工場の静電気除電のマニュアル【図解】
- 2. 1.静電対策の基本
①静電気を発生させない。 → 発生しても静電気の量を極力、低く抑える。
②静電気を帯電させない。 → 発生してしまった静電気をできるだけ速く漏洩
させ、滞留させない。
③静電気を放電させない。 → 特定の場所で火花放電させない。
④シールドする。 → 帯電体が接近したり、ESDが発生しても
デバイスが影響を受けないようにシールドする。
2.静電気対策の基本ルール
①作業環境の整備 → 静電気に敏感な部品は、静電気対策区域で
取り扱う。
②人体の除電 → 静電気に敏感な部品は人体の帯電を除去して
行う。
③運搬、保管時の → 静電気に敏感な部品の保管、輸送は電荷の
容器類の整備 たまらない状況下で行う。
④作業マニュアル等 → 作業者の教育とメンテナンスのルール化を
ソフト面の整備 行う。
3.静電気対策の手順
①静電気に敏感な部品のリストの作成
②部品の静電気敏感度のチェツクとランク付け
③静電気対策区域の指定
④静電気対策区域内の静電気対策方法の決定
⑤作業マニュアルの作成
⑥作業者の教育、訓練
⑦静電気対策品の定期点検
クレインテクノ