O slideshow foi denunciado.
Seu SlideShare está sendo baixado. ×

プレゼントと相手の持ち物との被りを軽減する手法の提案

Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Anúncio
Próximos SlideShares
OzCHI_1205.pdf
OzCHI_1205.pdf
Carregando em…3
×

Confira estes a seguir

1 de 35 Anúncio

Mais Conteúdo rRelacionado

Mais de nakamura-lab (20)

Mais recentes (20)

Anúncio

プレゼントと相手の持ち物との被りを軽減する手法の提案

  1. 1. プレゼントと相手の持ち物との 被りを軽減する手法の提案 清水亜美(明治大学 4年) 野中滉介 中村聡史(明治大学)
  2. 2. はじめに プレゼントを渡す機会はたくさんある • 誕生日 • 卒業式 • 結婚 • 出産
  3. 3. はじめに プレゼントに対して悩みを持つ人は多い マイボスコム株式会社 2015 「プレゼント選び」に関する インターネット意識調査より N=500 あなたはこれまでにプレゼントを選ぶときに 困ったことがありますか?
  4. 4. はじめに プレゼント選びで困る理由は様々ある • あげる相手の趣味嗜好を掴むことが困難 • 家族や友人に対するプレゼントのネタ切れ ↓ プレゼントに関するまとめサイトや プレゼントに適した商品を推薦してくれるサービスがある
  5. 5. 問題 プレゼントともらう側が既に持っている物が被ってしまうことが起き, お互い気まずい思いをしてしまう プレゼントが あるんだ! 楽しみ! ありがとう... これ持ってる.. あれ,なんか 反応悪いなぁ
  6. 6. 問題 • 直接相手に欲しい物を聞く →サプライズ感が減ってしまう • ほしい物リストを公開してもらう →ほしい物リストを他者に知られることに躊躇する人も多い
  7. 7. 目的 プレゼントをあげる相手に直接欲しいものを聞かずに プレゼントと相手の持ち物との被りを軽減する
  8. 8. 問題解決のために • 相手の趣味嗜好を探りつつ, 直接欲しいものを聞かずに, コミュニケーションを 取りながら選ぶことが必要 • どの程度好きなのかや 知識量などの情報も重要 僕の好きなもの 僕の詳しいもの スニーカー Nike adidas 鬼滅の刃 puma 漫画 プレゼント選びでは
  9. 9. マインドマップ 表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを中央に置き, そこから放射状にキーワードやイメージを広げ,繋げていくデータ表現の1つ
  10. 10. マインドマップと趣味嗜好の類似 僕の好きなもの 僕の詳しいもの スニーカー Nike adidas 鬼滅の刃 puma 漫画 似ている
  11. 11. 提案手法 • マインドマップの要素を取り入れた,あげる相手に 直接欲しいものを聞かずに欲しいものを探るシステム 「プレゼントマップ」を提案 • お互い会話をすることなく趣味嗜好や詳しい事柄を 枝分かれグラフに交代で追加していき,あげる相手の 興味度合いや知識などを推し量りながらプレゼントを考える
  12. 12. 提案手法への期待 普段の会話やメッセージのやり取りからは 知り得なかったお互いの趣味嗜好に関する 情報が得られ,今まで思いつかなかった プレゼントを思いつくことができるようになる プレゼントマップのどこからプレゼントが もらえるのかわからないというサプライズ感 を得られると期待される あげる側 もらう側
  13. 13. システムデザイン • あげる側ともらう側が自分の好きなものや詳しいことを 追加していくことで作成を進めていく • 追加はターン制とし,1回のターンで3回操作を要求するものとした → テンポよくノードを広げつつ, また操作をしなければならないという強制力を発揮するため • 相手がそれに詳しいかどうかを把握するための「問いかけ機能」や, 相手の書き込みに対して共感を示す「いいね機能」を組み込む
  14. 14. プレゼントマップの様子
  15. 15. 仮説 プレゼントマップによって相手の趣味嗜好や興味度合いを探るこ とができ,プレゼントと相手の持ち物との被りが軽減できる
  16. 16. 実験 オンラインで会話をせずにプレゼントマップの作成を行った 「卒業のお祝いのプレゼントを考えてください」 「誕生日のプレゼントを考えてください」 あげる側 もらう側
  17. 17. 実験 • もらう側の人1名に対してあげる側の人を 2名割り当て,一対一でプレゼントマップを 作成する実験を2回実施した • 事前プレゼント2つと事後プレゼント2つを 匿名で表示し,もらう側に人に満足度や 既に持っているかどうかの評価をしてもらった
  18. 18. 作成例①
  19. 19. 作成例②
  20. 20. 作成例③
  21. 21. 結果 「プレゼントは既に持っていましたか」 →「持っている」と回答 事後プレゼント 2件/16件 事前プレゼント 5件/16件
  22. 22. 結果 あげる側 • 「選んだプレゼントに自信がありますか」(1〜5の5段階評価) • 「プレゼントはすぐに思いつきましたか」(1〜5の5段階評価) • 「相手の趣味嗜好をどの程度把握していますか?」(1〜5の5段階評価) もらう側 • 「プレゼントの満足度」(100点満点) あげる側について もらう側 について プレゼントの自信 思いつき速度 相手の趣味の把握度合い 満足度 事前 2.9 3.4 2.1 78.1 事後 4.0 3.0 3.0 87.2
