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YouTube x GEO CREATOR DAY in Tokyo
- 1. YouTube x CEO CREATOR DAY
Log Written By Yukio Saitoh ( FXFROG.COM )
基調講演
GEO ブライアン・マクレンドン
YouTube アダム・スミス
徳生健太郎氏 APAC 地理製品開発本部長
今回のクリエイタ向けイベントは全世界で初めての試みで、Google Geo 製品、Maps, Earth, 3D,
Sketch up, Building maker, Panoramio などいろんな製品がある。今回のイベント企画の目的は、
Youtube, Maps, Earth ユーザはサーバ負荷を感じさせずにジオ製品の組み合わせはクリエイタがあっ
てこそ製品の能力が発揮される。
Youtube だけのユーザは、新たに 3D プラットフォームも応用すればよりリッチなコンテンツクリエイティヴィ
ティが拡がるのではないか。
#creatorday 今日のハッシュタグ
まず基調講演へ
最初のスピーカ:技術担当 Google Earth (2004 年に Key-Hole 社が買収される前の責任者であ
った、今は副社長で geek な男である) EOS 片手に南極までいき、南極の Streat View を作成した。
ブライアン・マクレンドン
これだけ多くの皆さんの前で話せることを嬉しく思う、ユーザは独自のマップデータを組み合わせ、ストーリ化
が可能である。Google Earth の歴史、1993 SGI にて創業、映画を作成するスーパコンピュータで作
成していた。インフィニアバンドビデオが 5,000 万円くらいのワークステーションであった。マッターホルンなどの
CG を描画していた。宇宙からマッターホルンへズームインして任天堂 64 の中身までズームインするような
技術も出来た。私はスーパコンピュータのソフトウェアを PC を作り、Key-Hole を披露したのは 2001 年
SIGGRAPH で 25,000 人の前見せた、そしてここで当時のコンペティションの動画紹介。
2001 年当時、携帯電話で展開するとアナウンスするとしたとき信じられなかったかも。 2002 年に
KMLfile をアップロードすることも出来るようにした。もともとロビンジグラが今日 LT を担当することになってい
る。
2004 年 KeyHole は順調で、Google 社の財務力、コンピューティングプラットフォームを活用でき、衛
星画像を購入することもでき、無償で多くの方へダウンロードや提供することが可能となった。
テクノロジはこの 15 年間で進化しており、家庭の中でカンタンにカメラの位置を描画することも、マッターホ
ルンの山の尾根へ登山経路を PC で表現実現できるようになった。
2006 年、Google は Panoramio を買収し写真をレイヤ、コンテキストをマッシュアップできるようになった。
Windows コンピュータのために、Panoramio と Google Earth と展開できるように実装した。
同年、Sketchup 建築用の 3D モデル作成ソフトウェアを無償提供し、モデル(ギャラリー)を提供でき
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るようになった。3D の建物のモデリングを 3D WareHouse としてあとで、LT に登壇する。
Youtube を買収した。レイヤを追加して、Google Earth をビデオにレイヤとして重ねることもできるように
した。
2010 年に Amazon 川の環境保護を訴求する団体、ブラジルにおける保護地域は大きな面積。熱帯
雨林地域に政府は水力発電所を設置しようとしている。大型のアルミニウム、鉄で設置すると先住民の
水、魚、水路から切り離されてしまう。何世代の先住民の生活、水資源の生活体系が変わってしまうた
め反対している。
このような地理空間場所、地理情報をリッチに表現できストーリを展開することができる。
今回のプレゼンはすべて Google Earth で実現している。
次は Adam Smith が権利関係の面倒臭い製品(電子書籍などの経歴がある)に携わってきた。2年
間東京に生活しており日本食が好きである。クリエイタが自己表現、オーディエンスを広げるために
Youtube は何が出来るのか、36 言語、32 か国語に翻訳している。アップロードは1分あたり48時間
分の動画がアップロードされている。毎日30億回のビューがあり、昨年は20億回で今年はケータイ、
ゲーム機、TVのトラフィックが増えた。日本は第2位のユーザがいる。日経でも7位のブランド認知力と
なっている。コンテンツの多さ、一番重要なのはコンテンツクリエイタである。音楽家、コメディアン、個人であ
ったり。日本で一番最初にうpロードされたのはウェイクボードで手を振ろうとしている男性からです。
