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清流の国ぎふ 防災・減災センターの取り組み2019版
- 2. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
清流の国ぎふ 防災・減災センター設立の背景
• 岐阜県の地域特性
• 南海トラフ地震や内陸直下型地震の懸念
• 短期的・局地的豪雨の増加
• 人口減少・少子高齢化の進展,地域の安全・安心を担う人材の減少
• 地域課題
• 実践的、多様な防災人材育成研修の実施
• 県民の防災知識の向上
• 防災人材育成研修修了者の地域での活躍
• 県特有の災害への対応
• 県市町村職員の防災専門知識の向上
• 企業の防災力強化
• 災害情報の次世代への伝承
• 研究結果の社会活用
2
- 4. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
■岐阜大学 地域減災研究センター 研究組織体制
環境モニタリング部門
減災技術開発部門
災害医療部門
減災社会推進部門
○教 授 村岡 裕由 植物生理生態学
教 授 粟屋 善雄 植生リモートセンシング
教 授 玉川 一郎 水文気象学
教 授 李 富生 水環境工学
准教授 津田 智 植物生態学
准教授 児島 利治 流域水文学
准教授 山田 俊郎 水環境保全工学
准教授 大西 健夫 農環境工学
助 教 斎藤 琢 生物環境物理学
○准教授 原田 守啓 河川工学
特任教授 杉戸 真太 地震工学(清流の国ぎふ 防災・減災センター長)
教 授 能島 暢呂 地震工学(センター長)
教 授 小嶋 智 地質学
教 授 八嶋 厚 地盤工学
教 授 小林 智尚 水理学
教 授 國枝 稔 土木材料学
教 授 沢田 和秀 地盤工学
教 授 篠田 成郎 水文情報学
教 授 神谷 浩二 土質力学
教 授 大谷 具幸 地質学
准教授 吉野 純 水工学
准教授 久世 益充 地震工学
准教授 木下 幸治 構造工学
助 教 大橋 慶介 河川工学
○教 授 髙木 朗義 プロジェクト評価
教 授 富樫 幸一 経済地理学
教 授 三井 栄 計量経済学
教 授 倉内 文孝 交通計画
教 授 佐々木 実 知能機械学
教 授 益川 浩一 教育学
准教授 上野 友也 国際関係論
准教授 出村 嘉史 都市形成史・景域計画
准教授 小山 真紀 地域防災学
助 教 板倉 憲政 心理学
○教 授 小倉 真治 救急・災害医学
教 授 塩入 俊樹 精神医学
教 授 石原多佳子 看護学
准教授 小林 和成 看護学
准教授 纐纈 朋弥 看護学
講 師 熊田 恵介 救急・災害医学
講 師 土井 智章 救急・災害医学
臨床講師 深尾 琢 精神病理学
客臨教授 中田 康城 救急・災害医学
客臨教授 山田実貴人 救急・災害医学
客臨教授 山口 均 救急・災害医学
助 教 吉田 隆浩 救急・災害医学
助 教 田中健太郎 看護学
環境変化のモニタリング及び
生態系への影響に関する研究と
情報提供
自然災害の予測・防止・軽減に
関する研究並びに技術開発
人材育成と人材活用などの
しくみづくりと実践
災害医療に関する研究及び
啓発活動
教 授 能島暢呂(センター長)
所属を色で表示:工学部 応用生物学部 医学部
教育学部 地域科学部
流域圏科学研究センター
2018.5.9訂正
9名
48名体制
15名 13名
10名
地域減災研究センター
特任准教授(地域連携担当) 村岡 治道
1名
2018.4.1版
4
- 5. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
コーディネーター
井坂泰成 office isaca代表
まちづくりワークショップ、自治体主催の市民討議会、企業・団体の会議等の企画・進行を担うとともに、ファ
シリテーションや円滑なコミュニケーション方法を教える研修講師として活動している。2014年に移り住んだ
垂井町において、まちづくり住民団体の会議のファシリテーターを務め、2017年度からは地区住民による防
災活動計画づくりの支援に携わる。
岩井慶次 恵那市防災研究会会長・地域防災ネット中部会長
2006年に防災士の資格を取得し,各地で防災の心構えや災害時のノウハウを伝える活動をしている.2012
年5月には東日本大震災の貢献が認められ,社会貢献支援財団より表彰されている.恵那市防災研究会
会長として防災講座の講師を務めながら地域の自主防災組織の重要性を説く.東濃地方をはじめ,愛知県,
長野県の防災団体とともに発足させたネットワーク組織「地域防災ネット中部」の会長を務めている.
