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─ はじめに ─
 今、本書を手にしている方は、ICT業界の第一線で活躍している
と思います。そのような方々にとって、2011年3月と予想されてい
る「IPv4アドレス枯渇」に対して、どのような対策を講じていくべき
かは、今まさに最も興味のあるテーマだと思います。
 しかし実際のところ、戸惑っている方が多いのではないでしょう
か。IPv4で築かれた巨大なインフラ基盤を揺るがす問題について、
日々様々な技術や理論が展開されているからです。そして、
                          「IPv6を
勉強すればいいのかな」と思い立って、いろいろな書籍やWebの情
報に目を通してはみたものの、
             「何か違うんじゃないか?」と感じて
いる人が少なくないでしょう。
 実は私もそうでした。IPv6関連の問い合わせが日々増えるなか、
解説書を買い漁り、ネットサーフィンを続ける毎日でした。非常に
有益な情報が日々アップロードされており、IPv6の仕様の素晴らし
さに感心はするのですが、何だかしっくりときません。何かが解決
していないのです。
 そんな折、あることに気づきました。ほとんどの情報が「IPv6を
IPv6として使用する」という観点に立っているのです。IPv6ならで
はのサービスや使い方、IPv6の設定方法は山のように説明されてい
るのですが、私や私の顧客が必要としているのは別の話です。
 つまり、
    「まずはアドレス枯渇対策として、IPv6をIPv4の代用品と
して使いたい。そのためにはどんなことを考慮すべきであり、どんな
順番で展開していけばいいのか」──そうした素朴な疑問の答えを、
簡潔に説明してほしいという要求が満たされていなかったのです。
欲しいのは、IPv6の仕様解説ではなく、目前に迫っているIPv4枯渇
を乗り切るための具体的な手引きだったのです。IPv6については、
その文脈の中で知っておくべき要点が簡潔に整理されていなければ
なりません。本書はそのような初めての実務書となるはずです。




                                     iii
●執筆に至った背景                            す。そして、忙殺されるなかで収集した知識に従い、もし誤った手
                                          法で対策を実施したら、社会インフラとなっているインターネット
      
         少しだけ弊社の話をさせてください。筆者が所属するCTC(伊藤   に重大な問題が発生するかもしれません。ICT業界として、この問
     忠テクノソリューションズ)では、SIビジネスの本質は次の3要素で     題には真摯に取り組まなければならないと私達は考えました。
     あると考えています。                            そこで私達CTCとして、
                                                      「この重要なテーマに対して何か貢献でき
                                          ることはないのか」と考えたときに、「SIerとして培ってきた短期間
      ①顧客の声に耳を傾け、共に顧客のビジネスを発展させること
                                          でのノウハウ修得技術を活かせるのではないか」と思い至りました。
      ②新しい技術を基に、新たな収益モデルを顧客に提供すること
                                          IPv4枯渇対策に必要な知識・技術・プランニング方法を、広範なエン
      ③他社に先駆けて、新規技術を社内でコモディティ化させること
                                          ジニアの皆さんが短期間で習得できればと思い、本書の執筆にとり
      特に③に挙げられているように、新規技術をどれだけ早く末端の       かかりました。
     エンジニアにまで広げることができるかは、私たちSIerの利益率や
     案件受注確度を大きく左右します。                     ●本書が対象とする方々
      新規技術の名前が最初に市場に出てきた時点では、海のものとも
     山のものともわからないので、顧客から調査費や設計費をいただく        本書の企画 執筆に際しては、主に以下に挙げるような方々を読者
                                                ・
     ことができます。しかし時間がたち、徐々に技術がコモディティ化       として想定しました。
     していく過程で、価格競争が生じて調査費や設計費は削られ、結果
                                            ・ IPv4枯渇対策の導入を検討しなければならないすべての企業の
     として利益率は減少します。SIerとして収益を拡大するためには、
                                            インフラ担当者
     短期間で組織に技術を修得させ、ノウハウを蓄積していくスキーム
                                            ・ IPv4枯渇対策の導入を検討している顧客との間で、知識レベル
     が非常に重要になります。
                                            を共有する必要のある技術者
      本書では、私たちが最も得意とする短期間での技術修得に関する
                                            ・ IPv4枯渇対策の関連事業やサービスの企画担当者
     このノウハウを活かして、IPv4枯渇対策で必要とされる方法論や技
                                            ・ インフラの構築/保守担当から企画/設計担当へのステップ
     術論を、読者が最短で修得することを目標としています。
                                             アップを目指すネットワークエンジニア
      IPv4枯渇対策は、IPを必要とするすべての人々に関ってくる課題
