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なぜ ?
中小企業にノーツが有効なのか !
弊社の IT 化成功の立役者 !
意識せずして、ワークスタイル変革が !
広瀬化学薬品株式会社
情報システムグループ
萩原 健補
© 2016 NotesConsortium.1
おことわり
• 標準語はしゃべれません。
• とにかく不慣れです。
• 過去の発表や発言と重複がございます。
• 私見を中心に発表しています。
© 2016 NotesConsortium.2
アジェンダ
• 広瀬化学会社概要
• 当社とノーツの出会いと関係
• 中小企業が得られるノーツのメリット
• 自作アプリのご紹介
• 弊社でのワークスタイル変革について
• まとめ
© 2016 NotesConsortium.3
会社概要
創業  1947 年(来年が 70 周年になります)
社員数  96 名(うち 83 名がノーツを利用)
業種 化学薬品商社
その他、細かなことは今回の内容とは直接関係しないかと思いますので、
割愛させて頂きます。
詳しくは弊社HPをご覧ください。
http://www.hirosechem.co.jp/
© 2016 NotesConsortium.4
ノーツとの出会い
• 某パートナー様からの紹介⇒見学
• 他ツールを検討も、パソコン初心者が使える
ようになるとは思えない。
• 自社内データベース構築ができそう。
© 2016 NotesConsortium.5
弊社におけるノーツの歴
史
1999 年  R4.6 導入
2004 年  R6.5 へマイグレーション
2009 年  R8.5 へマイグレーション
2014 年  R9.0 へマイグレーション
2019 年  R? + SCNotes へ・・・
© 2016 NotesConsortium.6
つまり・・・
ノーツがなければ、今の弊社の IT 環境は
成り立っていないんです !!
© 2016 NotesConsortium.7
中小企業を取り巻く環境
• お金 (IT 予算 ) がない
• 人的リソースがない ( 少ない )
• 時間がない
© 2016 NotesConsortium.8
中小企業が得られるノーツのメリ
ット
その 1 ~サーバー管理編
• サーバー 1 台でほぼ賄える
• サーバーアプリが安定している
• サーバーコマンドはひとつ覚えればなんとかな
る
・・・ quit
© 2016 NotesConsortium.9
中小企業が得られるノーツのメリ
ット
その 2 ~ライセンスコスト
IBM Mail Dual Entitlement  を利用する
© 2016 NotesConsortium.10
中小企業が得られるノーツのメリ
ット
その 3 ~アプリ開発編
• 文系人間でもアプリが作れる !
• 作成依頼がカンタン !
• ユーザーと確認しながら作れる !
• サンプルや事例が豊富 ( になってきました )
© 2016 NotesConsortium.11
それ以上、必要な場合
ぜひノーツコンソーシアムの扉たたきましょう。
まずは見学から・・・
© 2016 NotesConsortium.12
ちなみに弊社の自作アプ
リ
今回のような強力な開発者の方の前にさらすのは
恥ずかしいのですが・・・
© 2016 NotesConsortium.13
取引先申請用 DB
© 2016 NotesConsortium.14
薬事関連販売管理 DB
© 2016 NotesConsortium.15
名刺管理 DB
© 2016 NotesConsortium.16
Xpages による Web 化
© 2016 NotesConsortium.17
中小企業での開発のコツ
• できるだけ簡単に作成する。
• 可能な限り、 @ 関数、 @ 式を使う。
• 後任のことも考える。
• ノーツコンソーシアムに参加する。
© 2016 NotesConsortium.18
広瀬化学での
ワークスタイル変革
• モバイル導入
• 2014 年更新
• VDI 導入
• 901 マイグレーション
• Traveler 構築
• 既存アプリケーションの WEB 化
• さらなる要求 ( 今後の課題 )
• メールのあり方、ソーシャルの検討
© 2016 NotesConsortium.19
コンソに参加できた理由
• 経営者層の判断で、可能な限りすべてをノーツ
フロントにするよう指示が出た。
• まさにそんな中、コンソーシアム事務局様より
見学のお誘いが・・・
• 各会の議事録とレポートを合わせ、メリットを
詳細に説明
© 2016 NotesConsortium.20
まとめ
• 未導入の場合、まずはノーツを知ってみる。
• 導入済みの場合、もっとノーツを知ってみる。
• 簡単なアプリを作ってみる。
• 先人の皆様を頼る
• コンソを頼る
© 2016 NotesConsortium.21
そして・・・
ユーザー主導で、
自然なワークスタイル変革を実現しましょう !!
