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ツイッター 災害情報 収集 共有

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ツイッター 災害情報 収集 共有

  1. 1. ツイッターによる 災害情報の収集・共有 (増補改訂版) 平成27年4⽉ 稲野 茂 (国⼟技術政策総合研究所所属) 1
  2. 2. 災害発⽣時の課題 東⽇本⼤震災では、以下の課題が⽣じた  交通マヒで⾏政等のパトロールが困難  広域災害なので全容把握に時間を要した  関係機関相互の情報共有が不⼗分  被災者が知りたい周辺状況の情報不⾜  知⼈の安否確認をしたいが連絡がとれない これらの課題をツイッターで解決 2
  3. 3. 活⽤シーンのイメージ • タイミング 発災直後から • ⽬的 被災状況の情報収集・共有 ・使う⼈(情報⼊⼒、情報活⽤) 誰でも(関係機関、被災者、関係者) 3
  4. 4. 災害時のツイッター活⽤に対して よく⾔われる指摘事項 ① ⼤多数が匿名投稿。デマや炎上騒ぎになる ケースも。多くの情報は信頼できない ② 膨⼤な投稿から、必要な情報抽出は難しい ⾏政がリアルタイムには使えない。 ③ ⼤多数の投稿は、場所が特定できない 場所不明な情報は災害時には使えない。 4
  5. 5. 5 和光市の事例 防災訓練と⼤⾬ 多数の有効な情報 ⼤⾬時の状況把握に有効
  6. 6. 6 国総研でも実験 (建設業界に協⼒要請) 多数のジオタグ付き投稿 発展可能性⼤
  7. 7. 1. 和光市防災訓練(平成26年6⽉1⽇) 2. 和光市⼤⾬(平成26年6⽉25⽇他) 3. 国総研実験(平成27年1⽉15⽇) 4. 全体の考察 7
  8. 8. 災害時のハッシュタグ設定 和光市では災害情報収集のため ハッシュタグ#和光市災害を定めた。 8
  9. 9. 防災訓練でツイッター活⽤ 防災訓練でツイッター投稿を依頼 (#和光市災害+場所の情報) 9
  10. 10. 防災訓練の結果 投稿総数191件 訓練の時間内(8〜21時)における、 #和光市災害 付きの投稿 リツイート(他者のコピー投稿)は除く 画像添付56件 位置情報(ジオタグ)添付6件。 (6件とも和光市内からの投稿) 10
  11. 11. 内容で分類すると、 訓練に沿った投稿は137件 71.7% 6.8% 3.7% 5.8% 12.0% 訓練に沿った投稿 訓練に沿わない投稿 タグだけの投稿 事務局からの連絡 その他(感想等) 11
  12. 12. 防災訓練の投稿例 12
  13. 13. 投稿例(ポジティブ感想) • 和光市の皆さん、今⽇は訓練お疲れ様でした。 エヌスタ⾒ました。市⺠として誇らしいです。 • 和光市の取り組み凄い! • この発想は新鮮 13
  14. 14. 投稿例(ネガティブ感想) • 既にこれで⾺⿅なことを書いている⼈がいる。本 当に⾺⿅発⾒器 • ⼤型地震が来た時にツイート可能なのかな • ツイッターを使うという発想はいいと思います が、情報錯乱させるバカが出るかもしれませんね • このハッシュ・タグを使って悪さをする⼈が出な きゃいいですね • いざなにかあれば膨⼤な量になるけど処理できる のかね。バカや愉快犯をどう⾒抜く • 関係ない⼈も使っちゃうんじゃない • 地震とかあったらめちゃくちゃに荒らされるだろ 14
  15. 15. 位置情報(ジオタグ)付きツイート 6件とも和光市内からの投稿 15 Webサイト「ちずツイ」で#和光市災害を検索した結果
  16. 16. 投稿時刻による分析 イタズラ的投稿が17時台に集中 0 5 10 15 20 25 30 35 感想等 事務局からの連絡 タグだけの投稿 訓練に沿わない投稿 訓練に沿った投稿 16
  17. 17. イタズラ的投稿の考察 ① 当⽇、17時30分からのテレビのニュース で和光市の防災訓練が取り上げられた。 ② この直後にイタズラ的投稿が急増 ③ なお17時前はイタズラ的投稿はゼロ 17
