この道20年のKPTA伝道師が、マンネリ化したふりかえりから脱却する3つのコツを教えます2. ◼ ふりかえりってなに?
◼ なぜ? ふりかえり会がマンネリするの?
◼ ふりかえり会のファシリテーションの質を高める
3R原則
◼ Relate 関連付けて考える
◼ Repeat 素早く繰り返す
◼ Respect 尊重しあう
◼ おわりに
2
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内容
3. ◼ この道20年のKPTA伝道師
◼ KPTAフレームワーク
◼ ふりかえり
◼ 3つのコツ
◼ マンネリ化脱却
◼ オンラインファシリテーション
3
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最も気になるキーワードは?
5. 5
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ふりかえりとは(目的レベル)
過去の学びを、幸福な未来を作ることに活かす行為のこと
現在
過去 未来
😃
😰
幸福度
6. 行動
6
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様々な階層でのふりかえり
幸福な未来を作るには、素早いフィードバックサイクルを作る
ふりかえり
行動 行動結果
行動計画
目標
行動計画
行動結果
目標
ふりかえり
・・・
ふりかえり
行動結果
行動計画
目標
行動
😃
😃 😃
😣 😄
😍
7. 7
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ふりかえりとは(実施レベル)
気づきや学び、次のアクションを生み出す
ふりかえり
行動計画
目標
行動結果
行動
気づき、学び
評価する
発想する
行動を決める
更新
行動計画
目標
文書化 ナレッジ
(教訓/パターン)
思い出す
8. 8
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チームの活動イメージ
チームの幸福な未来を作るために、ふりかえり会を行なう
😃
顧客/ユーザー
チーム
メンバー(個人、関係)
プロセス
ツール
製品/価値
原料
廃棄物
要求
10. 10
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様々なふりかえりフレームワーク
思考の整理にフレームワークを活用する
思い出す 評価する 発想する 行動を決める
タイムライン
KPT
KPTA
YWT
Fun-Done-Learn
16. ◼ 新鮮味がない
◼ ルーティン
◼ 単調
◼ ありきたり
◼ 定番
16
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マンネリのイメージは?
18. 18
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マンネリを感じるポイント
効果を感じられれば楽しいが、効果を感じられなければつらい
困りごとを解決するカイゼン
⇒困りごとを共有すれば、放っておい
てもカイゼンが進む
⇒責任追及になるとつらくなる
目標を達成するカイゼン
・明確な目標を設定することで、カイゼ
ンが進む
・効果を感じないとアイデアが出にくく形
骸化する。形骸化するとつらくなる
19. 19
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成功循環モデル
出典:「WHAT IS YOUR ORGANIZATION’S CORE THEORY OF SUCCESS?」
https://thesystemsthinker.com/what-is-your-organizations-core-theory-of-success/
結果の質
思考の質
関係の質
行動の質
参考:「翻訳してみる:WHAT IS YOUR ORGANIZATION’S CORE THEORY OF SUCCESS?(1/2)」http://blog.amateur-factory.jp/?eid=1444225
「翻訳してみる:WHAT IS YOUR ORGANIZATION’S CORE THEORY OF SUCCESS?(2/2)」http://blog.amateur-factory.jp/?eid=1444226
22. 22
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KPTAのステップ
付箋に書かれた意見同士の関係を線で表す
Keep Try
Problem
Action
Keepの強化や、Problemの改善
に効きそうなアイデアを挙げる
3
実施するTryを選択する
4
実行可能な行動に
落とし込む
5
続ける行動、
好ましい事象を挙げる
1
不満、不安なことを
挙げる
2
23. ◼ 次も続けること(Keep)
◼ テーマがある場合は、テーマの達成や向上に寄与していること
◼ どんな些細なことでもよい(一番難しい)
◼ チームでやる場合でも、個人的なことを挙げてよい