                                            ・ そして、IPv4枯渇対策に携わるすべてのエンジニア
     であり、その影響範囲は計り知れません。かといって、日本中のネッ
     トワークエンジニアが基礎から学習していたのでは、2011年3月ま      本書を通じて、ひとりでも多くの技術者が「IPv4枯渇対策」の重要
     でにはとても間に合いません。                       ポイントを最大効率で身につけることができますよう願っています。
      しかも本書を手に取った方々は、おそらく非常に多忙だと思いま
     す。この問題のために何冊もの書籍やインターネットの情報の渦の       ※本書に記載されている内容は、著者個人の経験と知識に基づくものであり、
     中を彷徨うような時間の無駄は、極力避けたいと思っているはずで        CTCとしての見解ではありません。




iv                                                                              v
Contents
     ●本書の使い方                                                               1 「IPv4 枯渇」とは何なのか?
                                                                             1-1   IPv4枯渇の現状                             2
      章番         各章の狙い                          使い方
                                                                             1-2   IPアドレスの管理団体                           3
                                  IPv4枯渇とはそもそもどういったもので、ど                     1-3   IPを取り巻く市場環境                           5
       1    市場動向を掴む               のようなリスクを考慮しなければならないの
                                  かを解説します。
                                                                             1-4   世界各国の取り組み状況                          11
                                                                             1-5   IPv4枯渇が及ぼすビジネスリスク                    12
                                  IPv4枯渇対策の細かい技術解説まで知る必
            アドレス枯渇対策              要はないけれども、どういった技術があるの
                                                                           2 IPv4 枯渇対策の方法と種別
       2
            “スピード解説”              か、概要だけでいいから知りたいというとき
                                  に一読してください。
                                                                             2-1   IPを巡る3つの立場とそれぞれの対策                   16
       3    IPv6の基本仕様を理解する すべてのエンジニアが理解していくべきIPv6
                           の基本仕様を、IPv6の各RFCの内容に基づい                           2-2   様々なIPv4枯渇対策方法                        20
       4    IPv6の動作機構を理解する て解説します。                                           2-3   各種対策案の技術比較                           39

                                  実際にIPv4枯渇対策を実行する際に役立つ技
                                  術と知識を解説します。筆者の経験と、2章                     3 IPv6の基礎知識
                                  ~4章を踏まえて、対策の各フェーズごとに
                                  注意すべきポイントを示します。
                                                                             3-1   IPv4に対するIPv6の優位性                     44
            アドレス枯渇対策              ※3章と4章は「教科書どおり」 の解説ですが、こ
       5                                                                     3-2   Q&A・知っておきたい10の違い                     47
            “実践編”                  の章は「現実編」です。 RFCでは触れられてい
                                   ない記述や、筆者の経験に基づく考察が含ま                      3-3   IPv6のプロトコル仕様                         52
                                   れています。基礎を正しく理解していないと、
