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Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
アジャイルを標榜する本⼈にではなく、
それを受け⽌める側の
あなたに伝えておきたいこと
Ichitani Toshihiro
市⾕聡啓
メンバーがアジャイルな本を⼿...
市⾕ 聡啓
Ichitani Toshihiro
DX伴⾛⽀援 (株式会社レッドジャーニー)
政府CIO補佐官 (省庁DX、アジャイル)
特に専⾨は
・仮説検証 (サービスデザイン)
・アジャイル開発
https://ichitani.com/
https://redjourney.jp/
Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
・カイゼン
・アジャイル
・チーム開発
・仮説検証
・アジャイル
・仮説検証
・アジャイル
・アジャイル⼊⾨
https://ichitani.com/
Profile
@papanda
令和の時代に出す
新たなアジャイルの本の意義
とは何か?
誰に向けた「やさしさ」なのか?
「アジャイル開発本はもう5冊⽬以上!」
「だいたいアジャイル開発の勉強会は常連側。」
「アジャイルチームのコーチ役をやっています。」
「アジャイルに⼀歩も踏み出せていません。」
「アジャイル開発本はもう5冊⽬以上!」
「だいたいアジャイル開発の勉強会は常連側。」
「アジャイルチームのコーチ役をやっています。」
「アジャイルに⼀歩も踏み出せていません。」
あります!
ピュアにまだ踏み出していない開発現場の話だけではなく、
そもそも、この業界に毎年やってくる⼈たちは、アジャイルは勿論
ソフトウェア開発も経験したことが無い⼈たちが⼤半なわけです。
そんな現場あるの?
コミュニティの役割とは、最前線に...
・定番のアジャイル開発の歴史的経緯から始めない。
・海外の⽂脈での説明(⽇本の⽂脈で書く)
・例が⽇常から遠すぎる
・原則論を威圧的に並べる
・権威を振りかざす
やらないこと
遠い国の、だいぶ昔の現場の話ではなく、
現代の現場の前線に⽴つ⼈が受...
制約が少ない現場は、より遠くへと向かい、
イニシエからの制約が数多く残る現場では、
これまでの前提や⽅針という重⼒との戦いにある
現代の現場で起きていること
これまでのあり⽅から変わろうとする、変化を起こそう
という機運が、経営サイドだけでも、...
(IDC Japanの定義)
「企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、
 内部エコシステム(組織、⽂化、従業員)の変⾰を牽引しながら、
 第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ、ソーシャル技術)
 ...
・外部環境 (顧客/市場) からの破壊的な変化に対応
・内部環境 (組織/⽂化) の変⾰
・デジタルテクノロジーを利⽤して、新しいプロダクトやサービス、
 ビジネスモデルの構築
・その結果、顧客体験の変⾰によって価値を創出 (競争上の優位性を確...
2025年の崖(タイムリミットがある)
DX(攻めの戦略)を阻む、最⼤の懸念
既存システムの存在が⾜かせとなり、DXへの取り組みが進まない問題。
・コスト  … 守り投資:攻めの投資 = 8:2。新しい価値創出に回らない
・体制   … 既存シ...
DXへの取り組みは国家課題
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
DXレポート 〜ITシステ...
DXに関する国の打ち出し
世界最先端デジタル国家創造宣⾔
2020年7⽉閣議決定。⽇本におけるデジタル推進の指針。
「我が国をデジタル技術により強靱化させ、我が国経済を再起動するとの考えの下、
 ITをユーザーの⾃律的な判断・⾏動を⽀援するツー...
つまり、DXに取り組めば救われる?
Photo credit: Dominic's pics on Visualhunt / CC BY-NC
DXとは、ブイのようなもの
Photo on Visualhunt.com
ブイ = 組織として向かいたい⽬印
DXとは、顧客や社会に向けて「新たな価値創出」をする為の活動。
その為に同時に、組織の体制、活動、考え⽅を変えていく。
だから「指標を取るだけ取る」「それっぽい製品を導⼊する」だけ
で良いわけでも、「リモート...
