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心臓診察 その 1 心不全の所見宇治徳洲会病院 救急総合診療科     高岸 勝繁
Q. 心不全の診断で最もLR+が高い所見は?                                                  JAMA 2005;294:1944-56          所見       SN(%) SP(%...
頸静脈所見を診られるようになる肉眼的に体表から見えるのは 外頸静脈; 胸鎖乳突筋の表面内頚静脈は胸鎖乳突筋の下を通る 従って肉眼的には確認できない. 所見で重要となるのは内頸静脈 より右心房に近く, 右房圧, 逆流を直接反映するため.     ...
ではどの様にして観察するか?                             a                                a                                             ...
JVP(Jugular vein pressure)とは        内頸静脈拍動の最高点の高さを測定することで, 右房圧が推定可能.        亢進していれば右房圧高値 → うっ血, 肺水腫を示唆する.        低下していれば右房...
JVP >8cmH2Oは(胸骨柄から+3cm),                     Outcome                       感度       特異度      LR+    LR-                   ...
Abdominal Jugular Reflux (AJR)とは?            手で患者の腹部正中部を20-35mmHgの強さで圧迫し,            圧迫している間のJVPを観察する.            健常人では変化が無...
右心, 左心圧の異常は             身体所見のみで判断可能      The American Journal of Medicine (2011) 124, 1051-1057   カテ施行予定の116名を総勢9名の専門医, レ...
stention (jugular venous pressure Ͼ9 cm) or gallop                 Table 2 Accuracy for Examination and Noninvasive Tests ...
内頸静脈の観察は他にもこんなことが分かる内頸静脈のOutward Movement ⇒ 顕著な頸静脈拍動 内頸静脈のA waveが亢進する所見. 心音S1の前に出現するPresystolicか, S1の後に出現するかで分類
Presystolic outward waves (Giant A waves)   タイミングは健常人のA waveと同じ   ⇒ 不整脈ではなく, Sinus rhythm  A waveは右房の収縮で生じる波形.   ⇒ 右房, 右室の...
S1の後に出現するA wave ⇒ Systolic waves          タイミングはS1の後 ⇒ そもそもタイミングが異常.          S1はT弁, M弁の閉鎖音. つまりS1の後には心室の収縮がおこる          心...
前者はCanon A wave; 心室収縮直後に心房収縮 心房収縮しても心室が収縮している為, 心室へ血液流入しない  ⇒ 心房の血流は頸静脈へ逆流する. 心室⇒心房が収縮する病態は? A waveがRegularならば房室結節での伝導  ⇒ ...
   AVNRTとAVRT• AVRTは心室→心房へ逆行性に伝導する経路により,    心室の興奮が心房へ伝わり, 循環することで頻脈を来す病態• AVNRTはAV node内にReentry回路を有し, node内で伝導が循環するため,  ...
• 同一患者における,    AVNRT, AVRT時の右房圧の変化     • A; 患者XのAVNRT        B; 患者XのAVRT        C; 患者YのAVNRT        D; 患者YのAVRT • AVNRT, A...
内頸静脈なんか診なくても    浮腫の有無でいいじゃん?浮腫は間質の水分貯留内頸静脈圧上昇は血管内水分を示唆する所見であり,両者は全然ことなることに注意. 心不全では全身血管内静水圧上昇 ⇒ 間質水分貯留という順序. 全身血管内静水圧が上昇しな...
III音とIV音  • S3,S4は心室への   血液流入時に生じる音.S3は心室が最大まで拡張した際に 血流が心室壁にぶつかり生じる 40歳未満ならば健常人でも認める 40歳以上では 心房→心室への血流が多い病態(MR) 心室がそもそも拡張し...
•   S3とS4を聞く    • S3は拡張早期; A弁が閉鎖し, M弁が開いた後であり,      タイミングはS2の直後(120-180ms後)     lub du bub      lub du bub     lub   du bu...
•   S4-S1, S1分裂, S1-ejection soundの鑑別    •   ベルを使う; S4は低音であり, ベルで良く聞こえる.         ベルを強く押当てるとS4は減弱し, S1のみ聴取.         S1分裂, S...
• S3の解釈 >> 心不全の診察にはとても有用       Outcome     感度      特異度      LR+    LR-      EF<0.5の予測   11-51%   85-98%   3.4    0.7      ...
ちなみに, 病歴で心不全を疑う情報     所見                 SN(%)   SP(%)   LR(+)            LR(-)     初見の印象              61      86      4.4...
COPD, 喘息の病歴がある患者群では       所見               SN(%)   SP(%)   LR(+)            LR(-)       初見の印象            37      96      9...
心臓の大きさはどう診る?心濁音界の打診と心拍動の触診心濁音界の解釈 臥位の状態で, 胸骨中線より10.5cm以上濁音界が拡大            Outcome    SN(%)   SP(%)   LR(+)   LR(-)        ...
心拍動の触診   先ずは臥位で拍動をチェック   次に45度左側臥位で心尖拍動の位置を測定.    その際に心尖部の拡張期の拍動(S3,4)を触知できることがある.上行大動脈瘤の拍動             肺動脈の拍動, P2を触知右心室, ...
心尖拍動の所見の解釈 臥位の心尖拍動が鎖骨中線よりも左方.        Outcome      感度      特異度      LR+    LR-        CTR>0.5     39-60%   76-93%   3.4    ...
心拍動の4つの所見 Normal systolic movement; 正常の心拍動.  S1∼収縮中期に外側に突出し, S2の前に元に戻る. 健常人の25-40%が臥位で, 50-73%が左側臥位で心尖拍動を触れる Hyperkineic s...
心拍動所見の解釈 Hyper kinetic Apical Movement         Outcome                 感度    特異度   LR+    LR-  MS(+)群でMR, A弁疾患の検出         ...
心拍動所見の解釈 Lower Sternal Pulsations       Outcome                感度             特異度      LR+      LR-    中等度-重度のTR          ...
心不全の所見
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心不全の所見

