1. 55分セミナー
「ビジネスコミュニケーション」
シリーズ2回：その1 意識と基礎
9th Aug 2013
福田 兼児

2. はじめに・・・ （目的）
このセミナーでは
「ビジネスにおけるコミュニケーション」
を主題に話します。
「意識・・・（あ、そういう視点もあるね）」
「知識・・・（なるほどね）」
と受講者の納得を生み、「行動」につなげます。

3. はじめに・・・ （このセミナー受講の2つのメリット）
ビジネスをする相手と、
1.ストレスが少ない、
2.しっかりとした
コミュニケーション（意志疎通）ができる
ようになるきっかけを得ます。

4. 念のため・・・１
ストレスが少ない・・・とは
ストレス（感情）
・どうして、わかってくれないんだろう。
・なぜ、何度も言わせるのだろう。
が少ない、ということです。

5. 念のため・・・２
しっかり・・・とは
正しく伝わる
・言いたいことが、誤解なく。
・明確に（事実と意見）。
ということです。

6. その結果・・・
毎度の伝達に必要な、時間・手間が少なくなり、
1.時間あたりの効率が上がります。
その結果、
2.質（向上）×量（向上）＝成果（向上）
が見込まれます。

7. はじめに・・・ （こんなメリットがあります。）
あなたの伝え方が変われば、
相手の行動が変わります。

8. また・・・
聴講中の
「？」
はいつでも手を挙げて質問してください。

9. “TED“
のようなプレゼン
ではありません。
お断り・・・

10. さて、突然ですが・・・
私は、
あなたが、
苦手です。
あなたが、
好きです。

11. また・・・
私は、
あなたに、
10万円払います。
あなたから、
10万円頂きます。

12. この例は・・・
「カネ！」
というわけではなく
「＋の視点」です。

13. この例は・・・
あなたは、たくさんの人
と会話をしていますが。
会話は、
1.事実（客観的）
2.感想（主観的）
が構成要素です。

14. つまり１・・・
「プライベート」
主にお互いの、
“感想 / 感情 / 自分”
の交換

15. つまり2・・・
「ビジネス」
主にお互いの、
“利益/便益/事実”
の交換

16. つまり３・・・
感情
（好き/嫌い）
↓
測定不可能
高い/低い
強い/弱い
多い/少ない
相対的、主観的
（誰かにとって）
事実
（正/否）
↓
測定可能
数字
量
時間
絶対的、客観的
（双方にとって）

17. まとめ１（意識）
ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄ / ﾋﾞｼﾞﾈｽ
二者択一ではない。
「視点の違い」である。

18. まとめ2（意識）
今までは、ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄの延長線
で相手と話していた。
そこに、
ビジネス会話に必要なルール
を加える。

19. ビジネスとは・・・
「利益/便益/事実の交換」
ｶﾈ ⇔ 製品/サービス
・時間（労働力）
・知識
必要だから、ほしいから、好きだから。

20. さて、あなたは
ビジネスの局面
プライベートの局面
において、
「コミュニケーションスキル」
に自信がありますか？

21. さて、あなたは２
親族や、親しい知人、友人と共に、
「ビジネス＝利益/便益の交換」
をしていますか？
または、したことがありますか？
上記の方々との「利益/便益」の交換
ではありません。
「共に（社長、上司、同僚）」ということ。

22. わかりました。
では次、芸事に関する
「守・離・破」
という言葉を、
聞いたことがある方はどれくらいいますか？

23. 守・破・離？
「守・破・離」
守：（Source：源）師匠のマネをする。
破： 部分、自分のやり方を試す。
離：（yourself)自分の型で、進む。

24. 守・破・離？
「守・破・離」
守：（Source：源）師匠のマネをする。
破： 部分、自分のやり方を試す。
離：（yourself)自分の型で、進む。
今のあなた、
ココ

25. プライベートコュニケーションの守・破・離？
「守・破・離」
守：（Source：源）師匠のマネをする。
破：一部分、自分のやり方を試す。
離：（yourself)自分の型で、進む。
親族、知人、学校の先生、学友、
好きな人、仲のいい人
TV（好きな俳優、映画）
=ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄでの知己が師匠

26. 残念ながら・・・
は、ビジネスに必要なコミュニケーションを
教えてくれません。
なぜなら、
その人とは、ビジネス（カネによる利益/便益
の交換）をしていないから。
親族、知人、学校の先生、学友、好きな人、仲のい
い人、TV（好きな俳優、映画）
=ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄでの知己

27. 自分は誰に影響されているでしょうか？
「身近な人の影響」はあるはずです。
みなさんはどうですか？
誰の影響を感じますか？
その相手を、一人書いてください。
そして、その関係性を書いてください。

28. では・・・
誰が、ビジネスでの
「守」・・先生、師匠
になりえるでしょうか？
（各自1コずつ、発表）

29. かのP＆Gでは・・・
あなたのBOSS（上司）
は、顧客である。

30. なぜなら・・・
あなたの賃金は、
あなたの評価は、
誰が？

31. つまり・・・
「顧客
（あなたから買う人）
から学べ！」
と、いうことです。

32. つまり２・・・
「顧客から逆算！」
と、いうことです。

33. つまり・・・
社内では、あなたより
長く、優れて、
「顧客と相対してきた
上司」
から学ぶ！

34. だから・・・
謙虚に：耳を傾け
素直に：実行してみる
→ それが、「守」

35. でも・・・
自分は、
ガンコ
だなぁ、と思う人。

36. では・・・
師匠は、
今から
違いますネ。

37. 変われば・・・
必ず、いいことが
あるはずです。
手段（ﾌﾟﾛｾｽ）が変われば
結果が変わる。

38. まとめ2（意識）
ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄとﾋﾞｼﾞﾈｽ
コミュニケーションの
「守」（自分の師匠）
は違います。