◼ 前回のTry、Actionがあれば、それを次も続けるか検討する
◼ ポイント
◼ 「良いこと(Good)」も挙げる
◼ ただし、「良いこと」は
現象なので、続けられない
◼ その現象を引き起こす
行動(Keep)を確認する
◼ GKPTAもオススメ
23
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Keep(続けること)
Problem
Try
Keep Action
24. ◼ 不満に感じていること、工夫の余地がありそうなこと
◼ 発生している現象だけではなく、感じていることも挙げる
◼ 将来的に発生しそうな負の状況だと思うこと
◼ 未来の問題(不安、リスク)も挙げる
◼ テーマがある場合は、その達成の障害になっていること
◼ ポイント
◼ 「~してない」「~すべきだった」は要注意
◼ TryありきのProblemは挙げない
◼ 行動の否定形は、Tryの裏返しになりがち
それをしていないことで生じる不利益を挙げる
24
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Problem(不満・不安なこと)
Try
Keep Action
Problem
25. 25
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好ましくないProblem
Problemは懺悔でも、改善案でもない
参考:「筋のよいTryを導くProblemの書き方」 https://www.agile-studio.jp/post/good-problem
懺悔
懺悔
懺悔
懺悔
改善案
& 懺悔
改善案
26. Action
◼ よりよくなりそうな改善案を挙げる
◼ 問題に対する改善案を挙げる(解決志向で)
◼ やってみたらうまくいく予感のすることを挙げる
◼ 試すことを選択し合意(=同意+サポート)する
◼ ポイント
◼ 多くの選択肢を挙げて選ぶ
◼ 全てのTryを実施する必要はない
◼ 可能性のあるアイデア挙げることが重要
◼ 「しっかり」「ちゃんと」は要注意
◼ あいまいなため、各人で理解が異なりがち
26
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Try(試したいこと)
Keep
Problem
Try
27. ◼ Tryを参考に、実行可能な行動を検討する
◼ Tryが具体化されていればそのままActionにしてもよい
◼ テーマに沿っていること
◼ Tryの実行にはなるが、テーマにつながらない行動はムダになる
◼ ポイント
◼ 期限内で行動できること
◼ 行動による効果が期待できること(実効性)
◼ 行動しやすいこと(実行性)
27
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Action(実行すること)
Keep
Problem
Try Action
• 結果は選択できないが、行動は選択できる
• 自己効力感
• 必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。
• 学習性無力感
• 長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、
その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象。
28. 28
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TryとActionの違い
Tryは改善案(アイデアレベル)、ActionはToDo(実施レベル)
「フォローする」
は実施可能
「意識する」
は実施困難
「朝会のアジェン
ダを更新する」な
らさらに良し
29. 29
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意見同士を関連づけて考える
KeepからのTry、放置されているProblemが明らかになる
Keepからの
Try
放置されている
Problem
31. 31
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KPTAのステップ
Keep Try
Problem
Action
Keepの強化や、Problemの改善
に効きそうなアイデアを挙げる
3
実施するTryを選択する
4
実行可能なActionに
落とし込む
5
続ける行動、
好ましい事象を挙げる
1
前回のTry、Actionを確認し、継
続する行動をKeepに移動する
0
不満、不安なことを
挙げる
2
32. 32
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KPTAによるナレッジサイクル
KPTAで繰り返すことで、ナレッジが蓄積、強化されていく
Keep
Problem
Try Action
良い行動のナレッジ
が蓄積され、
さらに強化される
33. 33
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ふりかえり会の実施タイミング [1/2]
