「何もしていないのにCIが失敗した」ということはまれにしばしば起きてしまいます。GitHub Actions / Azure Pipelinesでどうやったら防げるのかというお話をします。

1. 「なにもしないのにCIが失敗した」
を防ぐ
かめがわ かずし(kkamegawa)

2. Who am I?
personal:
name: KAMEGAWA Kazushi(Last-First)
alias: kkamegawa
community:
MVP: Microsoft MVP for Developer Technologies(2009-)
Users Group: Team Foundation Server Users Group
URL: https://dev.azure.com/tfsug/tfsuginfo
Blog:
URL: https://kkamegawa.hatenablog.jp
devblog radio: https://devblog.connpass.com/

3. This contents based on 2022/2/3

4. まず最初にCI(とCD)とは
コードコミットすると自動的にビルド＆デプロイ

5. CI / CDのタイミングいろいろ
特定 / 任意のブランチにコミットされた
特定のパスにコミットされた
特定の時間になった
Pull Request
Gitのタグ

6. CI / CDって便利
ビルドできない人 ビルドできる人
みんなビルドできる
はずだけど…

7. ある日突然CIが失敗するようになった😥😥

8. クラウドサービスはしばしば変わる
https://github.com/actions/virtual-environments/
CIも例外ではなくかわる
毎週更新されています

9. 何もしてないのに「CIが失敗した」…その理由
ホスト側の環境が変わった
既定のOSのメジャーが変更
特にmacOSは毎年変わる
コンテナーイメージと同様latestは危ない
ツールのデフォルト変更(nugetなど)

10. Azure Pipelines/GitHub Actionsの変更
Windows Server 2019
Windows Server 2022(まもなく移行予定)
※ 入っているもの(.NET Frameworkなど)が違う
Ubuntu 16.04は 2021/9/20に削除
macOS 10.15(Xcode 10.3-12.4)
macOS 11(Xcode 11.7-13.2.1)
2021/11/3からlatest

11. 実例
virtual-environments/Windows2022-Readme.md at
main · actions/virtual-environments (github.com)
virtual-environments/Windows2019-Readme.md at
main · actions/virtual-environments (github.com)
.NET 3.5.1
.NET 4.5.1
がWindows-2022
ではビルド不可

12. どうしよう🤔🤔
-latestイメージは基本使わないようにする
イメージはOSサポート終了時廃止になるので注意
Windowsの場合、標準サポート終了とともに終了
定期的にビルドして（デプロイはなくとも）、エラー
がないか確認する

13. セルフホスト版を使うとき
定期的にイメージ更新やツール更新
Azure Image Builder / Packer
セルフホストの場合、自分のスケジュールで変更で
きるので便利だけど、運用は結構大変
運用頑張れ💪💪