  18. 18. 1. 和光市防災訓練(平成26年6⽉1⽇) 2. 和光市⼤⾬(平成26年6⽉25⽇他) 3. 国総研実験(平成27年1⽉15⽇) 4. 全体の考察 18
  19. 19. 6⽉25⽇ゲリラ豪⾬(熊⾕地⽅気象台発表) 19
  20. 20. ゲリラ豪⾬当⽇の投稿 • 平成26年6⽉25⽇午後、 – 埼⽟県南部でゲリラ豪⾬ – 和光市内の各所で冠⽔ • 当⽇、約40件の #和光市災害 付き投稿 • ⾃発的に市内各所の状況を報告する内容 • イタズラ的投稿はゼロ 20
  21. 21. ゲリラ豪⾬当⽇の投稿例 21
  22. 22. 22
  23. 23. 新聞記事によると これは使える! • 和光市は、⼤⾬への対応検討において ツイッター情報を参考にした、とのこと • 和光市の松本市⻑のコメント 「ビジュアル⾯も含め、瞬時に被害の把握が できたことは⼤きい。」 23
  24. 24. 7⽉20⽇にも⼤⾬ • 平成26年7⽉20⽇⼣刻 – 和光市内で⼤⾬ – 和光市内の各所で冠⽔ • 当⽇、約10件の #和光市災害 付き投稿。 • 全てが写真添付で市内各所の状況を報告 • 4件のジオタグ付き投稿(和光市内) • イタズラ的投稿はゼロ 24
  25. 25. 和光市の事例総括 ① #和光市災害を定め、防災訓練で活⽤  多数の的確な投稿(イタズラは少数) ② その後の⼤⾬時に⾃発的な投稿  冠⽔状況等を伝える内容(イタズラはゼロ)  市役所として状況把握に役⽴った  予算ゼロ、操作簡単などメリット多数 25
  26. 26. 1. 和光市防災訓練(平成26年6⽉1⽇) 2. 和光市⼤⾬(平成26年6⽉25⽇他) 3. 国総研実験(平成27年1⽉15⽇) 4. 全体の考察 26
  27. 27. 国総研実験(1⽉15⽇) • 国総研から関東管内の建設業界に依頼 • ジオタグ必須 • ハッシュタグは2つ ① #災害通報 (共通タグ、必須) ② #●▲市災害 (地域タグ、任意) • 61名が実験に参加 • 131件のツイッター投稿 27
  28. 28. 国総研実験の投稿例(屋外) 28
  29. 29. 国総研実験の投稿例(室内) 29
  30. 30. 群⾺県建設業協会からの投稿例 30
  31. 31. ジオタグ添付は、約7割 31 ジオタグ有り /45/74% ジオタグ無し /16/26% 実験用ツイート投稿者 N=61 ジオタグ有無(GPS非対応端末は含まず) ジオタグ有 /92/70% ジオタグ無 /39/30% ジオタグ(緯度経度)有無 N=131 • ジオタグ付きの投稿を呼びかけた結果 投稿件数の70%がジオタグ付き 参加者では74%
  32. 32. ジオタグ付き投稿の表⽰例 32 「ちずツイ」で#災害通報を検索・表示
  33. 33. ジオタグ付き投稿(拡⼤) 33 「ちずツイ」で#災害通報を検索・表示
  34. 34. AndroidアプリTwitmapで表示 34
  35. 35. 災害時ハッシュタグの提案 2種類 1. 共通タグ #災害通報 2. 地域タグ #●▲市災害 35
  36. 36. 共通タグ #災害通報 • 基本的に必須 • 複数市町村を含む広域エリアの災害情報を 得る際に、このタグで検索 • 詳細な場所特定は、ジオタグを活⽤ 36
  37. 37. 地域タグ #●▲市災害 • 特定の⾏政域の災害情報を得る際に活⽤ • 詳細な場所特定は、ジオタグや投稿⽂章を 活⽤ • #和光市災害など既存の取り組みと整合 • 投稿する際、現在位置の市町村等が不明な 場合には省略可 • 市町村名だけのタグ#●▲市は、既に様々 な投稿があり、災害時活⽤には適さない。 37
  38. 38. 国総研実験を踏まえ 参加者拡⼤⽅策(私案) ① 国総研から建設業界への協⼒依頼では、参 加者は少数 ② ⼯事発注部署(整備局)から依頼すれば、 参加者は増えると想定 ③ 仮に、公共⼯事⼊札時の加点要素となれ ば、参加する会社が⼀気に拡⼤すると想定 38
  39. 39. 1. 和光市訓練(平成26年6⽉1⽇) 2. 和光市⼤⾬(平成26年6⽉25⽇他) 3. 国総研実験(平成27年1⽉15⽇) 4. 全体の考察 39