頻繁にふりかえれば、短時間ですみ、すぐに行動に活かせる
プロジェクト
工程①
工程②
プロジェクト
定期開催
工程②
工程①
Keep
Problem
Try Action
Keep
Problem
Try Action Keep
Problem
Try Action Keep
Problem
Try Action Keep
Problem
Try Action Keep
Problem
Try Action
思
い
出
す
34. 34
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ふりかえり会の実施タイミング [2/2]
他のプロジェクトへのナレッジの転用は慎重に
プロジェクト
工程① 工程② 工程③
プロジェクト
プロジェクト
Keep
Problem
Try
思
い
出
す
プロジェクト
工程① 工程② 工程③
Keep
Problem
Try
思
い
出
す
Keep
Problem
Try
思
い
出
す
Keep
Problem
Try
思
い
出
す
37. Action
37
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ふりかえり会の質の評価(高品質)
Keep
Problem
Try
K
1回目 2回目
実施合意の印
2回目の終了時の状態
K
G
K K K K
K K
P P P
T T
K K
K
T
P
P
P
P
P
P
P
P
P
P
P
T
T
T
T
T
T
T T T
T
T
T T T T T
P T
T
T T
T
G
T
1回目のPの大半が
取り除かれている
1回目のTがKに移
動している
2回目のKが挙がっ
ている
Kを強化するTが挙
がっている
T
P
T
1回目のTの大半が
取り除かれている
Tが考えられてい
ないPが少ない
挙がっているTのう
ち、効果の高いもの
数個を実施すること
を合意している
Pよりも多くPに対す
るTが挙がっている
G
Gが挙がっている
A
A
A A
A
A
Tryを実現するため
のActionが挙がって
いる
Pが多く挙がっている
38. 38
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ふりかえり会の質の評価(低品質)[1/4]
1回目 2回目
実施合意の印
Keep
Problem
Try
K
K
K K
K K
P P P
T T
K
K T
P
T T T
T
T T T T T
P
T T
T
T
T
わがままTry
TryがKeepになっていくが、Problemが解決されていかない
P P
P P P
P P
P
P P
P
P P
P P
K K
T
T
2回目の終了時の状態
Action
A
1回目のProblemが
大量に残っている
1回目のTryがKeep
になる
A
A
Keep、Problemと関
連していないTryが
大半
Tryを実現するため
のActionが挙がって
いる
39. 39
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ふりかえり会の質の評価(低品質)[2/4]
1回目 2回目
実施合意の印
Keep
Problem
Try
K K K
P P P
T
T
T
T
T
P P
計画先行
計画的な話ばかりで、ふりかえりがおろそかになっている
T T T
T T T T
T T T T
T
T T T T
2回目の終了時の状態
Action
A
A
A
Keepが少ない
1回目のTryがほとん
とKeepにならない
Problemが少ない
Tryがたくさん挙がる
Keep、Problemと関
連していないTryが
大半
Tryを実現するため
のActionが挙がって
いる
40. 40
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ふりかえり会の質の評価(低品質)[3/4]
1回目 2回目
実施合意の印
Keep
Problem
Try
K K K
P P P
K
K T
P
T
T
T
P
T
T
P
P
P
P P
K K
T
T
言ったもの負け
Tryに出したものは全て言った人がやることになっていて、
独創的なアイデアを言う雰囲気がない
Action
A
A
A
Tryがあまり挙がら
ない
Keep、Problemに関連
付けたTryが挙がる
A
すべてのTryを実
施することになって
いる
Keepがあまり挙が
らない
Problemがあまり挙
がらない
Tryを実現するため
のActionが挙がって
いる
2回目の終了時の状態
41. 41
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ふりかえり会の質の評価(低品質)[4/4]
1回目 2回目
実施合意の印
Keep
Problem
Try
K K K
P P P
K
K T
P T
P
T
P P
P
P P
K K
T
救われないProblem
問題の掘り下げばかりするが、行動に移そうとしない
T
P
P
P P
Action
2回目の終了時の状態