© 2016 NotesConsortium.22
ご清聴ありがとうございまし
た。
” ”技術はまだまだですが、ノーツ 愛 は負けません。
私で出来ることであれば、いつでもご連絡ください。
    https://www.facebook.com/hagihara.kensuke
    https://twitter.com/showkenny
    中小企業こそノーツ !!
    http://www.tanuchi.com/
© 2016 NotesConsortium.23

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なぜ? 中小企業にノーツが有効なのか!

Notas do Editor

  1. 皆様、こんにちは!! 只今ご紹介に預かりました、広瀬化学薬品の萩原と申します。 本日は弊社のような小規模ユーザーの発表に、たくさんのご参加ありがとうございます。 私自身、人前でしゃべるのは3回目。 加えて今回はこのようにたくさんの方の前は初めてということで、かなり緊張しております。 どうも緊張すると早口になる傾向がございますので、極力気をつけてお話しさせて頂きます。 さて早速ですが・・・
  2. 私は神戸生まれ、神戸育ち。 関西弁での発表になりますので多少お聞き苦しい点があるかとは思いますが、なんとかご理解頂けるように意識しておりますので、ご了承ください。 --- 先にもお話し致しましたが、まだまだ不慣れです。至らぬ点が多いかと思いますが、何卒ご容赦ください。 --- 普段よりさまざまなところで発言等行っておりますが、そちらと重複するものが多くございます。 是非くどいとおっしゃらずに、弊社あるいは私の方向性が一貫しているということでご理解ください。 --- また今回の発表内容ですが、私見を中心に資料を作成しております。 一部わかりにくい標記やもしかしたら誤りがあるかもしれませんが、ご容赦ください。 もちろん必要ございましたら、後日何らかの形で修正させて頂きます。 またたいした資料ではございませんので、今回配布は行っておりません。 もしご希望される方は、たいへんお手数ですが、最後にSNSのアカウントを表示いたしますので、そちらよりご依頼ください。 さて前置きが長くなりましたが・・・。
  3. こちらが本日のアジェンダになります。 ひとつお伺いしたいのですが、ご参加の皆様の中でユーザー企業様いらっしゃいますでしょうか。 お手数ですが、ユーザー企業様、挙手をお願いします。 それではその中で、ノーツユーザーでない企業様いらっしゃいますでしょうか? ありがとうございます。 先ほどこのような機会が3回目とお話ししましたが、実は先日、某社様のユーザー会で少し話させて頂きました。 その際、大小あわせて確か16社出席されており、似た質問をしてみました。 なんと、半数以上の企業様が実はノーツユーザーなんです!! 残念ながらコンソに参加頂けている会社様はいらっしゃいませんでしたので、しっかり宣伝しておきました。 さて今回の結果ですが、 ●そこそこいらっしゃいますね。喋りがいがあります!! ●さすがにコンソのオープンセミナーですね。それではぜひ中小の苦労を共有いただけましたら幸いです。 内容ですが、簡単に弊社概要を1枚入れております。 続いて弊社とノーツの関係をご説明いたします。 その後、本題である中小企業とノーツの関係について弊社の経験を元に発表させて頂きます。 わずかですが、実際に弊社で作成し稼動しているアプリも少し紹介させて頂く予定となっております。 またノーツを通じて現在進行形である弊社のワークスタイルの変革について、少しお話しさせて頂きます。
  4. こちらが弊社概要の抜粋になります。 創業は1947年、来年で70周年となります。 社員数は96名、ノーツのユーザー数としては83名になります。 業種としては、化学薬品商社です。 お客様は企業・官公庁様から大学・研究室や病院様など、主に兵庫県内の多くのお客様とお取り引きさせて頂いております。 細かな内容や、取り扱い品目などは本発表とは直接関係ございませんので、割愛させて頂きます。 詳細ご興味ございましたら、弊社ホームページをご覧ください。 ちなみに弊社ホームページやフェイスブック、ツイッターも私が管理、メンテナンス致しております。 このあたりが中小企業の現実になります。 余談ですが、弊社写真を見て頂くと3階建てに見えるのですが、実は3Fはテニスコートと一部バーベキュースペースとなっております。 私がご一緒する必要がございますが、タイミングが合えば無償でお貸し出しいたしますので、ご相談ください。