  1. 1. 心臓診察 その 1 心不全の所見宇治徳洲会病院 救急総合診療科 高岸 勝繁
  2. 2. Q. 心不全の診断で最もLR+が高い所見は? JAMA 2005;294:1944-56 所見 SN(%) SP(%) LR(+) LR(-) III音 13 99 11[4.9-25.0] 0.88[0.83-0.94] IV音 5 97 1.6[0.47-5.5] 0.98[0.93-1.0] AJR 24 96 6.4[0.81-51.0] 0.79[0.62-1.0] JVD 39 92 5.1[3.2-7.9] 0.66[0.57-0.77] 湿性ラ音 60 78 2.8[1.9-4.1] 0.51[0.37-0.70] 心雑音 27 90 2.6[1.7-4.1] 0.81[0.73-0.90] Wheeze 22 58 0.52[0.38-0.71] 1.3[1.1-1.7] 下肢の浮腫 50 78 2.3[1.5-3.7] 0.64[0.47-0.87]COPD, 喘息の 所見 SN(%) SP(%) LR(+) LR(-) III音 17 100 57.0[7.6-425] 0.83[0.75-0.91] 既往(+)群 JVD 41 90 4.3[2.8-6.5] 0.65[0.54-0.78] 下肢浮腫 69 75 2.7[2.2-3.5] 0.41[0.30-0.57] 湿性ラ音 71 73 2.6[2.1-3.3] 0.39[0.28-0.55] 肝うっ血 14 94 2.4[1.2-4.7] 0.91[0.84-1.0]
  3. 3. 頸静脈所見を診られるようになる肉眼的に体表から見えるのは 外頸静脈; 胸鎖乳突筋の表面内頚静脈は胸鎖乳突筋の下を通る 従って肉眼的には確認できない. 所見で重要となるのは内頸静脈 より右心房に近く, 右房圧, 逆流を直接反映するため. http://medical-dictionary.thefreedictionary.com/jugular+vein+distention
  4. 4. ではどの様にして観察するか? a a v 拍動を診る. c x y x1 内圧 右室へ 右房の 右房の拡張 a; 右房の収縮による内圧の亢進 上昇 流入 収縮 x; Atrial relaxation  c; 心室の等尺性収縮 → T弁の心房側への突出 x1; Atrial relaxation  v; T弁閉鎖 → 右房の拡張, 右房圧UP A waveとV waveの2峰性 y; T弁解放 → 右房圧低下
  5. 5. JVP(Jugular vein pressure)とは 内頸静脈拍動の最高点の高さを測定することで, 右房圧が推定可能. 亢進していれば右房圧高値 → うっ血, 肺水腫を示唆する. 低下していれば右房圧低値 → 低循環状態を示唆する. 測定方法; (動画あり) 仰臥位の状態で内頸静脈拍動をチェック  認めない場合は頸静脈虚脱(JVP<5cmH2O) 上体を30-45度傾ける 内頸静脈の拍動の最高点をCheck(呼気時) 胸骨柄(Louis角)との高さの差を調べる 高さ+5cmがJVP(cmH2O)となる (胸骨柄が心房の高さ+5cmの位置)
  6. 6. JVP >8cmH2Oは(胸骨柄から+3cm), Outcome 感度 特異度 LR+ LR- CVP>8cmH2O 47-92% 93-96% 9.7 0.3 CVP>12cmH2O 78-95% 89-93% 10.4 0.1 LV 拡張期圧上昇 10-58% 96-97% 3.9 NS LV EFの低下 7-25% 96-98% 6.3 NS 胸痛患者におけるMI 10% 96% 2.4 NS 術後の肺水腫の推定 19% 98% 11.3 NS 術後のMIの推定 17% 98% 9.4 NS JVP≤5cmH2Oは(臥位でも内頸静脈拍動(-)=虚脱) Outcome 感度 特異度 LR+ LR- CVP≤5cmH2O 90% 89% 8.4 0.1Evidence-based physical diagnosis 3rd edition. McGee.
