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これからの電子ジャーナルの
グローバルな展開
-商業出版・学会出版・オープンアクセス・恒久保存・著作権-
土屋俊
(千葉大学)
図書館総合展JSTフォーラム
2005年12月1日
2
概要
1. 「電子ジャーナル問題の終焉」
2. 電子ジャーナル「問題」から学んだこと
p 学術情報の流通経路
p 学術情報流通の「ビジネス・モデル」
p 学術情報における情報の粒度
p 学術情報の「総量」の問題
p 大学図書館の役割の変化
3. 全面的電子的情報の時代への対応
p マス・デジタイゼーションの時代
p 恒久保存
p 権利問題の帰趨
p (大学)図書館の将来
3
結論またはメッセージ: 電子ジャーナルへの対応の時代は
終わり、そこから得た経験を学術情報流通改革へ活用!
1. 電子ジャーナルは所詮、「外国雑誌」である
p 研究者が書き、査読を経た論文を出版者(営利・非営
利)が定期刊行物として製作・頒布し、大学図書館通
じて大学が利用するという形態は変わっていない
p 物品が動くのではなく情報が動くようになっただけ
2. 電子ジャーナルは、「外国雑誌」にとどまらない
⇒ 電子ジャーナルはすべてを変える!
p 電子的であることそのものがもたらす変化
n 頒布形態・契約形態の変化⇒流通構造の変化へ対応
p 電子的であることの帰結としての変化
n 論文データベース化⇒利用者本位のサービス構造の認識
p その結果としての、大学図書館の役割の変化
n Born digital資料が中心の時代への移行が重要
4
電子ジャーナル問題の終焉?
1. 電子ジャーナル登場の歴史的背景(原因ではなく)
p いわゆる「シリアルズ・クライシス」(1980年代~)
p インターネットの社会的普及(1990年代半ば~)
p 社会の知識化と学問の変容
2. 電子ジャーナルへの恐怖(これが「問題」だった?)
p シリアルズ・クライシスの亢進要因?
p 「電子的媒体」の脆弱性?
p インターネット情報への信頼感の欠如
3. 実際におきたこと
p 雑誌価格上昇は(確実に一部では)とまりつつある
p 学術情報の利用はより容易かつ便利になった
5
「シリアルズ・クライシス」(Serials Crisis)
1. 1970年代から1990年代へかけて雑誌価格が高騰
p リストプライス平均値上がりが名目7.3倍、インフレ
率と調整して2.6倍
p しかし、学術雑誌の必要性・重要性は増大
n 論文あたり平均利用頻度:600 ⇒ 900
n 一人当たり年間利用論文数:100 ⇒ 122
u 以上の数値は、King & Tenopir, Towards E. Journals
2. 1980年代末に深刻化の自覚
p たとえば、ARLの報告(OF MAKING MANY BOOKS
THERE IS NO END:Report on Serial Prices, 1989)
n 悪いのは商業出版者
n 図書館が立ち上がるべし ⇒ SPARC(1998)
n 大学が立ち上がるべし
6
学生 大学
大学図書館
学術コミュニケーションの理念型
商業出版社
非営利出版
事業者
学会出版者
民間製造企業
民間研
究組織
二次
情報
提供
事業
者
流通
仲介
事業者
書誌ユーティリティ
図書館間貸借(ILL)
国
公的
研究
機関
著者
読者
研究活動 教育活動研究者
紀要交換・報告書寄贈
投稿・査読
学術団体
購読
7
学生 大学
大学図書館
シリアルズ・クライシスのモデル
商業出版社
非営利出版
事業者
学会出版者
民間製造企業
民間研
究組織
二次情
報提供
事業者
流通
仲介
事業者
書誌ユーティリティ
図書館間貸借(ILL)
国
公的
研究
機関
著者
読者
研究活動 教育活動研究者
紀要交換・報告書寄贈
投稿・査読
学術団体
購読
公的研究
助成
の増加
研究活動の
活発化
投稿・査読(量的増大・新雑誌刊行)
寡占化の
進行
機関購読中心へ
タイトル単価の
急速な上昇
8
振り返ってみると、
1. 商業出版者が本当に悪者なのか
p もちろん、そこから利益を得たことは事実
p しかし、そもそも商業的メカニズムを引き込んだの
は、情報流通の増大に科学コミュニティが対応でき
なかったから(1960年代)
p 商業的メカニズムは本来競争的(「売れるものを作る」)
2. 他方、学術情報流通市場は、競争しにくい
p 編集委員会の「権威」が支配する
p 「同じ機能を持つが効用が違う」があり得ない
3. おまけに、すでにフリーなコミュニケーション手段は存
在していた
p もともとのインターネットは1980年代に普及
(anonymous ftp, mailing lists, etc)
9
シリアルズ・クライシスは紙文化の産物?