  5. さてそれでは弊社とノーツの出会いについて、少しお話しさせて頂きます。 そもそも弊社のIT予算は5年に1回、リースアップ時に現行リース額を予算額のベースとして更新するという形でした。 1999年がその更新年でありましたが、弊社にIT部門はなく、経理部門が兼任していました。・・・もっとも現在もIT部門はありますが、私ひとりの在籍であり、その私も兼任業務を持っております。まあ、100名弱の企業では当たり前といえば当たり前かと思います。 その1999年の更新に先立ち、前年に私が経理部門へ配属となりました。 当時の弊社内にはAS400による販売管理システムのみ存在し、数台のパソコンを共有して、帳票出力等を行っている程度でした。 もちろん配属したてですので、パートナー様との人脈はゼロ。 上司について廻るだけの活動に終始してしまいました。 ちょうど社内情報系のシステム化というキーワードが取り沙汰されていた時期だったかと思います。 5年に1回の機会でAS400も本体は更新するものの、価格的にも安くなってきたため、残りの予算で何か検討しようということになりました。 --- そんな中、以前より上司が付き合いのあった某パートナーの営業様から、一度社内に見学にこないかとのお誘いがあり、伺わせて頂きました。 そのときに見せていただいたのがノーツ R4.6 です。 ワークスペースの上にたくさんのアイコンが並んでおり、メールや掲示板だけでなく、いわゆる「文書データベース」としてさまざまに利用されている状況を見せて頂くことができました。 初めてみた感想は、これならパソコンを使ったことがない社員でも使えそう!! いわゆる一目惚れです。 根本的には異なりますが、iPadを始めて触った時と似た感覚でした。 実際ワークスペース上に複数のアプリが並んでいるところなどは似ているのではないでしょうか。 その後さまざま検討を重ねましたが、どうしても他のシステムではパソコン初心者に使わせることに苦労しそうであるという点と、なんとか自社内でデータベースを作れるのではないか。自社内で作ることができれば、今後の展開が望める、ということでノーツを選定した次第です。
  6. 続いて弊社での導入履歴です。 先の通り、1999年にR4.6をはじめて採用し、以降5年のリースアップ時にマイグレーションを行ってきています。 弊社はノーツへの依存度が高いことから、マイグレーションについては毎回細かな稟議を行うことなく承認されております。 --- ここで重要なのが、1999年にノーツを採用するがために、ひとり一台のパソコン環境を整えたという点にあります。 今でこそ当たり前の環境なのですが、当時、特に弊社レベルの会社では大胆な施策であったかと思います。 かなり社長にも反対されましたが、最後まで食い下がり、結果的には強行したようなイメージとなりました。 恐らく複数人でパソコンを共有していれば、ノーツの本来の使い勝手、良さが半減してしまい、もしかしたら2004年はマイグレーションでなく乗り換えていたかもしれません。 いずれにしても利用者全員のパソコン導入により、定年間近の全くキーボードすら触ったことがないような人員までパソコンを使うようになりました。 なぜ使えるようになったのか。 すべてノーツのおかげなんです。 直感で必要な作業が分かる。また当時はデータベース数も限られていたため、どこに必要な情報があるのか。またどのような情報を提供すべきなのかなど、パソコンを知らなくてもノーツは使えるんです。 正直なところ、細かな操作説明や、マニュアル配布などは行っていませんが、全員が自然と使えるようになりました。 おそらくノーツでなければ、もっともっと多額の費用が必要だったに違いありません。 そんなことで当初猛反対していた社長も、2004年の更新頃には「同業者でひとり一台のパソコン環境を整備したのは当社が一番だった」と自慢するほどになりました。 次回予定では2019年の最新版+SCNotesのハイブリット構成を検討予定です。
  7. つまり ノーツを導入していなければ、今日の弊社のITシステムは成立していないといっても過言ではありません。 もっともITシステムそのものが成り立っていないのではなく、少なくともアプリケーションやワークフローひとつずつにお金を掛けたり、もしくは妥協してノンカスタマイズで利用し続けることとなり、いずれ使われなくなったり。 また、それらさまざまなインターフェイスをひとつひとつ覚えなければならない状況となり、ユーザーのスキルレベルも大きく乖離することになっていたはずです。 ノーツの場合、もちろん作り方にもよりますが、ひとつのインターフェイス、共通の操作手順で運用が可能なため、ユーザーのスキルを意識する必要がありません。 弊社にとってノーツとの出会いは、ITコストの適正化もしくは、少し言い過ぎかもしれませんが、最小にして最大の効果に繋がっていると判断しております。