  7. 7. Abdominal Jugular Reflux (AJR)とは? 手で患者の腹部正中部を20-35mmHgの強さで圧迫し, 圧迫している間のJVPを観察する. 健常人では変化が無いか, 4cm未満の上昇, もしくは4cm以上の上昇があるが, 10秒以内にもとに戻る  >>4cmH2O以上の上昇が10秒以上持続する場合に陽性 AJR陽性では左室の拡張期圧上昇が示唆される. Outcome 感度 特異度 LR+ LR- LV拡張期圧上昇 55-84% 83-98% 8.0 0.3Evidence-based physical diagnosis 3rd edition. McGee.
  8. 8. 右心, 左心圧の異常は 身体所見のみで判断可能 The American Journal of Medicine (2011) 124, 1051-1057 カテ施行予定の116名を総勢9名の専門医, レジデントが評価  述べ215例において, 身体所見のみ vs 身体所見+エコー vs 身体所見+BNP値の3つの 評価基準を用いて右心機能異常(RA圧≥10mmHg), 左心機能異常(PCWP≥15mmHg)の有無を判断. カテ所見と比較.  身体所見は, JVH, AJR, 前胸部触診, 聴診, 肺聴診, 末梢所見を評価し, 右心機能を反映: JVH, 末梢の浮腫, 腹水, 左心機能を反映: AJR, ギャロップ, 湿性ラ音 として評価.  その後にエコー or NT-pro-BNP評価を施行.  病歴, Lab, 問診は全てBlind. カテ前10-60minに上記評価施行
  9. 9. stention (jugular venous pressure Ͼ9 cm) or gallop Table 2 Accuracy for Examination and Noninvasive Tests for (Figure 1). The overall accuracy of physical exam- Detecting Normal vs Abnormal Right and Left Heart Filling alone was 71% for right heart pressures and 60% for  Outcome;  Pressures rt pressures 1054 2). Individual data for each ex- (Table The American Journal of Medicine, Vol 124, No 11 is provided in the Supplementary Table (online). Accuracy for Accuracy for  身体所見のみでも,o-derived parameters and NT-pro-BNP also were RFP (%) LFP (%) Adividually predictive of cardiac filling pressures (Ta- Examination alone B 153/215 (71) 128/215 (60)although thereエコー追加, BNP追加群とNormal were no differences in the accuracy of NT-pro-BNP Abnormal 40 Ϫ 73/109 (67) Left Heart Left Heart Echo E/e’ ratiothe noninvasive tests compared with one another or Pressures Pressures Ϫ 101/169 (60) Pressures (mmHg) 比較して, 診断精度は同等. Echo inferior vena cava 30 142/190 (75) Left Heart Filling amination alone. Jugular venous pressure measured Ϫmination was predictive of abnormal right heart fill- 70* BNP38 B-natriuretic peptide; LFP ϭ left heart filling pressure; Normal ϭ Right Heart 20ssures (area under the curve [AUC] 0.79, P Ͻ.0001) (33%) (17%) Pressures RFP ϭ right heart filling pressure. All P Ͻ.001 compared