                                   間違って受け止めてしまう恐れがあるので、先
                                                                             3-4   IPv6のアドレス体系                          63
                                   に3章と4章の内容を充分咀嚼してから、こ
                                   の章を読むことを推奨します。
                                                                           4 IPv6の挙動を理解する
            IPv6ならではの             実際にIPv6の新サービスを考察する方法を、
       6                                                                           IPv6と連携する主要なプロトコル
            新サービス検討方法             マーケティング手法も交えて解説します。                        4-1                                        88
                                                                             4-2   ICMPv6                               89
                                  3章と4章の内容を中心に、理解度をチェッ                       4-3   Neighbor Discovery                   98
     付録・ IPv6基本知識の                クするための問題集です。この問題集で8割
                                                                             4-4   Multicast Listener Discovery(MLD)   115
     問題集 理解度チェック                  以上の正解を得ることができたら、 IPv6の基
                                                 「
                                  本知識が身に付いた」
                                           と言えるでしょう。                         4-5   IPv6のルーティング技術                       120
                                                                             4-6   ユニキャスト用のIGPとEGP                     124
     ・本 書 に 記 載 さ れ て い るCisco、iPhone、iPod touch、Nintendo DS、Sony PSP、
      Windows、その他の製品名、サービス名、会社名などは、一般に各社の商標、登録商
                                                                             4-7   IPv6トランスポート技術                       133
      標または製品名です。                                                             4-8   トンネルを作るプロトコル                        139
     ・本書ではTMマーク、©マーク。®マークの表示を省略させていただいております。
                                                                             4-9   トランスレーション技術                         160
     ・本書では会社名を表記するにあたって、日本法人の「株式会社」等、また海外法人の
     「Inc.」Corporation」Co.,Ltd.」
          「           「         等を省略した略称にて記載しています。                           4-10 DNSサーバによるアドレス管理                      165
                                                                             4-11 DHCPサーバによるアドレス管理                     168


vi                                                                                                                           vii
5 IPv4 枯渇対策計画                                   6 IPv6のサービス企画
       Part.0    ありがちな失敗                         174    6-1   間違いだらけのサービス検討             280
                                                        6-2   IPv6のブルーオーシャンを探す          282
       Part.1    経営 戦略フェーズの検討事項
                   ・
                                                        6-3   改めて「IPv4に勝る本当のメリットは何か?」   285