私達は技術開発、対応を進めてきた。1080p に対応し、いまは自動文字変換 音声文字変換、キャプ
ションツールで50か国以上の言語に自動翻訳できる。アノテーションツール、インストリームをボックス内に
他の動画を見せたりとサブスクリプションさせることも可能である。YouTube Radio! というサンプルコンテン
ツでイノベーション例を見せている。最近は日本のユーザが Youtube プラットフォームを使って面白いコンテ
ンツを作った。オオカミとブタ。このビデオは大好き。いまは330万回のビューもあり、様々な賞も受賞し
彼はこれでもってクリエイタとしてもデビューするキッカケとなった。
また収入のモデルも実現している。何千人のクリエイタは Youtube Partner プログラムを展開している
アメリカでは 2007 年、日本では 2008 年から提供している。人々は年間1000万円以上の収入が
ある人もいる。好きな事をしながら収入を得ることができる。日系アメリカ人のライアン比嘉、大学を中退し
て映画学校、映画作家になった。440万人のフォロワーがおり、10億回以上視聴され、いまは映画
制作を手掛けた。Niceguy というビデオモデルがある。彼はスターにもなった。MEGWIN で、彼はお笑い
であったが、いまは YouTube で活躍している。JackSparawCake , MEGWIN TV は Youtube プ
ラットフォームをよく理解し、自分のフォロワーへ良いコンテンツを提供し、自分の関連製品を提供してコント
ロールすることもできる。もっともっと彼らのような成功者を作りたいと考えている。日本で Nextup プログラ
ムを開始した。クリエイティブを発掘するために200万円を提供しデジハリを通じて(一緒に)少数グル
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ープだけでなく本日 Youtube においてクリエイタズ・ハブを発表し、Youtube でみなさんとリソースを共有
できる。Pages70 にもなるノウハウハンドブックを提供します。クリエイタこそが Youtube の中核にいる。最
先端の新しい事、新しいオーディエンス、自己表現することは素晴らしく思う。
次はテレビ攻殻機動隊などを手掛けたカミヤマケンジさん、イシイさんに登壇していただく。
3D眼鏡が必要になります。
ゲスト講演:神山健治氏アニメーション監督 演出家
石井康廣氏(3Dモデレータ)
Google シニアウェブマスター:カワシマさん「ロゴなどを手掛けている」。チームは全員攻殻機動隊の大フ
ァンである。まずは映像を見る。お手元に 3D 眼鏡を使うのでご用意ください。世界で初めて Youtube
3D を使って公開された大きな話題を呼んだものである。
(映像披露)
石井さん:攻殻機動隊を立体3Dはまだ劇場でしかお楽しみいただけなかったが Youtube で 3D 対
応しているのでとオファーをおただいだとのこと。Google 3D, Map, Youtube の組み合わせはツール活
用は重要なものであると現場で認識している。
カミヤマさん:映画名は言えないが、スカイダイビングのシーンを撮影している。自分がプロになったときに
Youtube はなかったので、今の時代は羨ましいと思う。素人が一発芸で有名になれる。プロはどういうふう
に関わっていくのかテーマであった。プロの視線ではない一般の方の視点でどう見ているのか、逆に見る機
会を Youtube が与えてくれた。プロが思いもしない視点で見ていることが多い。Youtube を通じて映像が
全世界で広がっていくこと、プロでは追いかけない視点、人によって見ている物が違う(多様化)、既存
のスクリーンでは違うアイディアを発掘するために Youtube を見ている。普通にスカイダイビングするのもあ
れば、フライングスーツ(ムササビみたいな恰好)、命知らずな方の視線は何を考えているのか、プロでは
見えないような、崖にぶつかってしまいそうになる視線とか、 その人を見上げている映像だったのが、
Youtube 上には様々な視線があり、今までにはないカット割りを思いついている。基本的にアニメーション
は手で書いたものである。実際には存在しないもの、ファンタジーが向くジャンルであったが臨場感を出すた
めに実際に存在する「こういう視線ってあるよな」「アマチュアで見たことあるよね」、現場でのあるある感を採
用すると新しいアニメ表現につながっていく。プロにとっては脅威であったが、いまはうまく関わっていくことがで
きる。偶然捉えただけの映像からインスピレーションもらうとか、ボーダレスにプロが良いアイディアに変えるこ
とができる。今まで見えなかったものが見えるようになってきた。
(8面体の Google Earth デバイスがある。ロケーションハンティングにも適用できる、こういったデバイスは
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何に適用できるのか?)