with chance alone (Fisher’s exact test). P ϭ NS for heart filling pressures (AUC 0.70, P Ͻ.0001). The 10 r=0.62, p<0.0001 all noninvasive tests compared with examination alone (McNemar Test).or prediction of abnormal left heart filling pressure Abnormal 6 101* Left = 9.2 + 0.75*Right Right Heart Pressures (3%) (47%) 0  JVDとギャロップは有意にPCWP高値を示唆する所見であった. 0 5 10 15 20 25 30 Right Heart Filling Pressures (mmHg) C D 30 p<0.0001 30 p=0.002 Pressures (mmHg) Pressures (mmHg) Left Heart Filling Left Heart Filling 20 20 10 10 0 0 No Jugular Vein Jugular Vein No Gallop +Gallop Distention Distention The American Journal of Medicine Figure 124, 1051-1057 (2011) (A) Left- and right-sided filling pressures determined at catheterization were
  10. 10. 内頸静脈の観察は他にもこんなことが分かる内頸静脈のOutward Movement ⇒ 顕著な頸静脈拍動 内頸静脈のA waveが亢進する所見. 心音S1の前に出現するPresystolicか, S1の後に出現するかで分類
  11. 11. Presystolic outward waves (Giant A waves)  タイミングは健常人のA waveと同じ  ⇒ 不整脈ではなく, Sinus rhythm A waveは右房の収縮で生じる波形.  ⇒ 右房, 右室の拡張不全で圧が亢進. (右心内の血流の駆出障害; TS, PS, 肺高血圧)で生じる.
  12. 12. S1の後に出現するA wave ⇒ Systolic waves タイミングはS1の後 ⇒ そもそもタイミングが異常. S1はT弁, M弁の閉鎖音. つまりS1の後には心室の収縮がおこる 心室の収縮時に生じる圧(C wave)とA waveが重なる. つまり, 心室と心房がほぼ同時に収縮する場合,  心室の収縮が逆流し, 心房へ流入する場合に生じる. 後者はつまりTR.Outcome 感度 特異度 LR+ LR-中等度-重度のTR 37% 97% 10.9 0.7
  13. 13. 前者はCanon A wave; 心室収縮直後に心房収縮 心房収縮しても心室が収縮している為, 心室へ血液流入しない  ⇒ 心房の血流は頸静脈へ逆流する. 心室⇒心房が収縮する病態は? A waveがRegularならば房室結節での伝導  ⇒ Junctional Rhythm, AVNRT A waveがIrregularならば3度AVブロック (たまたまQRSとP波が一致したときに生じる. 脈自体は整) IrregularなCanon A waveは3度AVBに対する 感度96%, 特異度75%, LR+ 3.8, LR− 0.1 Evidence-based physical diagnosis 3rd edition. McGee.
  14. 14.  AVNRTとAVRT• AVRTは心室→心房へ逆行性に伝導する経路により, 心室の興奮が心房へ伝わり, 循環することで頻脈を来す病態• AVNRTはAV node内にReentry回路を有し, node内で伝導が循環するため, 心房, 心室を興奮させ続け, 頻脈を来す病態
  15. 15. • 同一患者における, AVNRT, AVRT時の右房圧の変化 • A; 患者XのAVNRT B; 患者XのAVRT C; 患者YのAVNRT D; 患者YのAVRT • AVNRT, AVRTの判別には 頚静脈圧, 拍動が有効かも.N Engl J Med 1992;327:772-4