1. タイトル単価の急上昇メカニズムは明解
p 総論文量の増加 ⇒ 製作・頒布費用の増大
⇒ タイトル単価・タイトル数の増大
⇒ 購読機関の減少(費用分担の分母の減少)
⇒ 単価の増大 ⇒ 悪循環
p ようするに、「物」を売っているのに、販売の促進を
するのではなく、たんに資金回収していただけ(最
近は違うようだが、、、)だけど、情報の性格から当然
2. しかし、このようになるための暗黙の前提もある
p タイトルの単価は、総費用を部数で割ったもの?
n たしかに雑誌には再版はない。
n 結局、「紙」だから「物」産業と同じ発想で考えていた
10
今の電子(online, electronic)ジャーナルとは、、、、
1. サーバに置かれた学術情報をインターネット経由で利
用する仕組み
2. ただし、認証された利用者に利用を限定することで費
用回収を図る仕組み
p ユーザ認証: 個人購読に相当
p IP認証:機関購読に相当 ⇒ 機関購読中心になっ
ていたので支払い方法について移行が容易だった
3. インフラ部分の内部費用は極小といってよいので、情
報の対価といえるかな?
4. でも、珍しいインターネット利用!
p P2P中心のインターネットを利用して
p 費用負担は機関単位
11
なくものがなの絵を描くと、
インターネット
出版者
出版者
出版者
大学
大学
大学
利用者
利用者
利用者
利用者
利用者
大学図書館
大学図書館
大学図書館
大学図書館
大学図書館
12
電子ジャーナルは(少なくとも日本では)一般的媒体
(1) 日本の大学の研究者の数:16万人(うち国立大6万人)
(2) 日本の大学における利用の量:数千万ダウンロード
(2) / (1) = 数百くらい
でも学生をいれたら? 大学院生は25万人くらいなので
それでも、 100位はいきそう
千葉大学の例: 教員1200人、大学院生5000人
総ダウンロード数 300000フルテキスト以上
平均して150は超える
King & Tenopirの数字から見て、ほとんどが電子ジャーナ
ルになったといえる!
もちろん、以上はかなり大雑把な数字。国立私立格差あり
だが
13
かくして、もはや電子ジャーナルは問題ではない!