39. まとめ2（意識） コミュニケーションは
ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄ（もちろん、個性OK）
に、
ﾋﾞｼﾞﾈｽ（のルール）
を追加する。

40. まとめ2（意識）
ビジネスコミュニケーション
の
師匠は、誰でしたか？

41. それでは改めて
ビジネスコミュニケーション
での
「守・破・離」
を学びましょう。

42. 改めて！
ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄ
=感情/
感想
ﾋﾞｼﾞﾈｽ
=利益/便益ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝえんぴつ
を使う！

43. ちょっと話はそれますが！
ダイヤモンドの
「４C」
を知っている方？

44. ４C！
Carat：重量
Clarity：透明度
Color：色
Cut：形（削ったのち）

45. 何が言いたいかというと・・・
世界的な宝石である
ダイヤモンドは、ｱﾒﾘｶ基準の
“４C“をもとに、
客観的に格付けされます。

46. 次、ビジネスコミュニケーションの世界では
ビジネスコミュニケーションを
計る
“３C“
があります。

47. ビジネスコミュニケーションの3C！
Confidently
Clearly
Carry out

48. ビジネスコミュニケーションの3C！
Confidently：自信をもって
Clearly：はっきりと
Carry out：実行する

49. 1.Confidently
あなたがオカネを払う相手が
「たぶん」
「自信がありません」
「不確かです」
オカネ、払いますか？

50. 1.Confidently
まずは、自分の
「商品、サービス」
に自信を持ちましょう。

51. ビジネスはCo！
そういえば、ビジネスでは
Co…
が多いです。

52. ビジネスは、“Co =ともに“
Company,
Corporation
Connection,
Commitment
Cooperation
Co-worker
Competitor
etc

53. 想像してください。
ビジネスとは、
「**/**の交換」でした。
Co…
つまり、相手がいます。

54. 想像してください。
では、顧客と交換するために、
「何」が必要でしょう？
自分が購入者だった場合、提供者
との間には何が必要？
各自ｲﾒｰｼﾞを2つ、答えてください。

55. つまり、
○○が必要。
この点は、
プライベートでも同じです。

56. でも、ビジネスは利益/便益の追及が必要です。
売上/利益Up の3大要素
1.○○数Up
2.○○○○ Up
3.○○○数Up

57. つまり、ビジネスでは
・多い ＞ 少ない
・太い ＞ 細い
・高い ＞ 低い
・広い ＞ 狭い
・大きい ＞ 小さい（効率）

58. 守破離まとめ-1
顧客と、
より（太,大,多etc）きな
橋をかける！
＜

59. 2.Clearly
明確に！
ただ、これだけ。

60. 2.Clearly
「で、何が言いたいの？」
は、
ビジネスでは、NG！
プライベートでは、OK!?

61. 世界一難しい、日本語。
とても情緒があり、
世界に誇る、ステキな言語です。
Ex）
川御座船,屋形船,
→
pleasure boat

62. 世界一難しい、日本語。
て、に、を、は、が、も
彼が、私を好きだ。
彼も、私を好きだ。
彼を、私は好きだ。
etcetc

63. 難しい日本語だからこそ・・・的確に絞る。3つに。
・主題（課題/問題/状況）
・結論（意見/事実/感想）
・理由（論理/事実/感想）

64. 例題１・・・会話をあてはめる。
先日、私と会食の予定があった
知人女性から、
「会食当日の2時間前」に、
私宛てにメールがありました。

65. 例題１・・・会話をあてはめる。
「足を、ねんざしました。」

66. 例題１・・・会話をあてはめる。
私は返答しませんでした。
そしてこう思っていました。
「だから、何？」

67. 例題１・・・会話をあてはめる。
この女性のメールには
結論
がありません。

68. 例題１・・・会話をあてはめる。
主題：今日の食事について
結論：・30分遅れます。
・いけません。中止。
・いけません。延期。
理由：足をねんざしたから。

69. つまり・・・ビジネスで必要なのは3つ。
1.主題（課題/問題/状況）
2.結論（意見/事実/感想）
3.理由（論理/事実/感想）
上記を一回で、伝えること。

70. 余談ですが・・・男女の違い３つ
男
プライド
結論
論理
女
共感
ﾌﾟﾛｾｽ
直感
⇔
⇔
⇔

71. 余談ですが２・・・先のメールのオチ。
そのレストランに女性はいました。
「あなたは大丈夫？の一言もない
の？」
「大丈夫だから、ここにいるん
じゃないの？」

72. 余談ですが２・・・先のメールのオチ。
「だからあなたには、
彼女ができない」
「なるほど。」

73. 例題１・・・会話をあてはめる。
主題：福田の彼女について。
結論：できない。
理由：コミュ障である
可能性が高いから。

74. もどって・・・ビジネスでは
結論の無い
コミュニケーションは
避ける。
プライベートでは構いません。

75. 例題2・・・会話を組み立てる。
「スプーンが、落ちました。」
これは、
・主題？
・結論？
・理由？
自由に作文をしてください。

76. 回答例１・・・会話をあてはめる。
主題：スプーンが落ちました。
結論：取り替えてください。
理由：床に落ちたものを使うの
は嫌だから。

77. 回答例２・・・会話をあてはめる。
主題：マナー講習会で。
結論：スプーンが落ちました。
理由：初めて使うスプーンだっ
たから。

78. 回答例１・・・会話をあてはめる。
主題：料理の最中で
結論：並べていた卵が割れた。
理由：スプーンが落ちたから。

79. ビジネスコミュニケーションの3C！
Confidently：自信をもって
Clearly：はっきりと
Carry out：実行する

80. 1回目おわり。
次回、
具体化 / スピードアップ
に焦点をあてます。