                5-1   ITライフサイクルと対策計画             179    6-4   バリュー革新のための4つのアクション        291
                5-2   IPv4枯渇対応方針検討               182    6-5   期待を満たすための条件               296
                5-3   経営判断と意思表示                  191    6-6   トレインネットワークの例              298
                                                        6-7   Code V6の例                 301
       Part.2    計画 調達フェーズの検討事項
                   ・           (その1 計画の策定)
                                  ・
                                                        6-8   これからのサービス                 305
                5-4   計画フェーズのゴール                 193
                5-5   対策案の方向性を検討する               195
                5-6   プロジェクトのスコーピング              203    付録・仮想検定試験 IPv6マスター」
                                                                 「         厳選問題集
                5-7   IPv4枯渇対策事業計画書の作成           210
                                                        ●IPv6マスター 基礎編
                                                                 ・                      308
       Part.3    計画 調達フェーズの検討事項
                   ・           (その2 技術検討)
                                   ・                    ●IPv6マスター 応用編
                                                                 ・                      319

                5-8   トランスポート方式の検討               213
                                                        ●謝辞                             332
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                5-10 監視方法の検討                            ●用語索引                           336
                                                 231
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                                                 233
                                                        ●図表一覧                           346
       Part.4    計画 調達フェーズの検討事項(その3 検討結果を具体的プランに落とす)
                   ・               ・

                5-12 RFPの作成と選考                   237
                                                        コラム
                5-13 リソースの指標を求める                 242
                                                        ・ v4の次はv5じゃないの?                  36
                5-14 事業計画書の作成と経営判断               244
                                                        ・ LSNの単独利用                       37
       Part.5    開発 設計フェーズの検討事項
                   ・                                    ・ 数値の桁                           64
                                                        ・ アドレス表記の注意点                     66
                5-15 アドレス設計に必要な知識                245
                                                        ・ GUAを追加すると何個のIPアドレスができるのか      111
                5-16 アドレス設計                      250    ・ スタティックルート設定時のネクストホップ          123
                5-17 実機へのアドレス設定方法                265    ・ IPv6ならではの多拠点配信方法Xcast         138
                5-18 アプリケーション開発                  268    ・ WindowsXPのサポート終了と企業のIPv6導入    236