栗田暢之 特定非営利活動法人レスキューストックヤード代表理事
1995年阪神・淡路大震災で当時勤務していた大学の学生ら延べ1,500人のコーディネートを努め,以降現在
までに35箇所を超える自然災害の現場で支援活動を展開している.またその現場での学びを生かし,地域
防災力の向上や災害ボランティアの育成等に尽力している.震災がつなぐ全国ネットワーク代表,災害ボラ
ンティア活動支援プロジェクト会議幹事,その他,国や地方公共団体の各種検討会委員も歴任.
西田重成 防災士
2006年6月に「防災士」の資格を取得し,2007年4月より「防災意識」の啓発活動を開始.以来,岐阜県をは
じめ県内市町村や各種団体,自治会,学校,民間企業などの招きで講演会・研修会の講師や防災訓練,
DIG(ディグ:災害図上訓練),HUG(ハグ:避難所運営図上訓練)の指導を多数実施している.また,各地域
の社会福祉協議会が開催する「災害ボランティアコーディネーター養成講座」の講師も多数務めている.
5
- 6. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
防 災 課
県 事 務 所 振 興 防 災 課
地 域 防 災 力 の 強 化 に つ い て
防災・減災
地域防災リーダー
(つ な が り)
地域防災リーダー(専門性)
防災力の裾野・広がり
げんさい未来塾
・防災リーダー育成講座
・災害図上訓練指導者養成講座
・げんさい楽座 ・防災講座
・災害図上訓練 ・リスク学習
・学校防災研修
・高校生防災研修 等
➣住民(まち)
➣学校
➣職域 等
人の防災力
( 自助)
コ ミ ュ ニティ 防災力
( 共助)
「自 助 ・ 共 助 の
更 な る 強 化 」
①住 民 の
防 災 意 識
向 上
②避難所運営知識の向上
③地域防災リーダ―育成
人 材 育 成 集 中 期 間
(H2 9 ~H3 1 年)
住 民、学 校、自 治 体 等
の教訓
熊 本 地 震
九州北部豪雨等
② 住民・ 学校等の避難所運営訓練
4 2 市町村
③
①
防 災 研 修 ・ 講 座 の 充 実
H27 : 84回
H28 :175回
H29 :216回
リーダーネットワーク 構 築
「清 流 の 国
防災・減災センター」
体 制 強 化
◎防災・減災コーディネーター
非 常 勤 ⇒ 常 勤
連 携
強 化
人 材 育 成 支 援
6
- 9. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
全学共通教育科目:地域防災リーダー基礎
• 講義概要
• 2015年度より開講(全学共通教育科目としては2016年度より開講)
• 一般向け講座「防災リーダー育成講座(基礎編)」と同時開催
• 年2回開催(前期:夏休みの平日,後期:11~12月の日曜)
• 定員は各回100名(うち15名が岐阜大学学生枠,5名がネットワーク大
学コンソーシアム岐阜を通じて受け入れる枠)
• 防災減災の基本的知識とスキルの獲得を目指し,座学とグループワー
クによる講義を行う
• 所定の基準を満たした人は,防災士の受験資格が得られる
• 到達目標
• 基礎的な災害関連事象,防災・減災知識を身につける.基礎的な防
災・減災技術を身につける.基礎的な防災・減災のためのワーク
ショップ手法を身につける.
