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『ワークショップ』

  1. 『ワークショップ』 -新しい学びと創造の場- 中野民夫(著) のアウトライン Naoki Sugiura @naokis 2014.09.13
  2. 本スライドについて 中野民夫氏の『ワークショップ』は、包括的な「ワークショップ」のテキス トです。分類、特徴、意義、限界点などが網羅的かつ分かりやすくま とめられています。 2010年以降、ワールドカフェやフューチャーセッションになどのワーク ショップに参加するようになり、また自らも企画させていただくこともあり ます。本書は2001年出版で、出版からすでに13年経過しています が、2014年のワークショップ全盛時代から本書を読んでみても、全く 色褪せていません。 自分で理解を深めるためにも、要点をスライドにまとめてみました。要 点と言ってもほとんどキーワードの列挙と引用です(下線部のみ私の 解釈です)。よくまとまっているからこそ、要約しなおすことが不要でし た。むろん、このスライドはアウトラインです。アウトラインを押さえた上 で、より深く理解するためにぜひ『ワークショップ』をお読みください。
  3. 『ワークショップ』目次 ● 序 輪になって座る ● 第1部 ワークショップとは何か ● 第2部 ワークショップの実際 ● 第3部 ワークショップの意義 ● 第4部 ワークショップの応用 ● 結び 『ワークショップ』より引用
  4. 「ワークショップ」の定義 ● 「講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく、参 加者が自ら参加・体験して共同で何かを学びあったり 創り出したりする学びと創造のスタイル」 『ワークショップ』より引用
  5. 「ワークショップ」の分類 2.まちづくり系 3.社会変革系 7.統合系        1.アート系 4.自然・環境系 6.精神世界系 5.教育 学習系 社会的(社会変革) 個人的(個人の 変容・ 成長) 創造する(生み出す・アウトプット) 学ぶ(感じる・理解する・プロセス) 『ワークショップ』より引用
  6. 「ワークショップ」の分類 1.アート系:演劇、ダンス、美術、音楽、工芸、自己表現など 2.まちづくり系:住民参加のまちづくり、コミュニティづくり、政策づくりなど 3.社会変革系:開発教育、国際理解教育、平和・人権教育など 4.自然・環境系:環境教育、野外教育、自然体験学習など 5.教育・学習系:学校教育、社会教育、企業研修、国際会議など 6.精神世界系:自己成長・自己変容、こころとからだ、人間関係、 心理学、癒しなど 7.統合系:精神世界と社会変革の統合 『ワークショップ』より引用
  7. 「問う」こと (著者はサンフランシスコ周辺での湾岸戦争に対する市民の反戦平和活動を目の当たりに し、この様子を日本の市民運動に関わっている人たちにも知らせたいと思った。著者はジョア ンナ・メイシー(著者にとってのワークショップの師)に思い切ってインタビューをしてみた。) ”「戦争を止めるために、私たちになにができるでしょうか?」という問いをぶつけた。 すると彼女は、即座に「その質問こそが出発点です。孤立せず、集いあって、問いあうことが 力です。当ことほど協力なことはありません。自分自身に、友人たちに、繰り返し繰り返し問 うことです」と返してきた。(中略) テレビや新聞の報道に触れることよりも、自分の個人的な小さな体験を思い出す方が、各 人にとって具体的で実感を伴う確かな出発点になるのだと再認識した。” ワールドカフェやフューチャーセッションでも「問う」ことが大切です。「問う」ことの本質を突かれました。 『ワークショップ』より引用
  8. 全体的な学び 1.ボディ=身体 2.マインド=知性 3.スピリット=直観・霊性 4.エモーション=感情 (4分類の理由の要約)人間は「身体」と「心」とで構成されている が、ここでは日本語の「心」を英語のマインド、スピリット、エモーションに 分解する。 『ワークショップ』より引用
