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2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 1
オープンソースのGISソフトウェア
QuantumGISセミナー
OSGeo財団日本支部
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 2
ハンズオンの目標
● 近年フリーのGISソフトで注目を集めているQGISの
基本的な使い方を覚えてもらうのが目標
● GISの基礎的な概念と表示や凡例などの操作法
● 簡単な分析方法
● プラグインの使い方
● 操作が不明なときは遠慮せずにご質問下さい
● それが一番スムーズに進みます
● 最後に質問の時間もあります
● 込み入った質問等は、そちらでお願いします
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 3
ハンズオンの流れ
● GISとは?
● GISの概要とFOSS4G、OSGeo、QGISについて
● QGISのインストールについて
● Win, Mac
● GISデータについて
● データ形式、測地系
● QGISの基本的操作方法
● ファイルの表示、etc...
● プラグインの使い方
● 簡単な分析(時間があれば)
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 4
GISってなに?
GIS, FOSS4G and QGIS!!
QGISのインストール
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 5
GISとは
● 地理情報システム(Geographic Information
System)の頭文字をとったもの
● デジタル化した「地理空間情報」を扱うソフト
● 昔は「システム」でした
● 主な機能は、
● 「地理空間情報」の表示、編集、解析、公開機能を
持っている
– 「地図」ではありません
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 6
GISの主な機能
● データの表示
● 重ねあわせ,凡例の色分け
● データの編集
● 主題図の作成,位置の補正
● データの分析
● 数値演算,幾何演算,空間補間,データベース操作
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 7
データの表示
● 形式の違うデータの重ね合わせ
● 属性に基づく凡例の変更
地形 河川
地形+河川+道路
統計値に基づく表示
(人口)
分類に基づく表示
(土壌分類)
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 8
データの編集
● 地図のデジタル化
● 位置情報の付与
古い地形図から土地
利用を復元
位置のずれてい
る画像を補正
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 9
地図演算
● 数値演算と幾何的演算
● 数値演算→ギャップ分析
– ギャップ分析とは、生物学・生態学の知識や地理情報(GIS)を融合して得
られる実際の野生生物生息域(または予測生息域)と現在設定されている保
護区域との隔たり(ギャップ:gaps)を解析する手法
(http://homepage3.nifty.com/hgap/Gap/gapgaiyo.htm)
● 幾何的演算→流域界と土壌図の重ね合わせ
土壌図 流域界 流域界のなかの土壌
∩
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 10
幾何的操作
● 図形の変形、作成
● ディゾルブ→境界線の消去
● バッファー→新しい図形の生成
– バッファーはさらに地図間演算に
用いられることが多い
ディゾルブ
(細かい分類から大きな分類への統合)
バッファー
(元の図形から一定の距離に新しい図形を生成) 土地利用
∩
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 11
その他の分析機能
● 距離計測
● 最短経路、コスト距離
● 地図内演算
● 傾斜算出、画像強調
● 空間補間
● 気象等観測データの補間
● データベース操作
● 属性に基づいた処理
– 結合、選択、etc…
最高速度を考慮した最短経路
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 12
研究や業務でのGIS利用の問題点
● ソフトが高い
● 操作が難しい
以上の二点が大きなハードル
● そこでFOSS4G
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 13
FOSS4Gとは?
● Free and Open Source Software for
Geospatialと呼ばれるソフトウェア、略して
FOSS4G
● 「自由」に利用できるGISソフトウェアのこと
– 自由に入手・改良・再配布ができます。
– コピーして渡してもいい
– 機能が足りない場合は改良してもよい
● いわゆる「無料」のソフトはできない
● 同じ名前の会議もある
– 国際会議、国内会議ともに
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 14
FOSS4Gの利用促進と普及
● 普及と利用のためにOSGeoという組織がある
● http://www.osgeo.org
● OSGeo.JPという日本支部もあります。
● http://www.osgeo.jp
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 15
Quantum GISについて
● 「Quantum GIS」(略してQGIS)もFOSS4Gの一
つ(http://www.qgis.org/)
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 16
QGISの特徴
● グラフィカルなユーザーインターフェイス(GUI)
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 17
QGISの特徴
● マルチプラットフォーム
● Windows, Mac, Linux
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 18
多彩な機能
● GRASSとの連携
● プラグインによる機能強化
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 19
活発な開発
● Ver. 0.1 'Moroz' 2004/02/24
● Version 0.2 ‘Pumpkin’ 2004/04/25 Version 0.3 ‘Madison’ 2004/05/25 Version 0.4 ‘Baby’ 2004/07/01
● Version 0.5 'Bandit' 2004/10/02 Version 0.6 'Simon' 2004/12/19 Version 0.7 'Seamus' 2005/09/01
● Version 0.8 'Joesephine' 2006/12/29 Version 0.9 'Ganymede' 2007/10/26 Version 0.10 'Io' 2008/04/25
● Version 0.11 'Metis' 2008/07/22
● Ver. 1.0 'Kore' 2009/01/24
● Version 1.1 'Pan' 2009/05/13 Version 1.2 'Daphnis' 2009/09/03 Version 1.3 'Mimas' 2009/09/20
● Version 1.4 'Enceladus' 2010/01/11 Version 1.5.0 'Tethy' 2010/07/19 Version 1.6.0 'Copiapó' 2010/11/27
● Version 1.7.0 'Wrocław" 2011/06/19
● Ver. 1.8.0 "Lisboa" 2012/06/21 (最新版)
● Ver. 2.0 次の6~7月ごろ
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 20
ユーザーによる情報発信
● 日本でも多くのユーザーが利用
● それぞれが独自に情報発信されている
QGIS学習ノート
http://na-mii.com/gis/qgis02/ GIS自習室(2)QGISを使い倒そう
http://www.gis-okinawa.jp/QGIS/
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 21
中級者向け
森林土木memo
http://koutochas.seesaa.net/
QGIS1.6 マニュアル
http://d.hatena.ne.jp/Geo80k/20110531/1306673808
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 22
上級者向け
QGISとか
http://d.hatena.ne.jp/waigani/20101229#1291163366
月の杜工房・QGIS豆知識
http://mf-atelier.sakura.ne.jp/mf-atelier/modules/tips/index.php/software/qgis/
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 23
QGIS日本語化プロジェクト
● Ver 1.8 までのGUIの日本語化はほぼ
完了
● マニュアルは1.6まではできているが、
1.8はまだ途中
http://www.osgeo.jp/user_guide/user_guide.html
● 最近では githubにて ver 2.0 のGUIの
翻訳をほぼ完了、マニュアルはこれから
https://github.com/qgis-jp/Quantum-GIS
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 24
QGISのインストールについて
GISってなに?