9
- 10. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
地域防災リーダー基礎
• 防災活動に関わっていくに
当たって「最低限知ってお
くべき知識や心がまえの習
得」を目的とする
• 講義は,社会人・学生が一
緒に受講
• 午前が座学で午後はグルー
プワーク
第2日目 第3日目 第4日目
①平日 8月17日(金) 8月22日(水) 8月29日(水)
②日曜 11月18日(日) 11月25日(日) 12月2日(日)
岐阜大学 岐阜大学 岐阜大学
①医学部記念会館 2階ホール
(普通救命講習は下記)
②医学部記念会館 2階ホール ②医学部記念会館 2階ホール ②医学部記念会館 2階ホール
(普通救命講習は下記) (普通救命講習は下記) (防災士資格取得試験は下記)
1
限
09
時
10
分
|
10
時
10
分
岐阜県の地形・地質と火山災害
岐阜県の地形・地質の特徴及び火山につ
いて理解を深め、噴火現象による災害がも
たらす被害とその対処方法について学ぶ
【講師】
小嶋 智
(岐阜大学工学部教授)
災害と危機管理
危機の基本概念と危機管理活動の内容に
ついて理解を深め、市民の役割について学
ぶ
【講師】村岡 治道
(岐阜大学地域減災研究センター特任准教
授)
災害時のメンタルケア
被災者がかかえる健康問題と被災者支援
を行なう際の留意点について学ぶ
【講師】深尾 琢
(岐阜大学医学部精神病理学臨床講師)
2
限
10
時
20
分
|
11
時
20
分
地震のしくみと被害
地震の特徴について理解を深め、地震災害
がもたらす被害とその対策について学ぶ
【講師】
能島 暢呂
(岐阜大学工学部教授)
行政の災害対応
行政の平時の防災対策(法律・計画)と災
害時の対応について学ぶ
【講師】岐阜県危機管理部防災課
災害医療
災害時の医療活動について理解を深め、災
害発生直後の救命医療と避難所生活にお
ける健康管理について学ぶ
【講師】吉田 隆浩
(岐阜大学医学部救急災害医学)
3
限
11
時
30
分
|
12
時
30
分
災害とライフライン
災害に対するライフライン事業者の対応と利
用者としての備えについて学ぶ
【講師】
能島 暢呂
(岐阜大学工学部教授)
災害時要支援者対策
避難行動や避難所生活において福祉的支
援が必要な要配慮者について理解を深め、
支援の方法を学ぶ
【講師】小林 和成
(岐阜大学看護学科准教授)
災害とボランティア活動
防災ボランティアについて理解を深め、自主
防災組織と連携した取組について学ぶ
【講師】栗田 暢之
(特定非営利活動法人レスキューストック
ヤード 代表理事)
4
限
13
時
30
分
|
14
時
30
分
近年の自然災害に学ぶ
近年の自然災害の特徴とその教訓について学ぶ
【講師】(4~6限)
○8月22日(水)
黒田 ところ(げんさい未来塾一期生)
○11月25日(日)
髙木 淳一(げんさい未来塾一期生)
平常時の防災活動
地域の防災活動の課題と平常時からできる
こと、平常時だからこそやるべき事について
学ぶ
【講師】小山 真紀
(岐阜大学流域圏科学研究センター 准
教授)
5
限
14
時
40
分
|
15
時
40
分
避難所運営と仮設住宅の暮らし
避難所運営の実態を理解し、配慮すべき事
項について学ぶ
6
限
15
時
50
分
|
16
時
50
分
防災訓練(HUG)
避難所運営ゲーム(HUG)を行い、避難所
運営の方法を学ぶとともに、必要な日頃の
備えについて考える
近年の自然災害に学ぶ防災リー
ダーの役割
地域の防災リーダーとしての心構え、期待
される役割などについて学ぶ
【講師】
岩井 慶次
(地域防災ネット中部 会長)
岐阜県の風水害・土砂災害のし
くみと被害、その対策
風水害・土砂災害について理解を深め、風
水害・土砂災害がもたらす被害とその対策
について学ぶ
【講師】
岐阜県県土整備部 河川課、砂防課
岐阜大学
①午前:全学共通教育講義棟 4階
第9セミナー室
②医学部記念会館 2階ホール
被害想定とハザードマップ
ハザードマップから地域に潜む危険を認識し、
被害軽減に役立てる方法を考える
【講師】(4~6限)
○8月10日(金)
伊藤 定巳(げんさい未来塾一期生)