  9. 「ワークショップ」の特徴 ①「参加型」 ● 「受け身」から「参加」へ、「主体性」 ②「体験」 ● 体験学習法、身体性 ③「グループ」(相互作用) ● 傾聴、共感、関係性 『ワークショップ』より引用
  10. 体験学習法 1.体験する(Experiencing) DO、やってみる 2.指摘する(Identifying) LOOK、観てみる 3.分析する(Analyzing) THINK、考えてみる 4.概念化する(Hypothesizing) PLAN、GROW、まとめ る、次を考える 原出典:『野外教育指導者読本』 このプロセスはナレッジマネジメントのSECIプロセス(共同化・表出化・ 結合化・内面化)と類似している。 『ワークショップ』より引用
  11. 傾聴(アクティブ・リスニング) 1.「批判しない」 2.「同情しない」 3.「教えようとしない」 4.「評価しない」 5.「ほめようとしない」 『ワークショップ』より引用
  12. ファシリテーターであるために望ましい条件 ① 主体的にその場に存在している。 ② 柔軟性と決断する勇気がある。 ③ 他社の枠組みで把握する努力ができる。 ④ 表現力の豊かさ、参加者への反応の明確さがある。 ⑤ 評価的な言動はつつしむべきとわきまえている。 ⑥ プロセスへの介入を理解し、必要に際して実行できる。 ⑦ 相互理解のための自己開示を率先できる、開放性がある ⑧ 親密性、楽天性がある。 ⑨ 自己の間違いや知らないことを認めることに素直である。 ⑩ 参加者を信頼し、尊重する。 『ワークショップ』より引用
  13. ワークショップの現代的意義 1.「豊かさ」の再検討 ●モノの所有から「関係」の豊かさへ ●生の充溢と歓喜 2.自分らしく生きる 3.知恵も力も「関係」の中に生じる 4.「市民」意識の醸成 『ワークショップ』より引用
  14. ワークショップの限界と注意点 1.「非日常」の限界 2.自己啓発セミナー、カルト的宗教などとの違い i. まず、参加者を日常の世界から引き離し、隔離された状態に置く。 ii.精神的に空白の状態に追い込んでいく iii.そこに教義や思想、イデオロギーを徹底的に注入する iv.思い切って壁を乗り越える体験をさせる なお、iとiiはワークショップも共通。iiiとivがワークショップとは決定的に 異なる点。 3.独善的にならない 『ワークショップ』より引用
  15. 講演会への応用 ”講演会やシンポジウムに行って、いつも残念だなと思うことは、 その会場には同じようなテーマに興味を持っている人がたくさん 集まっているのに、誰とも話すことなく、終われば皆黙って散って いってしまうことだ。参加している人同士が少しはお互いのことを 知ったり話あったりする工夫が何かできないのだろうか。” ITベンダーで長らくマーケティングを担当していた私の経験からも全く当て はまります。ITベンダーの多くは顧客同士が経験を語り合う機会を逸し ています。顧客のロイヤリティを高める機会であるのにも関わらず。 『ワークショップ』より引用
  16. 交響する瞬間 ”100人近いオーケストラと200人近いコーラスのどこにいる人でも、他のすべての パートの音が完璧に聞こえる、と感じられる時がしばしばあったというのだ。完璧な ハーモニーの一部になりきるような体験で、なんとも言えない至福の瞬間。普段 は音の小さな楽器や遠くの人の演奏はなかなか聞こえないのに、その時はすべて の音がはっきりと聞こえていると感じられた。それはもう特別な恍惚の時であり覚 醒の時だった。 お互いが自分でありかつ全体である瞬間。個と全体の調和。お互いに他をよく聴 くことで完成する完璧なハーモニー。 お互いの違いを聴きあい、自分は自分でありきる中で、豊かなハーモニーが生ま れる。そんな「交響する瞬間」を生み出す「交響する場づくり」を様々な局面で重 ねていきたいと思う。” 『ワークショップ』より引用
  17. 『ワークショップ』より引用 ”集いあい問いあうことが力 だから輪になって座ろう”
  18. 『ワークショップ』 -新しい学びと創造の場- 中野民夫(著) の概略 完
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