  16. 16. 内頸静脈なんか診なくても 浮腫の有無でいいじゃん?浮腫は間質の水分貯留内頸静脈圧上昇は血管内水分を示唆する所見であり,両者は全然ことなることに注意. 心不全では全身血管内静水圧上昇 ⇒ 間質水分貯留という順序. 全身血管内静水圧が上昇しない浮腫の場合(肝硬変, ネフローゼ) では両者の鑑別には有用. 心不全で利尿中はどちらを指標として利尿薬の調節をするか?  >> 間質 ⇒ 血管内への水分移動には時間がかかる.(特に高齢者)  浮腫を指標として利尿かけつづけると血管内脱水となる例は多い.
  17. 17. III音とIV音 • S3,S4は心室への 血液流入時に生じる音.S3は心室が最大まで拡張した際に 血流が心室壁にぶつかり生じる 40歳未満ならば健常人でも認める 40歳以上では 心房→心室への血流が多い病態(MR) 心室がそもそも拡張している状態(収縮障害)S4は心房が収縮することで 生じる血流音 心室壁が硬く, 拡張できない場合に生じる (その分心房が収縮して血流を作る) Evidence-Based Physical Diagnosis, 3rd Edition By Steven McGee
  18. 18. • S3とS4を聞く • S3は拡張早期; A弁が閉鎖し, M弁が開いた後であり,  タイミングはS2の直後(120-180ms後) lub du bub lub du bub   lub du bub Kentuchy, おっ母さん など • S4は拡張後期; S1の直前に聞こえる. 心房収縮で生じる音のため, Atrial gallopとか呼ばれる. be lub   dub   be lub   dub Tennessee, おとっつあん など• 聞くコツは? • S3,4は20-70Hzの低音域であり, ベル >> 膜でよく聞こえる. ベルでハッキリ聞こえ, 膜で減弱するならばS3,4. 分裂は逆に膜でハッキリ聞こえる. • 心室の音であり, 左心室由来では心尖部, 右心室由来では胸骨左縁で最も良く聞こえる.
  19. 19. • S4-S1, S1分裂, S1-ejection soundの鑑別 • ベルを使う; S4は低音であり, ベルで良く聞こえる.  ベルを強く押当てるとS4は減弱し, S1のみ聴取.  S1分裂, S1-ESは高音であり, 強く押当てても減弱しない. • 部位で判別; 3つとも心尖部ではよく聞こえる.  違いは, S1分裂は左前胸部,  S1-ESは A弁の駆出音なら右前胸部,  P弁の駆出音なら左前胸部でもよく聞こえる. • 呼吸による変化; 呼吸により変化するのはS4のみ.  左室のS4ならば吸気で減弱, 右室ならば増強する.  S1分裂は呼吸でややタイミングが変化する.• Summation gallop • 頻脈の際にS3,4が重なって大きく聞こえる場合がある. その場合, S1,2よりも大きく聞こえ, Gallopに聞こえる. • 判別方法はRateが戻った際に聞き直すくらい.
  20. 20. • S3の解釈 >> 心不全の診察にはとても有用 Outcome 感度 特異度 LR+ LR- EF<0.5の予測 11-51% 85-98% 3.4 0.7 EF<0.3の予測 68-78% 80-88% 4.1 0.3 LV拡張期圧上昇 12-37% 85-96% 3.9 0.8 BNP値上昇 41-65% 93-97% 10.1 0.5 急性胸痛に 16% 95% 3.2 NS おけるMIの予測 術後肺水腫 17% 99% 14.6 NS 術後MI, 心死亡 11% 99% 8.0 NS• S4の解釈 >>あんま役に立たない? Outcome 感度 特異度 LR+ LR- MI患者の5年以内死亡 29% 91% 3.2 NS LV拡張期圧上昇 35-71% 50-70% NS NS 重度ASの予測 29-50% 57-63% NS NS