実際のところDXは
⼀筋縄ではいかない
「整っている状態」から始まることなど無い
「新たな取り組み(企画)」とは、イマココの延⻑線には
無いからこそ「新た」と呼ぶ。ゆえにその始まりは常に
「混沌」から始まる (体制がない、分からないことだらけ、あいまい)。
プロダクト開発の本質的な難...
向き合うべき制約が増える
DXの⼀貫として取り組まれるプロダクト開発。
エンドユーザー向けのサービス開発にせよ、
業務の再定義に伴う業務システムの開発にせよ、
「逆境」でのプロダクト開発となる。
未来に向かって進むために始めたプロダクト作りのは...
ただでさえ難しい開発がより難しくなる
物理的な分断が、チームや組織の相互理解も分断する。
何を⽬指すのか?イマは何をするべきなのか?
⾃分は何をするべきか?相⼿の期待とは何?
そもそもイマ、皆はどうしているの?
われわれは、想像以上に「気持ち悪...
不確実性
事実との分断
逆境
未来との分断
断絶
理解との分断
理想的な変化量と現実の乖離イメージ
「段階」
の概念を取り⼊れる
「段階の設計」とは
⾃分たちが到達したい地点(⽬的地)を⾒⽴て、そこに
たどり着くために必要となる状態を構想すること。
現実を進めた結果から分かったことに基づき、構想⾃体を
変化させる (現実を構想に合わせることが⽬的ではない)。
⽬的地⾃体も...
DXの4つの段階設計 = “DXジャーニー”
業務のデジタル化
構築のトランスフォーメーション
ビジネスの
トランスフォーメーション
組織のトランスフォーメーション
「最初から全てを変えようとしない」
まず⼈(推進チーム/⽀援体制)を整える。
...
DXの4つの段階設計 = “DXジャーニー”
業務のデジタル化
構築のトランスフォーメーション
ビジネスの
トランスフォーメーション
組織のトランスフォーメーション
「最初から全てを変えようとしない」
まず⼈(推進チーム/⽀援体制)を整える。
...
乗り越えるためのバディを得る
Photo credit: Thank you, my friends, Adam! on Visual hunt / CC BY-NC-SA
バディがいると
諦めるタイミングをずらせる
⼀⼈だと⾃分が折れてしまうとそこで終わり。
2⼈いると折れるタイミングがずらせられる。
3⼈、4⼈いたらさらに同質性も回避できる。
⾃分のことを信じながら、それでいて
信じすぎないようにする。
「越境するチーム」を作ろう
・⼀⼈から始めるつもりで、まずは⼆⼈⽬を。
・⼆⼈⽬を得たら三⼈⽬、四⼈⽬を。でも2桁まで⾏かなくても良い
・部署を越えて良い。むしろ越えた⽅が良い。
・公式でも⾮公式でも良い。⾮公式の⽅が始めやすいかもしれない
・...
共通の語彙を⼿に⼊れよう
巨⼈の肩に乗り、そして⾶び降りる
・アジャイル開発は連綿と続いた失敗の歴史がある。
 数多くの書籍はそうした失敗によって積み重ねられてきた知恵。
 なので、まずは先達の残したものを⼿にしよう。
・そして「少しずつ適⽤する、⾃分たちで試す」で経験...
最後に。
アジャイルを標榜する本⼈にではなく、
それを受け⽌める側の
あなたに伝えておきたいこと
メンバーがアジャイルな本を⼿にしていたら
この話を思い出してほしい
Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
Photo credit: James Marvin Phelps via Visualhunt.com / CC BY-NC
越境せよ
…とは⾔わない
どうか、あなたの次に連なる⼈たちのために。
組織との繋がりになってほしい。
Photo on Visualhunt.com
⼈を疑うのはやめよう。
⼈は⾃分勝⼿で、よく⾒えていないところが
あるのに、勇み⾜するところがある。
だけど、多くの場合良かれと思っている。
誰かの良かれの気持ちはあなたの敵ではない
味⽅なんだ。
Photo credit: Kerri Lee...