Tryを実現するため
のActionが挙がって
いない
Tryが少ない
Problem多く挙がっ
ている
1回目のProblemが
大量に残っている
Problemに関連付けた
Tryが挙がっている
Keepに関連するTry
がない
43. 43
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(参考)心理的安全性
出典:『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』
失敗しているこ
とを明らかにし、
素早く学習する
44. 44
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KPTAふりかえり会のタイムテーブル(例)
ふりかえりの対象、チームの習熟度によって進め方を調整する
目安時間(分) 内容
2 タイムテーブルを確認する
1 グラウンドルールに合意する
5 テーマを決める
5 前回から今回までの活動を確認する
5 前回のTryを確認する
5 前回のProblemを確認する
5 前回のKeepを確認する
5 Keepを付箋紙に書く
8 Keepを共有する
2 Keepを整理する
5 Problemを付箋紙に書く
12 Problemを共有する
3 Problemを整理する
7 Tryを付箋紙に書く
13 Tryを共有する
3 Tryを整理する
12 Tryを選択する
20 TryをActionに落とし込む
2 Actionに合意する
合計:120
目安時間(分) 内容
5 前回のTryとProblemを確認する
5 KeepとProblemを付箋紙に書く
10 KeepとProblemを共有する
7 Tryを付箋紙に書く
7 Tryを共有する
10 Tryを選択する
16 TryをActionに落とし込み合意する
合計:60
目安時間(分) 内容
5 前回のTryとProblemを確認する
5 KeepとProblem、Tryを付箋紙に書く
10 KeepとProblem、Tryを共有する
10 Tryを選択しActionに落とし込み合意する
合計:30
じっくりバーション しっかりバーション
ざっくりバーション
Check
55分
Act
57分
Check
20分
Act
40分
46. 46
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ラウンドロビン方式による意見の共有
発言の機会を均等にし、意見を対等に扱う
A Keep
A
A
A
A
D
D
D
B
B
B
B
B
C
C
D C
B
(1)意見を他の人に見えない状態で書き溜める
A Keep
A
A
A
A
D
D
D
B
B
B
B
B
C
C
D C
B
(2)Aさんが意見を出した
A
A Keep
A
A
A
A
D
D
D
B
B
B
B
B
C
C
D C
B
(3)同様の意見があったので、
Bさん、Dさんも追加で意見を出した
A
D
B
Keep
A
A
A
A
D
D
B
B
B
B
C
C
D C
B
(4)Aさんの次のBさんが新たに意見を出した、
次はCさん、Dさんと順に意見がなくなるまで出していく
A
D
B
D
B
B
同じです
同じです
~はKeepです
~はKeepです
A
53. 現職 オブジェクト指向、アジャイル開発、開発現場の活性化をテーマに、ファ
シリテーションを活用したコンサルティング、セミナー、人材活用企画に
従事
経歴 1995年 電機メーカの情報システム部門
2002年10月より現職
社外活動 マナビノシクミ 代表
OKR Japan マスターファシリテーター
けぷた倶楽部 エバンジェリスト
資格 Licensed Scrum Trainer
KPT/A Practitioner | Trainer
著書 『ダメふりかえりを撲滅する3つのヒント』
『LEADER'S KPT』
『OKRマネジメント入門』
『これだけ!KPT』
『正しく学ぶソフトウエア設計』
『eXtreme Programmingテスト技法』
訳書 『リーン開発の本質』
『アジャイルソフトウェア開発スクラム』
53
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プロフィール
天野 勝(あまの まさる)
永和システムマネジメント
コンサルティングセンター
センター長
54. ◼ 株式会社 永和システムマネジメント(https://esm.co.jp/)
◼ 本社:福井県福井市
◼ 1980年創業、2002年東京事務所開設
◼ 金融、医療、オブジェクト指向を使った
システム開発
◼ コミュニティ活動や、書籍の執筆・翻訳に積極的
54
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会社紹介
福井県福井市
リモート見学
受付中
https://www.agile-studio.jp/tour
56. 実施項目 Continuous KPTAの操作
事前準備 プロフィール名の変更
グラウンドルールを確認する ルールタブの表示
ふりかえりテーマを確認する テーマ名変更
