日本デジタルゲーム学会第11回年次大会基調講演のスライドです。

1. 文系ゲーム研究者の
アカデミックキャリア
ー専任職への就職に必要な
基本的な考え方と力
小林信重（東北学院大学）

2. 自己紹介
◼所属
 東北学院大学教養学部（社会学）
◼専門
 メディア論、情報社会論
◼著作
 『デジタルゲーム研究入門』 など
◼研究テーマ（最近）
 同人・インディーゲーム制作
 ゲームプレイヤーの国際比較
 デジタルゲームと文学
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3. 発表内容
◼専任職への就職に必要な基本的な考え方
◼専任職への就職に必要な力
◼考え方や力を身につけるための場所
◼個人的な経験に基づいてお話します
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4. 専任職への就職に必要な
基本的な考え方
◼「大学が求めている人」を考える
 ゲーム研究者はあまりいらない
◆ 新規ポストは作らない。最近はやや変化（関西）
 既存ポストの空きを埋めたい
◆ 教員が退職 → 同じ科目を担当できる教員が欲しい
◆ 担当予定科目の授業経験がある人を採用
 広い分野を担当できる人が欲しい
◆ ゲーム研究 → メディア論
◆ 「テレビや映画で卒論を書きたい」学生にも対応できる
 「普通の教員」が欲しい
◆ 特別な人、並外れた人 → 授業などを普通にできる
人、学生の成長に関心をもてる人、学務を行える人 4

5. 専任職への就職に必要な力
◼ 学位（博士号）
◼ 研究歴
◼ 教育歴
◼ 理論と方法
 理論、調査・実験、資格
◼ 語学力
 英語論文、国際会議、資格
◼ 事務能力
◼ 社会性（普通さ）
◼ 人脈
カードが客観的に揃うと、面接に呼ばれ始めます
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6. 考え方や力を身につけるための場所
◼大学（任期あり）
 助教・助手、ポスドク、特任教員、非常勤講師
 経済的・精神的な余裕があまりない
◼財団（任期なし）
 穴場
 経済的・精神的な余裕がある、仕事が比較的楽
◼地方大学
 実際は、あまり潰れない
◆ 自治体、地元産業界（飲食・不動産など）、文科省
 応募者が比較的少ない
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7. ご静聴、ありがとうございました。
◼皆さんが専任職に着任されることを祈念して
おります。
 授業で、『デジタルゲーム研究入門』を使っていた
だけましたら、嬉しいです！（宣伝）
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