意思決定を安易な⽅に倒さないでほしい。
これまでの、そして⽬の前の、
いつもの判断に負けないでほしい。
「組織判断」という免罪符があるように思えて、
そんなものは幻でしかない。
組織判断なんて無い。
あるのは現実の⼈の判断の重なりだけだ。
Ph...
分かる。
組織を背負っているつもりなのは分かる。
守るべき秩序を守らなければ、
もっと混乱が早くやってくるだろう。
その責任を取るのは、そう、残念ながら
あなたかもしれない。
Photo credit: Kerri Lee Smith on V...
だけど、あなたが背負っているのは
もはや⾃分ひとりではない。
あなたの下に集まった、若者や同僚たち、
彼彼⼥らの時間を預かっている。
今というときは、未来に繋がっている。
このときを台無しにしてはいけない。
もちろん、その救いたい未来には
あな...
怖いのも分かる。
世間がどう⾔ってようとあなたの周囲が
失敗を許さない⼈たちだとしたら。
⼀体どれほどの判断ができる?
どれほど⾼尚な本、お話があったとして、
明⽇の⾃分を守ってくれるわけではない。
Photo on Visualhunt.com
明⽇できるのは対話だ。
あなたの所に集まっている⼈たちと
対話をしてほしい。
対話とは相⼿のためだけにやるのではない。
あなたの不安を伝えるためにもやるのだ。
Photo credit: StormPetrel1 on Visualhunt /...
越境するチームとは、
あなたを除いた全員ではなくて、
あなたを含めた全員のこと。
Photo on Visualhunt.com
それでも、周囲に仲間を感じなかったら
声をかけてほしい。
あなたに出会うためにこの本を書きました。
この本で⼀番⼤事なことは
最初にかいておきました。
まえがき?いやいや。表紙ですよ。
「取り組みはあなたから始まる」
そう、次への⼀歩を踏むのは
他の誰かではない。あなただ。
アジャイルを標榜する本人にではなく、それを受け止める側のあなたに伝えておきたいこと
アジャイルを標榜する本人にではなく、それを受け止める側のあなたに伝えておきたいこと
アジャイルを標榜する本人にではなく、それを受け止める側のあなたに伝えておきたいこと
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アジャイルを標榜する本人にではなく、それを受け止める側のあなたに伝えておきたいこと

「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」のイベントでお話したこと

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アジャイルを標榜する本人にではなく、それを受け止める側のあなたに伝えておきたいこと

  1. 1. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved. アジャイルを標榜する本⼈にではなく、 それを受け⽌める側の あなたに伝えておきたいこと Ichitani Toshihiro 市⾕聡啓 メンバーがアジャイルな本を⼿にしていたら この話を思い出してほしい Photo on Visualhunt.com
  2. 2. 市⾕ 聡啓 Ichitani Toshihiro DX伴⾛⽀援 (株式会社レッドジャーニー) 政府CIO補佐官 (省庁DX、アジャイル) 特に専⾨は ・仮説検証 (サービスデザイン) ・アジャイル開発 https://ichitani.com/
  3. 3. https://redjourney.jp/
  4. 4. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved. ・カイゼン ・アジャイル ・チーム開発 ・仮説検証 ・アジャイル ・仮説検証 ・アジャイル ・アジャイル⼊⾨
  5. 5. https://ichitani.com/ Profile @papanda
  6. 6. 令和の時代に出す 新たなアジャイルの本の意義 とは何か?
  7. 7. 誰に向けた「やさしさ」なのか?
