2019/08/01 Bit Valley inside Vol.11 の登壇資料の公開版 途中でグループワークをしているので、その時のインストラクションなどを追記。まとめも当日の内容を受けて追記

1. チームと組織のための
オンボーディング道具箱
Bit Valley –inside- Vol.11
2019/08/01 松本潤二

2. 自己紹介
2019/08/01J.Matsumoto © 2019 matsumoto-ya
 皆が聞きたい事って何
だろうといつも思う。
 あんまり興味ないだろ
うしなぁ、、、とか
1969生誕
50歳
祖母105歳
鉄工所跡継
→ IT屋
→ 東京へ
会社崩壊
仕方なく
起業
松本屋
est. 1996
もう23年も経つのか…
アジャイル
2004年
布教と実践
コーチング
2004年
布教と実践
ファシリ
テーション
同じくらい
プロジェクト・ファシリテーション
東京離脱
松本市移住
3年後復帰

3. 道具箱の中身
アジャイルプロセス
XP, SCRUM, …
ファシリテーション
プロジェクト・ファシリテー
ション
国際交流事業のファシリテート
ドリーム・マネジメント
コーチング
Co-Activeコーチングの学び
日本コーチ協会東京チャプター
の運営および代表理事経験
心理学
社会人学生としての学び
人生経験
実家の鉄工所の跡継ぎとして
転職と起業とフリーランス
勤労30年休暇（サバティカル）
ドックとか身体のメンテナンス
1か月の海外旅行
（フィンランド、ドイツ）
楽器制作者として
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3

4. はじめに
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4
 オンボード
 船に由来し航空でも
 組織やチームへ
 組織に個人を合わせる
から個人を取り込み組
織も変わるへ
新卒・中途
新メンバ
組織の文化
既存の仕組
教育研修
OJT
即戦力
先輩や上司
評価・判断
サポート
教育者教育
教育
なのか？
新メンバ
主体へ
１ on １
ザッソウ
ドリマネ
個人を変え
る → 組織
も変わるへ

5. はじめに
「オンボーディング」ってなんだ
Wikipediaに載ってない！「オンボード」はある
オンボードは、特にパーソナルコンピュータ (PC) においてマ
ザーボード基板上に直接接続された形態で提供されるデバイス、
またはそのデバイスによって提供される機能のことである。
引用：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89
システムやサービスにユーザーを慣れさせて離脱を防ぎ
定借させるための仕組みの事
人材・人事系では、新規雇用者やプロジェクトへの新規
参入者を、チームや組織に慣れさせて離職や離脱を防ぐ
ための仕組み。比較的最近の言葉？
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6. 道具箱（知識や技術）
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6
 今日紹介する内容の大
きなカテゴリなど
コーチング
Coaching
ファシリ
テーション
Facilitation
アジャイル
Agile
NLP
Neuro Linguistic
Programing
心理学
認知系、アドラー
リーダー
シップ
Leadership
NVC
Nonviolent
Communication
50年
の経験
My Life

7. 道具箱（本棚）
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7
 個人的には本を読むの
は苦手
 その時の自分がピン！
と来たものだけ読む
 興味が湧いていない
と頭に入らないので
時間の無駄が多い
 読んだら引き込まれ
るケースはある
 後々、あの時の本だ
となることもある

8. 道具箱（正統的周辺参加論）
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8
 認知的徒弟制
 モデリング（技の観察）
 コーチング
（使った様子のフィードバック）
 スキャフォールディング
（足場づくり）
 フェーディング
（支援の引き上げ）
 状況的認知論
 発達の最近接領域
(ZPD : zone of proximal development)
 一人ではできないが援助
を受けることで達成可能
な発達レベルの感の領域
参加者の
アイデンティティ
確立
集団・場
そのものが
学習
明示的な
教育は教授
のごく一部
無自覚に
学習する
暗黙知
メンター
参加者が
自ら感じ
考え選択
役割
責任・責務
不安や期待
クセ・特徴
は？
自分が新しい環境
に参加する時の不
安や期待する事、
自分がとるクセや
特徴を考えてみま
しょう。
それをグループや
全体で共有しま
しょう。

9. 正統的周辺参加（Situated Learning Legitimate Peripheral Participation）
ジーン・レイブ（Jean Lave）、エティエンヌ・ウェンガー（Etienne Wenger)
結構難解かもしれない。本書で取り上げ
られているケースは理解できる
非正当の概念はない。周辺も中心も存在しない
自分の理解をザックリとかいつまんで言うと
参加者はその集団の様子を見たり感じたりしていく
参加者はその集団でのアイデンティティの確立が目標となる
集団は特に教育せずともそれを見せ感じさせること成す側面がある
その集団そのもの（状況）に埋め込まれた学習がある
ファシリテーションにおける環境に相当、意図的かつ作意なく
その状況を作ることで方向づけることは可能
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9