  40. 40. 考察1 有効な情報源のひとつ 以下のツイッター投稿を依頼 状況+ハッシュタグ+場所(ジオタグ等) 40 信頼に⾜る投稿が多数 • イタズラ的投稿は、和光市の防災訓練の際に少数あったのみ • 通常のツイート分析はパッシブ・ソナー。この⽅式は依頼に呼応 した投稿のみを分析する⾔わばアクティブ・ソナー
  41. 41. 想定される活⽤場⾯ • 関係機関は、初動期の対応の参考に • 被災地の⼈は、⾃らの⾏動の参考に (避難判断、共助活動、帰宅ルート検討など) • 遠⽅の⼈は、知⼈の安否確認の参考に活⽤ (連絡がとれなくても、おおよその状況把握など) 41
  42. 42. 注意事項 • ツイッターは災害時の情報源のひとつ • 避難等が必要な状況下では、住⺠に投稿を 求めてはいけない • ⼈がいない場所の情報は得られない • 通信途絶したエリアの情報は得られない • 個々の投稿の信頼性は保証されない 42 万能ではない
  43. 43. 考察2 誰でも簡単に情報閲覧 • PCやスマホで、ハッシュタグ検索 誰でも、どこでも、簡単に情報閲覧 リアルタイムに情報更新 広く情報共有が図られる 43
  44. 44. 考察3 場所特定が容易 場所が特定できる投稿を依頼 • 和光市の事例では、市役所担当者は、ほとん ど投稿⽂章から場所特定が可能とのこと • 国総研の実験では、多数のジオタグ付き投稿 が得られ、ちずツイなどで地図展開可能 44
  45. 45. 指摘事項に対する回答 ①ツイッター情報は信頼できない ➔ ⼗分信頼に⾜る投稿が多数 ②情報抽出は難しい ➔ ハッシュタグ検索で簡単 ③場所が特定できない ➔ ほとんどの投稿は場所特定可能 45
  46. 46. アクティブ・ソナー 46 • パッシブ・ソナー (⼀般的なツイート分析)  黙って聞き⽿をたてて、聞こえてくる情報を分析  ノイズが多く、有益な情報を得るには⾼度なテクが必要  全く⾳を出さない存在は探知できない • アクティブ・ソナー (ハッシュタグの活⽤)  探針⾳(ピンガー)を出し、反射⾳を分析  ツイッター投稿の呼びかけが、探針⾳に相当  ノイズが少ない。情報活⽤も容易(ハッシュタグ検索)  全く⾳を出さない存在も探知可能(普段ツイッターを使わない⼈に も、呼びかけのやり⽅次第で、情報発信)  探針⾳が標的となり、攻撃される恐れがある(和光市の訓練時のイ タズラ投稿)
  47. 47. 考察4 コストゼロ • 和光市のツイッター活⽤事例は、 ⽇常使っているPC等をそのまま活⽤ すなわち、導⼊コストはゼロ • 独⾃のアプリ開発や分析委託等を⾏わな いなら、運営コストもゼロ • 投稿側も個⼈所有のスマホ等活⽤と想定 47
  48. 48. 他の⾃治体の動向 • 他の⾃治体でも、和光市の事例を参考にして、 同様の動きが始まっている。 ⼭⼝県宇部市 ➔ #宇部市災害 埼⽟県北本市 ➔ #北本市災害 埼⽟県狭⼭市 ➔ #狭⼭市災害 東京都清瀬市 ➔ #清瀬市災害 横浜市⾦沢区 ➔ #⾦沢区災害 岐⾩県御嵩町 ➔ #御嵩町災害 48
  49. 49. 災害時のツイッター活⽤ 今後の進め⽅・可能性 (私案) 49
  50. 50. 未確認の災害情報の集約 • ⾏政等の情報発信は、確認情報に限定 • ⼀般からの情報は、未確認(要確認)情報 ➔ ⾏政等から、そのまま発信できない ➔ 数が多いと、個別確認も困難 50 【提案】 • ⼀般からの災害情報をツイッターに集約 (現地状況のツイッター投稿を呼びかける。) • この情報を関係機関・関係者で共有・活⽤
  51. 51. 災害時の情報の分類と特徴 • ⾃情(⾃分⾃⾝で⾒た、確認した情報) 情報範囲が限定される。信頼性は100% • 共情(インターネットに投稿・共有された情報) 匿名情報の信頼性は保証されない ツイッターは迅速かつ、検索・⼆次利⽤も容易 • 公情(⾏政やマスコミ等からの情報) ⾏政の発表は、信頼できるが遅い(気象庁は例外) マスコミ報道は、⽬⽴つ箇所が中⼼ 51