  8. 8. 「アジャイル開発本はもう5冊⽬以上!」 「だいたいアジャイル開発の勉強会は常連側。」 「アジャイルチームのコーチ役をやっています。」 「アジャイルに⼀歩も踏み出せていません。」
  9. 9. 「アジャイル開発本はもう5冊⽬以上!」 「だいたいアジャイル開発の勉強会は常連側。」 「アジャイルチームのコーチ役をやっています。」 「アジャイルに⼀歩も踏み出せていません。」
  10. 10. あります! ピュアにまだ踏み出していない開発現場の話だけではなく、 そもそも、この業界に毎年やってくる⼈たちは、アジャイルは勿論 ソフトウェア開発も経験したことが無い⼈たちが⼤半なわけです。 そんな現場あるの? コミュニティの役割とは、最前線に向かい続けるだけではなく、 新たに⾨をくぐろうとする⼈たちを迎え⼊れること。 「⾃分が学び終わったから(おっと危ない認識)、良いや」ではなくて 次の⼈たちが⾃分よりも効率良く学び、前に進めるように。 この本を書きました!
  11. 11. ・定番のアジャイル開発の歴史的経緯から始めない。 ・海外の⽂脈での説明(⽇本の⽂脈で書く) ・例が⽇常から遠すぎる ・原則論を威圧的に並べる ・権威を振りかざす やらないこと 遠い国の、だいぶ昔の現場の話ではなく、 現代の現場の前線に⽴つ⼈が受け⽌められる 内容にする
  12. 12. 制約が少ない現場は、より遠くへと向かい、 イニシエからの制約が数多く残る現場では、 これまでの前提や⽅針という重⼒との戦いにある 現代の現場で起きていること これまでのあり⽅から変わろうとする、変化を起こそう という機運が、経営サイドだけでも、現場サイドだけでもなく その両者で起きて、噛み合うときを迎えている。それが、 デジタル・トランスフォーメーション(DX) という社会的なトレンド。はっきり⾔って最後の希望。
  13. 13. (IDC Japanの定義) 「企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、  内部エコシステム(組織、⽂化、従業員)の変⾰を牽引しながら、  第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ、ソーシャル技術)  を利⽤して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通して、  ネットとリアルの両⾯での顧客エクスペリエンスの変⾰を図ることで価値を  創出し、競争上の優位性を確⽴すること」 ウメオ⼤学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授が 2004年に提唱した概念。 「ITの浸透が、⼈々の⽣活をあらゆる⾯でより良い⽅向に変化させる」 DX(デジタルトランスフォーメーション) (出典)Japan IT Market 2018 Top 10 Predictions: デジタルネイティブ企業への変⾰ - DX エコノミーにおいてイノベーションを⾶躍的に拡⼤せよ, IDC Japan プレスリリース
  14. 14. ・外部環境 (顧客/市場) からの破壊的な変化に対応 ・内部環境 (組織/⽂化) の変⾰ ・デジタルテクノロジーを利⽤して、新しいプロダクトやサービス、  ビジネスモデルの構築 ・その結果、顧客体験の変⾰によって価値を創出 (競争上の優位性を確⽴) DX(デジタルトランスフォーメーション) 外部環境の変化 内部環境の変⾰ テクノロジーを活⽤した 新しいサービス・事業の創出 顧客体験の変⾰
  15. 15. 2025年の崖(タイムリミットがある) DX(攻めの戦略)を阻む、最⼤の懸念 既存システムの存在が⾜かせとなり、DXへの取り組みが進まない問題。 ・コスト  … 守り投資:攻めの投資 = 8:2。新しい価値創出に回らない ・体制   … 既存システムの運⽤保守で⼿⼀杯。⼈材が不⾜し「兼任」だらけ ・スキル  … 既存システムの技術に最適化しており、新技術習得の機会もない ・マインド … 守るためには失敗しないことが第⼀。新しい試みが始まらない ゆえに既存システムの扱い(塩漬け/廃棄/再構築等)を戦略的に進める必要がある →現場や単⼀部⾨に任せて済む問題ではない。現状最適化が進むだけの恐れ その戦略推敲のタイムリミットが2025年という推定(2025年の崖) →2025年までに社会全体として⼈材不⾜に陥る⾒⽴て  新しい環境に移⾏しようにも担い⼿が圧倒的に⾜りなくなる https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html (経済産業省)「DXレポート 〜ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開〜」