                                                        ・ ULAの手軽な割り当て方法                 258
       Part.6    構築〜保守フェーズの検討事項
                                                        ・ コンフィグ生成ツール「xls2cfg」           263
                5-19 構築 移行フェーズの検討事項
                       ・                         270    ・ アドレス省略ルール                     270
                5-20 運用 保守フェーズの検討事項
                       ・                         277    ・ IPv6アドレス表記のトラブル予防             275


viii                                                                                          ix
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I pv4アドレス枯渇対策とipv6導入 はじめに

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  • 2. ─ はじめに ─  今、本書を手にしている方は、ICT業界の第一線で活躍している と思います。そのような方々にとって、2011年3月と予想されてい る「IPv4アドレス枯渇」に対して、どのような対策を講じていくべき かは、今まさに最も興味のあるテーマだと思います。  しかし実際のところ、戸惑っている方が多いのではないでしょう か。IPv4で築かれた巨大なインフラ基盤を揺るがす問題について、 日々様々な技術や理論が展開されているからです。そして、 「IPv6を 勉強すればいいのかな」と思い立って、いろいろな書籍やWebの情 報に目を通してはみたものの、 「何か違うんじゃないか?」と感じて いる人が少なくないでしょう。  実は私もそうでした。IPv6関連の問い合わせが日々増えるなか、 解説書を買い漁り、ネットサーフィンを続ける毎日でした。非常に 有益な情報が日々アップロードされており、IPv6の仕様の素晴らし さに感心はするのですが、何だかしっくりときません。何かが解決 していないのです。  そんな折、あることに気づきました。ほとんどの情報が「IPv6を IPv6として使用する」という観点に立っているのです。IPv6ならで はのサービスや使い方、IPv6の設定方法は山のように説明されてい るのですが、私や私の顧客が必要としているのは別の話です。  つまり、 「まずはアドレス枯渇対策として、IPv6をIPv4の代用品と して使いたい。そのためにはどんなことを考慮すべきであり、どんな 順番で展開していけばいいのか」──そうした素朴な疑問の答えを、 簡潔に説明してほしいという要求が満たされていなかったのです。 欲しいのは、IPv6の仕様解説ではなく、目前に迫っているIPv4枯渇 を乗り切るための具体的な手引きだったのです。IPv6については、 その文脈の中で知っておくべき要点が簡潔に整理されていなければ なりません。本書はそのような初めての実務書となるはずです。 iii
  • 3. ●執筆に至った背景 す。そして、忙殺されるなかで収集した知識に従い、もし誤った手 法で対策を実施したら、社会インフラとなっているインターネット   少しだけ弊社の話をさせてください。筆者が所属するCTC(伊藤 に重大な問題が発生するかもしれません。ICT業界として、この問 忠テクノソリューションズ)では、SIビジネスの本質は次の3要素で 題には真摯に取り組まなければならないと私達は考えました。 あると考えています。  そこで私達CTCとして、 「この重要なテーマに対して何か貢献でき ることはないのか」と考えたときに、「SIerとして培ってきた短期間  ①顧客の声に耳を傾け、共に顧客のビジネスを発展させること でのノウハウ修得技術を活かせるのではないか」と思い至りました。  ②新しい技術を基に、新たな収益モデルを顧客に提供すること IPv4枯渇対策に必要な知識・技術・プランニング方法を、広範なエン  ③他社に先駆けて、新規技術を社内でコモディティ化させること ジニアの皆さんが短期間で習得できればと思い、本書の執筆にとり  特に③に挙げられているように、新規技術をどれだけ早く末端の かかりました。 エンジニアにまで広げることができるかは、私たちSIerの利益率や 案件受注確度を大きく左右します。 ●本書が対象とする方々  新規技術の名前が最初に市場に出てきた時点では、海のものとも 山のものともわからないので、顧客から調査費や設計費をいただく  本書の企画 執筆に際しては、主に以下に挙げるような方々を読者 ・ ことができます。しかし時間がたち、徐々に技術がコモディティ化 として想定しました。 していく過程で、価格競争が生じて調査費や設計費は削られ、結果   ・ IPv4枯渇対策の導入を検討しなければならないすべての企業の として利益率は減少します。SIerとして収益を拡大するためには、   インフラ担当者 短期間で組織に技術を修得させ、ノウハウを蓄積していくスキーム   ・ IPv4枯渇対策の導入を検討している顧客との間で、知識レベル が非常に重要になります。   を共有する必要のある技術者  本書では、私たちが最も得意とする短期間での技術修得に関する   ・ IPv4枯渇対策の関連事業やサービスの企画担当者 このノウハウを活かして、IPv4枯渇対策で必要とされる方法論や技   ・ インフラの構築/保守担当から企画/設計担当へのステップ 術論を、読者が最短で修得することを目標としています。    アップを目指すネットワークエンジニア  IPv4枯渇対策は、IPを必要とするすべての人々に関ってくる課題   ・ そして、IPv4枯渇対策に携わるすべてのエンジニア であり、その影響範囲は計り知れません。かといって、日本中のネッ トワークエンジニアが基礎から学習していたのでは、2011年3月ま  本書を通じて、ひとりでも多くの技術者が「IPv4枯渇対策」の重要 でにはとても間に合いません。 ポイントを最大効率で身につけることができますよう願っています。  しかも本書を手に取った方々は、おそらく非常に多忙だと思いま す。この問題のために何冊もの書籍やインターネットの情報の渦の ※本書に記載されている内容は、著者個人の経験と知識に基づくものであり、 中を彷徨うような時間の無駄は、極力避けたいと思っているはずで CTCとしての見解ではありません。 iv v