GISとデータのお話
その1 データの形式
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 25
使用するバージョン
● 今回の実習ではQGISのVersion 1.8 を使用
● そのままでは日本語処理に文字化けのバグがあるので、
後述の設定をする必要があります。
※次のメジャーバージョンアップ(2.0)では解決されてるらしいです
● 以下のインストーラを使ってすでにインストール
頂いていると思います。
● http://qgis.org/downloads/QGIS-OSGeo4W-1.8.0-2-Setup.exe
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 26
ちなみにMacOS Xでは
いくつかインストール方法があるとのことです
1.自分でインストーラ(及び関連の必要プログラム)を自
分でダウンロード&インストール
● http://www.kyngchaos.com/software/qgis
2. Finkを使ってのインストール(文字化けせずおす
すめ)
● http://hnd.jp.asi.finkmirrors.net/index.php?itemid=96
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 27
QGIS ver. 1.8の文字化け対策
● Windowsの場合
● C:Program Files (x86)Quantum GIS Lisboabin
フォルダにあるqgis.batファイルの
2行目に以下の行を加えます。
SET SHAPE_ENCODING=DUMMY
● C:Program Files (x86)Quantum GIS Lisboabin
フォルダに、以下のリンクからダウンロードできるgdal19.dllファイルを
上書きコピー
https://dl.dropbox.com/u/870568/foss4g/qgis/gdal19.dll
※事前にダウンロード頂いたhandsonフォルダにも同じものを置いてあります
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 28
GISとデータのお話
その1 データの形式
QGISのインストール
QGISの操作方法について
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 29
GISとデータ
● GISはデータがないと何もできない
● データの作成は重要だが時間がかかる
– 調査や分析が容易でないのと同じ
● 共通に用いられる基礎的なGISデータは公的機関により整
備が進んでいる
– 基盤地図情報、国土数値情報、自然環境保全基礎調査など
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 30
今回使用するデータ
● LANDSATの衛星画像とOpenStreetMapの
地図データを利用して、QGISの基本的使用方法を説明
●
● LANDSAT
– Earth Explorer
● http://earthexplorer.usgs.gov/
● OpenStreetMap
– 自由に利用できる地図データ
● http://www.openstreetmap.org/
● ハンズオンデータ
https://dl.dropbox.com/u/870568/foss4g/jpgu2013/handson.zip 
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 31
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 32
GISで扱うデータの形式
● 代表的なデータ形式
● ラスタ形式
● ベクタ形式
– この二つはデータの“記述方法”が違う
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 33
データの“記述格納”
● ラスタ形式は“セルの塗りつぶし”として記述
● “セル”とは四角形の格子。
– for ex. デジカメ写真など
● ベクタ形式は“点”や“線”、それらで囲まれた
“面(ポリゴン)”で記述
● 形を変えることができる
– for ex. PowerPointのオブジェクトなど
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 34
「橋」を表す場合
ベクタ形式では,始点と終点,
それをつなぐ線として記述される
ラスタ形式では,データの有無として
記録される
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 35
「水田」を表す場合
ベクタ形式では点と線でかこまれた
“ポリゴン”として表現される
ラスタ形式ではセルに記録された
”値”により表現される
2 2 2
1
2 2 2
2 2 2 2 2 2
2
2
2
2
2
2
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1 1 1
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2 2 2 2 2 2
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1 1 1
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QGISの操作方法
ラスタデータとGUI
GISとデータのお話
その1 データ形式
プロジェクトの保存
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 37
まずはQGISを起動
メニュー
レイヤ
表示領域
各種情報
ツールバー
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 38
画面の説明
● メニュー
表示するファイルの選択や,表示、編集など
● ツールバー
メニューをアイコン表示
● レイヤ
右側の表示領域に表示されているデータ(表示順なども)
● 表示領域
データが表示される所
● 各種情報
縮尺や座標等の情報
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 39
ツールバー
● 簡単にカスタマイズが可能
右クリックで表示するものを選択できる
移動させて順序も変えられる
右クリック
ドラッグ
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 40
ラスタデータの表示
● データを表示させる場合「レイヤの追加」を使う
– 「ファイルを開く」ではない
● レイヤ→ラスタレイヤの追加・・・をクリック
● 「ラスタレイヤの追加」のアイコンをクリック
– ショートカットキーは「Ctr+Shift+R」
ラスタレイヤの追加
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 41
データの表示,続き
● 「GDALがサポートするラスタデータソースを開
く」から「handson」フォルダを選択
● ファイルの種類をGeoTIFFとし
「LE71090362000087SGS00.tif」を選択して
「開く」をクリック
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 42
ラスタデータの表示,続き
● 東海地方の画像が表示されます
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 43
地図の表示と拡大・縮小・移動
● レイヤのチェックマークをクリックすると、表示の
ON/OFFを変えられる
● メニューバーの虫眼鏡マークや手のマークで地図の拡
大・縮小、表示範囲の移動ができる
● 表示されているデータも「レイヤ」と呼ぶ
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 44
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 45
表示の調整
● レイヤからも表示を変えることができる
● 一番上がレイヤ全体を表示
● 次が最適倍率に表示
– 一番きれいに見える倍率ということ
● 「削除」はファイルの削除ではなく,「レイヤ」から
消す、つまり表示しないということ
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 46
「レイヤ」と「ファイル」の違い
● 「ラスタレイヤ」を追加
● 選択したのは「ファイル」
● 多くのGISソフトでは表示された「ファイル」を「レイヤ」
と呼んで管理する
● 基本的に表示しているだけ
● 「ファイル」メニューには「プロジェクトの
保存」がある
● 表示の凡例や倍率を保存するだけ
– 元の「ファイル」は編集されない
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 47
属性の表示
● 矢印に「i」がついたアイコンをクリック
● 表示領域にマウスを持っていくと矢印に「i」がついた
状態になり、ここで地図をクリック
● クリックされた場所の情報が表示される
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 48
レイヤのプロパティ
● 対象とするレイヤーの上で、右クリック→
「プロパティ」を選択
● レイヤの表示の変更や情報の確認に使用
– ラスタ、ベクタ問わずよくつかいます!
