アジャイル勉強会
2019-04-26
山本 博之
Team Building
Teamwork

2. 講師自己紹介
山本 博之（やまもと ひろゆき）
● ITベンダー勤務のSE/プログラマー
○ 自社製ミドルウェアの導入、システム構築、教育、テクニカルサ
ポート
○ 主要言語はJavaScriptですが、メインターゲットがIEなのでお察
しください...
● 最近のマイブーム：
○ 休日は料理を作ることが多くて、酒蒸し（ひたひたのお酒で煮る
だけ）が極めて簡単かつなんでも美味しいのでお勧めです。
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3. アジェンダ
● なぜ「チームビルディング」か
● グループワーク
● ふりかえり
ご案内
● この資料は公開します（connpassの告知ページにリンクを貼りま
す）ので、この資料内容のメモを取る必要はありません
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4. はじめに：なぜ「チームビルディング」か
四月・新年度が始まり、新しいプロジェクトが始まったり、新しいメンバー
を迎えたりという季節と思います。もしかして新人さんいらっしゃったら入
社おめでとうございます！
さて、会社などの組織はメンバーの協働で成り立っています。一人では
できないことができる強みを発揮するには、組織がただの人の集まりで
はなく、力が掛け算になる「チーム」である必要があります。そして、チー
ムは自然には生まれず、意図的に作る、育む必要があります。
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5. チームビルディングを学ぼう
今日は組織をチームにするための取り組み、「チームビルディング」につ
いて学んでみたいと思います。チームビルディングの勘所を学ぶととも
に、実際にチームビルディングのためのミニゲームを行い、実際に自分
の職場などで実践できるヒントを持ち帰っていただきたいと思います。
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6. ミニゲームによるチームビルディング
メンバーがチームとしてまとまるためには、メンバーがチームに参加し活
動することへの意欲を持つ必要があります。そのためには、積極的に
チームに関わったり、そのために自分の考えや感情を表に出してもよ
い、安全で、それは良い結果を生むという価値観を、体験を通じて持つ
とよいです。
チームとしての小さな成功体験をメンバーにしてもらうために、ちょっとし
たゲームを行ってみよう、というのがこの取り組みのねらいです。
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7. ミニゲームによるチームビルディング
ゲームの進行役と、それ以外のメンバーで行います。
1. 準備
a. 場所（会議室とか）
b. 段取り
2. 進行役から説明
a. ゲームの内容、ルールの説明
b. 目的の共有
3. ゲームの実施
4. ふりかえり
a. 目的が達成できたか
b. どんな気づきや学びがあったか
c. 仕事にどう活かすか
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8. ミニゲーム・チームビルディングのポイント
1. はっきりとした目的
○ 達成可能なもの
○ チームの現状に関連があり、適用できるもの
2. ベイビーステップ
○ 一度にひとつのねらい
3. 競争の取扱に注意
○ メリット：盛り上がる
○ デメリット：本来の目的を忘れがち
4. 必ずふりかえり
○ 楽しかっただけで終わるのはもったいない
○ 気づきを学びに、習慣に
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9. ここまでの理解度確認
「表明じゃんけん」で、ここまでの皆さんの理解度を教えてください。
● とてもよく分かった：パー
● なんとなく分かったような：チョキ
● 全然分からない：グー
「せーの」で上記のいずれかを出してください。
質問、ご意見あればお願いします。
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10. ミニゲーム
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実際に体験してみましょう！

11. グループワーク#1 私の好きなこと
1. テーブル毎に行います。全員テーブルの内側に向かって座ってくだ
さい。
2. 順番を決めます。山本が最初の人を指定します。あとは時計回りで
回ります
3. 自分の番で、名前と、好きなこと/好きなものを言います。ノンジャン
ルで、なんでもいいです。
「スズキです。食べ歩きが好きです。」
4. 次の人は、名前と、前の人が行ったこと/ものよりも（自分が）好きな
こと/ものを言います。
「タナカです。食べ歩きより、ごろ寝が好きです。」
5. この調子で、順番に好きなこと/ものを言っていきます。
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12. 私の好きなこと：ねらいとタイミング