1. みんながよく使っている一般的媒体になった
2. (電子ジャーナルを含めて)外国雑誌への支払いも増
えていない。以下は、国立大学の支払い総額
国立大学における外国雑誌購入のための経費
0
2,000,000
4,000,000
6,000,000
8,000,000
10,000,000
12,000,000
14,000,000
2002年 2003年 2004年 2005年
千
円
冊子体経費
有料OLJ経費
14
振り返ってみると、
1. 電子ジャーナルの「脅威」は去った
2. すなわち、「電子ジャーナル」は福音であることが判明
3. サイトライセンシグによる論文データベース化
4. ナショナルサイトライセンシグは、後進国ないし弱小国
の政策
p アメリカには存在しない。存在しても州レベル。日本
の総支出はアメリカの1/3から1/2
p イギリスの大衆高等教育は、サッチャー以降のこと
でまだ未成熟(NESLiはモデルにならない)
p ヨーロッパは「ナショナル」なものが成立しているが、
大学の数が1桁、2桁違う
5. かくして、日本はこれから独自の道を、自分で考えて
歩まなければならない—大変だけど重要
15
電子ジャーナルは新しい世界をもたらしつつある
1. 学術情報の流通経路
p 万人に開放されているインターネットは外部的イン
フラ ⇒ オープン・アクセスの可能性
2. 学術情報流通の「ビジネス・モデル」
p 利用統計の登場 ⇒ 利用が単価を下げる
3. 学術情報における情報の粒度
p タイトルからアーティクル(論文)へ
4. 学術情報の「総量」の問題
p 研究が促進されれば、情報は増える
5. 大学図書館の役割の変化
p データ提供者からサービス提供者へ
p データ提供者としての役割は、
内からのコレクション構築=機関リポジトリ
16
インターネットを利用することの意味
1. インフラのコストが分散されている。あるいは、他セク
ターへ寄生している
p 少なくとも雑誌コンテンツの流通のコストは極小
2. その結果、コンテンツだけが費用の対象となり得る
p 従来の定価は、紙の冊子体雑誌のものとしての制作
費を基礎としていた
p 量的増加が価格上昇へ反映しにくくなるはず
3. 利用者への直接の提供が常態となる
p 仲介者(出版者、取次代理店、図書館)の役割の変化
p 二次情報(インデクス、アブストラクト)の変化
4. 国境を越え、制度と言語のバリアが無意味となり、かつ
強化される(図書館実務でも)
17
学術情報流通の「ビジネス・モデル」(購読側)
1. これまでの日本におけるモデル
p 外国雑誌は代理店から購入し、代理店に支払う
p 国内雑誌は2/3が寄贈・交換で一部を図書風購入
2. 費用の出所
p 必要とする(言った)研究者の研究費から支払う(「外国雑誌予算」
はほとんどの場合非存在)
⇒ 日本版シリアルズクライシスの一つの要因
3. 学術情報経費の大学における予算化へ
p 今頃こんなことを言うのは変だけど必要
p しかし、すでに支払い実績があるので、それを確保さえすれば
よいだけ。
p 電子オンリーにすれば安くなる(現実に値上げ無しモデル登
場)
p 研究大学と教育大学の考え方の違い
18
学術情報流通の「ビジネス・モデル」(製作・販売側)
1. (タイトルを所有する)営利出版者の場合
p 論文データベースとして販売
n サービス提供を「商売」にするかが思案のしどころ
p 積極的な品質向上・情報提供による販売促進
n 査読の活用によって「タイトル」と共存
n 遡及電子化による付加価値
2. (タイトルを所有しない)営利・非営利出版者の場合
p 論文データベース化への移行が遅れる
n 刊行主体(学会等)とは契約関係のみのため
n 遡及電子化も遅れる
3. (有力な)学会出版者の場合
p 論文データベース化は進行するが、学会員サービ
スと販売収入との兼ね合いが難しい
19
学術情報流通の日本的「ビジネス・モデル」(製作・販売側)
1. 学会誌刊行は学会員サービスが原点
p 同人誌的刊行形態が有力⇒自己負担モデル
p 普及のため、図書館には寄贈・交換が大半
2. 一部の団体で外部資金・販売収入・印税収入が存在
p 外部資金=科学研究費補助金成果公開促進費
p 販売収入は製作費用の半分以下
p 印税収入は、製作販売を委託した外部出版者から
3. 要するに、費用回収モデルは存在しなかった
4. 電子化の進行は緩やかで、かつ、破滅的
p インターネット情報は無料という錯覚
p J-STAGEのあまりに早い登場で、ビジネスモデル
構築の余裕がなくなった
20
学術情報における情報の粒度
1. これまでの「タイトル」とは何だったか?