  16. 16. DXへの取り組みは国家課題 https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html DXレポート 〜ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開〜 DX推進ガイドライン DX推進指標 世界最先端デジタル国家創造宣⾔ https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181212004/20181212004-1.pdf https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190731003/20190731003.html https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/pdf/20200717/siryou1.pdf 2018年 2018年 2019年 2020年
  17. 17. DXに関する国の打ち出し 世界最先端デジタル国家創造宣⾔ 2020年7⽉閣議決定。⽇本におけるデジタル推進の指針。 「我が国をデジタル技術により強靱化させ、我が国経済を再起動するとの考えの下、  ITをユーザーの⾃律的な判断・⾏動を⽀援するツールとし、本格的・抜本的な  社会全体のデジタル化を進める必要がある。  具体的には、①直近の取組としての新型コロナウイルス感染症の感染拡⼤の阻⽌に  向けたITの活⽤と、②デジタル強靱化による社会構造の変⾰・社会全体の⾏動変容  の両⾯を進める必要がある。後者については、直近ですぐに進めるべき施策と、  中⻑期的な取組の双⽅が求められることは⾔うまでもない。これらについて、  今般の世界最先端デジタル国家創造宣⾔(以下「IT総合戦略」という。)において、  特に重点を置いて取り組むものとする。 」 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/pdf/20200717/siryou1.pdf
  18. 18. つまり、DXに取り組めば救われる? Photo credit: Dominic's pics on Visualhunt / CC BY-NC
  19. 19. DXとは、ブイのようなもの Photo on Visualhunt.com
  20. 20. ブイ = 組織として向かいたい⽬印 DXとは、顧客や社会に向けて「新たな価値創出」をする為の活動。 その為に同時に、組織の体制、活動、考え⽅を変えていく。 だから「指標を取るだけ取る」「それっぽい製品を導⼊する」だけ で良いわけでも、「リモートワークすればDX」なわけでもない。 ましてや「それっぽいことを⾔う、外の⼈や⾼額な専⾨家を雇う」 だけでトランスフォームするわけではない。 まず、トランスフォームする⼈たち⾃⾝が、⾃分たちが向かいたい 先を⾒据え、探索していく意思を持つ。DXとはその為の共通⾔語。 (その為に必要な指標やツールや⼈による⽀援を得よう)
  21. 21. 実際のところDXは ⼀筋縄ではいかない
  22. 22. 「整っている状態」から始まることなど無い 「新たな取り組み(企画)」とは、イマココの延⻑線には 無いからこそ「新た」と呼ぶ。ゆえにその始まりは常に 「混沌」から始まる (体制がない、分からないことだらけ、あいまい)。 プロダクト開発の本質的な難しさとは、これまで前提に 置いてきたこと、理解してきたことでは前に進まない、 「不確実性」の⾼い状況下で、「分かった」を⼀つ⼀つ 積み重ねることで突破しようと挑むところにある。 (プロダクト開発に必ず伴う困難)
