キング牧師らの呼びかけに応じて、人種差別や人種隔離の撤廃を求める20万人以上の人々がワシントン記念塔広場に集まった。この大群衆を前にキング牧師が行った演説は、\n『私は夢見ている。\nある日、ジョージアのレッドヒルの上で、以前の奴隷の息子達と以前の奴隷所有者の息子達が、兄弟愛というテーブルにともに就き得ることを。\n私は夢見ている。\nある日、不正と抑圧という熱で苦しんでいる不毛の州、ミシシッピーでさえ、自由と正義というオアシスに変わることを。\n私は夢見ている。\n私の4人の子ども達がある日、肌の色ではなく人物の内容によって判断される国に住むことを。』\nマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr., 1929年1月15日–1968年4月4日)はアメリカ合衆国のプロテスタントバプテスト派の牧師である。キング牧師の名で知られ、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として活動した。\n「I Have a Dream」(私には夢がある)で知られる有名なスピーチを行った人物。1964年のノーベル平和賞受賞者。2004年の議会名誉黄金勲章受章者。アメリカの人種差別(特にアフリカ系アメリカ人に対する差別)の歴史を語る上で重要な人物の一人である。\n\n