みんなが不幸にならないための
要件定義の話
株式会社ヴァル研究所 伊藤英明
日本酒飲みながらLTする系エンジニアの集い 2021/07/07

自己紹介
・名前：伊藤英明
・所属：株式会社ヴァル研究所
MaaS事業部 MaaS Platform Team
UXデザイナー
東京造形大学
非常勤講師(メディアデザイン)
・認定、資格等：人間中心設計専門家
認定プロダクトオーナー
認定スクラムマスター
おもちゃドクター
・趣味：娘と遊ぶ、ミニ四駆
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“駅すぱあと”のヴァル研究所
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駅すぱあとには「酔っぱらいモード」がある！！
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本日の日本酒
七賢
スパークリング 山ノ霞
山梨銘醸＠山梨県北杜市白州町
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突然ですが、
皆さん「要件定義」
してますか？
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要求仕様→みんなが不幸にならないためのおまじない
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https://twitter.com/oukaichimon/status/1404961067042672641

転じて、
「要件仕様が無いと、みんなが不幸になる」
開発における不幸な状態とは
「何をしたいのかもわからないので、何をどう
作っていいかがわからない」（そして納期はど
んどん迫ってくる）状態
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要求仕様→みんなが不幸にならないためのおまじない

要望、要求、要件、仕様
「やりたいこと」を「どうやってやるか」に
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用語 説明
粒度感の例
（機能）
粒度感の例
（非機能）
要望
顧客が作って欲しいこと（もの）の抽象的な表現。
（顧客観点、顧客間未合意）
氏名を表示したい 素早く表示してほしい
要求
顧客が作って欲しいもの（こと）の条件
（顧客観点、顧客間合意済み）
氏名を表示できること 素早く表示できること
要件
もの（こと）自身が満たすべき条件。
（システム観点、顧客観点を含む、顧客とベンダ間
で合意済み）
各ページに氏名が表示できる
こと
●×ページは、素早く表
示できること
仕様
もの（こと）自身が満たすべき詳細な条件。
（要件に対して実現手段が明らかとなったもの）
各ページのヘッダ部分に
「○○[半角スペース]●●」
と表示する。
○○は姓、●●は名を表す。
●×ページは、2秒以内で
表示できること
参考 https://qiita.com/digdagdag/items/2808205d89344ab8a3a1

「ユーザーがこうしたいって言ってます」
「こういう不具合が起きたって言ってます」
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声が挙がっているものが全てではない
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顕在的意識
⾃分で⾔葉にできる
問いかけることで、⾔語化できる
潜在的意識
⾃分では気づいておらず、⾔葉に
できない
聞き⽅によって意識を刺激し、
引き出すことや、⾏動を分析する
ことで把握できる

例：事情聴取と現場検証
ユーザーの声、問い合わせ
→ある事柄についてのユーザーの印象、理解、解釈
→「事情聴取」
利用ログ、デバッグログ
→実際に操作したこと、無意識にやっていること
→「現場検証による状況証拠」
どちらかだけでは正しい状態やあるべき姿はわから
ない
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みんなが不幸にならないための要件定義
何をしたいのかを関係者間で合意できていて、
それをどうやったら実現できるか明らかにした状態
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用語 説明
粒度感の例
（機能）
粒度感の例
（非機能）
要件
もの（こと）自身が満たすべき条件。
（システム観点、顧客観点を含む、顧客とベンダ間
で合意済み）
各ページに氏名が表示できる
こと
●×ページは、素早く表
示できること
仕様
もの（こと）自身が満たすべき詳細な条件。
（要件に対して実現手段が明らかとなったもの）
各ページのヘッダ部分に
「○○[半角スペース]●●」
と表示する。
○○は姓、●●は名を表す。
●×ページは、2秒以内で
表示できること
参考 https://qiita.com/digdagdag/items/2808205d89344ab8a3a1

ご静聴ありがとうございました