伊藤 道廣(げんさい未来塾一期生)
○11月11日(日)
伊藤 三枝子(げんさい未来塾一期生)
逃げ時マップによる災害図上訓
練(DIG)
逃げ時マップを用いたDIGを行い、時間経過
に応じた被害予測と避難行動を考える
避難と避難行動
避難行動の現状と課題を学び、自主的な避
難行動により命を守る方法を考える
災害をもたらす気象現象
岐阜県の気象の特徴、風水害及び土砂災
害をもたらす気象現象などについて学ぶ
【講師】気象庁岐阜地方気象台
普通救命講習
【応急手当指導員】
岐阜市消防本部岐阜北消防署
(会場)
○8月17日(金)
全学共通教育講義棟 1階
コモンズ1A、1B教室
○11月18日(日)
大学会館 2階第6集会室
会場
平成30年度 清流の国ぎふ防災リーダー育成講座(基礎編) カリキュラム <講義内容>
本講座を地域防災に活かすため
に(ワークショップ)
本講座で修得した知識を地域の防災に活
かす方法を各グループで考え、実践できる
ようにする
【講師】
・小山 真紀
(岐阜大学流域圏科学研究センター准教
授)
・村岡 治道
(岐阜大学地域減災研究センター特任准教
授)
・井坂 泰成(officeisaca代表)
第1日目
8月10日(金)
11月11日(日)
午後:第8,9セミナー室
①全学共通教育講義棟 4階
第9セミナー室
(普通救命講習は下記)
①医学部記念会館 2階ホール
(防災士資格取得試験は下記)
A班
10
- 11. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
地域防災リーダー実践I, II
• 講義概要
• 2016年度より開講
• 前期,後期共に開講
• PBL(Project Based Learning) 型講義
• 2016年度から2018年度までのプロジェクトは,「大学の防災訓練の改善」
• 大学に防災訓練の企画を提案(大学祭でのスモーク・VR体験,避難訓練前のe-
learningや避難訓練時のカード配布,サークルなどを対象とした避難所運営ゲー
ム)し,実施についても大学本部と協働
• 到達目標
• チームによる互学互習を通じて各自が主体的に問題発見,問題解決,
実践する力を身につける.
• プロジェクトの遂行を通じて防災・減災に係わる課題の拡がりや本質
について考えるための視点を身につける.
11
- 12. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
地域社会と災害
• 講義概要
• 2018年度より開講
• 後期水曜日2限
• 災害を起こすような自然現象(台風や地震など)は,どんなに大きく
ても,人がいないところで発生した場合には災害とは呼ばない.つま
り,災害とは人間社会を前提とした概念なのである.本講義では,
「災害」について,自然現象そのものと,それが人間社会の元に影響
をおよぼしたとき何が起きるのかという2つの側面から考える事で,
災害の本質について考える事をねらいとしている.
• 到達目標
• 災害を生じさせるような自然現象について基本的な知識を身につける.
災害から見た地域社会は,どのような特徴を持っているのか,災害に
対する粘り強さ,脆弱性とはいったいどういうことなのかという疑問
を通じて,問題構造について主体的に考察する力,解決に向けた企画
立案のための基礎的な力を身につける
12
- 13. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
地域社会と災害:2018年度内容
• 10/3 1 オリエンテーション,自然現象と人間社会と災害:小山真紀
• 10/10 2 高齢化と地域(看護系):纐纈朋弥
• 10/17 3 多様性と地域(障碍・外国人など):小山真紀
• 10/24 4日本の地域社会(地域経営):東善朗
• 10/31 5災害を生じさせる自然現象:地震:久世益充
• 11/7 6地震災害と地域社会(社会を強く意識した構成):能島暢呂
• 11/14 7災害を生じさせる自然現象:土砂災害:沢田和秀
• 11/21 8災害を生じさせる自然現象:風水害:原田守啓
• 11/28 9風水害と地域社会(社会を強く意識した構成):原田守啓