10. 道具箱（コミュニケーション）
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 伝達するものは何か？
 意味的・情動的
 両者のバランス
 表現力・感受力
 語彙、普段使い
 感情とニーズ
（NVC Japan ）
 知識から能力へ
 記憶と感情
 エピソード記憶
 負の記憶の消去
 感情の想起
 強化と再学習
伝達
するもの
ノン
バーバル
(非言語)
経験と学習
（過去に今を付加）
関係性
ロール
スキル
ツール
対 環境
対 自分
五感
感受性
情動を扱え
るか？
感情や感覚を表現
する言葉を書き出
してみよう。
何個かけました
か？全体で共有し
てみてわからない
言葉がありました
か？
知識として持って
いても使える状態
になっているかど
うかが重要です！

11. 道具箱（コミュニケーション）
相手と何を交換しているか？
意味的情報か？情動的情報か？
それは合致しているか？
相手のクセに合わせた伝え方と受け取り方か？
相手との関係性の影響は考慮しているか？
望ましい関係性か？それを利用しているか？
環境の影響を考慮しているか？それは有効か？
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11
一般的な職場では、情動的コミュニケーションが
不足しています。
特に聞き手側が受け取らないケースが多いです。
相手の意味的なところだけでなく情動的なところ
にもっと意識を向けてみましょう。

12. 道具箱（パーソナリティ(人格)分類）
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 類型論
 大雑把で簡単
 特性の見逃し
 ステレオタイプ偏見
 型はめ
 特性論
 精緻で多種多様
 複合的に表現できる
 結局ハッキリしない
 ハイブリッドに用いる
 自分のコミュニケー
ションのスタイルを見
直すツールとして使う
類型論
特性論
コーチング
4つのタイプ分け
コントローラー
サポーター
アナライザー
プロモーター
ストレングス
ファインダー
34資質
私は
親密性 (Relator)
着想 (Ideation)
戦略性 (Strategic)
アレンジ (Arranger)
回復志向 (Restorative)
16
Personalities
分析家（建築家、論理学者、指揮官、討論者）
外交官（提唱者、仲介者、主人公、広報運動家）
番人 （管理者、擁護者、幹部、領事官）
探検家（巨匠、冒険家、起業家、エンターティナー）
NLP
視覚（Visual）
聴覚（Auditory）
触覚（Kinesthetic）
DNA
血液型
星座
自分の性格
や強みは？
自分の強みと弱み
を挙げてください。
グループで共有し
つつ他の人の弱み
に「見る角度を変
えて」強みとして
の表現してあげて
ください。
自分や他人を見る
ときにどうとらえ
て言葉をかけるの
か考えてみましょ
う。

13. 道具箱（パーソナリティ(人格)分類）
人・物事は多様であることを理解しているか
多様性は集団になった時点でそこに存在している
多様性は許容せざるを得ない事実である
大雑把な傾向程度でとどめる方がよい
特定の類に人を押し込めてしまわない
特性はゼロイチではないし、ゼロもない
ロールや関係性、状況、感情の状態でも変化する
知識としては持っている方がよい
必ずバイアスがかかることの理解が必要
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14. 道具箱（行動の原理）
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 動機づけ・衛生理論
 動機づけ要因（満足）
達成、責任、成長...
 衛生要因（不満足）
対人関係、給与、福利厚生...
 両者は別物
衛星要因は離職を促進
 「動機づけ衛生理論の
対人関係因子」研究
 アフォーダンス
 環境が動物に与える
「意味・働きかけ」
 物理的性質ではなく
「動物にとっての環
境の性質」
動機づけ
衛生理論
フレデリック・ハーズバーグ
動機づけ
達成、承認、仕事そのもの、
責任、昇進、成長
衛生要因
会社の方針と管理、監督、
監督者との関係、労働条件、
給与、同僚との関係、個人生活
日本での
研究
対人関係が動機づけ要因に
特に仕事を離れた関係重要
アフォー
ダンス
ジェームス・J・ギブソン
非常ベルの
誘惑
「親密さ」の
アフォーダンス
自分が重要視
しているの
は？

15. 15
J.Matsumoto © 2019 matsumoto-ya 2019/08/01

16. 道具箱（ザッソウ）
2019/08/01J.Matsumoto © 2019 matsumoto-ya
16
 倉貫 義人(著)
 ソニックガーデン
 ８/31 発売
 レビューアー参加
 古くて新しい
雑談
＋ 相談
効率化
と
余裕
ホウ レン
ソウ
1 on 1
コーチング
助け合い
心理的
安全性
ザッソウの
環境創り
身近で草
生えてます
か？