  23. 23. 向き合うべき制約が増える DXの⼀貫として取り組まれるプロダクト開発。 エンドユーザー向けのサービス開発にせよ、 業務の再定義に伴う業務システムの開発にせよ、 「逆境」でのプロダクト開発となる。 未来に向かって進むために始めたプロダクト作りのはずが 過去の歴史の中で積み上がってきた負債によって、その ⾏く⼿を⼤きく遮られることになる。それはシステムの 負債だけではない。環境は⼈の考え⽅をも規定してしまう (DX / デジタルトランスフォーメーションに伴う困難)
  24. 24. ただでさえ難しい開発がより難しくなる 物理的な分断が、チームや組織の相互理解も分断する。 何を⽬指すのか?イマは何をするべきなのか? ⾃分は何をするべきか?相⼿の期待とは何? そもそもイマ、皆はどうしているの? われわれは、想像以上に「気持ち悪さ」への対応を⾃然と ⾏っている。何となく気持ち悪ければ、話してみる、 確認してみる、ということをやっている。 それが出来なくなった時。協働がとてつもなく難しくなる (リモートワーク・コロナに伴う困難)
  25. 25. 不確実性 事実との分断 逆境 未来との分断 断絶 理解との分断
  26. 26. 理想的な変化量と現実の乖離イメージ
  27. 27. 「段階」 の概念を取り⼊れる
  28. 28. 「段階の設計」とは ⾃分たちが到達したい地点(⽬的地)を⾒⽴て、そこに たどり着くために必要となる状態を構想すること。 現実を進めた結果から分かったことに基づき、構想⾃体を 変化させる (現実を構想に合わせることが⽬的ではない)。 ⽬的地⾃体も通過点に過ぎない。変えていく。 段階の⻘写真は、当事者に⽅向性を与える。 不確実性の⾼い状況では、チーム、ステークホルダーと ともに「理解」と「意思決定」を共通にして歩み進むこと が唯⼀の頼り。
  29. 29. DXの4つの段階設計 = “DXジャーニー” 業務のデジタル化 構築のトランスフォーメーション ビジネスの トランスフォーメーション 組織のトランスフォーメーション 「最初から全てを変えようとしない」 まず⼈(推進チーム/⽀援体制)を整える。 ⼈がそもそも変化についていけない、逆に変化をリード できない状況ではどれだけ施策を打ってもムダ ①変化に適応できる⾜場を作る  - 業務のデジタル化/構築のトランスフォーメーション ②仮説検証に基づく実験を繰り返し、  ⼩さくとも結果を積み上げていく  - ビジネスのトランスフォーメーション ③新たな事業に適した組織作りと、  既存の事業への学びの伝播  - 組織のトランスフォーメーション
  30. 30. DXの4つの段階設計 = “DXジャーニー” 業務のデジタル化 構築のトランスフォーメーション ビジネスの トランスフォーメーション 組織のトランスフォーメーション 「最初から全てを変えようとしない」 まず⼈(推進チーム/⽀援体制)を整える。 ⼈がそもそも変化についていけない、逆に変化をリード できない状況ではどれだけ施策を打ってもムダ ①変化に適応できる⾜場を作る  - 業務のデジタル化/構築のトランスフォーメーション ②仮説検証に基づく実験を繰り返し、  ⼩さくとも結果を積み上げていく  - ビジネスのトランスフォーメーション ③新たな事業に適した組織作りと、  既存の事業への学びの伝播  - 組織のトランスフォーメーション …の前に、さらに⼤事なこと
  31. 31. 乗り越えるためのバディを得る Photo credit: Thank you, my friends, Adam! on Visual hunt / CC BY-NC-SA
  32. 32. バディがいると 諦めるタイミングをずらせる ⼀⼈だと⾃分が折れてしまうとそこで終わり。 2⼈いると折れるタイミングがずらせられる。 3⼈、4⼈いたらさらに同質性も回避できる。 ⾃分のことを信じながら、それでいて 信じすぎないようにする。
  33. 33. 「越境するチーム」を作ろう ・⼀⼈から始めるつもりで、まずは⼆⼈⽬を。 ・⼆⼈⽬を得たら三⼈⽬、四⼈⽬を。でも2桁まで⾏かなくても良い ・部署を越えて良い。むしろ越えた⽅が良い。 ・公式でも⾮公式でも良い。⾮公式の⽅が始めやすいかもしれない ・具体的に志向する内容はアジャイルかもしれない、モダン技術  かもしれない。集まった⼈たちが本気になれるものなら良い。 ・温度感は様々で良い。だからこそチームのインセプションデッキ  を作ろう。 ・そして、デッキ作りのためにも、 具体的には物理的意識的な分断を乗り越えていく