• 12/5 10土砂災害と地域社会(社会を強く意識した構成):村岡治道
• 12/12 11災害支援(行政・中間支援組織・地域の連携):RSY栗田暢之
• 12/19 12災害心理学(行動心理学,社会心理学を中心として,防災行動を実現するための心理
学):板倉憲政
• 1/9 13自然災害―政府や地方の役割:上野友也
• 1/23 14 災害リスクの低減に向けて(議論):小山真紀
• 1/30 15 災害リスクの低減に向けて(議論):小山真紀
13
- 15. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
地域防災リーダーのメタルーブリック
レベル1 レベル2 レベル3
スキル
防災知識をもち,主
体的に行動できる
防災減災活動の基本的な
スキルを持っている
防災減災活動の応用的な
スキルを持っている
人材育成
防災知識を他者に伝
える事ができる
防災減災活動を行う人を育
てることができる
人材育成のためのプログ
ラムの開発ができる
ネットワーク
顔の見える関係を構
築できる
関連する組織と組織,人と
人をつなぐことができる
関連する組織や人と協働
して活動する事ができる
企画・立案・実
践
条件(シナリオ)を与
えられればできる
条件(シナリオ)を与えられ
なくてもできる
平時から災害時までを通
した防災減災対策の
企画・立案・実践が出来る
15
- 16. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
地域防災リーダー基礎
• 防災活動に関わっていくに
当たって「最低限知ってお
くべき知識や心がまえの習
得」を目的とする
• 講義は,社会人・学生が一
緒に受講
• 午前が座学で午後はグルー
プワーク
第2日目 第3日目 第4日目
①平日 8月17日(金) 8月22日(水) 8月29日(水)
②日曜 11月18日(日) 11月25日(日) 12月2日(日)
岐阜大学 岐阜大学 岐阜大学
①医学部記念会館 2階ホール
(普通救命講習は下記)
②医学部記念会館 2階ホール ②医学部記念会館 2階ホール ②医学部記念会館 2階ホール
(普通救命講習は下記) (普通救命講習は下記) (防災士資格取得試験は下記)
1
限
09
時
10
分
|
10
時
10
分
岐阜県の地形・地質と火山災害
岐阜県の地形・地質の特徴及び火山につ
いて理解を深め、噴火現象による災害がも
たらす被害とその対処方法について学ぶ
【講師】
小嶋 智
(岐阜大学工学部教授)
災害と危機管理
危機の基本概念と危機管理活動の内容に
ついて理解を深め、市民の役割について学
ぶ
【講師】村岡 治道
(岐阜大学地域減災研究センター特任准教
授)
災害時のメンタルケア
被災者がかかえる健康問題と被災者支援
を行なう際の留意点について学ぶ
【講師】深尾 琢
(岐阜大学医学部精神病理学臨床講師)
2
限
10
時
20
分
|
11
時
20
分
地震のしくみと被害
地震の特徴について理解を深め、地震災害
がもたらす被害とその対策について学ぶ
【講師】
能島 暢呂
(岐阜大学工学部教授)
行政の災害対応
行政の平時の防災対策(法律・計画)と災
害時の対応について学ぶ
【講師】岐阜県危機管理部防災課
災害医療
災害時の医療活動について理解を深め、災
害発生直後の救命医療と避難所生活にお
ける健康管理について学ぶ
【講師】吉田 隆浩
(岐阜大学医学部救急災害医学)
3
限
11
時
30
分
|
12
時
30
分
災害とライフライン
災害に対するライフライン事業者の対応と利
用者としての備えについて学ぶ
【講師】
能島 暢呂
(岐阜大学工学部教授)
災害時要支援者対策
避難行動や避難所生活において福祉的支
援が必要な要配慮者について理解を深め、
支援の方法を学ぶ
【講師】小林 和成
(岐阜大学看護学科准教授)
災害とボランティア活動
防災ボランティアについて理解を深め、自主
防災組織と連携した取組について学ぶ
【講師】栗田 暢之
(特定非営利活動法人レスキューストック
ヤード 代表理事)
4
限
13
時
30
分
|
14
時
30
分
近年の自然災害に学ぶ
近年の自然災害の特徴とその教訓について学ぶ
【講師】(4~6限)
○8月22日(水)