  23. 23. 考察:被りの軽減について 事前プレゼント • 「いくつあっても困らないものだから」 • 「無難で何枚あっても困らなそうだから」 事後プレゼント • 「スキンケアに興味があるということだったため」 • 「相手からの問いかけから, 興味はあるけど詳しくないものであるの でまだ持っていないものではないかと思った」 「このプレゼントを選んだ理由は何ですか?」 → 相手の趣味嗜好を考えずに選んだ 無難なものであったり, 相手が持っているものかどうかを 考えずに選んでいる → 相手の趣味嗜好を プレゼントマップから探るようになった
  24. 24. 考察:被りの軽減について • 事後プレゼントで被ってしまった2件は, 「コーヒーとフィナンシェ」と「switchのワイヤレスコントローラー」であった • しかし,事後プレゼントが被っていてもその満足度が上がっていた • 「プレゼントマップに書き出したものの中で 今一番自分が欲しいもの(or興味あるもの)は何ですか?」 →「コーヒー」と回答 被っていたとしても欲しいものであった
  25. 25. 考察:プレゼントマップの作成傾向(あげる側) 「相手が持っていないものかどうか判別は出来たか?」 判別できた そもそも判別しな かった 判別しようとした ができなかった 7件/16件 7件/16件 2件/16件
  26. 26. 考察:プレゼントマップの作成傾向(あげる側) 決定のタイミングについて 𝛽 = 𝑘 𝑁 k:最終的に選ばれたプレゼントに関連するノードが 追加された操作番号 𝑁:総操作数 (ジブリのグッズが選ばれた場合k=13, N=19, β=0.68) 操作番号 操作内容 1 映画を追加 2 韓国を追加 3 K-popを追加 4 音楽を追加 5 漫画を追加 6 少女漫画を問いかけ 7 洋画を追加 8 音楽にいいね 9 ファッションを追加 10 ドラマを問いかけ 11 ジブリを追加 12 グルメを追加 13 ジブリにいいね 14 K-popにいいね 15 BTSを追加 16 BLACK PINKを追加 17 フランス映画を追加 18 Disney映画を追加 19 トトロを追加
  27. 27. 考察:プレゼントマップの作成傾向(あげる側) 「相手が持っていないものかどうか判別は出来たか?」 判別できた そもそも判別しな かった 判別しようとした ができなかった 7件 7件 2件 β=0.550 β=0.709 β=0.711
  28. 28. 考察:プレゼントマップの作成傾向(あげる側) 「相手が持っていないものかどうか判別は出来たか?」 判別できた (判別群) そもそも判別しな かった (無判別群) 判別しようとした ができなかった (判別失敗群) 7件 7件 2件 β=0.550 β=0.709 β=0.711 途中で候補が浮かんだ後も探索を続ける ことによって,判別していった
  29. 29. 考察:プレゼントマップの作成傾向(もらう側) 「プレゼントの満足度:最高得点−最低得点=30点」 差あり群 差なし群 4件/8件 4件/8件
  30. 30. 考察:プレゼントマップの作成傾向(もらう側) 「選ばれたプレゼントのノードがrootから何番目のノードか 」 差あり群 差なし群 2.8 3.6 4件 4件
  31. 31. 考察:プレゼントマップの作成傾向(もらう側) 「選ばれたプレゼントのノードがrootから何番目のノードか 」 差あり群 差なし群 2.8 3.6 好みがはっきりとしていると 分岐が深くなっていく傾向が見られた
  32. 32. 考察:プレゼントマップの影響(あげる側) • 「相手の趣味嗜好を新しく知ることもできるし, 再確認も可能であったためプレゼントを考える上で 使っていてすごくやりやすかった」 • 「喋らないでやることで,相手の次の動きがどうなるか ワクワクする感じがしたのでおもしろいなと思った」 • 「いいねやノード追加の動きから相手の心を読み取るのが, 推理ゲームみたいで面白かった」 → 普段のコミュニケーションからは得られなかった 新たな相手の趣味嗜好をより知ることができたのではないか プレゼント の自信 思いつき 速度 相手の趣味の把 握度合い 事前 2.9 3.4 2.1 事後 4.0 3.0 3.0 「実験について感想があれば教えてください」
  33. 33. 考察:プレゼントマップの影響(もらう側) • 「そういうものがあること自体知らなかった」 • 「自分では買おうとはならないけれど,使ってみたいと思ったから」 • 「持っていないけどとても気になっていたものだったし, 自分では買わないようなものだから」 →もらう側の趣味嗜好だけではなく あげる側の趣味嗜好も考慮しプレゼントを選んでいるため, 自分では買わないようなものがもらえるようになり プレゼントに対する満足度が上がったのではないか 満足度 事前 78.1 事後 87.2 「1位のプレゼントはなぜ1位にしたのですか?」
  34. 34. 今後の展望 • 1つのプレゼントマップによる双方向のプレゼント交換への 有用性を調査し,もらう側の負担を軽減するように検討していく • 実際にプレゼントをあげるケースに適用し,有用性を検証していく
  35. 35. まとめ プレゼント選びに困る人がたくさんいる • プレゼントと相手の持ち物が被ってしまうことがある • 直接聞くのはサプライズ感が減る・ほしい物リストは公開したくない人もいる 直接欲しいものを聞かずに,プレゼントと相手の持ち物との被りを軽減する • 被りが軽減された あげる側:新たな相手の趣味嗜好が得られ,プレゼントに対する自信がついた もらう側:プレゼントに対する満足度が上がった 双方向のプレゼント交換への有用性を調査・もらう側の負担の軽減を検討 背景 問題 目的 結果 展望