Keep、Problemを手元で書く 付箋候補の蓄積、埋め込みタイマー
KeepとProblemを共有する 候補一覧からの付箋作成
Tryを手元で書く 付箋候補の蓄積、埋め込みタイマー
Tryを共有する(Keep、Problemと関連付けて) 関連線
実施するTryを選択する 投票、マーク付け
Actionを決定する(Tryと関連付けて) ダブルクリックでの付箋作成
2回目のふりかえり会 新規セッション作成
1回目のKPTAボードを整理する
・Try、Actionのうち、今後Keepするものを移動
・不要なTry、Problem、Keepを欄外に移動
まとめて移動、まとめて削除
履歴表示
56
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Continuous KPTAでのオンラインふりかえり会
57. 57
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KPTふりかえり会の効果が挙がらない背景
効果のあるTryを、実行可能なActionに落とすことが必要
実施を合意したTryが
実行されない
Tryが実行可能に
なっていない
効果のあるTryの数が
少ない
Tryを具体的なActionに
落とし込めていない
具体的なTryを挙げようと
すると手が止まる
Actionを考える時間を
確保していない
58. 58
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KPT+Action⇒KPTA(けぷた)
Action欄を設ける事が、Tryの実行促進につながる
Keep
Problem
Try
Keep
Problem
Try Action 具体的なTryを挙げようと
すると手が止まる
Actionを考える時間を
確保していない
具体化はActionを考える時に行なう
ので、Tryは思い付きレベルの抽象
度の高いアイデアを挙げればよくな
り、Tryを出しやすくなる。
Action欄があることで、実行可能な
具体的なActionを考えざるを得なく
なる。
改
善
改
善
KPTのTry欄を
TryとActionに分割する
59. 59
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何のためのふりかえり?
カイゼンのための
ふりかえり
記録のための
ふりかえり
自身の活動を改善し続けるために行なうふりか
えり。
自身がどのようにしてきたか、これからどのよう
に行動すべきかを、決定することが目的。
自身ではない、他の人のために行なうふりかえり。
自身がどのようにしてきたか、どのようにすべき
だったかを、他の人たちに残し伝えることが目的。
自身が行なう場合でも、しばらく時間をあけてか
ら新たに活動する場合もこちら。
61. 61
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週のPDCAサイクルとふりかえり会
チームでリズムに乗って、見える化で仕事を進める
Plan
・週計画会
Do
・朝会
上位計画
Keep Try
Problem
Action
KPTA
Done
ToDo Doing Done
タスクボード 成果物
報告
バーンダウンチャート
計画作りガイド 朝会ガイド
見える化ガイド
各ガイドは「プロジェクトファシリテーション」のページからダウンロードできます http://ObjectClub.jp/community/pf/#material
Check
Act
・ふりかえり会
ふりかえりガイド
62. 62
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リモートふりかえり会の風景
https://agile-douga.tv/products/practices-of-an-agile-team-remote-retrospective
63. ◼ 書籍
◼ これだけ! KPT
著:天野 勝
◼ LEADER'S KPT
著:天野 勝
◼ OKRマネジメント入門
著:天野 勝
◼ リーン開発の本質
著:メアリー・ポッペンディーク、トム・ポッペンディーク、
訳:高嶋 優子、天野 勝、監訳:平鍋 健児
◼ アジャイルソフトウェア開発
著:アリスター・コーバーン、訳:株式会社テクノロジックアート
◼ アジャイルソフトウェア開発スクラム
著:ケン シュエイバー、マイク ビードル
訳:テクノロジックアート、長瀬 嘉秀、今野 睦、
スクラムエバンジェリストグループ
◼ アジャイルレトロスペクティブズ
著:Esther Derby、Diana Larsen、訳:角 征典
63
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情報源
64. ◼ 書籍
◼ 理論と事例で分かるモチベーション
著:川鯉 光起、教育心理学を学ぶ会
◼ 成長マインドセット
著:吉田 行宏
◼ アジャイル な チーム を つくる ふりかえり ガイドブック
著:森 一樹
64
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情報源