ノーコードテストツール導入時の決め事のスライドになります。

1. ノーコードテストツール
導入時の決め事
株式会社ウェブレッジ
阿部尭史

2. 目次
1. 発表内容について
2. ノーコードテストツールを導入した業務内容
3. 導入前に決めておくべきこととその理由
3-1. 自動化実装箇所の可否
3-2. テストシナリオの作り方
3-3. 運用時のルール設定
3-4. その他設定した運用ルール
4. まとめ

3. 1. 発表内容について

4. 1. 発表内容について
発表内容
「ノーコードテストツール導入時の決め事」
ノーコードテストツールを導入した経験をもとに、導入にあたって
「決めておくべきこと・行ったほうがいいこと」を紹介します。
今回は実際にノーコードツールを導入した以下の業務を事例として、
説明を行います。
導入業務事例：業務共有アプリ

5. 2. ノーコードテストツールを
導入した業務内容

6. 2. ノーコードテストツールを導入した業務内容
■ テスト内容
・「業務共有アプリ」の画面表示・動作の確認
■ テスト対象
・iOS/Androidのモバイルアプリ
■ 主な機能
・2、3者間でのチャット機能
・スケジュール・タスク作成 / 共有機能
導入業務事例：業務共有アプリ

7. 2. ノーコードテストツールを導入した業務内容
■ 使用したノーコードツール
・
→モバイルアプリテスト、ブラウザ(ウェブアプリ)テストの
両方に対応したAIテスト自動化クラウドサービスです。
■ 自動化実装箇所
・チャット機能全般と全画面の表示崩れ
導入業務事例：業務共有アプリ

8. 3. 導入前に決めておくべきこと
とその理由

9. 3. 導入前に決めておくべきこととその理由
業務でノーコードテストツールの導入を行った経験から、以下の3つを決めてお
く必要があると考えました。
1. 自動化実装箇所の可否
2. テストシナリオの作り方
3. 運用時のルール設定

10. 3-1. 自動化実装箇所の可否
自動化の導入にあたって、自動化できること・できないことの整理が必要
自動化実装可否をまとめることで、以下が行いやすくなります。
・テスト項目書の自動化実装範囲の選定
・自動化したい箇所の実装が難しい場合、早期に対応できる

11. 3-2. テストシナリオの作り方
たとえばテストシナリオ作成について考える場合、
【実行時を想定した状況】
■ 複数のテストシナリオを実行するとき
■ メンテナンスを行うとき
どのようにして作成するかのみでなく、実行を想定した作成を行うことが必要
どのようにしてテストシナリオを作成するかのみでは、
問題が発生した際の対処が遅れてしまいます。

12. 3-2. テストシナリオの作り方
【発生が考えられる問題とその対処方法】
■ 複数のテストシナリオを実行するとき
問題：シナリオによって異なるアカウントを使用する際、エラー発生時に
ログイン済のためアカウントの切り替えが行えない
対処：各テストシナリオの最初にログイン済の場合ログアウトする処理を追加
■ メンテナンスを行うとき
問題：対象のテストシナリオ作成者以外がメンテナンスを行う場合、
どこで何の処理を行っているかがわかりづらい
対処：テストシナリオ内の各処理へコメントを追加するルールを設定

13. 3-3. 運用時のルール設定
事前に運用方法をルール化しておくことで、
運用時の問題発生や混乱を防げる。
②MagicPod
の実行設定
①アプリ更新
③MagicPod
の実行
④結果確認 ⑤結果報告
運用時の各フェーズ
運用時の各フェーズにおけるルールを設定することが必要

14. 3-3. 運用時のルール設定
実際に設定した運用ルール
①アプリ更新
→ アプリのバージョン管理方法
③MagicPodの実行
→ テストシナリオ1つあたりの実行時間の上限
⑤結果報告
→ 自動テスト結果報告書の作成 / 利用方法
②MagicPod
の実行設定
①アプリ更新
③MagicPod
の実行
④結果確認 ⑤結果報告

15. 3-4. その他設定した運用ルール
・テストシナリオの命名規則
・レビュー観点
・外部クラウドサービス(Remote TestKit)の利用 等

16. 4. まとめ

17. 4. まとめ
ノーコードテストツールを導入にあたって決めておくべきこと
1. 自動化実装箇所の可否
→自動化の導入にあたって、自動化できること・できないことの整理が必要
2. テストシナリオの作り方
→どのようにして作成するかのみでなく、実行を想定して作成を
行うことが必要
3. 運用時のルール設定
→運用時の各フェーズにおけるルールを設定することが必要