Notas do Editor

  • 好みや興味は木の幹とその枝のように広がりをもつものであり,そうしたものを表現し,また網羅的に観察できるようにするとともに,その関連性を把握できる必要がある.

    単純に興味だけを伝えるのではなく,興味の度合いや問いかけなども行えるようにすることで,被りなどを軽減する
  • 好みや興味は木の幹とその枝のように広がりをもつものであり,そうしたものを表現し,また網羅的に観察できるようにするとともに,その関連性を把握できる必要がある.

    単純に興味だけを伝えるのではなく,興味の度合いや問いかけなども行えるようにすることで,被りなどを軽減する
  • 好みや興味は木の幹とその枝のように広がりをもつものであり,そうしたものを表現し,また網羅的に観察できるようにするとともに,その関連性を把握できる必要がある.

    単純に興味だけを伝えるのではなく,興味の度合いや問いかけなども行えるようにすることで,被りなどを軽減する
  • リアルタイムで共同編集可能な
  • リアルタイムで共同編集可能な
  • リアルタイムで共同編集可能な
  • とりあえず相手がどんなものが好きなものがあるのか知りたいと思い色々聞いてみた.スイーツは広がったがが,足が速いからプレゼントには不向きと思った,イヤフォンかマックのケースで迷ったが,イヤフォンは自分で試したいだろうし予算的にいいものが買えないと思ったから.マックのケースは相手から追加された問いかけだし,あげたら喜ぶだろうと思った
  • それまでに出ていたノードからプレゼントにしたいものが出てこなっかたが,スキンケアと出た時に化粧水にしたいと思った.自分では高いのを買いづらいから貰ったら嬉しいのでは?イプサの化粧水は自分で使って良かったからあげたいと思った.
  • 帽子は序盤だけど,ベレー帽は後半,自分がバケハとか追加して話題を広げて,何か相手が欲しいようないいものがないか調べたくてやった,キャップは被っているのをみたことがあったから,違うものにしようとした

×