  21. 21. ちなみに, 病歴で心不全を疑う情報 所見 SN(%) SP(%) LR(+) LR(-) 初見の印象 61 86 4.4[1.8-10.0] 0.45[0.28-0.73] HFの既往 60 90 5.8[4.1-8.0] 0.45[0.38-0.53] MIの既往 40 87 3.1[2.0-4.9] 0.69[0.58-0.82] ACSの既往 52 70 1.8[1.1-2.8] 0.68[0.48-0.96] 脂質異常の既往 23 87 1.7[0.43-6.9] 0.89[0.69-1.1] DMの既往 28 83 1.7[1.0-2.7] 0.86[0.73-1.0] 高血圧の既往 60 56 1.4[1.1-1.7] 0.71[0.55-0.93] 喫煙者 62 27 0.84[0.58-1.2] 1.4[0.58-3.6] COPD既往 34 57 0.81[0.60-1.1] 1.1[0.95-1.4] 夜間呼吸困難 41 84 2.6[1.5-4.5] 0.70[0.54-0.91] Orthopnea 50 77 2.2[1.2-3.9] 0.65[0.45-0.92] 浮腫 51 76 2.1[0.92-5.0] 0.64[0.39-1.1] 運動時呼吸苦 84 34 1.3[1.2-1.4] 0.48[0.35-0.67] 疲労, 体重増加 31 70 1.0[0.74-1.4] 0.99[0.85-1.1] 咳嗽 36 61 0.93[0.70-1.2] 1.0[0.87-1.3]JAMA 2005;294:1944-56
  22. 22. COPD, 喘息の病歴がある患者群では 所見 SN(%) SP(%) LR(+) LR(-) 初見の印象 37 96 9.9[5.3-18] 0.65[0.55-0.77] Afの既往 32 92 4.1[2.5-6.6] 0.74[0.63-0.85] CABG既往 13 95 2.8[1.3-5.8] 0.92[0.84-0.99] MI既往 25 88 2.2[1.4-3.5] 0.84[0.74-0.96] DM既往 26 87 2.0[1.3-3.2] 0.85[0.74-0.97] CAD既往 49 75 2.0[1.5-2.6] 0.67[0.54-0.84] 狭心症既往 21 88 1.7[1.0-2.8] 0.90[0.80-1.0] 高血圧既往 54 55 1.2[0.95-1.5] 0.84[0.65-1.1] Orthopnea 70 44 1.3[1.1-1.5] 0.68[0.48-0.95] 怠感 74 34 1.1[0.96-1.3] 0.79[0.54-1.2] 夜間咳嗽 49 47 0.93[0.73-1.2] 1.1[0.85-1.4]JAMA 2005;294:1944-56
  23. 23. 心臓の大きさはどう診る?心濁音界の打診と心拍動の触診心濁音界の解釈 臥位の状態で, 胸骨中線より10.5cm以上濁音界が拡大 Outcome SN(%) SP(%) LR(+) LR(-) CTR >0.5 97% 61% 2.5 0.05 LV拡張容積拡大 94% 32% 1.4 NS 立位, 座位の状態で, 濁音界が鎖骨中線よりも拡大 Outcome SN(%) SP(%) LR(+) LR(-) CTR >0.5 97% 60% 2.4 0.1
  24. 24. 心拍動の触診 先ずは臥位で拍動をチェック 次に45度左側臥位で心尖拍動の位置を測定.  その際に心尖部の拡張期の拍動(S3,4)を触知できることがある.上行大動脈瘤の拍動 肺動脈の拍動, P2を触知右心室, 左心房の拍動 左心室の拍動
  25. 25. 心尖拍動の所見の解釈 臥位の心尖拍動が鎖骨中線よりも左方. Outcome 感度 特異度 LR+ LR- CTR>0.5 39-60% 76-93% 3.4 0.6 EF低値 5-66% 93-99% 10.3 0.7 LV拡張終末容積拡大 33-34% 92-96% 5.1 0.7 PCWP>12mmHg 42% 93% 5.8 NS 臥位時の心尖拍動が胸骨中線より>10cm左方 Outcome 感度 特異度 LR+ LR- CTR>0.5 61-80% 28-97% NS 0.5 心尖拍動の大きさ; 左側臥位45度で, 心尖拍動の直径が4cm以上 Outcome 感度 特異度 LR+ LR- LV拡張終末容積拡大 48-85% 79-96% 4.7 NS