  8. さて中小企業がノーツから得られるメリットをお話しする前に、既にご承知のことかと思いますが、中小企業を取り巻く環境について少しお話させて頂きます。 まず --- お金がない。 正しくはITに使える潤沢な予算がありません。 --- 次に人的なリソースがありません。 正しくはシステム専属で人員を雇うことが簡単ではありません。 私自身、システム以外に業務を兼任しております。 --- 最後に時間がありません。 先の人的リソースからも起因するのですが、兼任業務を処理しながら、システムの運用・開発を行う必要があります。 例えば社員に配布したパソコンが1台壊れただけで、その日の予定が大きく狂ってしまいます。 もちろんセミナーや勉強会に参加する時間も制限されるため、知識を得る機会も見逃しております。 --- よく巷で3Sとか5S活動など伺いますが、中小企業をとりまくIT環境は3N(3ない)状態なんです。 しかしながらノーツを利用することで、弊社は「ない」なりに日々システム的に成長することができています。
  9. さて前置きばかりが長くなりましたが、なぜノーツが中小企業にメリットがあるのかを私なりの価値観から説明させて頂きます。 まずはサーバー管理編です。 --- ノーツの場合、Dominoサーバーが必要となりますが、この1台でメールやスケジュール、掲示板、ワークフローさらにエージェントと呼ばれる自動実行プログラムなど、主要なコンポーネントを稼動させることができます。 --- また弊社では構成していませんが、ドミノクラスタなどを組む場合はもちろん最低2台のサーバーが必要となりますが、過去において少なくとも弊社ではクラスタが必要だったという場面に遭遇したことがありません。 日々のバックアップはしっかり取っていますが、誤操作で消したという文書を戻すために使用した程度です。 --- またサーバーコンソールを使っての作業ですが、主に日々必要なコマンドは、おそらく初期構築時にパートナー様がスケジュール設定していただけるはずです。 通常、コンソールを見ることも触ることもありませんが、唯一私の経験で必要と感じたコマンドは、 --- 「quit」。 Dominoサーバーを停止させるコマンドになります。 起動については、デスクトップのショートカットをダブルクリックすることで起動可能ですので、これだけ覚えておけば、万が一の際もDominoサーバーのみ再起動することができます。 但しこのコマンドについても、弊社内で緊急で過去に使用したのは2回だけなんです。 中小企業ではシステム管理でコンソールとにらめっこできるような人員はいませんので、この「ほぼ手放しで運用できる」ということが一番のメリットになるかと思われます。 もちろんその他の作業を行いたい場合も出てくるかもしれませんが、ある程度はヘルプ文書で対応できます。
  10. 次にライセンスコストについて、少しお話しさせて頂きます。 恥ずかしながら現在の弊社はオンプレのライセンスを購入し、メンテナンス契約については継続できておりません。 どうもソフトというものに関する上層の理解が薄いようです。 --- 現在では、IBM Mail Dual Entitlement という SaaS と オンプレミス両対応サブスクリプションがあり、1ユーザーの月額は1000円以下となっています。 --- ソフトウェアサブスクリプション込みのオンプレライセンスですと、1ユーザー当たり年間14000円ほど必要ですので、これだけでもお安くなっています。 加えてこのライセンスにはサーバーライセンスが含まれるます。例えば社内にDominoサーバー、Travelerサーバー、パススルーサーバーと複数台のサーバーをたてる際にもサーバーライセンスを別途購入する必要がありません。もちろんクラスターを構築するにも、サーバーライセンスは含まれます。 この当たりは中小企業に関わらず、大企業様でもコストダウンに繋がる内容となりますので、ぜひオンプレライセンスをお持ちの企業様についても、次回サブスクリプション更新時にご検討をお勧め致します。