17. 道具箱（ザッソウ）
「ホウレンソウ」から「ザッソウ」へ
ただの目的のない雑談でもないが、
形式ばった相談でもない
信頼関係の構築に寄与する
親近感や単純接触効果、ブレスト、アイディア出しなど
ゆとりの重要性
助け合いや創発のための寒天培地
次回(8/15) bvinside Vol.12 ABD読書会
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18. 道具箱（ドリーム・マネージメント）
2019/08/01J.Matsumoto © 2019 matsumoto-ya
18
 マシュー・ケリー(著)
 アメリカの清掃会社の
実話が元に
 離職率
400％→12%
生産性は2倍に
 一般財団法人
日本アントレプレナー学会
 ドリームマネジメント認定
ファシリテーターが月1回
企業に入りセッションなど
夢を語る
12種類の夢
- 書籍より -
肉体、感動、知性、精神世界、
心理、物質、仕事、経済、創造性、
冒険、後世に残すもの、性格
100個の
夢リスト
会社が応援
仲間も応援
働く動機に
離職率↓
リクルート
効果も
採用費削減
人生を
豊かに
あなたの
夢は？
行きたいところや
欲しいものでも、
気軽な感じで書き
出してみましょう。
夢への一歩は表現
することです。
グループで共有し
ましょう。共有す
るときは、情動的
コミュニケーショ
ンで伝えましょう
(^^)

19. まとめ
2019/08/01J.Matsumoto © 2019 matsumoto-ya
19
 相手に合わせた継続的
な支援が必要
 環境は整備した後の
メンテナンスが重要
 日々の観察と問いかけ
から学習が生まれる
集団への
参加が学習
そのもの
環境を
無自覚な学習
にあわせて作る
情動的な
コミュニケーション
を実践！
類型と特性の
ハイブリッド
で理解
衛星要因だけ
ではダメ
でも重要！
環境作りは
アフォーダンス
を意識する
ザッソウで
心理的安全
と成果を！
みんなで
夢を
実現しよう！

20. 参考文献、引用元
 「状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加」
産業図書、福島 真人 (解説), Jean Lave (原著),
Etienne Wenger (原著), 佐伯 胖 (翻訳)
 「コーチング・バイブル―本質的な変化を呼び起こす
コミュニケーション (BEST SOLUTION)」
東洋経済新報社、Henry Kimsey-House (原著), Phillip Sandahl (原著),
Karen Kimsey-House (原著), CTIジャパン (翻訳)
 「仕事と人間性―動機づけー衛生理論の新展開」
東洋経済新報社、フレデリック・ハーズバーグ (著), 北野 利信 (翻訳)
 「これだけ! KPT」
すばる舎、天野 勝 (著)
 「コンサルタントの道具箱」
日経BP、ジェラルド・M・ワインバーグ (著), 伊豆原 弓 (翻訳)
 「図解コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく」
ディスカヴァー・トゥエンティワン、鈴木義幸 (著), 伊藤守 (監修)
 「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」
日本経済新聞出版社、トム・ラス (著), 古屋博子 (翻訳)
 「ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」」
日本能率協会マネジメントセンター、倉貫 義人（ソニックガーデン）
 「ザ・ドリーム・マネジャー
モチベーションがみるみる上がる「夢」のマネジメント」
海と月社、マシュー・ケリー (著), 大野八生 (イラスト), 橋本夕子 (翻訳)
 「動機づけ衛生理論の対人関係因子 :
ハーズバーグのM-H理論の実証的研究」
日本経営工学会誌、村杉 健, 大橋 岩雄, 羽石 寛寿, 地代 憲弘
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jimapre/33/2/33_KJ00001729764/_article/-char/ja/
 「16 Personalities」16Personalities性格診断テスト
NERIS Analytics Limited、
- https://www.16personalities.com/ja
 「NLP（Neuro Linguistic Programing）」神経言語プログラミング
ジョン・グリンダー, リチャード・バンドラー、
日本NLP協会
- https://www.nlpjapan.org/
 「NVC（Nonviolent Communication）」非暴力コミュニケーション
マーシャル・ローゼンバーグ、
NVCジャパン・ネットワーク
- http://nvc-japan.net/
資料集：「感情とニーズ」
- http://nvc-japan.net/material/feelings_needs_list/
 「ドリーム・マネジメント」
マシュー・ケリー、
一般財団法人日本アントレプレナー学会
- https://welovedream.com/
 「日本コーチ協会東京チャプター（JCAT）」
- https://coach-tokyo.org/
 「CTIジャパン」コーチング、リーダーシップ、
- https://www.thecoaches.co.jp/
 「COACH A」コーチング、
- https://www.coacha.com/
 「まちの居場所における親密さを考える：
斎藤環「「親密さ」のアフォーダンス」を読んで」
ニュータウン・スケッチ
- https://newtown-sketch.com/blog/20190205/220028
 「いらすとや」 - https://www.irasutoya.com
2019/08/01J.Matsumoto © 2019 matsumoto-ya
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21. 2019/08/01J.Matsumoto © 2019 matsumoto-ya
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J.Matsumoto@matsumoto-ya.com