クラウド温泉2.0＠小樽・プレゼン発表用資料(中村) “魔法企業 Goo☆gle 〜僕と契約して、Googlerになってよ！〜”

魔法企業 Goo☆gle
僕と契約して、Googlerになってよ！
中村良幸（なかむらよしゆき）
ID: nakayoshix (なかよしっくす)
所属: クロストラスト株式会社

クラウドおじさんです

アジェンダ1 魔法企業 Goo☆gle
●“中小企業のクラウド化”をテーマに、
魔法企業Goo☆gleを徹底的に使いこなしてみる。
oGoogle Apps Standard Edition (無償版)
oGoogle Apps Premier Edition (有償版)
oGoogle Apps Script (Appsを内部から制御する)
oGoogle DATA API (Appsを外部から制御する)
oGoogle App Engine (web2pyで作ってみる)
oGoogle Tasks API (今日はさわりだけ…)

円環の理に導かれて…
ほむほむ

アジェンダ2 インド製 Zoho CRM
●“中小企業のクラウド化”をテーマに、
インド製SaaSのZoho CRMを使い倒してみる。
oZoho CRMとZoho CRM APIについて
oGoogle AppsとZoho CRMの連携について
oPythonを使ってZoho CRM APIを叩いてみる。
oクラウド間データポータビリティの観点から
Google Apps + Zoho CRM → Amazon EC2
+ openCRX 環境へのデータ移行を考える。

Google Apps その１
●Gmail
oすべてGoogle Appsはここから始まった
oAjaxを使った優れたUI, ショートカットキー
o大容量 25GB (有償版), 7GB (無償版)
●Googleカレンダー
o組織やグループでの共有機能に優れている
o会議室や設備予約も可能 (有償版)
●Google Tasks (ToDo リスト)
●チャットサービス (Googleトーク)

Google Apps その２
●Googleドキュメント
o文書(Docs)、スプレッドシート、図形描画
oプレゼンテーション（これがそうです）
●Googleグループ
oメーリングリスト or 階層型掲示板
●Googleサイト
o組織内ポータルサイトを簡単に作れます
●Googleビデオ
o組織専用のYouTubeのようなもの

Google Apps その３
●有償版(Premier Edition)と無償版の違い
o有償版は一人あたり年間50ドル
 日本ではなぜか年間 6,000円？ (#五七五)
 6,000 ÷ 50 = 120円/$ (いつの時代？)
oGmailの容量が増えます (一人当たり25GB)
o有償版にしかない機能もあります
 Googleカレンダーにおける施設・設備予約
o高可用性(99.9%)が保証されます
●弊社は、Google Apps Premier Editionを使ってます

Google Apps Script
●Google Appsの機能拡張用言語
oやろうと思えばいろいろできます！
oイベント駆動型のアプリも作成可能
●サーバーサイドのJavaScript
oブラウザで動くJavaScriptではありません
●Excel, WordでいうところのVBAにあたるもの
o でもVBAではありません…(^^;
●一応、IDEもあります
o知らないうちに機能が増えてたりします

これはいわば内部からの破壊、つまり
北斗神拳
のようなものかも…

Google DATA API (Protocol)
●Google DATA APIとは？
oWeb上にあるGoogle Appsのデータを外部のプロ
グラムから読み書きするためのAPI群
oシンプルな標準プロトコルを提供
●Atom形式 (他に、JSON 形式もあります)
●RESTスタイルのAPIが定義されています
●主要なクライアント言語から制御可能です
oJava, Python, JavaScript (Google言語)
o.NET, PHP, Objective-C (Clientが提供済み)

これはいわば外部からの破壊、つまり
南斗聖拳
のようなものかも…

Google App Engineでできること
●一般的な Web 技術を完全サポートする動的 Web サーバ
●クエリ、ソート、トランザクション機能付きの永続性ストレ
ージ
●自動スケーリングと負荷分散
●Google アカウントを使用したユーザー認証と、メール送信
のための API
●自分のコンピュータで Google App Engine をシミュレーショ
ンする完全機能を装備したローカル開発環境
●特定の時間または一定の間隔でイベントをトリガするように
スケジュールされたタスク
●Java ランタイム環境または Python ランタイム環境で実行

Google Tasks API ← New!
●Google Tasks (日本語版だとToDoリスト)には大きな制限が
oタスクが共有できない
oAPIがないため、プログラムで制御できない
●つい最近、やっとAPIが公開されました！
oGoogle Tasks API
oやはり、RESTスタイルのAPIです
●これを使って何かを作ろうと思ったのですが…
o時間がなくてできませんでした、ごめんなさい＞＜
oZoho CRMの関連サービス、Zoho Projectでは、既にこの
APIを利用したGoogle Tasksとの相互連携が可能です。
oというわけで、今日はさわりだけでした。