  • 4. Contents ●本書の使い方 1 「IPv4 枯渇」とは何なのか? 1-1 IPv4枯渇の現状 2 章番 各章の狙い 使い方 1-2 IPアドレスの管理団体 3 IPv4枯渇とはそもそもどういったもので、ど 1-3 IPを取り巻く市場環境 5 1 市場動向を掴む のようなリスクを考慮しなければならないの かを解説します。 1-4 世界各国の取り組み状況 11 1-5 IPv4枯渇が及ぼすビジネスリスク 12 IPv4枯渇対策の細かい技術解説まで知る必 アドレス枯渇対策 要はないけれども、どういった技術があるの 2 IPv4 枯渇対策の方法と種別 2 “スピード解説” か、概要だけでいいから知りたいというとき に一読してください。 2-1 IPを巡る3つの立場とそれぞれの対策 16 3 IPv6の基本仕様を理解する すべてのエンジニアが理解していくべきIPv6 の基本仕様を、IPv6の各RFCの内容に基づい 2-2 様々なIPv4枯渇対策方法 20 4 IPv6の動作機構を理解する て解説します。 2-3 各種対策案の技術比較 39 実際にIPv4枯渇対策を実行する際に役立つ技 術と知識を解説します。筆者の経験と、2章 3 IPv6の基礎知識 ~4章を踏まえて、対策の各フェーズごとに 注意すべきポイントを示します。 3-1 IPv4に対するIPv6の優位性 44 アドレス枯渇対策 ※3章と4章は「教科書どおり」 の解説ですが、こ 5 3-2 Q&A・知っておきたい10の違い 47 “実践編” の章は「現実編」です。 RFCでは触れられてい ない記述や、筆者の経験に基づく考察が含ま 3-3 IPv6のプロトコル仕様 52 れています。基礎を正しく理解していないと、 間違って受け止めてしまう恐れがあるので、先 3-4 IPv6のアドレス体系 63 に3章と4章の内容を充分咀嚼してから、こ の章を読むことを推奨します。 4 IPv6の挙動を理解する IPv6ならではの 実際にIPv6の新サービスを考察する方法を、 6 IPv6と連携する主要なプロトコル 新サービス検討方法 マーケティング手法も交えて解説します。 4-1 88 4-2 ICMPv6 89 3章と4章の内容を中心に、理解度をチェッ 4-3 Neighbor Discovery 98 付録・ IPv6基本知識の クするための問題集です。この問題集で8割 4-4 Multicast Listener Discovery(MLD) 115 問題集 理解度チェック 以上の正解を得ることができたら、 IPv6の基 「 本知識が身に付いた」 と言えるでしょう。 4-5 IPv6のルーティング技術 120 4-6 ユニキャスト用のIGPとEGP 124 ・本 書 に 記 載 さ れ て い るCisco、iPhone、iPod touch、Nintendo DS、Sony PSP、 Windows、その他の製品名、サービス名、会社名などは、一般に各社の商標、登録商 4-7 IPv6トランスポート技術 133 標または製品名です。 4-8 トンネルを作るプロトコル 139 ・本書ではTMマーク、©マーク。®マークの表示を省略させていただいております。 4-9 トランスレーション技術 160 ・本書では会社名を表記するにあたって、日本法人の「株式会社」等、また海外法人の 「Inc.」Corporation」Co.,Ltd.」 「 「 等を省略した略称にて記載しています。 4-10 DNSサーバによるアドレス管理 165 4-11 DHCPサーバによるアドレス管理 168 vi vii
  • 5. 5 IPv4 枯渇対策計画 6 IPv6のサービス企画 Part.0 ありがちな失敗 174 6-1 間違いだらけのサービス検討 280 6-2 IPv6のブルーオーシャンを探す 282 Part.1 経営 戦略フェーズの検討事項 ・ 6-3 改めて「IPv4に勝る本当のメリットは何か?」 285 5-1 ITライフサイクルと対策計画 179 6-4 バリュー革新のための4つのアクション 291 5-2 IPv4枯渇対応方針検討 182 6-5 期待を満たすための条件 296 5-3 経営判断と意思表示 191 6-6 トレインネットワークの例 298 6-7 Code V6の例 301 Part.2 計画 調達フェーズの検討事項 ・ (その1 計画の策定) ・ 6-8 これからのサービス 305 5-4 計画フェーズのゴール 193 5-5 対策案の方向性を検討する 195 5-6 プロジェクトのスコーピング 203 付録・仮想検定試験 IPv6マスター」 「 厳選問題集 5-7 IPv4枯渇対策事業計画書の作成 210 ●IPv6マスター 基礎編 ・ 308 Part.3 計画 調達フェーズの検討事項 ・ (その2 技術検討) ・ ●IPv6マスター 応用編 ・ 319 5-8 トランスポート方式の検討 213 ●謝辞 332 5-9 ルーティング方式とアドレス管理の検討 228 5-10 監視方法の検討 ●用語索引 336 231 5-11 移行プランの検討 ●関連RFC文書一覧 345 233 ●図表一覧 346 Part.4 計画 調達フェーズの検討事項(その3 検討結果を具体的プランに落とす) ・ ・ 5-12 RFPの作成と選考 237 コラム 5-13 リソースの指標を求める 242 ・ v4の次はv5じゃないの? 36 5-14 事業計画書の作成と経営判断 244 ・ LSNの単独利用 37 Part.5 開発 設計フェーズの検討事項 ・ ・ 数値の桁 64 ・ アドレス表記の注意点 66 5-15 アドレス設計に必要な知識 245 ・ GUAを追加すると何個のIPアドレスができるのか 111 5-16 アドレス設計 250 ・ スタティックルート設定時のネクストホップ 123 5-17 実機へのアドレス設定方法 265 ・ IPv6ならではの多拠点配信方法Xcast 138 5-18 アプリケーション開発 268 ・ WindowsXPのサポート終了と企業のIPv6導入 236 ・ ULAの手軽な割り当て方法 258 Part.6 構築〜保守フェーズの検討事項 ・ コンフィグ生成ツール「xls2cfg」 263 5-19 構築 移行フェーズの検討事項 ・ 270 ・ アドレス省略ルール 270 5-20 運用 保守フェーズの検討事項 ・ 277 ・ IPv6アドレス表記のトラブル予防 275 viii ix