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 49
シンボル
● 表示方法についての設定
● ラスタの場合
– 3バンドカラー
● 今回はこのタイプ
– 単バンドグレー
● 単色グレー
● カラーマップ
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 50
3バンドカラー
● RGBの3バンド、デジカメ等の画像と同じ
● 値を色情報として読む
– スキャンした地図、マルチバンドの衛星画像等
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 51
単色グレースケール
● カラーマップが「単色グレースケール」
● 値の情報だけで色の情報を持っていない
– DEM、単バンドの衛星データなどはこれが多い
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 52
カラーマップ
● ラスタデータの値毎に色が指定されている
● 植生図、土壌図などをラスタデータした場合
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 53
プロジェクトの保存
QGISの操作方法(ラスタデータ)
QGISの操作方法(ベクタデータ)
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 54
「プロジェクト」とは?
● GISソフト上では表示するレイヤ、倍率、凡例等を変える
ことができる
● 毎回同じように設定するのは手間
● 表示されている状態を保存する
● これを「プロジェクト」と呼ぶ
– 保存されるのは表示だけ
● データ自体を変更(編集)した場合、別途保存する
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 55
プロジェクトの保存
● 「ファイル」の「プロジェクトの保存」を選択
● 「QGISプロジェクトファイルを選択」、次に
「handson」フォルダを選択し、「NAGOYA_GIS」と
入力、「Save」をクリック
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 56
プロジェクトの保存の確認
● 保存したファイルを開き直してみる
● 一度QGISを終了してから再起動
● 「ファイル」の「プロジェクトを開く」で
「NAGOYA_GIS.qgs」を選択
● 保存した状態に表示が復元されます。
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 57
注意事項
● 日本語のファイル名、フォルダ名は避ける
● 二バイト文字の扱いが十分じゃない部分もある
● ファイル名、ディレクトリ名にスペースは避ける
● 同じく、問題が生じる場合も
● QGISで上手くいっても、他のプログラムで上手くいか
ない場合があるので、癖を付けた方がいい
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 58
QGISの操作方法について
ベクタデータとGUI
プロジェクトの保存
GISとデータのお話
空間参照系について
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 59
ベクタデータの追加 その1
● 今度はベクタ形式
● レイヤ→ベクタレイヤの追加をクリック
● または,「ベクタレイヤの追加」のアイコンをクリック
– ショートカットキーは「Ctr+Shift+V」
ベクタレイヤの追加
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 60
ベクタデータの追加 その2
● 「ベクタレイヤの追加」が表示されるので、
ソースタイプが「ファイル」、エンコーディング
を「UTF-8」に指定、 変換元データの
「ブラウズ」をクリック
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 61
ベクタデータの追加 その3
● 「OGRのサポートするベクタレイヤを開く」が表
示されるので「handson/utf8」フォルダを選択
● ファイルの種類を「ESRI Shapefiles [OGR]」、
「nagoya_lines.shp」をクリックして「開く」
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 62
ベクタデータの追加 その4
● 「ベクタレイヤの追加」に戻るので、「データ
セット」が正しく指定されているのを確認し、
「Open」をクリック
● しかし、表示されない!
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 63
全体表示をしてみます
● すると、こんな感じで表示されます
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 64
中央下に注目
● 点のようなものが見えるはず。そこにズーム
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 65
すると
● OpenStreetMapの線データがみえます!
● これは二つのデータの「座標系」が違うため
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 66
属性を知りたい場合
● 矢印に「i」がついたアイコンをクリック
● 地図上でクリック
● クリックしたラインの情報が表示
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 67
GISとデータのお話
空間参照系について
QGISの操作方法(ベクタデータ)
空間参照系に関する各種設定
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 68
GISと位置情報
● GISデータは位置情報を持っている
● それを記述するルールが「空間参照系」で、「測地
系」と「座標系」の組み合わせで決まる。
● 例え話にすると、
● 長さを測るときに使う道具を決めるのが「測地系」
– 物差し、巻き尺、GPS、レーザ測距機?
● 長さを測るときに使う単位が座標系
– メートル、mile、yard、里
● 例え話ですので実際には違います!
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 69
測地系と座標系● 測地系
● 地球上の特定の位置を表現する際の基準のセット
– 準拠楕円体、測地座標系、ジオイド面
– 日本では
● 「世界測地系」平成14年以降、JGD2000
● 「日本測地系」平成13年以前、Tokyo
● 座標系
● 位置を示すための方法と数値の組み合わせ
– 原点,単位,投影の方法
● 地理座標系と投影座標系がある
引用:国土交通大学 鎌田高造氏作成資料
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 70
地理座標系と投影座標系の使い分け
● 地理座標系:経緯度座標系
→主に表示に使う場合
● 単位が「度」なので距離・面積の評価には不向き
– 日本全国等の広範囲の表示には適する
● 投影座標系:UTM座標系,平面直角座標系
→面積の測定やデータの解析を行う場合
● 単位が「m」なので面積や距離等の測定に適する
– 広範囲の表示には不向き
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 71
今回の場合
● LANDSAT画像がUTM座標
● 単位はメートル、値は10~100万オーダー
● OpenStreetMapは緯度経度座標
● 単位は度、値は最大でも180
● なので、大きく離れて表示される
● 注意!!