  11. 続いてアプリ開発編です。 --- 弊社では導入当初から私ひとりが開発するという形で運用しています。 もちろん他に好きな社員がいれば、作らせてもいいのですが、やはり中小企業ではなかなかそのような人員は存在しません。 逆にひとりで受けこむことで、社内アプリの管理(死活監視やアプリの質の確保)が簡単になります。 ちなみに私は某大学の文学部卒でして、大学時代にワープロは使用していましたが、パソコンは仕事を始めてから独学になります。 ノーツについては教育プログラムを受講しました。 導入当初にR4.6の管理1及び、開発1、2。 その後はパートナー企業様開催の 8.5 開発初級とxpages入門。 今年に関しては、ノーツコンソーシアム主催のxpagesワークショップに参加させて頂きました。 つまり素人が少し勉強してアプリを作っているというのが弊社になります。 --- 次に一般ユーザーからのアプリ作成依頼がカンタンです。 アプリを作るとなると、仕様や内容をある程度打ち合わせてからスタートする必要がありますが、ノーツの場合は凝ったアプリでなければ、追加・修正が非常にカンタンです。 従って弊社では一般ユーザーからの作成依頼は、ワードやエクセルさらには手書きメモ等で画面イメージを提出してもらい、作成しています。 --- 途中経過をユーザーと確認しながら作成できるため、ほぼイメージした内容で仕上がります。 また作成途中での変更や追加ももちろんカンタンに対応できます。 --- 次にサンプルや事例ですが、正直なところR4.6時代はなかなか欲しい情報にいきつくことができませんでした。 しかしながら現在では、ノーツコンソーシアム会員の方々のブログ等での発信を中心に、さまざまな情報に触れることが可能になっています。 また設計公開にてサンプル配布頂けているサイトもありますので、開発内容を勉強するにはうってつけです。
  12. もしそれ以上の情報が必要なようでしたら、 --- ぜひノーツコンソーシアムの扉をたたいてみてください。 ユーザーだけでなく、パートナー様もたくさん参加されており、さまざまな情報が得られます。 先日からはユーザーお困りごと相談というプロジェクトも動いており、弊社からもいくつか相談させて頂いております。 先日議論され、フィードバックも頂きました。 --- まずは一度、見学してみてください。想像以上に活発な議論やコミュニケーションが行われていることに驚かれることと思います。 もちろん現時点で何の問題もないという企業様(おそらくそのような企業様はないと思いますが)、そんな企業様でもきっと満足頂ける場になるはずです。 とにかく一度、見学にご参加ください。
  13. --- さて本日、つわものの皆様の前にさらすのはどうかと思ったのですが、恥を掻き捨てて弊社で活用しているアプリを少し紹介させて頂きます。 もちろんメール・ディスカッションについてはテンプレートそのまま、あるいは少しカスタマイズして使用しています。 ディスカッションのカスタマイズ例としては、カテゴリ項目をひとつ追加し、そのカテゴリ別のビューを作成する程度ですが、たったひとつこの項目が行えるだけでアプリケーションの価値は単に2倍になるのではなく、3倍、4倍、もしくはそれ以上になってくれます。 このカスタマイズの容易さはおそらく他のアプリケーションではまね出来ないものと感じております。
  14. まずは超初級のワークフローアプリです。 弊社は商社になりますので、得意先及び仕入先の両方について申請・承認形式となっております。 フィールドヘルプを多用することで、申請者に入力項目をわかりやすく作った例になります。 ※上部のボタンの非表示設定が不十分なのはお許しください。 本資料を作成している最中に気付きました。
  15. 次に弊社では医薬品・医療機器といった販売について細かな法的管理が必要な取り引きがございます。 --- 営業部で受注したデータをcsv経由でアプリに取り込んでいる例になります。 --- 仕入納品書やお客様からの受領書などもスキャンデータとして添付することで、医薬品等の販売に関する監査にも対応しており、兵庫県の薬務課からも高評価を頂いたものになります。
  16. 最後に名刺管理DBです。 --- すいません、今回ここに立つことになったきっかけの方の情報を使わせていただいておりますので、データは無視してください。 --- 右側に名刺画像もあるのですが、特徴のある名刺でして、隠すとこうなってしまいました。 さて、こちらはまだ全社展開は行っておらず、私個人で便利に使っております。 某名刺管理をSaasで提供されている会社様のサービスを社内向けにマネたもので、所有者情報を登録することで、社内でだれか最新版に更新した際、所有者全員に更新通知が届くような仕組みになっています。 これだけだとたいして便利じゃないと言われるのかと思いますが・・・