日本をインドに！
日本印度化計画
with Zoho

CRMとは何か？その１
●「CRM」とは？
oCustomer Relationship Management の略
o通常は「顧客関係管理」と訳す
●本来は経営手法の一つ
o顧客満足度を向上させるために、顧客との関係を構
築することに力点を置く「経営手法」のこと
o必ずしもシステムを必要とするわけではないが、大
抵はシステム構築が必須

CRMとは何か？その２
●情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築く手
法のこと。
●詳細な顧客データベースを元に、商品の売買から保守サービ
ス、問い合わせやクレームへの対応など、個々の顧客とのす
べてのやり取りを一貫して管理することにより実現する。
●顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客の利便性と
満足度を高め、顧客を常連客として囲い込んで収益率の極大
化をはかることを目的としている。

代表的なCRMアプリケーション
●オープンソース
oSugarCRM - PHPで書かれた最も普及しているCRM
oopenCRX - Javaで書かれたBSDライセンスのCRM
 MDAフレームワークのopenMDX上で作られている
 五年前から私が日本語化を担当している
●商用
oSiebel - Oracleに買収され、Oracle CRM on Demandに
oDynamics CRM - Microsoft製、パッケージ及びSaaS型
 .NET Framework上で作られた最初のMSソフトウェア
oSalesforce.com (SFDC) - 代表的な商用SaaS型CRM
oZoho CRM - インド製SaaSで、今回紹介するもの

Zoho CRMについて
●Zoho CRMは、低価格のインド製クラウド型サービスです。
o一人あたり年間 17,280円 / 36,000円
o無料プランもあります (三名まで0円)
●顧客や営業の情報を一元的に管理し、情報を「見える化」で
きます。
o営業支援 (SFA)
oマーケティング支援
o顧客サポート＆サービス
o在庫管理
oCRMのレポート作成
●iPhoneアプリケーションもあります。

Zoho CRM APIについて
●Zoho CRM APIによって…
o他システムとの連携を行うことが可能です。
o会計処理、ERP、e-Commerce、他任意の社内システム
●RESTスタイルのAPIを持ってます
oXMLまたはJSON形式のデータを返してきます。
o検索だけでなく、作成、更新、削除も可能です。
o プログラミング言語に依存しない形式のAPIのため、Java,
.NET, C, C++, PHP等任意のプログラミング言語で開発が可
能です。
oもちろん、Pythonでも可能です。

PythonでZoho CRM APIを叩いてみる
●PythonでZoho CRM APIを扱うためのモジュールは？
o探せばPyPIでありました。mfabrik.zoho
●とはいえ、余りにも機能制限が…
o 作成できるのは、リード情報だけでした。
oこれでは使い物にならない
●そこで、自分で改造しました。
o社内システム(Crestix2)との連携用に必要な分だけ
oそのうち、全てのエンティティに対応しました
●デモをお見せしたいのですが…
oZohoのサーバーで、“500 internal server error”が出ます…

Zoho CRMとGoogle Appsの連携
●Zoho CRMからGmailを見ることも、その逆も可能です。
●メールのやり取りを含む、顧客情報を組織内で密に共有でき
ます。
●Zoho CRMコンテクストガジェット機能を使い、Gメールか
ら直接リードや連絡先のデータを追加できます。
●顧客との重要なアポイントメントをGoogleカレンダーにエク
スポートし、同僚と共有できます。
●Gmailのアドレス帳をZoho CRMにインポートできます。
●iGoogleやGmail、GoogleサイトにCRMガジェットを埋め込む
ことで、いつでもすぐにZoho CRMにアクセスできます。

データポータビリティについて考える
●Zoho CRMも悪くはないのだが、やはり問題もあります。
oインポートは容易だが、エクスポートは大変。
「行きはよいよい帰りは怖い」商法。
oAPIの利用回数に制限があり、これが結構きつい
 無料版だと、個人・組織問わず250件/日
 Professional版で、組織で5,000件/日
 Enterprise版で、組織で15,000件/日
o将来的に、いつなくなるかは誰にもわからない。
全てのクラウドサービスのいわば宿命？
●そこで、他のCRMへの移行を常に考えておくべきでは？
oAmazon EC2 + openCRX環境への移行を考えてみる…

今後のクロストラストを考える
●Google Apps サポートビジネス
oカスタマイズもやります
●Zoho CRM サポートビジネス
oこちらもカスタマイズもやっていきたい
●CRMなら全てやりたい
コンサルからカスタマイズ、運用保守・サポートまで
oOracle CRM on Demand (旧Siebel)
oMicrosoft Dynamcs CRM
oSalesforce.com
oZoho CRM
oopenCRX
●今後は、受託開発もやりますよ！

まとめ
●魔法企業 Goo☆gle について
●インド製のSaaS型CRM、Zoho CRMについて
●クラウド時代のデータポータビリティについて
●クロストラストの今後のビジネスについて

最後に
ご清聴ありがとうございました

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