● GISデータの処理をおこなう場合、同じ測地系・座標系の
データ同士で行うのが基本
– 表示は違う測地系・座標系でもできる
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 72
空間参照系に関する
各種設定
GISとデータのお話
空間参照系について
ベクタデータの表示方法
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 73
空間参照系に関する設定
● オンザフライCRS変換
異なる座標参照系を持つデータを,自動的に重ね合わせること
● 設定→プロジェクトのプロパティをクリック
● ショートカットキーは「Ctr+Shift+P」
WGS84 / UTM
zone 53 N を選択
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 74
EPSGコードによる空間参照系検索
● EPSGコードとは
● 「測地系」と「座標系」を組合わせでユニークな数値が
与えられる
● QGISだけでなく,他のFOSS4Gでも同じ値が使える
– 世界標準規格&Proj.4というライブラリ
● 国内でよく使われる空間参照系の例
JGD2000 WGS84 Tokyo
緯度経度 4612 4326 4301
投影(UTM) 3097~3101 32651~32656 102151~102156
投影(平面直角) 2443~2461 ※使われない 30161~30179
座
標
系
測地系
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 75
ここでOpenStreetMapデータにズーム
● 「nagoya_lines」の上で右クリック
● 「レイヤの領域にズーム」を選択
● ちゃんと重なって表示されているはず
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 76
ベクタデータの表示方法
座標系に関する各種設定と変換
位置情報(GPS)の表示
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 77
凡例を変える その1
● レイヤの 「nagoya_lines」 の上で右クリック,
「プロパティ」をクリック
● レイヤプロパティの「スタイル」タブを選択
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 78
凡例を変える その2
● 色の「変更」をクリック
● 「カラーの選択」が出るので,好みの色を選択
● 「OK」、「OK」で地図の色が変わる
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 79
属性ごとに表示を変える
● 属性ごとに色を変えることも可能
● レイヤの「nagoya_lines」の上で右クリック,「プロ
パティ」をクリック
– レイヤプロパティの「スタイル」タブを選択
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 80
属性ごとに表示を変える
● 「共通シンボル」から「分類された」に変更
● 分類に用いる「カラム」に「timestamp」を選択し、
「分類」をクリック
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 81
属性ごとに表示を変える
● OKをクリックし、表示を確認
● データ作成時期ごとに凡例が変わっている
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 82
表示の調節
● 「スタイル」の「透過率」を調整
● 表示するレイヤーの透明度を変更
– 「スタイル」タブの全フィーチャを選択して
(※1つ選択した後Ctrl + Aで全選択できる)
– 右クリックで透過度変更を選択(※他にも幅なども調整可能)
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 83
表示の調節
● 「透過性」ウィンドウで透明度を変更
● 下図は50%表示の場合。
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 84
凡例の変更
● 項目毎に凡例を変えることもできます。
● 「スタイル」タブで「2009年データを」Shiftキーを
押しながら複数選択
● 右クリックで「色変更」をクリック
● カラーの選択で、好きな色をクリックして「OK」
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 85
表示の調節
● 2009年に作成されたデータの色が変わります。
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 86
スタイルの利用
● 凡例を一々変えるのは面倒
● ”スタイル”として保存できる
– 参照するカラムや色など
● 今回は事前に用意したスタイルを使用
– 「nagoya_lines」の上で右クリックしてプロパティ
– 「スタイルを読み込み」をクリック
– 「handson」フォルダの中の
「nagoya_osm_history.qml」を選択して「OK」
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 87
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 88
表示の確認
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 89
ベクターレイヤの表示方法
位置情報(GPS)の表示
プラグインの利用
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 90
位置情報(GPS)の表示
● GPSは容易に位置情報を取得できるツールであ
り、普及も進んでいる
● GPSの位置情報の取得には二つの方法がある
– GPSのログファイルを表示する
– 位置情報をCSV形式に保存して表示する
● これらの情報をGIS上に点として表示
● CSV形式の表示を例として取り上げる
– 位置情報以外の情報も利用しやすいため
– 例えば野外調査の属性など
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 91
使用するデータ
● 「handson」の「gps.csv」ファイル
● 名大周辺のGPSログデータ
– 開いて見て下さい
– 「Lat」が緯度,「Lon」が経度
● データを追加したい場合はカラムを増やす
– カラム名には日本語を使わない方がよい
● 中身は日本語でもOK
● LatとLonは「度 分 秒」ではなく「度.度...」で記述
– 例えば、132度30分 ⇒ 132.5
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 92
CSVファイルを開く
● メニューから「レイヤ」→「デリミティッド
テキストレイヤの追加」をクリック
● 「デリミティッドテキストファイルからレイヤ
作成」が表示される
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 93
デリミティッドテキストの追加
● 「選択されたデリミタ」でカンマにチェックが
入っているのを確認
● 「参照」で「gps.csv」を選択を指定して「開
く」
● レイヤ名と、XフィールドにLonが、YフィールドにLatが
自動的に設定
● OKをクリック
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 94
座標系を設定
● 「座標参照系選択」が表示される
● csvは座標系の情報を持ってないため指定する
● 「フィルタ」に「4326」を入力し「WGS84」を
選択して「OK」
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 95
ポイントにズーム
● 「gps」上で右クリックし「レイヤ領域にズーム」
● ポイントが表示されるはずですが、見にくかったら
凡例を変更
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 96
ポイントの凡例変更
● 右クリックして「レイヤのプロパティ」を表示
● 「変更」をクリック
● 「大きさ」の値を変更(例えば「3」とか)
● 「塗りつぶしカラー」を目立つ色に変更
● マーカーの形も別の形に変更(例えばひし形など)
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 97
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 98
属性による色の変更
● レイヤプロパティを再表示
● 「共通シンボル」を「分類された」に変更
● カラムで「Time」を選択し、「分類」をクリック
– GPSログの時間によって色が変わる
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 99
ラベルの表示
● レイヤプロパティで「ラベル」を選択
● 「ラベルの表示」にチェック
● 「ラベルが含まれているフィールド」で「Time」を選択
● 「フォント」をクリックしてフォントの詳細設定に
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 100
ラベルの表示
● Bold体で大きいフォントサイズ(例. 12)を指定してOK
● レイヤプロパティの下に行くと「ラベルの縁取り」がある
ので、チェック
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 101
拡大して見てみると
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 102
位置情報(GPS)の表示
プラグインの利用法
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 103
プラグインとは?