  34. 34. 共通の語彙を⼿に⼊れよう
  35. 35. 巨⼈の肩に乗り、そして⾶び降りる ・アジャイル開発は連綿と続いた失敗の歴史がある。  数多くの書籍はそうした失敗によって積み重ねられてきた知恵。  なので、まずは先達の残したものを⼿にしよう。 ・そして「少しずつ適⽤する、⾃分たちで試す」で経験を積もう。  「越境するチーム」がバラバラであっても⼤丈夫。  「ハンガーフライト」でお互いの経験知を語りあおう。 ・知恵を借りながら、それでいて、⾃分たちの中に芽⽣える  ⾃然な感情、湧き上がる声を⼤事にしよう。  先達の知恵がこれから先の未知の問題にも有効とは限らない。  むしろ、問題とはごく当たり前の感覚に基づく⽅が最短距離で  解決に⾄る場合がある。
  36. 36. 最後に。 アジャイルを標榜する本⼈にではなく、 それを受け⽌める側の あなたに伝えておきたいこと メンバーがアジャイルな本を⼿にしていたら この話を思い出してほしい
  37. 37. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved. Photo credit: James Marvin Phelps via Visualhunt.com / CC BY-NC 越境せよ …とは⾔わない
  38. 38. どうか、あなたの次に連なる⼈たちのために。 組織との繋がりになってほしい。 Photo on Visualhunt.com
  39. 39. ⼈を疑うのはやめよう。 ⼈は⾃分勝⼿で、よく⾒えていないところが あるのに、勇み⾜するところがある。 だけど、多くの場合良かれと思っている。 誰かの良かれの気持ちはあなたの敵ではない 味⽅なんだ。 Photo credit: Kerri Lee Smith on Visual hunt / CC BY-NC-SACopy
  40. 40. 意思決定を安易な⽅に倒さないでほしい。 これまでの、そして⽬の前の、 いつもの判断に負けないでほしい。 「組織判断」という免罪符があるように思えて、 そんなものは幻でしかない。 組織判断なんて無い。 あるのは現実の⼈の判断の重なりだけだ。 Photo on Visualhunt.com
  41. 41. 分かる。 組織を背負っているつもりなのは分かる。 守るべき秩序を守らなければ、 もっと混乱が早くやってくるだろう。 その責任を取るのは、そう、残念ながら あなたかもしれない。 Photo credit: Kerri Lee Smith on Visualhunt.com / CC BY-NC-SACopy
  42. 42. だけど、あなたが背負っているのは もはや⾃分ひとりではない。 あなたの下に集まった、若者や同僚たち、 彼彼⼥らの時間を預かっている。 今というときは、未来に繋がっている。 このときを台無しにしてはいけない。 もちろん、その救いたい未来には あなた⾃⾝も含まれるのだ。 Photo on Visualhunt.com
  43. 43. 怖いのも分かる。 世間がどう⾔ってようとあなたの周囲が 失敗を許さない⼈たちだとしたら。 ⼀体どれほどの判断ができる? どれほど⾼尚な本、お話があったとして、 明⽇の⾃分を守ってくれるわけではない。 Photo on Visualhunt.com
  44. 44. 明⽇できるのは対話だ。 あなたの所に集まっている⼈たちと 対話をしてほしい。 対話とは相⼿のためだけにやるのではない。 あなたの不安を伝えるためにもやるのだ。 Photo credit: StormPetrel1 on Visualhunt / CC BY-NCCopy
  45. 45. 越境するチームとは、 あなたを除いた全員ではなくて、 あなたを含めた全員のこと。 Photo on Visualhunt.com
  46. 46. それでも、周囲に仲間を感じなかったら 声をかけてほしい。 あなたに出会うためにこの本を書きました。
  47. 47. この本で⼀番⼤事なことは 最初にかいておきました。 まえがき?いやいや。表紙ですよ。 「取り組みはあなたから始まる」 そう、次への⼀歩を踏むのは 他の誰かではない。あなただ。

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