  17. いちおう・・・xpagesでweb化済みなんです。 --- IBM様で公開されているモバイルコントロールの手順書を元に、内容を割り当てて作成しています。 --- もちろん青字部分はリンクになっており、 Mailからは送信先アドレスが入力された状態でメーラーが開きます。 電話は音声発信。 住所からはGoogleMapにて地点表示するようにできています。 これにより、外出先から訪問先の地図確認や、電話対応など、かなり便利に活用しています。 ではなぜ全社展開していないのか・・・。 名刺スキャンデータのOCRに対応していないからです。 現在は各社員が登録しようとすると、いちいち手入力が必要になります。 別のウィンドウズ対応の名刺管理アプリがあり、私自身はそちらに取り込んだデータをcsv化してノーツに展開させているのですが、なかなかそこまで教えるのが大変でして、普及できていないというオチです。
  18. 以上、弊社内ではそこそこ凝ったほうのアプリを紹介させて頂きましたが、今回のご紹介はこの程度でご勘弁頂くとして、ほかにもいくつかアプリはございますので、今後はブログやフェイスブックで紹介させていただくこととします。 もちろん著作権は設定しておりませんので、ご希望されるものがございましたら、無償で提供可能ですが、設計の未熟さや、荒さはご内密にお願い致します。 さてそれでは中小企業でノーツを自社設計する場合の、私なりに考えるコツをご紹介します。 --- まずとくかくできるだけ簡単に作成することです。 実際、私はLotus Script も Javascript もほとんど知識がありません。もちろん教えることもできません。 --- 先にお見せしたアプリも、xpages以外はすべて@関数、@式のみで動いています。 それだけでも十分パワフルな、実運用可能なアプリケーションが作成できるんです。 加えて複雑な処理が要求されないため、サーバーも安定稼動してくれます。 --- 中小企業の場合、システム専属が困難なため、どのような人員が配属されるのかわかりません。 恐らくノーツの運用・設計経験者が入ってくるということは皆無ではないでしょうか。 それでもいずれ配属されるであろう後任に任せるためには、できるだけ簡単に作ることで、次代へつなぐ事ができると考えております。 --- 最後に、ノーツコンソーシアムに参加するです。 正直なところ、年間10万円。中小には厳しいです。普通は決済なんて頂けません。 ・・・このあたりはぜひ今後理事会等で検討頂くとして・・・ 例えば今年から弊社は正式会員として会費を支払って参加させて頂いておりますが、2ヶ月に1回開催されている大阪研究会を中心に、各地で行われるユーザー情報交換会にも参加させて頂いております。 毎月東京で開催されているザ・ノーツ研究会にもリモートで可能な限り参加していますが、こちらは正直なところ疎外感は否めません。 今年の目玉はxpagesワークショップ。 教育専門の講師の方に、みっちり2日間、テキストに添って教育いただけました。 もし実費で受講するとなると・・・、これだけでコンソ年会費を超えてしまいます。 つまり弊社については、今年は黒字なんです! もちろん各研究会での発表や事例報告、困りごと相談など。 恐らく設計教育やサポートに関しては、通常保守対象外のはずですので、参加企業様との情報交換やパートナー様のお力添えに助けられております。 先と重複しますが、ぜひノーツコンソーシアムを、まずは見学から体験してみてください。
  19. それではここまでを踏まえて、今回のサブテーマであるワークスタイル変革について、現在までと今後の方向性をお話しさせて頂きます。 弊社はルート営業を主体とする商社になります。 社長の思いとして、対面納品というキーワードがあるため、極力営業自身がお客様へ商品を手渡すという営業スタイルです。 つまり毎日たくさんのお客様を訪問し、納品・受注・問い合わせを受けることになります。 したがって社外でパソコンを開いて、ゆっくりメールチェックをしたり、社外で営業がパソコン業務を行うようなことはかなり稀な例でした。 --- モバイル導入は意外と早く、管理職及び営業マンへのiPadは2010年には完了、2013年には必要人員にiPhoneも配布が完了しており、iNotesを利用して、メールのみVPN経由で利用できる環境が整っておりました。 そのような状態でしたので、2014年の更新テーマとして弊社では「ワークスタイル変革」は考慮外の内容でした。 実際にノーツに関わる部分での構築としては、 --- ・全社VDI導入 VDIはワークスタイル変革にもよく利用される仕組みですが、弊社ではBCP対策とクライアント管理の観点から導入となりました。 ・ノーツは8.5から9.01へマイグレーションを実施し、 ・同時にTravelerを構築しました。 プッシュ通知が可能なTravelerはやはりかなり受けがよく、これに端を発し、営業の活動内容に変化が生じ始めました。 ---- まず要求として高かったのが、既存ノーツアプリを外部から見たいというものです。 経営者層の判断で、iPhoneでの情報閲覧が命ぜられたため、要求のあったすべてのアプリケーションについて、xpagesのモバイルコントロールを使用したiPhone対応の画面での閲覧を可能としました。 あくまで【閲覧】までであり、新規作成や編集、ワークフローの機能は持っていません。 閲覧に特化し、加えてモバイルコントロールの設定をコピーして作成したため、数ヶ月で見ることは可能となりました。 --- ここまでできると、さらに要求は高度化してきます。 経営者層からはすべてのパソコン業務をノーツに集約するよう指示が出ました。 すべて網羅することは不可能ですが、現在はできることの調査から情報収集しております。 --- 特にメールについてですが、一部のお客様についてはメールに即時性を求める方がいらっしゃるようで(そもそもその考え方が間違っているのですが)、そのような方のメールをできるだけ速やかに対応するにはVerseというインターフェイスが有効と考えております。 また社内掲示やメールが「個人」に対してあふれつつある状態を打破するためにも、ソーシャルの導入を検討しております。 実際、営業日報をソーシャルにという案も前向きに検討しているところです。 このように弊社では積極的にワークスタイル変革というものを踏まえた構築や活動は行っておりませんでした。 しかしながらノーツの機能を少しずつ社内にオープンにしていくことで、ユーザーからは「これもできるのでは?」「こうしたい」という意見が自然と発生するようになりました。 つまりちょっとした仕組みを理解し、社内で解決されていくことで、自然と営業のワークスタイルが変化してきました。 先日、大阪で開催されましたIBM Connect Japan 2016 大阪にて、赤松様が話されておりましたが、「やらされた感」の強い「ワークスタイル変革」は失敗するとの事でした。 ということは、今までの弊社の進み方は間違っていないのではと考えております。 現時点では残念ながらメール中心ではありますが、お客様からの問い合わせなどを集約し、内勤スタッフが随時回答するとで、従来回答まで少なくとも1日かかっていたものが、数十分で完了するなど、顧客サービスにも寄与するようになってきています。 恐らく弊社では、今後もノーツというツールを知り、使っていく上で、無意識にワークスタイルが改善していくというステップが踏めるものと考えております。
  20. それではなぜ中小である弊社がノーツコンソーシアムの企業会員として参加できるようになったのか、少し説明させて頂きます。 そもそもコンソーシアムの存在はかなり以前に知っており、一度会社に上申したとこがございます。 が、もちろんその時点では有無を言わさず、却下されてしまいました。 経営者としては、まだまだノーツの価値も半信半疑であった上、コンソのメリットを見出すことができませんでした。 もっとも当時、弊社規模では理事会側で却下されたかもしれません。 --- 先にも触れましたが、2014年更新時に全社員VDI化が決定し、社内で使用しているアプリの洗い出しを行ったのですが、その結果を受けて経営者層から、「できるだけひとつの画面ですべての職務を実行できる環境を作ってほしい」という要請が出て参りました。 更新完了後、さらに細かく精査していく中で、やはり当社はノーツに頼るべきという結論に至りました。 --- ちょうど1年ちょっと前になるでしょうか。 フェイスブック経由で、コンソーシアム事務局様よりメッセージを頂き、まずは「テクてく Lotus 技術者夜会(大阪編)」を見学させて頂きました。 当日は終了後の懇親会にも参加させて頂き、次回以降の研究会の見学のお誘いを頂きました。 --- 年内の大阪研究会及びユーザー情報交換会に参加させて頂きましたが、毎回しっかりした議事録や資料の提供があり、それらに加え私なりのレポートを合わせて経営者に稟議書を提出し、ようやくコンソの意味やメリットが理解され、入会が認められました。 ちなみに一番のメリットと受け入れられたのは、参加ユーザー様、パートナー様、もちろんIBM様との情報交換という点であり、一般的にサポート契約では受けられないメリットが受けられるという判断がございました。