● QGISの機能を拡張するもの
● コアプラグイン
– インストールした時点で入っているプラグイン
– 「プラグイン」→「プラグインの管理」で確認及び
ON/OFFが設定できる。
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 104
プラグインの追加インストール
1.「プラグイン」→「Pythonプラグインを呼び出す」をク
リック
2.インストールしたいプラグインを選択して、
「プラグインをインストール」をクリックする
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 105
プラグインの検索
● 「フィルター」に文字を入れることにより、
検索できる
● 例えば「Photo」と入れると下の様になる
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 106
プラグインのインストール
● フィルタに「Google」を入れる
● 「OpenLayers Plugin」をクリック
● OpenStreetMapやGoogle Mapsを表示する
● 「プラグインをインストール/アップグレード」をク
リック
● 成功のボタンがでて、「インストール済」と表示
されれば成功
● 「閉じる」ボタンで抜けます
● ユーザー名が日本語だとエラーが出ます
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 107
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 108
使い方
● 「プラグイン」から目的のプラグインをクリック
● 「プラグイン」→「OpenLayers Plugin」→
「Add OpenStreetMap layer」をクリック
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 109
そのほかの便利なプラグイン
● Photo2Shape
スマートフォンやGPS付きデジカメで取られた位置情報付き写真をGIS
データに変換
● evis
Photo2Shapeで変換したデータを地図上に表示
2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 110
ありがとうございました
● 本日の講習はここまでです
● 本日使用した資料はWebサイトにて公開します
● ご質問等は以下のメーリングリストでも受け付け
ております。
● OSGeoJapan-discuss
● http://lists.osgeo.org/mailman/listinfo/osgeojapan-discuss
● 会員も募集しています
● http://www.osgeo.jp/about/support/

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  • 4. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 4 GISってなに? GIS, FOSS4G and QGIS!! QGISのインストール
  • 5. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 5 GISとは ● 地理情報システム(Geographic Information System)の頭文字をとったもの ● デジタル化した「地理空間情報」を扱うソフト ● 昔は「システム」でした ● 主な機能は、 ● 「地理空間情報」の表示、編集、解析、公開機能を 持っている – 「地図」ではありません
  • 6. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 6 GISの主な機能 ● データの表示 ● 重ねあわせ,凡例の色分け ● データの編集 ● 主題図の作成,位置の補正 ● データの分析 ● 数値演算,幾何演算,空間補間,データベース操作
  • 7. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 7 データの表示 ● 形式の違うデータの重ね合わせ ● 属性に基づく凡例の変更 地形 河川 地形+河川+道路 統計値に基づく表示 (人口) 分類に基づく表示 (土壌分類)
  • 8. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 8 データの編集 ● 地図のデジタル化 ● 位置情報の付与 古い地形図から土地 利用を復元 位置のずれてい る画像を補正
  • 9. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 9 地図演算 ● 数値演算と幾何的演算 ● 数値演算→ギャップ分析 – ギャップ分析とは、生物学・生態学の知識や地理情報(GIS)を融合して得 られる実際の野生生物生息域(または予測生息域)と現在設定されている保 護区域との隔たり(ギャップ:gaps)を解析する手法 (http://homepage3.nifty.com/hgap/Gap/gapgaiyo.htm) ● 幾何的演算→流域界と土壌図の重ね合わせ 土壌図 流域界 流域界のなかの土壌 ∩
  • 10. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 10 幾何的操作 ● 図形の変形、作成 ● ディゾルブ→境界線の消去 ● バッファー→新しい図形の生成 – バッファーはさらに地図間演算に 用いられることが多い ディゾルブ (細かい分類から大きな分類への統合) バッファー (元の図形から一定の距離に新しい図形を生成) 土地利用 ∩
  • 11. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 11 その他の分析機能 ● 距離計測 ● 最短経路、コスト距離 ● 地図内演算 ● 傾斜算出、画像強調 ● 空間補間 ● 気象等観測データの補間 ● データベース操作 ● 属性に基づいた処理 – 結合、選択、etc… 最高速度を考慮した最短経路
  • 12. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 12 研究や業務でのGIS利用の問題点 ● ソフトが高い ● 操作が難しい 以上の二点が大きなハードル ● そこでFOSS4G
  • 13. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 13 FOSS4Gとは? ● Free and Open Source Software for Geospatialと呼ばれるソフトウェア、略して FOSS4G ● 「自由」に利用できるGISソフトウェアのこと – 自由に入手・改良・再配布ができます。 – コピーして渡してもいい – 機能が足りない場合は改良してもよい ● いわゆる「無料」のソフトはできない ● 同じ名前の会議もある – 国際会議、国内会議ともに
  • 14. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 14 FOSS4Gの利用促進と普及 ● 普及と利用のためにOSGeoという組織がある ● http://www.osgeo.org ● OSGeo.JPという日本支部もあります。 ● http://www.osgeo.jp
  • 15. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 15 Quantum GISについて ● 「Quantum GIS」(略してQGIS)もFOSS4Gの一 つ(http://www.qgis.org/)
  • 16. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 16 QGISの特徴 ● グラフィカルなユーザーインターフェイス(GUI)
  • 17. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 17 QGISの特徴 ● マルチプラットフォーム ● Windows, Mac, Linux
  • 18. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 18 多彩な機能 ● GRASSとの連携 ● プラグインによる機能強化
  • 19. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 19 活発な開発 ● Ver. 0.1 'Moroz' 2004/02/24 ● Version 0.2 ‘Pumpkin’ 2004/04/25 Version 0.3 ‘Madison’ 2004/05/25 Version 0.4 ‘Baby’ 2004/07/01 ● Version 0.5 'Bandit' 2004/10/02 Version 0.6 'Simon' 2004/12/19 Version 0.7 'Seamus' 2005/09/01 ● Version 0.8 'Joesephine' 2006/12/29 Version 0.9 'Ganymede' 2007/10/26 Version 0.10 'Io' 2008/04/25 ● Version 0.11 'Metis' 2008/07/22 ● Ver. 1.0 'Kore' 2009/01/24 ● Version 1.1 'Pan' 2009/05/13 Version 1.2 'Daphnis' 2009/09/03 Version 1.3 'Mimas' 2009/09/20 ● Version 1.4 'Enceladus' 2010/01/11 Version 1.5.0 'Tethy' 2010/07/19 Version 1.6.0 'Copiapó' 2010/11/27 ● Version 1.7.0 'Wrocław" 2011/06/19 ● Ver. 1.8.0 "Lisboa" 2012/06/21 (最新版) ● Ver. 2.0 次の6~7月ごろ
  • 20. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 20 ユーザーによる情報発信 ● 日本でも多くのユーザーが利用 ● それぞれが独自に情報発信されている QGIS学習ノート http://na-mii.com/gis/qgis02/ GIS自習室(2)QGISを使い倒そう http://www.gis-okinawa.jp/QGIS/
  • 21. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 21 中級者向け 森林土木memo http://koutochas.seesaa.net/ QGIS1.6 マニュアル http://d.hatena.ne.jp/Geo80k/20110531/1306673808
