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Bait and switch
- 1. / 38 Bait and Switch を試してみた 1 城東.NET #11 2017年08月16日 石崎 充良
- 2. / 38 自己紹介 石崎 充良 ( @mishi_cs ) 言語： C# XAML 活動： JXUG (もくもく会) (connpass) 城東.NET Users Group (connpass) .NET 読書会 (connpass) 2
- 3. / 38 概要 3
- 4. / 38 Bait and Switch とは ・Xamarin で使うライブラリでよく使われている技法。 ・共通コードからは個別のプラットフォームの機能を本来直接呼び出すことができない。 ・これを個共通コードから個別のプラットフォームの機能を直接呼び出しているかのよ うに扱える。 4
- 5. / 38 共通コード？ Android、iOS 対応のアプリを作る場合、 通常 3 つのプロジェクトが含まれたソリューションを作る。 ■ ソリューション名プロジェクト 共通のコードを実装するプロジェクト。（コード共有） ■ ソリューション名.Droid プロジェクト Android 用プロジェクト。Android 固有の機能も使える。 ■ ソリューション名.iOS プロジェクト iOS 用プロジェクト。iOS 固有の機能も使える。 5 全てのプラットフォームのプロ ジェクトから参照される。 例えばここから Android 固有の 機能が使われていると、iOS で使 えなくなる。
- 6. / 38 実現方法 6
- 7. / 38 DLL を置き換える ・共通コードではダミーの空実装の DLL を参照 ・ビルド時に実装の DLL に置き換える ・Plugins for Xamarin (Open Source Components for Xamarin) で使われている 7
- 8. / 38 Plugins for Xamarin を作ってみよう 8
- 9. / 38 テンプレートの導入 9 https://github.com/xamarin/XamarinComponents 下へスクロール Visual Studio Plugins Templates からダウンロード ダウンロード
- 10. / 38 プロジェクトの新規作成 10 Plugin for Xamarin で新規作成
- 15. / 38 .nuspec ファイルを作成 15 Plugin for Xamarin NuSpec を選択 名前に注意！ 今回は Feature2 を Feature1 に変更
- 16. / 38 .nuspec ファイルを編集 16 <licenseUrl/> <projectUrl/> を削除 <files> の中の <file> を Core Xamarin.Android Xamarin.iOS を除いて削除
- 18. / 38 nuget パッケージを作成 ・.nuspec ファイルのある場所で、nuget.exe を実行 ■ コマンド ■ 実行結果 18 > Nuget pack
- 21. / 38 ローカルの .nupkg を参照 ・ nuget パッケージを探すソースを追加 21 「ソースの構成」を選択 .nupkg ファイルを保存した フォルダーを選択
- 23. / 38 nuget パッケージを使う PCL プロジェクトで nuget パッケージの機能(今回はプロパティの参照)を使用 23 コードビハインドから呼べるよう 名前付け プロパティの値を画面表示
- 26. / 38 とりあえず .zip に変えてみて展開 26 共通コードプロジェクト と各プラットフォームのフォルダー 各フォルダーに同じ名前の .dll が含まれる
- 28. / 38 全てに同じ名前の DLL がいる 28 iOS Android 共通プロジェクト
- 29. / 38 DLL を比較してみる ・nuget パッケージ内の DLL とアプリプロジェクト出力の DLL を比較してみる ・それぞれのフォルダー内の DLL をプラットフォーム毎に比較 (名前はリネーム) ※プラットフォーム間の比較 29
- 30. / 38 つまり ・DLL はビルド時と異なるファイルを実行時に参照できる。 ・共通プロジェクトのビルド時には、空実装の DLL を参照してビルド ・アプリの実行ファイルの参照先には、プラットフォーム用の DLL を配置 30 共通プロジェクトでは空実装 DLL を使用 アプリのビルド時 (プラットフォームのプロジェクトのビルド時) にはプラットフォーム個別実装の DLL を配置 実行時には個別実装 DLL が使われる
- 32. / 38 ソリューションの作成 ■ App Dll、DllA、DllB のいずれも直接参照しないアプリ(Library のみ参照) ■ AppA Library と DllA を参照したアプリ ■ AppB Library と DllB を参照したアプリ ■ Dll 空実装 DLL 役の DLL ■ DllA プラットフォーム用 DLL 役の DLL その1 ■ DllB プラットフォーム用 DLL 役の DLL その2 ■ Library 共通プロジェクト役の DLL 32上記ソリューションは https://github.com/m-ishizaki/BaSに上げてあります。
- 33. / 38 DLL 役の実装 Class1 というクラスに Name というプロパティを実装 33 プロジェクト毎にプロパティの値を変更 Dll では、Dll DllA では、DllA DllB では、DllB
- 34. / 38 共通プロジェクト役 DLL の実装 Dll の機能を呼び出す 34 DLL の機能を呼び出す 実行時に参照する DLL が変われば値が変わる
- 35. / 38 アプリ役実行ファイルの実装 共通 DLL の機能を呼び、自身の名前とともに出力 35 DLL の機能を呼び出す 実行時に参照する DLL が変われば値が変わる
- 36. / 38 実行結果 ■ App の場合 ■ AppA の場合 ■ AppB の場合 36 App.Program Dll AppA.Program DllA AppB.Program DllB 実行時に使われる DLL が変わることが確認できた
- 37. / 38 まとめ 37
- 38. / 38 まとめ ・クラシック デスクトップ アプリ でも環境ごとの設定の切り替えなどで使えそう 38 Bait and Switch 完璧にマスターした