  21. さて長くなりましたが、まとめです。 --- 導入されていない企業の方、まずはノーツそのものに触れてみてください。 Webでなく、ノーツクライアントのワークスペースから使ってみてください。 恐らくパートナー様でデモして頂けるもしくは何らかの準備を頂けるはずです。 --- 導入済み企業の方は、今一度有効利用について考えてみてください。 パートナー様はある程度の情報はお持ちのはずですので、無償範囲で提供できる提案や、情報源を教えてもらってください。 --- 次にアプリを作ったことがない方、ぜひ簡単なアプリを作ってみましょう。 設計を知ることで、現状のアプリに対する考え方や、ステップアップなどのヒントに繋がるはずです。 後ほど紹介させて頂きますが、7月より個人的にブログを開設しております。 こちらを見ていただければ、どなたでも初歩の初歩レベルのアプリケーションが完成できるように意識して投稿しております。 かなりマッタリしたペースでの掲載ですが、ぜひ参考になれば幸いです。 --- もちろん教育メニューを受けることができればいいのですが、やはり安価ではありませんので、まずは先人の皆様方が提供して頂いておりますブログを探してみたり、無料配布されているアプリケーションを使ってみてください。 もちろんコンソ主催の参加可能なイベントもございます。今年開催されました「ノーツ新任担当者向けのワークショップ」については、非会員の方も無償で参加できるイベントでしたので、まずはこちらから参加してみるのも近道かと思われます。 --- それで解決しなければ、コンソの扉をたたきましょう・ ノーツに関わっている方、企業様でしたら、恐らく見学させて頂けるかと思います。 もしたたきにくいということであれば、遠慮なく私に連絡ください。 もっとも私が対応できる範囲は、最適な何かを紹介する程度になると思われます。
  22. そして ユーザー主導、ユーザー目線でノーツの開発・運用を行うことで生まれてくる要求を満たすことにより、自然なワークスタイルの変革を実現しましょう!! ユーザー様に設計権限を持たせている会社様も多いかと思います。 そのような場合は、よく利用されているアプリケーションを精査し、似たものを最大公約数としてまとめてテンプレート化するなどでもメリットは出てきます。
  23. 本日はお忙しい中、ご参加ありがとうございました。 弊社は決してノーツの成功事例ではありません。 まだまだできること、やるべきことが山積しております。 今回登壇させて頂いたのは、コンソ内のとある方からの強い依頼がございました。 その方は私以上のノーツ愛を持っておられ、積極的に啓蒙活動に励んでおられます。 その方の足元にも及びませんが、ノーツという素晴らしいツールがもっと有効活用され、さらに発展していくことを願っておる次第です。 従来、IBM様やパートナー様は大手企業様に目を向ける機会が多かったのではないでしょうか。 もちろん1契約の金額だけみると、中小なんて目をむける価値がないのかもしれませんが、1社は1社なんです。 つい先日、某リサーチ会社が、「中堅・中小企業のグループウェアのシェア」について、Notes/Dominoが2位から3位に転落したという報告がありました。 Office365/Exchange Online に逆転されたようですが、個人的には全てがグループウェアとしての用途で契約したとは思えないのですが、数字だけでみるとそのようになるようです。 中小企業白書によると、企業数では大企業1万強に対し、中小は385万社もあります。 従業員数では、大企業 1397万人に対し、3217万人もいるんです。 弊社のような中小にノーツを導入することで、IBM様もパートナー様も、少なくとも赤字にはならないかと思います。 むしろ構築費用を考慮すると、例えば初期導入時のVMイメージを使いまわすなどすれば、パートナー様にとっては悪い話ではないのではと推測されます。 であれば、ぜひ中小にも目を向けて頂き、コンソの力も借りて、ノーツの世界をより活発にしていこうではありませんか!! コンソ会員1年目にして、えらそうなことばかり言って申し訳ございません。 ただ私個人としては、ノーツをもっと知っていただきたい、もっと使っていただきたい。 そのためにはコンソという枠組みをうまく利用し、あらゆる企業様とのつながりを大切にすることで、さらに発展させていきたい。 という強い思いでここに立たせて頂きました。 本日の中身について、もしかしたら内容的にどうなのか、あるいは正しくない記述があったかもしれませんが、ぜひ私の意図、ノーツ愛を汲んでいただき、今後の参考になれば幸いです。 お荷物になるかと思いますが、ディスポーザブルのマスクを配布させて頂いております。 まだ社内に在庫がございますので、送料として1箱20個入 500円ご負担頂けるようでしたら、日本国内どこでもお送り致します。 ご遠慮なくお申し付けください。 無理やりシールを貼付させて頂いておりますが、最初はこんなデザインではありませんでした。