  • 22. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 22 上級者向け QGISとか http://d.hatena.ne.jp/waigani/20101229#1291163366 月の杜工房・QGIS豆知識 http://mf-atelier.sakura.ne.jp/mf-atelier/modules/tips/index.php/software/qgis/
  • 23. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 23 QGIS日本語化プロジェクト ● Ver 1.8 までのGUIの日本語化はほぼ 完了 ● マニュアルは1.6まではできているが、 1.8はまだ途中 http://www.osgeo.jp/user_guide/user_guide.html ● 最近では githubにて ver 2.0 のGUIの 翻訳をほぼ完了、マニュアルはこれから https://github.com/qgis-jp/Quantum-GIS
  • 24. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 24 QGISのインストールについて GISってなに? GISとデータのお話 その1 データの形式
  • 25. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 25 使用するバージョン ● 今回の実習ではQGISのVersion 1.8 を使用 ● そのままでは日本語処理に文字化けのバグがあるので、 後述の設定をする必要があります。 ※次のメジャーバージョンアップ(2.0)では解決されてるらしいです ● 以下のインストーラを使ってすでにインストール 頂いていると思います。 ● http://qgis.org/downloads/QGIS-OSGeo4W-1.8.0-2-Setup.exe
  • 26. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 26 ちなみにMacOS Xでは いくつかインストール方法があるとのことです 1.自分でインストーラ(及び関連の必要プログラム)を自 分でダウンロード&インストール ● http://www.kyngchaos.com/software/qgis 2. Finkを使ってのインストール(文字化けせずおす すめ) ● http://hnd.jp.asi.finkmirrors.net/index.php?itemid=96
  • 27. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 27 QGIS ver. 1.8の文字化け対策 ● Windowsの場合 ● C:Program Files (x86)Quantum GIS Lisboabin フォルダにあるqgis.batファイルの 2行目に以下の行を加えます。 SET SHAPE_ENCODING=DUMMY ● C:Program Files (x86)Quantum GIS Lisboabin フォルダに、以下のリンクからダウンロードできるgdal19.dllファイルを 上書きコピー https://dl.dropbox.com/u/870568/foss4g/qgis/gdal19.dll ※事前にダウンロード頂いたhandsonフォルダにも同じものを置いてあります
  • 28. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 28 GISとデータのお話 その1 データの形式 QGISのインストール QGISの操作方法について
  • 29. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 29 GISとデータ ● GISはデータがないと何もできない ● データの作成は重要だが時間がかかる – 調査や分析が容易でないのと同じ ● 共通に用いられる基礎的なGISデータは公的機関により整 備が進んでいる – 基盤地図情報、国土数値情報、自然環境保全基礎調査など
  • 30. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 30 今回使用するデータ ● LANDSATの衛星画像とOpenStreetMapの 地図データを利用して、QGISの基本的使用方法を説明 ● ● LANDSAT – Earth Explorer ● http://earthexplorer.usgs.gov/ ● OpenStreetMap – 自由に利用できる地図データ ● http://www.openstreetmap.org/ ● ハンズオンデータ https://dl.dropbox.com/u/870568/foss4g/jpgu2013/handson.zip 
  • 32. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 32 GISで扱うデータの形式 ● 代表的なデータ形式 ● ラスタ形式 ● ベクタ形式 – この二つはデータの“記述方法”が違う
  • 33. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 33 データの“記述格納” ● ラスタ形式は“セルの塗りつぶし”として記述 ● “セル”とは四角形の格子。 – for ex. デジカメ写真など ● ベクタ形式は“点”や“線”、それらで囲まれた “面(ポリゴン)”で記述 ● 形を変えることができる – for ex. PowerPointのオブジェクトなど
  • 34. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 34 「橋」を表す場合 ベクタ形式では,始点と終点, それをつなぐ線として記述される ラスタ形式では,データの有無として 記録される
  • 35. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 35 「水田」を表す場合 ベクタ形式では点と線でかこまれた “ポリゴン”として表現される ラスタ形式ではセルに記録された ”値”により表現される 2 2 2 1 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 1 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
  • 36. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 36 QGISの操作方法 ラスタデータとGUI GISとデータのお話 その1 データ形式 プロジェクトの保存
  • 37. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 37 まずはQGISを起動 メニュー レイヤ 表示領域 各種情報 ツールバー
  • 38. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 38 画面の説明 ● メニュー 表示するファイルの選択や,表示、編集など ● ツールバー メニューをアイコン表示 ● レイヤ 右側の表示領域に表示されているデータ(表示順なども) ● 表示領域 データが表示される所 ● 各種情報 縮尺や座標等の情報
  • 39. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 39 ツールバー ● 簡単にカスタマイズが可能 右クリックで表示するものを選択できる 移動させて順序も変えられる 右クリック ドラッグ
  • 40. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 40 ラスタデータの表示 ● データを表示させる場合「レイヤの追加」を使う – 「ファイルを開く」ではない ● レイヤ→ラスタレイヤの追加・・・をクリック ● 「ラスタレイヤの追加」のアイコンをクリック – ショートカットキーは「Ctr+Shift+R」 ラスタレイヤの追加
  • 41. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 41 データの表示,続き ● 「GDALがサポートするラスタデータソースを開 く」から「handson」フォルダを選択 ● ファイルの種類をGeoTIFFとし 「LE71090362000087SGS00.tif」を選択して 「開く」をクリック
  • 42. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 42 ラスタデータの表示,続き ● 東海地方の画像が表示されます
  • 43. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 43 地図の表示と拡大・縮小・移動 ● レイヤのチェックマークをクリックすると、表示の ON/OFFを変えられる ● メニューバーの虫眼鏡マークや手のマークで地図の拡 大・縮小、表示範囲の移動ができる ● 表示されているデータも「レイヤ」と呼ぶ
  • 45. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 45 表示の調整 ● レイヤからも表示を変えることができる ● 一番上がレイヤ全体を表示 ● 次が最適倍率に表示 – 一番きれいに見える倍率ということ ● 「削除」はファイルの削除ではなく,「レイヤ」から 消す、つまり表示しないということ
  • 46. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 46 「レイヤ」と「ファイル」の違い ● 「ラスタレイヤ」を追加 ● 選択したのは「ファイル」 ● 多くのGISソフトでは表示された「ファイル」を「レイヤ」 と呼んで管理する ● 基本的に表示しているだけ ● 「ファイル」メニューには「プロジェクトの 保存」がある ● 表示の凡例や倍率を保存するだけ – 元の「ファイル」は編集されない
  • 47. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 47 属性の表示 ● 矢印に「i」がついたアイコンをクリック ● 表示領域にマウスを持っていくと矢印に「i」がついた 状態になり、ここで地図をクリック ● クリックされた場所の情報が表示される
  • 48. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 48 レイヤのプロパティ ● 対象とするレイヤーの上で、右クリック→ 「プロパティ」を選択 ● レイヤの表示の変更や情報の確認に使用 – ラスタ、ベクタ問わずよくつかいます!