Google Galaxy はヘリコプタを操作するような感覚が面白い、実際にその場所へ行ったような感覚で街
を体感できる。実際にロケハンにも行ったが、行く前に脚本を執筆する段階で地理を知っておかねばならな
いので、Google Street を使って、大体のイメージとして主人公がどう移動するのか、活躍したり。距離
感が具体的にわかるので、実際主人公が走ったらどのくらい時間経過するんだろうって、以前は地図を見
ていただけであったが、シーンごとに調べられるようになってきた。作品のリアリティに役立っている。
(今日は Liquid Galaxy で活躍しているクリエイタもいるが、どんな臨場感がありますか_
道の幅や距離感も地図で見てもわからないが、実際に行ったようにある程度わかることが良い事で、場所
によってはロケハンしない。毎回アメリカへ行かない。
(スタッフが撮影した GPS データを保管しているので、どこで写真撮影したのかも整理できますよね)
すぐにスタッフがそれを共有できるのが便利になった。
(活用の例は?)
直接それを背景を取り込むことは出来ないが、ニューヨークだったら碁盤の目線になっているのはヒトの目線
では東京と全然違う。ロケハンに行けばわかるが、行ってないスタッフにはこれで見てもらうと理解、参考に
つながりやすくなる。
(スケッチアップを使うことも多い)
基本は手書きであるが、スケッチアップで建物感を監督で見せ、そして手書きへ移行できるので作業効率
は格段に向上した。
(これから日本の映像、クリエイトの世界はどうなっていくのか、影響をあたえるのか、それともまったく逆に、
昔との違いはなにか?
もともとファンタジー表現が得意であったアニメにリアリティを加えることが出来るようになってきた。日常がアニ
メへリファインされて親近感を湧かせることができるように。聖地巡礼=アニメに登場した場所を実際に訪
れるファンがいる。実際にどの程度忠実であったのかを確認しているが、これらのツールで本来は虚構のもの
であったところに視聴者がツールで体感できるようになってきた。現実とリンクできるようになってきたので、そ
れを意識した広がり、体感が出てきている。
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(発表の場や見せ方を考えて活用しているが、どんな新しい未来背景をお聞かせください)
石井さん:いまも新しい世界を監督といっしょにやっている。一時期はネットで配布されて産業が蝕まれて
しまうのではないかと危機感があったが、Youtube と一緒にやっていくことで、新しい多くの視聴者を生むこ
とができ、劇場へ足を運んでいただくためのツールとして 活用している。また先日 2D/3D 変換が
Youtube さんが実装してきたので、(もっと早くに発表していればコストも安く済んだwww)、テクノロ
ジのイタチゴッコであったがアマチュアもプロと変わらない世界が実現するので、プロもアマチュアも垣根を超
えて使えるプラットフォームであってほしいな
(プロがクリエイターへ対して何かインスパイヤを与えること、最後に監督からメッセージを)
何とも言えないが、プロアマ問わず同じプラットフォームで競争になった。これにオカネを払う必要はないと言
われる時代となった。新しい競争が生まれた。いままでプロになるというシステムがなく、表現の場がなかった
が垣根がなくなり表現の場として立つことが出来た、逆にプロになっていく場が拡がり、ますますプロのレベル
も上がるし底上げされるだろう。映像ではなく漫画の世界ではコミケのような底辺、ジャンプのような世界ま
でいれるとブラジルのサッカーのようにストリートサッカープレイヤと同じように映像も、同じようにすそ野が広が
りこれから表現で挑戦していく層が広がっていると思うので強化し世界へ発信していける、最終的には産
業へ消化されればいいなと思っているので一発芸で終わらずに、スーパークリエイタの誕生を歓迎している
(石井さんからは)
今日は本気でスケッチアップで中近東の街を作れる方がいればリクルートしたいのでツイッターでメッセージ
をお寄せください。
ここで休憩! GEO LT 14:20 から始まります~
以上
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