  52. 52. 提案 現地から積極的に投稿を • ⾃情(⾃分⾃⾝で確認した現地の情報) 52 • 共情(ツイッターに投稿) 災害発⽣時、⾃分⾃⾝で確認した現地の情報は、 積極的にツイッターへの投稿を呼びかける 投稿の際には、情報の利活⽤のために、 場所情報(ジオタグ等)+ハッシュタグ+写真添付
  53. 53. 類似の事例との⽐較 • ⾃情(⾃分⾃⾝で⾒た、確認した情報) 53 • 共情(インターネットに投稿) 1. ジョルダンライブ!、価格コム掲⽰板、⾷べログ などでは、多数の有益な書き込みあり 2. ボランティア的に、他者に役⽴つ情報を積極的に ネットに投稿する者は⼤勢いる
  54. 54. ツイッター活⽤のメリット ⼀般からの災害情報を集約するプラットフォーム ① ツイッターユーザーが現地からの情報提供者 ➔ 数多くの情報が集まる ② 投稿された情報は基本的にオープン、検索機能豊富 ➔ 官⺠関係機関、関係者に広く有効活⽤ ③ ⽤途やニーズに応じた様々なアプリ開発が期待 その他、無料、即時性、バルスにも耐えたシステムの安定性等々 • 独⾃のクローズなシステム構築は、上記と正反対 のデメリットが懸念 54
  55. 55. 災害時の情報 信頼性 vs 量・スピード ■⾏政等から災害時に発信される情報(現状) • 基本的に信頼できる • 数時間おきに整理・集計された情報がPDFで発表 ■ツイッターの災害情報(理想、⽬標) • 基本的に個々の匿名情報の信頼性は保証されない • 発災直後から多数の情報が続々とツイッターに投稿 • リアルタイムに情報更新 • ハッシュタグ検索、キーワード検索で絞り込みが容易 • ジオタグ等から位置特定が容易 • 投稿⽂+添付写真から状況把握が容易 • 状況に応じて、⾏政等からもツイッター投稿 • やり⽅を⼯夫すれば、信頼性の評価も可能 55
  56. 56. さらなる発展の可能性 現場から通⾏可否情報を発信 • 国交省●▲国道事務所です。国道■■号●▲ 市■■では、通⾏⽀障物の撤去が完了し、安 全を確認したので、ただ今より通⾏可能で す。作業中はご迷惑をおかけしました。 #●▲市災害 #災害通報 • 役所の公式アカウントからジオタグ付き投稿 • 通⾏実績マップよりも最新の情報となり、有 効活⽤が期待される。 56
  57. 57. さらなる発展の可能性 各施設管理者間の情報連携 1. 発災後、各施設管理者は緊急点検を実施。その際 電⼒会社が、県道の異常を発⾒ 県の⼟⽊事務所が、国道の異常を発⾒ 国道事務所が、電柱・電線の異常を発⾒ 2. 各⾃が発⾒した異常を、その場でツイッター投稿 ➔ 他の管理者へ情報伝達 ➔ 施設管理者とし ての迅速な状況把握に役⽴つ この際、投稿アカウントは組織名・公式が望ましい 57
  58. 58. デマ対策の可能性 災害時の匿名投稿の信頼性評価 ① ジオタグの有無(公式アプリからの投稿) ② 周辺における投稿内容との⽐較 ③ 投稿者の過去投稿(防災訓練の参加等) 58 デマ情報にも対処可能
  59. 59. 注意すべき事項 • 最も避けるべきは、 災害情報の関連システムの乱⽴ • ⼀般住⺠にとって、災害時専⽤システム は、災害時には使われない (⼀般論) • 平常時に広く使われているシステムを災害 時にも活⽤する考えが重要 59
  60. 60. 普及に向けた戦略 ① 和光市のようにツイッターに理解ある組織に働きかけ、 防災訓練でツイッターを活⽤ ② 訓練の結果をPRすることにより、 ➔ 訓練の実施事例を増やす ➔ 協⼒者(投稿者)を増やす ➔ 否定する者を説得 ③ ツイッターを使えない⼈へは、周囲の使える⼈が⼿助け する。 訓練の実施事例を増やすことに優先的に取り組む 60
  61. 61. やってみなはれ やらなわからしまへんで 61 サントリー創業者 ⿃井信治郎 の⾔葉 ⼩理屈を並べても、物事は運ばない。 とにかく実⾏して、そこから学びながら、 次のアクションを考えたらええ。

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