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決算が読めるようになるゼミ第5回_Slack_原田惇

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決算が読めるようになるゼミ第5回_Slack_原田惇

  1. 1. Slackの決算分析 2021/06/19 決算が読めるようになるゼミ第5回 原田 惇
  2. 2. Slackの概要 ● 2013年創業 ● 売上 $273.4 million, up 36% year-over-year ● 有料ユーザ数 169,000
  3. 3. Slackの特徴 Channel型コミュニケーション 水平統合できるインテグレーション E-mailの人を中心としたコミュニケーションか ら、テーマを中心としたChannelコミュニケー ションへ 部門ごとに特化したツールを横断してつなぐこと でSilo化を防ぐことができる。
  4. 4. SlackのGTM戦略 https://youtu.be/4IozUJyadt4 ①自分で登録 ユーザはまず基本的に自分 で登録を行い利用開始する ②アップセル 他者をinviteしたり、さま ざまなintegrationを通し てアカウントを大きくする ③外部ネットワーク性強化 Slack Connectを通して組 織間を接続し、リテンショ ンを改善する
  5. 5. 収益以外の重要指標 Dollar Retention Rate Paid Customers over $100K 内容 重視する理由(推測) ドルベースで顧客がどの程度継続して いるかの指標。前期末時点の MRRと当 期のMRRの差から、期中獲得顧客の MRRを引いた値 オーガニックな収益成長の補足指標と して利用。どのくらい顧客を維持し成長 させられているかを示す。 $100K, $1M以上のARRがある顧客の 数。 大規模組織の会員を獲得する能力の 指標となっている Slack Connect Slack Connectを利用している企業の 数や接続数。 外部ネットワーク性を強化して、ユーザ を離れにくくする。
  6. 6. YoY成長率のトレンド 全体的に成長が鈍化傾向。Revenue $273M、営業損失$55M。 鈍化しているとは言え以前36%成長。
  7. 7. Net Dollar Retention Rate こちらも鈍化傾向ではあるが以前100%超えを維持して122%。 既存顧客のUp Sellに成功していると言える。
  8. 8. Paid Customers >$100k 数千万円規模の顧客がどんどん増加
  9. 9. Slack Connect Slack Connectユーザが順調に増加。 外部ネットワーク性によりますます辞めにくくなっていると推察
  10. 10. Slack Connectの接続endpoint数 Slack Connectのendpoint数も大きく伸びており950K+へ。
  11. 11. 評価
  12. 12. コロナ追い風を享受できてはいた Sales / Marketing費用が+12.4%にたいしてRevenueが35.6%と伸長。 コロナ追い風によって自然流入が増えていたと推察。
  13. 13. Microsoft Teamsの追い上げ しかし、一方でMS Teamsのユーザ数が劇的に増加しslackを抜き去っている状 況。Slackとしては先にドミナントを取られると非常に苦しい。 先にドミナントを取られると このGTM戦略に支障がおきる ①自分で登録 ②アップセル ③外部ネットワーク性強化
  14. 14. Slackはアクセルを踏めるのか? Qごとの営業赤字が$60M~$70程度発生している。現在、短期的にはキャッ シュフローが改善しているものの、現預金$1,332Mを鑑みると5~6年程度しか もたないと推測。ここでさらにアクセルを踏むことは中々困難(?) ①自分で登録 ②アップセル ③外部ネットワーク性強化
  15. 15. Salesforceによる買収 Salesforceの営業チャネルを使って大規模顧客の獲得を推進することを狙う (?) 先にドミナントを取られると このGTM戦略に支障がおきる ①自分で登録 ②アップセル ③外部ネットワーク性強化 Salesforceのちからでテコ入れ? ・Integrationの増加 ・営業チャネルの活用
  16. 16. 総論
  17. 17. 総論:Slackの成長戦略に対してMSが先を言ってしまった ● Slackは成長鈍化はしているものの、堅調に成長はして いた。 ● GTM施策として、規模の拡大と囲い込みを狙いとして いた ● MSがドミナントを一気に取りに行ってしまったことで 戦略に暗雲が出てきた ● という流れで、Salesforceの力をかりることに? ● Slackは自然流入に任せる戦略が基本だったので、もっ と積極的にマスを取りに行く施策はあっても良かった のかも?

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