p 量の単位ではない(WeeklyもQuarterlyも一つ)
p 分野の定義でもない
p 編集委員会=査読=権威の単位であった
2. 電子ジャーナル時代における参照
p タイトルでなく、論文が単位になった
3. 所蔵=利用可能性の概念的変化
p タイトルでなく、データベースが単位になった
4. その影響:
p 遡及電子化の重要性
p インパクト・ファクターの見直し
p 利用統計との関係
21
学術情報の「総量」の問題
1. 学術情報の量的増大には原因がある
p 科学技術立国(とか類似の国家目標)
⇒ 科学研究の振興 ⇒ 科学振興予算の増大
⇒ 人・物の増加 ⇒ 研究人口・機会の増大
⇒ 研究成果の増大・就職昇任競争の激化
⇒ 論文生産量の増大
2. 実際、日本の科研費は伸びている。アメリカの助成も
増えている、そこらじゅうで同じ
3. 雑誌のための費用は、基礎的な経費の位置づけ
⇒ 勘定があうはずがない ⇒ 学内の位置づけ強化
の必要性
22
大学図書館の役割の変化
1. もはや、「本」の管理者ではあり得ない
⇒ 管理においてもサービスにおいて大きな変化
2. 情報蓄積者(コレクション形成)から、情報提供者(情
報普及者)への移行
p 外部生産資料のライセンス導入の責任者
p 内部生産資料の外部普及の責任者
p 両方を通じての権利関係管理者
3. 閲覧・貸出担当者から利用者支援者への移行
p 情報利用者への教育的支援 ⇒ いわゆる「情報リ
テラシー教育」を越えたサービスの展開
p 情報利用者の環境整備 ⇒ 建物としての図書館
の管理の目的は、本の管理ではなく、利用者環境
の整備
23
時代はさらに進む:「マス・デジタイゼーション」の時代
1. 文化・学術の遡及電子化は1960年代に始まってい
る
2. 日本では、90年代にも経験した
3. しかし、今になって世界中が「すべてがオンライン」の
時代にはいりつつある
p Google Print、OCAなどの電子化の試み
p そもそも、サーチエンジンの登場
n 「クリックひとつでフルテキストへ」が理想となる
n しかし、Googleでは実現できない
n 図書館OPACでも実現できない
p 画像電子化コストの減少・OCRの発達・それによ
る一層の安価化
p もちろん、インターネットインフラの成立
24
恒久保存
1. 「アーカイブ」の二つの意味
p 過去に利用できたものの継続的利用可能性
p 現在利用できるものの将来にわたる利用可能性
p 前者はライセンシングの条件の問題で、後者は真
の「保存」問題
2. 「恒久保存」に関する誤解
p 「紙のほうが長持ちする」:実証されていない信仰
p 「使わないでとっておくのが真の保存」:使おうと
思ったときに使える保証はどこにあるのか
3. あるべき姿
p 関係者とくに出版者の関与による共同事業
p 国際的連携によるバックアップ体制
25
権利問題
1. 電子ジャーナルによって、(原則的には)著作権の問
題は解決した
p 「許諾を得て利用する」が著作権尊重の原則
p 電子ジャーナル・ライセンシングは、許諾契約
p したがって、すべての問題は解消
2. ただし、
p 誰が権利を持っているかは、別の問題
n 電子ジャーナルより前に、著者にあるのか、出版者にあ
るのかが問題
n 著者がもっていれば話は簡単という話は簡単ではない
p 許諾には許諾料がともなうが、それこそが外国雑
誌価格問題(しかし、これは解決ずみ!)
26
大学図書館の将来
1. これまでの大学図書館はもういらない
p 本を買って、安全に管理する場所はもう不要
2. 権利を管理し、利用を支援する図書館へ
p 外部資料のライセンス導入
p 内部生産資料の外部普及および蓄積保存
p 利用者の教育と利用環境の向上
3. 学内の状況の改善が焦眉の急
p 予算
p 機関リポジトリ
p 建物環境

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