黒田 ところ(げんさい未来塾一期生)
○11月25日(日)
髙木 淳一(げんさい未来塾一期生)
平常時の防災活動
地域の防災活動の課題と平常時からできる
こと、平常時だからこそやるべき事について
学ぶ
【講師】小山 真紀
(岐阜大学流域圏科学研究センター 准
教授)
5
限
14
時
40
分
|
15
時
40
分
避難所運営と仮設住宅の暮らし
避難所運営の実態を理解し、配慮すべき事
項について学ぶ
6
限
15
時
50
分
|
16
時
50
分
防災訓練(HUG)
避難所運営ゲーム(HUG)を行い、避難所
運営の方法を学ぶとともに、必要な日頃の
備えについて考える
近年の自然災害に学ぶ防災リー
ダーの役割
地域の防災リーダーとしての心構え、期待
される役割などについて学ぶ
【講師】
岩井 慶次
(地域防災ネット中部 会長)
岐阜県の風水害・土砂災害のし
くみと被害、その対策
風水害・土砂災害について理解を深め、風
水害・土砂災害がもたらす被害とその対策
について学ぶ
【講師】
岐阜県県土整備部 河川課、砂防課
岐阜大学
①午前:全学共通教育講義棟 4階
第9セミナー室
②医学部記念会館 2階ホール
被害想定とハザードマップ
ハザードマップから地域に潜む危険を認識し、
被害軽減に役立てる方法を考える
【講師】(4~6限)
○8月10日(金)
伊藤 定巳(げんさい未来塾一期生)
伊藤 道廣(げんさい未来塾一期生)
○11月11日(日)
伊藤 三枝子(げんさい未来塾一期生)
逃げ時マップによる災害図上訓
練(DIG)
逃げ時マップを用いたDIGを行い、時間経過
に応じた被害予測と避難行動を考える
避難と避難行動
避難行動の現状と課題を学び、自主的な避
難行動により命を守る方法を考える
災害をもたらす気象現象
岐阜県の気象の特徴、風水害及び土砂災
害をもたらす気象現象などについて学ぶ
【講師】気象庁岐阜地方気象台
普通救命講習
【応急手当指導員】
岐阜市消防本部岐阜北消防署
(会場)
○8月17日(金)
全学共通教育講義棟 1階
コモンズ1A、1B教室
○11月18日(日)
大学会館 2階第6集会室
会場
平成30年度 清流の国ぎふ防災リーダー育成講座(基礎編) カリキュラム <講義内容>
本講座を地域防災に活かすため
に(ワークショップ)
本講座で修得した知識を地域の防災に活
かす方法を各グループで考え、実践できる
ようにする
【講師】
・小山 真紀
(岐阜大学流域圏科学研究センター准教
授)
・村岡 治道
(岐阜大学地域減災研究センター特任准教
授)
・井坂 泰成(officeisaca代表)
第1日目
8月10日(金)
11月11日(日)
午後:第8,9セミナー室
①全学共通教育講義棟 4階
第9セミナー室
(普通救命講習は下記)
①医学部記念会館 2階ホール
(防災士資格取得試験は下記)
A班
16
- 17. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
のご案内
• 清流の国ぎふ 防災・減災センターでは,防災リーダー育成講座などの研修修了者同
士の情報共有やコミュニケーションのためのメーリングリストの運用を開始します.
市町村などが主催する防災士受験資格が得られる講座を修了された方も対象となり
ます.
メーリングリストへの参加を希望される方は,
gfbosai-alumni@gifu-u.ac.jp のアドレスに
1)お名前
2)お住まいの市町村名
3)修了した研修名,開催場所,開催年月日 あるいは
防災士証のコピー(写真でも可)
4)ご自身のメールアドレス
を記入したメールをお送り下さい.順次登録させていた
だきます.
17
- 18. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
げんさい楽座
• ねらい
• 参加者が相互に理解を深めることでお互いに顔の見えるネットワーク
づくりと災害に強い地域社会を創りだすこと
• 開催概要
• 原則として毎月最終月曜日に開催(ただし変更もあり)
• 原則として19:00~20:30まで開催
• 原則として2部構成.最初の45分を防災に関するトピックスや話題提
供など,後半の45分はグループワークや意見交換など.