  • 49. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 49 シンボル ● 表示方法についての設定 ● ラスタの場合 – 3バンドカラー ● 今回はこのタイプ – 単バンドグレー ● 単色グレー ● カラーマップ
  • 50. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 50 3バンドカラー ● RGBの3バンド、デジカメ等の画像と同じ ● 値を色情報として読む – スキャンした地図、マルチバンドの衛星画像等
  • 51. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 51 単色グレースケール ● カラーマップが「単色グレースケール」 ● 値の情報だけで色の情報を持っていない – DEM、単バンドの衛星データなどはこれが多い
  • 52. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 52 カラーマップ ● ラスタデータの値毎に色が指定されている ● 植生図、土壌図などをラスタデータした場合
  • 53. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 53 プロジェクトの保存 QGISの操作方法(ラスタデータ) QGISの操作方法(ベクタデータ)
  • 54. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 54 「プロジェクト」とは? ● GISソフト上では表示するレイヤ、倍率、凡例等を変える ことができる ● 毎回同じように設定するのは手間 ● 表示されている状態を保存する ● これを「プロジェクト」と呼ぶ – 保存されるのは表示だけ ● データ自体を変更(編集)した場合、別途保存する
  • 55. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 55 プロジェクトの保存 ● 「ファイル」の「プロジェクトの保存」を選択 ● 「QGISプロジェクトファイルを選択」、次に 「handson」フォルダを選択し、「NAGOYA_GIS」と 入力、「Save」をクリック
  • 56. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 56 プロジェクトの保存の確認 ● 保存したファイルを開き直してみる ● 一度QGISを終了してから再起動 ● 「ファイル」の「プロジェクトを開く」で 「NAGOYA_GIS.qgs」を選択 ● 保存した状態に表示が復元されます。
  • 57. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 57 注意事項 ● 日本語のファイル名、フォルダ名は避ける ● 二バイト文字の扱いが十分じゃない部分もある ● ファイル名、ディレクトリ名にスペースは避ける ● 同じく、問題が生じる場合も ● QGISで上手くいっても、他のプログラムで上手くいか ない場合があるので、癖を付けた方がいい
  • 58. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 58 QGISの操作方法について ベクタデータとGUI プロジェクトの保存 GISとデータのお話 空間参照系について
  • 59. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 59 ベクタデータの追加 その1 ● 今度はベクタ形式 ● レイヤ→ベクタレイヤの追加をクリック ● または,「ベクタレイヤの追加」のアイコンをクリック – ショートカットキーは「Ctr+Shift+V」 ベクタレイヤの追加
  • 60. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 60 ベクタデータの追加 その2 ● 「ベクタレイヤの追加」が表示されるので、 ソースタイプが「ファイル」、エンコーディング を「UTF-8」に指定、 変換元データの 「ブラウズ」をクリック
  • 61. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 61 ベクタデータの追加 その3 ● 「OGRのサポートするベクタレイヤを開く」が表 示されるので「handson/utf8」フォルダを選択 ● ファイルの種類を「ESRI Shapefiles [OGR]」、 「nagoya_lines.shp」をクリックして「開く」
  • 62. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 62 ベクタデータの追加 その4 ● 「ベクタレイヤの追加」に戻るので、「データ セット」が正しく指定されているのを確認し、 「Open」をクリック ● しかし、表示されない!
  • 63. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 63 全体表示をしてみます ● すると、こんな感じで表示されます
  • 64. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 64 中央下に注目 ● 点のようなものが見えるはず。そこにズーム
  • 65. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 65 すると ● OpenStreetMapの線データがみえます! ● これは二つのデータの「座標系」が違うため
  • 66. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 66 属性を知りたい場合 ● 矢印に「i」がついたアイコンをクリック ● 地図上でクリック ● クリックしたラインの情報が表示
  • 67. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 67 GISとデータのお話 空間参照系について QGISの操作方法(ベクタデータ) 空間参照系に関する各種設定
  • 68. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 68 GISと位置情報 ● GISデータは位置情報を持っている ● それを記述するルールが「空間参照系」で、「測地 系」と「座標系」の組み合わせで決まる。 ● 例え話にすると、 ● 長さを測るときに使う道具を決めるのが「測地系」 – 物差し、巻き尺、GPS、レーザ測距機? ● 長さを測るときに使う単位が座標系 – メートル、mile、yard、里 ● 例え話ですので実際には違います!
  • 69. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 69 測地系と座標系● 測地系 ● 地球上の特定の位置を表現する際の基準のセット – 準拠楕円体、測地座標系、ジオイド面 – 日本では ● 「世界測地系」平成14年以降、JGD2000 ● 「日本測地系」平成13年以前、Tokyo ● 座標系 ● 位置を示すための方法と数値の組み合わせ – 原点,単位,投影の方法 ● 地理座標系と投影座標系がある 引用:国土交通大学 鎌田高造氏作成資料
  • 70. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 70 地理座標系と投影座標系の使い分け ● 地理座標系:経緯度座標系 →主に表示に使う場合 ● 単位が「度」なので距離・面積の評価には不向き – 日本全国等の広範囲の表示には適する ● 投影座標系:UTM座標系,平面直角座標系 →面積の測定やデータの解析を行う場合 ● 単位が「m」なので面積や距離等の測定に適する – 広範囲の表示には不向き
  • 71. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 71 今回の場合 ● LANDSAT画像がUTM座標 ● 単位はメートル、値は10~100万オーダー ● OpenStreetMapは緯度経度座標 ● 単位は度、値は最大でも180 ● なので、大きく離れて表示される ● 注意!! ● GISデータの処理をおこなう場合、同じ測地系・座標系の データ同士で行うのが基本 – 表示は違う測地系・座標系でもできる
  • 72. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 72 空間参照系に関する 各種設定 GISとデータのお話 空間参照系について ベクタデータの表示方法
  • 73. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 73 空間参照系に関する設定 ● オンザフライCRS変換 異なる座標参照系を持つデータを,自動的に重ね合わせること ● 設定→プロジェクトのプロパティをクリック ● ショートカットキーは「Ctr+Shift+P」 WGS84 / UTM zone 53 N を選択
  • 74. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 74 EPSGコードによる空間参照系検索 ● EPSGコードとは ● 「測地系」と「座標系」を組合わせでユニークな数値が 与えられる ● QGISだけでなく,他のFOSS4Gでも同じ値が使える – 世界標準規格&Proj.4というライブラリ ● 国内でよく使われる空間参照系の例 JGD2000 WGS84 Tokyo 緯度経度 4612 4326 4301 投影(UTM) 3097~3101 32651~32656 102151~102156 投影(平面直角) 2443~2461 ※使われない 30161~30179 座 標 系 測地系
  • 75. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 75 ここでOpenStreetMapデータにズーム ● 「nagoya_lines」の上で右クリック ● 「レイヤの領域にズーム」を選択 ● ちゃんと重なって表示されているはず
  • 76. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 76 ベクタデータの表示方法 座標系に関する各種設定と変換 位置情報(GPS)の表示
  • 77. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 77 凡例を変える その1 ● レイヤの 「nagoya_lines」 の上で右クリック, 「プロパティ」をクリック ● レイヤプロパティの「スタイル」タブを選択