このワークのねらい：
● お互いの好きなことを知り、今後の会話のきっかけを作ります。
行うべきタイミング：
● 新しいチームの立ち上げ
● 新しいメンバーが加わったとき
● メンバー間のコミュニケーションがあまり取れていないとき。
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13. 私の好きなこと：ふりかえり
● いかがでしたか？
● 以下の観点で感想を話し合ってください
○ メンバーの仕事以外の面を知ることは意味があると思いました
か？
○ 個人的なことを話すことに抵抗ありましたか？
○ 仕事のなかでお互いをもっとよく知るにはどうしたらよいでしょう
か？
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14. グループワーク#2：新聞ソート
1. テーブル毎に行います。全員テーブルの内側に向かって座ってくだ
さい。
2. 一日分の新聞をお渡しします。新聞はシャッフルされています。
3. これをページ順に並べて、配達されてきた状態にしてください。それ
にかかる時間を計ります。
4. やってみた感想を話し合ってください。もっと早く、楽しくする方法が
あるでしょうか？
5. もう一度やってみましょう。
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15. 新聞ソート：ねらいとタイミング
● このゲームのねらい
○ 協力しあいながらゲームを楽しむ
○ コミュニケーションスキルを伸ばす
● 行うべきタイミング
○ メンバーの間にぎこちなさや遠慮があると感じられるとき
○ 楽しいことをして打ち解ける必要があるとき
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16. 新聞ソート：ふりかえり
● 進め方をどんなふうに決めましたか？
● リーダー的なふるまいをした人はいましたか？その人はどんな行動
をしましたか？
● このゲームはチームワークとどんな関係がありますか？
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17. ワーク#3：私の失敗とそれをどう克服したか
1. 二人人組で行います。ペアを作ってください。余った人がいたら三人
組になってください。
2. 自分の失敗体験を思い出してください（2分）。
3. どちらが先に話すかを決めて、失敗談を話してください。どんな失敗
をし、どう克服したか（3分）。
4. 以下の点について、質問し、答えてください（5分）。
a. その失敗が大変だったのはなぜですか？
b. うまく対処する秘訣はなんですか？
c. 失敗に気づいた時、対処しているとき、後から思うと、それ
ぞれどんな気持ちでしたか？
5. 話す人と聴く人を交代します。
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18. 私の失敗と克服：ねらいとタイミング
● このゲームのねらい
○ 失敗を克服して成功や成長を得る方法を学ぶ
○ 自己開示と助言を体験する
● 行うべきタイミング
○ メンバーが目的を達成する自信を持っていないとき
○ メンバー間のフォローが足りないとき
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19. 私の失敗と克服：ふりかえり
● このような経験を教え合うのはどんな気持ちでしたか？
● 相手の失敗への対処方法を聞いて、どんなことを学びましたか？
● このゲームは、実際の仕事とどのような関連があるでしょうか？
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20. まとめ
● チームとは、目的と目標、そのためのアプローチを共有して、相互補
完的なスキルを発揮する集団、と考えられます。
● チームは育むもの。
○ 対話と実践、習慣化、ふりかえり、改善
● ミニゲームによるチームビルディングは手頃で有効です。
● 安心、目的意識、ふりかえりを大切に。
● うまくいかなくても大丈夫です。それも学び！
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21. 参考資料
● 15分でチームワークを高めるゲーム39
○ 著：ブライアン・コール・ミラー
○ 刊：ディスカバー・トゥエンティワン
● チームワークの教科書
○ 編：ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
○ 刊：ダイヤモンド社
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22. 最後に理解度確認と質疑応答
これで今日のワークショップは終わりです。いかがでしたか？
みなさんの理解度を、「表明じゃんけん」で確認したいと思います。
● とてもよくわかった：パー
● だいたいわかった気がする。進めてください：チョキ
● よく分からなかった。納得行かない：グー
せーの、で、グー・チョキ・パーいずれかを出して理解度を表明してくださ
い。
ご質問、ご意見ありますか？
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