  26. 26. 心拍動の4つの所見 Normal systolic movement; 正常の心拍動.  S1∼収縮中期に外側に突出し, S2の前に元に戻る. 健常人の25-40%が臥位で, 50-73%が左側臥位で心尖拍動を触れる Hyperkineic systolic movement; タイミングは正常だが, 動きが大.  主観的な評価であり, 病的意義は乏しい場合があるが,  LVの容積が拡大するようなうっ血, ARなどで生じる Sustained systolic movement; 必ず異常な動き!  S1より外方に突出するが, S2までに元に戻らない.  心室内の圧が亢進しているAS, 心室容積が拡大しているAR, VSD,  重度の心筋症, 心室瘤で認められる Retracting systolic movement;    S1より内包に引っ込む動きが生じる. 拡張早期以降に戻る.  S1,S2を意識しながら触診しないと通常の運動と勘違いする.  これを来す疾患は拘束性心膜炎と重度のTRのみ.
  27. 27. 心拍動所見の解釈 Hyper kinetic Apical Movement Outcome 感度 特異度 LR+ LR- MS(+)群でMR, A弁疾患の検出 74% 93% 11.2 0.3 Sustained or Double Apical Movement Outcome 感度 特異度 LR+ LR- LVHの検出 57% 90% 5.6 0.5 Sustained Apical Movement Outcome 感度 特異度 LR+ LR- 重度のAS(+) (収縮期雑音+群) 78% 81% 4.1 0.3 中等度-重度のAR(+) 97% 60% 2.4 0.1 (心基部の拡張早期雑音+群)
  28. 28. 心拍動所見の解釈 Lower Sternal Pulsations Outcome 感度 特異度 LR+ LR- 中等度-重度のTR 17% 99% 12.5 0.8 Sustained Left Lower Parasternal Movement Outcome 感度 特異度 LR+ LR- RV peak圧 ≥50mmHg 71% 80% 3.6 0.4 *収縮期に心尖部が内側へ, Right Ventricular Rock*  Lower parasternalが外側へ拍動する所見. Outcome 感度 特異度 LR+ LR- 中等度-重度のTR 5% 100% 31.4 NS Pulsatile Liver Outcome 感度 特異度 LR+ LR- 中等度-中度のTR 12-30% 92-99% 6.5 NS Palpable P2 Outcome 感度 特異度 LR+ LR-MS患者群での肺高血圧あり 96% 73% 3.6 0.05

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  • shikookabe1

    Dec. 6, 2017
  • jotaronakashima

    Feb. 2, 2018
  • makikokubo

    Feb. 22, 2018
  • ShintaroOno

    Mar. 15, 2018
  • ayanoito2

    Mar. 18, 2018
  • MikaMiyabe

    Jun. 19, 2018
  • ErikaMuraoka

    Jun. 21, 2018
  • ssuser7705e9

    Jul. 21, 2018
  • ssuser5d6a41

    Jul. 30, 2018
  • TakahiroMinamii

    Sep. 5, 2018
  • MasatakaArakawa

    Nov. 12, 2018
  • NaoyaYabumoto

    Jan. 24, 2019
  • ssuserf39e6d

    Jul. 9, 2019
  • NakamuraTomotake

    Jul. 15, 2019
  • EijiYoshida6

    Sep. 7, 2019
  • ssuserb89d4c

    Dec. 17, 2019
  • ssuser02173c

    Sep. 22, 2020
  • TakaRyo

    Nov. 3, 2020
  • ssuser814bc4

    Jan. 9, 2021
  • ssuser8b1b55

    Jul. 15, 2021

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