  • 78. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 78 凡例を変える その2 ● 色の「変更」をクリック ● 「カラーの選択」が出るので,好みの色を選択 ● 「OK」、「OK」で地図の色が変わる
  • 79. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 79 属性ごとに表示を変える ● 属性ごとに色を変えることも可能 ● レイヤの「nagoya_lines」の上で右クリック,「プロ パティ」をクリック – レイヤプロパティの「スタイル」タブを選択
  • 80. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 80 属性ごとに表示を変える ● 「共通シンボル」から「分類された」に変更 ● 分類に用いる「カラム」に「timestamp」を選択し、 「分類」をクリック
  • 81. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 81 属性ごとに表示を変える ● OKをクリックし、表示を確認 ● データ作成時期ごとに凡例が変わっている
  • 82. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 82 表示の調節 ● 「スタイル」の「透過率」を調整 ● 表示するレイヤーの透明度を変更 – 「スタイル」タブの全フィーチャを選択して (※1つ選択した後Ctrl + Aで全選択できる) – 右クリックで透過度変更を選択(※他にも幅なども調整可能)
  • 83. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 83 表示の調節 ● 「透過性」ウィンドウで透明度を変更 ● 下図は50%表示の場合。
  • 84. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 84 凡例の変更 ● 項目毎に凡例を変えることもできます。 ● 「スタイル」タブで「2009年データを」Shiftキーを 押しながら複数選択 ● 右クリックで「色変更」をクリック ● カラーの選択で、好きな色をクリックして「OK」
  • 85. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 85 表示の調節 ● 2009年に作成されたデータの色が変わります。
  • 86. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 86 スタイルの利用 ● 凡例を一々変えるのは面倒 ● ”スタイル”として保存できる – 参照するカラムや色など ● 今回は事前に用意したスタイルを使用 – 「nagoya_lines」の上で右クリックしてプロパティ – 「スタイルを読み込み」をクリック – 「handson」フォルダの中の 「nagoya_osm_history.qml」を選択して「OK」
  • 88. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 88 表示の確認
  • 89. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 89 ベクターレイヤの表示方法 位置情報(GPS)の表示 プラグインの利用
  • 90. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 90 位置情報(GPS)の表示 ● GPSは容易に位置情報を取得できるツールであ り、普及も進んでいる ● GPSの位置情報の取得には二つの方法がある – GPSのログファイルを表示する – 位置情報をCSV形式に保存して表示する ● これらの情報をGIS上に点として表示 ● CSV形式の表示を例として取り上げる – 位置情報以外の情報も利用しやすいため – 例えば野外調査の属性など
  • 91. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 91 使用するデータ ● 「handson」の「gps.csv」ファイル ● 名大周辺のGPSログデータ – 開いて見て下さい – 「Lat」が緯度,「Lon」が経度 ● データを追加したい場合はカラムを増やす – カラム名には日本語を使わない方がよい ● 中身は日本語でもOK ● LatとLonは「度 分 秒」ではなく「度.度...」で記述 – 例えば、132度30分 ⇒ 132.5
  • 92. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 92 CSVファイルを開く ● メニューから「レイヤ」→「デリミティッド テキストレイヤの追加」をクリック ● 「デリミティッドテキストファイルからレイヤ 作成」が表示される
  • 93. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 93 デリミティッドテキストの追加 ● 「選択されたデリミタ」でカンマにチェックが 入っているのを確認 ● 「参照」で「gps.csv」を選択を指定して「開 く」 ● レイヤ名と、XフィールドにLonが、YフィールドにLatが 自動的に設定 ● OKをクリック
  • 94. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 94 座標系を設定 ● 「座標参照系選択」が表示される ● csvは座標系の情報を持ってないため指定する ● 「フィルタ」に「4326」を入力し「WGS84」を 選択して「OK」
  • 95. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 95 ポイントにズーム ● 「gps」上で右クリックし「レイヤ領域にズーム」 ● ポイントが表示されるはずですが、見にくかったら 凡例を変更
  • 96. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 96 ポイントの凡例変更 ● 右クリックして「レイヤのプロパティ」を表示 ● 「変更」をクリック ● 「大きさ」の値を変更(例えば「3」とか) ● 「塗りつぶしカラー」を目立つ色に変更 ● マーカーの形も別の形に変更(例えばひし形など)
  • 98. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 98 属性による色の変更 ● レイヤプロパティを再表示 ● 「共通シンボル」を「分類された」に変更 ● カラムで「Time」を選択し、「分類」をクリック – GPSログの時間によって色が変わる
  • 99. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 99 ラベルの表示 ● レイヤプロパティで「ラベル」を選択 ● 「ラベルの表示」にチェック ● 「ラベルが含まれているフィールド」で「Time」を選択 ● 「フォント」をクリックしてフォントの詳細設定に
  • 100. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 100 ラベルの表示 ● Bold体で大きいフォントサイズ(例. 12)を指定してOK ● レイヤプロパティの下に行くと「ラベルの縁取り」がある ので、チェック
  • 101. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 101 拡大して見てみると
  • 102. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 102 位置情報(GPS)の表示 プラグインの利用法
  • 103. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 103 プラグインとは? ● QGISの機能を拡張するもの ● コアプラグイン – インストールした時点で入っているプラグイン – 「プラグイン」→「プラグインの管理」で確認及び ON/OFFが設定できる。
  • 104. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 104 プラグインの追加インストール 1.「プラグイン」→「Pythonプラグインを呼び出す」をク リック 2.インストールしたいプラグインを選択して、 「プラグインをインストール」をクリックする
  • 105. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 105 プラグインの検索 ● 「フィルター」に文字を入れることにより、 検索できる ● 例えば「Photo」と入れると下の様になる
  • 106. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 106 プラグインのインストール ● フィルタに「Google」を入れる ● 「OpenLayers Plugin」をクリック ● OpenStreetMapやGoogle Mapsを表示する ● 「プラグインをインストール/アップグレード」をク リック ● 成功のボタンがでて、「インストール済」と表示 されれば成功 ● 「閉じる」ボタンで抜けます ● ユーザー名が日本語だとエラーが出ます
  • 108. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 108 使い方 ● 「プラグイン」から目的のプラグインをクリック ● 「プラグイン」→「OpenLayers Plugin」→ 「Add OpenStreetMap layer」をクリック
  • 109. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 109 そのほかの便利なプラグイン ● Photo2Shape スマートフォンやGPS付きデジカメで取られた位置情報付き写真をGIS データに変換 ● evis Photo2Shapeで変換したデータを地図上に表示
  • 110. 2013/5/21 FOSS4G ハンズオン @ JpGU2013 110 ありがとうございました ● 本日の講習はここまでです ● 本日使用した資料はWebサイトにて公開します ● ご質問等は以下のメーリングリストでも受け付け ております。 ● OSGeoJapan-discuss ● http://lists.osgeo.org/mailman/listinfo/osgeojapan-discuss ● 会員も募集しています ● http://www.osgeo.jp/about/support/