200802132. 「挑発的な意見になるかもしれないが,10年
後に,自社で独自に管理するサーバーで,
データを保持したり,トランザクションを実
行したりする企業は無くなるだろう。ほとん
どのトランザクションやアプリケーション,
システム管理機能が,インターネット上のコ
ンピュータ・クラウドからもたらされるはず
だ」
Microsoft スティーブ・バルマーCEO
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071108/286733/
Microsoftの準備は???
4. WCFのネット標準対応
WCF(Windows Communication
Foundation)
アプリケーション間の通信(サービス)の
ベースとなるフレームワーク
HTTP、名前付きパイプ、TCP、MSMQ
SOAP(WS-*)
アドレス(URI)、バインディング(通信規
約)、コントラクト(インターフェイス)を
定義する
配信(RSS/ATOM)、REST、JSONを新
たにサポート
5. WCFとWFの連携強化
WF( Windows Workflow Foundation)
ワークフローをビジュアルに開発可能
中断/再開が容易なプログラムの開発をサポート
するフレームワーク
コードブロックをアクティビティ要素で表現
WCFとの連携でサービスからの呼び出し、
他サービスの呼び出しが容易に
ReceiveActivity、SendActivity
6. サービスを活用する手段の追加
LINQ to XML
XMLを容易に操作できる
XML特有の操作技術を覚える必要がない
RSS/ATOMやRESTの利用
Microsoft ASP.NET AJAXの統合
AJAX対応コントロール
AJAX ライブラリの提供
JSONの利用
VS2008でJavaScriptのインテリセンス/デバッ
グ対応
7. 今年中に行われる予定の拡張
ASP.NET 3.5 Extensions Preview
現時点でCTP
テンプレートが英語版でのみ動作
http://www.asp.net/downloads/3.5-extensions/
8. ADO.NET Data Services
RESTベースでのデータの取得/追加/更
新/削除サービスを提供
HTTP GET/PUT/POST/DELETE
標準ではAtomフォーマット
JSONでの利用時はリクエスト時にContent-
Typeをapplication/jsonとする
ADO.NET Entity FrameworkとWCFがベー
ス
データの取得だけであればLINQ to SQLクラ
ス等も利用可能
9. LINQ to ADO.NET Data Service
ADO.NET Data Servicesを利用するクライ
アントプログラムを容易に構築
プロキシクラスはコマンドラインツールで生
成
Microsoft.Data.WebClient.dllを参照
データの取得/追加/更新/削除に対応
10. ASP.NET Dynamic Data
データベース管理ツールをノンコーディ
ングで提供
LINQ to SQLクラスを利用する
Web.Configファイル内のdynamicData要素の
enableTemplates属性をtrueに設定する
11. 技術の適用
ユーザインタ ビジネスロ データアクセ
フェース層 ジック層 ス層
LINQ to
XML ADO.NET
WCF +
Data
Microsoft WF
Services
AJAX
12. クラウドベースの時代に備えて
サービス提供はWCFをベースに
現状ではREST対応が主
セキュリティ面ではASP.NETの認証/承認機
能やその拡張が利用可能
今後新たな規格が主流となっても多少の修正
で対応が可能だろう
サービス利用はLINQ、AJAXがベースに
拡張が容易
13. その先に
WCF、WF、LINQ、AJAXは要素技術
より一段高いところで勝負する日が...