1. 図書館員のためのWeb of Scienceキャッチアップ・セミナー Web of Knowledge5ならできること-図書館情報学大学院生の視点から- 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科 佐藤翔

2. はじめに：自己紹介 2 博士後期課程在学 （図書館情報学） 関心：学術情報の生産・流通 人々はどんな論文・雑誌を読んでいるのか？ 雑誌・分野の動向、評価 学術研究の生産状況 科学・技術・高等教育政策

5. Essential Science Indicatorsに基づく分析 5 日本の学術論文生産数は近年減少？！ 後にGlobal Research Reportでも同様のデータ 日本の科学の危機？ 事業仕分け等の影響もあって（？）しばし話題に

6. Essential Science Indicatorsに基づく分析 6 データは５年刻み ESIの仕様による 詳細な分析はできない Web of Scienceならもっと細かく見られるが… WoK4では分析が困難（手間がかかる）

7. Essential Science Indicatorsに基づく分析 7 データは５年刻み ESIの仕様による 詳細な分析はできない Web of Scienceならもっと細かく見られるが… WoK4では分析が困難（手間がかかる） WoK5なら可能！

8. WoK5新機能の確認 8 著者同定の向上 検索結果保存機能向上 被引用数の正確な表示 検索結果表示数の制限解除 ストップワード廃止 複数形／米英綴り対応、後方一致検索…

9. WoK5新機能の確認 9 著者同定の向上 検索結果保存機能向上 被引用数の正確な表示 検索結果表示数の制限解除 ストップワード廃止 複数形／米英綴り対応、後方一致検索… 今回注目！

10. WoK4の復習 10

11. 11 検索結果のAnalyze：検索結果画面

12. 12 検索結果のAnalyze：「catalog*」を含む論文数

13. 13 検索結果のAnalyze：「open access」を含む論文数

14. 検索結果のanalyze 14 分野や研究者・機関、雑誌等の動向を見る あるテーマはどんな分野の雑誌で盛ん？ 機関の生産性の変化を見る 機関の強み／弱みの発見 簡単な分析ならこれだけで可能 問題点・・・検索結果上限設定

15. 検索結果上限 15 WoK4では１回の検索では10万件までしか結果を閲覧・分析できない 母数の大きい分析は不可能 日本の研究者の論文・・・約200万件 東京大学の研究者の論文・・・約23万件 工夫が必要（分野／出版年を区切る等）

16. 検索結果上限 16 WoK5では上限解除！ WoK4では１回の検索では10万件までしか結果を閲覧・分析できない 母数の大きい分析は不可能 日本の研究者の論文・・・約200万件 東京大学の研究者の論文・・・約23万件 工夫が必要（分野／出版年を区切る等）

17. 17 検索結果のAnalyze：検索結果画面

18. 18 検索結果のAnalyze：日本の論文数

19. 19 検索結果のAnalyze：日本の論文数

20. 20 検索結果のAnalyze：保存したデータ

21. 21 検索結果のAnalyze：日本、米国、中国の比較

22. 22 検索結果のAnalyze：日本の自然科学・雑誌論文

23. 23 検索結果のAnalyze：東京大学の分野別論文数

24. 検索結果上限廃止 24 これまで工夫が必要だったことが、誰でも簡単にできるように！ 自機関の成果の評価 研究戦略の立案

25. ストップワード 25 冠詞、前置詞等の頻出語 “a”や”the” “in”や”out” “and”，”or”, “not” etc… WoK4では非検索対象 検索してもゼロヒットになる

26. ストップワード 26 WoK5では廃止！ ストップワード：冠詞、前置詞等の頻出語 “a”や”the” “in”や”out” “and”，”or”, “not” etc… WoK4では非検索対象 検索してもゼロヒットになる

27. “a” と “the” 27

28. 28 検索結果のAnalyze：タイトルに”the”を含む論文

29. 29 検索結果のAnalyze：タイトルに”a”を含む論文

30. “and” と “or”と “not” 30

31. 31 検索結果のAnalyze：タイトルに”and”を含む論文

32. 32 検索結果のAnalyze：タイトルに”or”を含む論文

33. 33 検索結果のAnalyze：タイトルに”not”を含む論文

34. 興味本位かも知れないが… 34 そこから始まることもある 例：なぜ日本人の論文は「not」が少ない？ 否定的な成果の発表と関連しているか？ 検証には細かい分析が必須 きっかけ／ヒントをWoK5から得られる？

35. まとめ 35 バージョンアップで出来ることが増えた！ 検索結果上限の廃止 ストップワードの廃止 文献探索以外にも・・・ 研究戦略立案・評価の材料 研究自体のヒント・ソース

36. ありがとう ございました！ 36