• 12回(1年)の開催のうち,飛騨地域,東濃地域,中濃地域,西濃地
域で1回ずつ(計4回)開催し,残りの8回を岐阜大学のサテライト
キャンパス(岐阜駅前)で開催
18
- 21. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
地域防災リーダーのメタルーブリック
レベル1 レベル2 レベル3
スキル
防災知識をもち,主
体的に行動できる
防災減災活動の基本的な
スキルを持っている
防災減災活動の応用的な
スキルを持っている
人材育成
防災知識を他者に伝
える事ができる
防災減災活動を行う人を育
てることができる
人材育成のためのプログ
ラムの開発ができる
ネットワーク
顔の見える関係を構
築できる
関連する組織と組織,人と
人をつなぐことができる
関連する組織や人と協働
して活動する事ができる
企画・立案・実
践
条件(シナリオ)を与
えられればできる
条件(シナリオ)を与えられ
なくてもできる
平時から災害時までを通
した防災減災対策の
企画・立案・実践が出来る
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- 23. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
げんさい未来塾のカリキュラム
• OJT
• センター関係教員,コーディネーターが係わる,多様な実践,研修に
陪席,サポートスタッフとして関わる事で,その内容や,運営手法な
どを学ぶ.
• 防災減災センター主催のもの(げんさい楽座,防災リーダー育成講座,DIG,
HUGなど)
• 教員,コーディネーターが係わるもの(各教員,コーディネーターよりそれぞ
れ案内)
• 実践計画
• それぞれの実践計画を,スーパーバイザーの助言を受けながら実施す
る.実践計画の遂行を通じて,関連知識の獲得,多様なセクターとの
顔の見える関係や協働のための地ならしをする
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- 24. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
げんさい未来塾のカリキュラム
• ニーズに応じた研修
• コミュニケーション力向上研修
• 自分が行いたいことを人が理解し,共感してくれるように「正しく,感じよく,
わかりやすく」話す力と,同時に,人とよりよい人間関係を築くための「聴
く」力を強化する
• 応募時に提出した実践計画を題材として扱い,できるだけ的を絞り,明確で具
体的な実践計画になるよう修正しながら,それを人に伝える練習を行う
• プレゼンテーション研修
• パワーポイントを使って活動内容や計画を説明する際に気をつけるべき点や効
果的なスライドの作り方,またプレゼンでの上手な話し方を学ぶ
• ファシリテーション研修
• ワークショップ,講演後のディスカッション,団体の会合等,グループでの対
話の場を円滑で生産的に進行するファシリテーションスキルの基礎を学ぶ
• その他研修など
• 塾生のニーズと実現性を考慮して,必要に応じた研修を開催する
24
- 25. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
OJTで身につけられること
• 知識・スキル
• 研修に参加することで知識のアップデートができる.講師補助を行う
事で,関連するスキルを身につけることができる
• 人材育成
• 研修を通じて,研修の進行や話し方などを学ぶ事ができる.講師補助
を通じて,自らが講師になっていくためのスキルを身につけることが
できる
• ネットワーク
• 受付や進行補助を行う事で,参加者(今後地域活動を行っていく人)
や主催者(地域の行政,学校,自治会など)と顔の見える関係づくり
ができる
• 企画立案実践
• 運営を手伝うことで,自分が運営する時にどんな準備が必要か,どの
ように動けばよいかなどを学ぶことができる
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- 32. 清流の国ぎふ 防災・減災センター
げんさい未来塾の特徴
• げんさい未来塾に向いているのはこんな人
• 「主体的に活動する」明確な目的を持っている人に適しています
• 自分が大事にしたい防災課題が明確な人に適しています
• 機会があるなら活用したい.という考え方の人に適しています
• 「言われたことをやればよい」という考えの方には適していません
• 「実際に主体的に活動したい」と思っていない人には適していません
• げんさい未来塾で大事にしていること
• 頑張る人を応援する(あくまでも主体は塾生)
• やりたい気持ちをできるだけ実現できるようサポートする(具体化に向け
ては,一緒に議論して実現できる形を探る)
• 学び,ネットワークづくり,活動の場を提供する
• センター外のイベントなどの情報も提供する(名古屋大学の強靱化共創セ
ンターのイベントや,JVOADなどが係わっている連携イベントなど)
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